岸田政権は安保関連3文書改定を閣議決定し、専守防衛をかなぐり捨てて軍備拡大に邁進する…そのための防衛費増大と増税路線まっしぐらだが、そんな中で先週行われた統一地方選挙勝利・岸田退陣拓く討論集会である。白井聡さんはいつものとおり、対米従属「国体」体制について述べられ、岸田軍拡はもちろん、アメリカに言われたからやるんだ!というものなのだそうな。福祉や教育に必要な予算について、いくら民衆が要求しても何もしない岸田政権が、アメリカに言われたからと軍拡のための予算を増税も含めてあれこれ検討するのは何なのだ!というお話でもあった。
もう一方の雨宮処凛さんのお話しは、コロナ禍でますます深刻化する貧困の問題だ。配布された資料には定期的に掲載されている「マガジン9」の第618回:防衛増税の裏で起きていることがコピーされている。今や失業等で住まいを失うということがあたりまえに起こり、ホームレスになれば、昔はブルーシートのテントで暮らしたが、今はネットカフェで泊まり歩くようになること(公園からブルーシートテントが消えたといわれているが、こうした事情もあるようだ)リーマンショックの「年越し派遣村」はまだまだ中高年の男性が主体であったが、今は女性の非正規労働者が多く相談に訪れていること、東京で住居のない人が生活保護を受けた場合、1カ月ぐらいビジネスホテルに泊まることができ、アパートや仕事を探して再出発が出来たのであるが、厚生労働省の通達でそのホテル利用がやりにくくなり(「旅行支援」政策によってホテルが埋まり、値段が高騰していることもあるようだ)以前のように無料低額宿泊所(貧困ビジネス)に追いやられているなどの話があった。
白井聡さんが言う「対米従属国体」論はあまりにも話が大きすぎるので、これでどーやって統一地方選挙を闘うのか?という話もあるが、白井さんは雨宮さんの話を受けて、自民党政権は貧困層に冷たいが、中間層にも冷たい…民主党政権時にあった「子ども手当て」は非常に助かったが、自民党政権で亡くなった。自民党の「少子化対策」は中途半端で、その結果が出生数80万人切りだと述べられた。まぁ、こういった「人にカネを出さない」「貧困ほったらかし」体制(これも日本全国で考えれば大きな話だが)の批判が、統一地方選挙の争点になるのであろう。
それにしても…だ。
「対米従属国体」を続け、アメリカの言うがままに武器を爆買いし、対中国で先頭に立って闘う”傭兵””奴隷”のような立場に立ち続けることと、貧困をほったらかしにしつづけることが、なぜ並立しているのだろうか?二つの問題は、全く別々の問題なのに…
対米従属を続けた上で、一人ひとりに「豊かな分配」を行うことも可能であろう…とてもリッチな、アメリカの傭兵・奴隷というのもアリではないか?
もちろん、資本主義が行き詰っているので、分配なんぞできない!(あるいは分配すると資本主義がぶっ壊れてしまう!)というのが本質だ。対米従属でない国々でも、おそらく格差は広がり、貧困は深刻化しているだろう。
「対米従属国体」と「貧困ほったらかし体制」の関連性(あるいはまったく別々のものが、たまたま現自民党政治の中枢を占めているだけ?)ということについて、お二人には会場の皆さまからの意見も頂きながらじっくり討論してほしいものであるが、これもまた大きな話になるので「統一地方選挙勝利」には向かないなぁ~
ということを考えながら、集会は第二部へ。茨木市市議の山下けいきさんが司会をする予定であったが、所用で来られず元門真市議の戸田ひさよしさんが司会を務めた。大石あきこ衆議院議員の国会報告ビデオは分かりやすい。木村真豊中市議の維新批判や、丸尾牧兵庫県議の、兵庫県知事選挙、尼崎市長選挙の分析、大椿ゆうこ社民党副党首のアピールの後、立候補予定者アピールということで「れいわ新選組」の候補者ばかり5人が壇上に登りアピール…前回の国葬反対緊急シンポジウムと同じ展開となった。もっとも、白井聡さんは立憲民主党は全く信用しておらず、れいわ新選組に期待しているとのことなので、これはこれでよいのだろう…ということにしておこう。
もう一方の雨宮処凛さんのお話しは、コロナ禍でますます深刻化する貧困の問題だ。配布された資料には定期的に掲載されている「マガジン9」の第618回:防衛増税の裏で起きていることがコピーされている。今や失業等で住まいを失うということがあたりまえに起こり、ホームレスになれば、昔はブルーシートのテントで暮らしたが、今はネットカフェで泊まり歩くようになること(公園からブルーシートテントが消えたといわれているが、こうした事情もあるようだ)リーマンショックの「年越し派遣村」はまだまだ中高年の男性が主体であったが、今は女性の非正規労働者が多く相談に訪れていること、東京で住居のない人が生活保護を受けた場合、1カ月ぐらいビジネスホテルに泊まることができ、アパートや仕事を探して再出発が出来たのであるが、厚生労働省の通達でそのホテル利用がやりにくくなり(「旅行支援」政策によってホテルが埋まり、値段が高騰していることもあるようだ)以前のように無料低額宿泊所(貧困ビジネス)に追いやられているなどの話があった。
白井聡さんが言う「対米従属国体」論はあまりにも話が大きすぎるので、これでどーやって統一地方選挙を闘うのか?という話もあるが、白井さんは雨宮さんの話を受けて、自民党政権は貧困層に冷たいが、中間層にも冷たい…民主党政権時にあった「子ども手当て」は非常に助かったが、自民党政権で亡くなった。自民党の「少子化対策」は中途半端で、その結果が出生数80万人切りだと述べられた。まぁ、こういった「人にカネを出さない」「貧困ほったらかし」体制(これも日本全国で考えれば大きな話だが)の批判が、統一地方選挙の争点になるのであろう。
それにしても…だ。
「対米従属国体」を続け、アメリカの言うがままに武器を爆買いし、対中国で先頭に立って闘う”傭兵””奴隷”のような立場に立ち続けることと、貧困をほったらかしにしつづけることが、なぜ並立しているのだろうか?二つの問題は、全く別々の問題なのに…
対米従属を続けた上で、一人ひとりに「豊かな分配」を行うことも可能であろう…とてもリッチな、アメリカの傭兵・奴隷というのもアリではないか?
もちろん、資本主義が行き詰っているので、分配なんぞできない!(あるいは分配すると資本主義がぶっ壊れてしまう!)というのが本質だ。対米従属でない国々でも、おそらく格差は広がり、貧困は深刻化しているだろう。
「対米従属国体」と「貧困ほったらかし体制」の関連性(あるいはまったく別々のものが、たまたま現自民党政治の中枢を占めているだけ?)ということについて、お二人には会場の皆さまからの意見も頂きながらじっくり討論してほしいものであるが、これもまた大きな話になるので「統一地方選挙勝利」には向かないなぁ~
ということを考えながら、集会は第二部へ。茨木市市議の山下けいきさんが司会をする予定であったが、所用で来られず元門真市議の戸田ひさよしさんが司会を務めた。大石あきこ衆議院議員の国会報告ビデオは分かりやすい。木村真豊中市議の維新批判や、丸尾牧兵庫県議の、兵庫県知事選挙、尼崎市長選挙の分析、大椿ゆうこ社民党副党首のアピールの後、立候補予定者アピールということで「れいわ新選組」の候補者ばかり5人が壇上に登りアピール…前回の国葬反対緊急シンポジウムと同じ展開となった。もっとも、白井聡さんは立憲民主党は全く信用しておらず、れいわ新選組に期待しているとのことなので、これはこれでよいのだろう…ということにしておこう。