1カ月半前の鉄道記事にも書いた通り、いよいよJR本体がどうしようもないローカル線を切り捨てる動きが加速している。先日にはJR西日本がローカル線に関する課題認識と情報開示について(pdf)と称するものを発表し、2019年度における乗客2000人/日未満のローカル線の通過人員や収支状況が公開された。いやぁ~もうどうしようもないところまで追い込まれているなぁ~…といことで、春の旅行は、中国地方のJR西、限界ローカル線に乗りに行くことにした。まずは、芸備線から木次線に向かおう!

山陽本線を西に、岡山まで…鬼が島にイチャモンをつけ、犬、猿、雉の手下どもと共に攻め込み、鬼の資産を略奪した”侵略者”桃太郎の像が立つ駅前。いゃぁ~いい天気だ!

四国に渡る特急を横目に、そのまま伯備線で西から北へ向かう。

備中川面駅とか、木野駅は桜が満開で、写真撮影をする人が沢山いたよ。

213系の電車が、新見駅に到着。

ここから姫新線が津山方面へ、芸備線が備後落合、三次方面に出ている。芸備線は1番乗り場だ。

ということで、キハ120系が1両!そして乗っているのは「18きっぱー」鉄ちゃんばっかりで満員…先のpdfでは、芸備線の備中神代~東城は1日の平均通過人員が81人!、東城~備後落合に至っては11人!というすざまじく利用されていない!ホント、18きっぷの時期だけ乗車人数を稼いでいる感じである。
お昼を過ぎた時間帯であったが、待ち時間ではロングシートでメシを食っている老人の鉄ちゃんもいたよ。

定刻の13時02分に発車…車内はこんな感じ。少し行った布原駅は、伯備線と線路は共用しているが芸備線の列車しか止まらない。その次の備中神代駅で、伯備線と分岐する。
芸備線の岡山県内区間は、国道182号と中国自動車道と並行して走る。ただ、中国自動車道もほとんど車が走っていない。かつては関西と広島、九州を結ぶ大動脈であったのだが、山陽自動車道が開通したので車もみんなそっちに流れてしまっているのだ。

それだけこの辺の過疎が厳しいということでもある。ただしこの区間は線形も良いので、列車もスピードが出ている。

東城の一つ手前、野馳駅。このあと、列車は中国道をくぐって広島県に入り、東城の街に出る。けっこう大きな街なのだが、東城の先は本数も通貨人数も少なくなる山の中に入っていくのだ。

こんな感じで、川が迫ってくる…水はやっぱりキレイだ。桜の花は、このへんになるとまだつぼみが膨らんだくらいに”大人しく”なっている。
またこういったところは、列車のスピードが遅い。なんでも線路の痛みを軽減させて保守費用を浮かせるため、わざとゆっくり走らせているのだそうな!いやぁ~それではただでさえ少ない乗客が逃げるわ。備後八幡駅まで、ゆっくりと走っていたような感じだ。内名駅で下車した旅行者がいたぞ。

小奴可(おなか)駅に到着…といっても、何かあるわけではない。

線路の抜こう側に、高い山が見えてきた…広島・鳥取県境の道後山であろう。道後山という駅もあるよ。

その道後山駅にある横断幕「やっぱり芸備線がええよのぉ!」と書いてある。こんな横断幕やのぼりが、駅には飾られてはいるが、いささか遅すぎやしませんか。多分庄原市が作ったものだと思う。

日差しは春だが、まだ冬のような景色がのこる車窓を眺めながら進むと…

木次線とのジャンクション、備後落合駅に到着。なお、右がこれまで乗って来た新見ー備後落合間の列車。備後落合から三次方面には、左の列車に乗り換える必要がある。

このキハ120系カラーは、福塩線の非電化区間でも使われているな。

これは顔出しパネルなのか?

駅舎の外は、こんな感じ…

中にはいろいろ写真が飾られている。

備後落合駅は、なぁ~んも無いところで”有名”なのだが、行政が立てたであろう案内看板は立派である。

SLの時代には、ここも沢山の国鉄職員やその家族が生活していて、にぎわっっていたのであろうな。

木次線編につづくよ。

山陽本線を西に、岡山まで…鬼が島にイチャモンをつけ、犬、猿、雉の手下どもと共に攻め込み、鬼の資産を略奪した”侵略者”桃太郎の像が立つ駅前。いゃぁ~いい天気だ!

四国に渡る特急を横目に、そのまま伯備線で西から北へ向かう。

備中川面駅とか、木野駅は桜が満開で、写真撮影をする人が沢山いたよ。

213系の電車が、新見駅に到着。

ここから姫新線が津山方面へ、芸備線が備後落合、三次方面に出ている。芸備線は1番乗り場だ。

ということで、キハ120系が1両!そして乗っているのは「18きっぱー」鉄ちゃんばっかりで満員…先のpdfでは、芸備線の備中神代~東城は1日の平均通過人員が81人!、東城~備後落合に至っては11人!というすざまじく利用されていない!ホント、18きっぷの時期だけ乗車人数を稼いでいる感じである。
お昼を過ぎた時間帯であったが、待ち時間ではロングシートでメシを食っている老人の鉄ちゃんもいたよ。

定刻の13時02分に発車…車内はこんな感じ。少し行った布原駅は、伯備線と線路は共用しているが芸備線の列車しか止まらない。その次の備中神代駅で、伯備線と分岐する。
芸備線の岡山県内区間は、国道182号と中国自動車道と並行して走る。ただ、中国自動車道もほとんど車が走っていない。かつては関西と広島、九州を結ぶ大動脈であったのだが、山陽自動車道が開通したので車もみんなそっちに流れてしまっているのだ。

それだけこの辺の過疎が厳しいということでもある。ただしこの区間は線形も良いので、列車もスピードが出ている。

東城の一つ手前、野馳駅。このあと、列車は中国道をくぐって広島県に入り、東城の街に出る。けっこう大きな街なのだが、東城の先は本数も通貨人数も少なくなる山の中に入っていくのだ。

こんな感じで、川が迫ってくる…水はやっぱりキレイだ。桜の花は、このへんになるとまだつぼみが膨らんだくらいに”大人しく”なっている。
またこういったところは、列車のスピードが遅い。なんでも線路の痛みを軽減させて保守費用を浮かせるため、わざとゆっくり走らせているのだそうな!いやぁ~それではただでさえ少ない乗客が逃げるわ。備後八幡駅まで、ゆっくりと走っていたような感じだ。内名駅で下車した旅行者がいたぞ。

小奴可(おなか)駅に到着…といっても、何かあるわけではない。

線路の抜こう側に、高い山が見えてきた…広島・鳥取県境の道後山であろう。道後山という駅もあるよ。

その道後山駅にある横断幕「やっぱり芸備線がええよのぉ!」と書いてある。こんな横断幕やのぼりが、駅には飾られてはいるが、いささか遅すぎやしませんか。多分庄原市が作ったものだと思う。

日差しは春だが、まだ冬のような景色がのこる車窓を眺めながら進むと…

木次線とのジャンクション、備後落合駅に到着。なお、右がこれまで乗って来た新見ー備後落合間の列車。備後落合から三次方面には、左の列車に乗り換える必要がある。

このキハ120系カラーは、福塩線の非電化区間でも使われているな。

これは顔出しパネルなのか?

駅舎の外は、こんな感じ…

中にはいろいろ写真が飾られている。

備後落合駅は、なぁ~んも無いところで”有名”なのだが、行政が立てたであろう案内看板は立派である。

SLの時代には、ここも沢山の国鉄職員やその家族が生活していて、にぎわっっていたのであろうな。

木次線編につづくよ。