たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#芸備線

西の限界ローカル線に乗る闘争【芸備線編】

 1カ月半前の鉄道記事にも書いた通り、いよいよJR本体がどうしようもないローカル線を切り捨てる動きが加速している。先日にはJR西日本がローカル線に関する課題認識と情報開示について(pdf)と称するものを発表し、2019年度における乗客2000人/日未満のローカル線の通過人員や収支状況が公開された。いやぁ~もうどうしようもないところまで追い込まれているなぁ~…といことで、春の旅行は、中国地方のJR西、限界ローカル線に乗りに行くことにした。まずは、芸備線から木次線に向かおう!
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 山陽本線を西に、岡山まで…鬼が島にイチャモンをつけ、犬、猿、雉の手下どもと共に攻め込み、鬼の資産を略奪した”侵略者”桃太郎の像が立つ駅前。いゃぁ~いい天気だ!
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 四国に渡る特急を横目に、そのまま伯備線で西から北へ向かう。

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 備中川面駅とか、木野駅は桜が満開で、写真撮影をする人が沢山いたよ。

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 213系の電車が、新見駅に到着。

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 ここから姫新線が津山方面へ、芸備線が備後落合、三次方面に出ている。芸備線は1番乗り場だ。

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 ということで、キハ120系が1両!そして乗っているのは「18きっぱー」鉄ちゃんばっかりで満員…先のpdfでは、芸備線の備中神代~東城は1日の平均通過人員が81人!、東城~備後落合に至っては11人!というすざまじく利用されていない!ホント、18きっぷの時期だけ乗車人数を稼いでいる感じである。
 お昼を過ぎた時間帯であったが、待ち時間ではロングシートでメシを食っている老人の鉄ちゃんもいたよ。
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 定刻の13時02分に発車…車内はこんな感じ。少し行った布原駅は、伯備線と線路は共用しているが芸備線の列車しか止まらない。その次の備中神代駅で、伯備線と分岐する。
 芸備線の岡山県内区間は、国道182号と中国自動車道と並行して走る。ただ、中国自動車道もほとんど車が走っていない。かつては関西と広島、九州を結ぶ大動脈であったのだが、山陽自動車道が開通したので車もみんなそっちに流れてしまっているのだ。
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 それだけこの辺の過疎が厳しいということでもある。ただしこの区間は線形も良いので、列車もスピードが出ている。
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 東城の一つ手前、野馳駅。このあと、列車は中国道をくぐって広島県に入り、東城の街に出る。けっこう大きな街なのだが、東城の先は本数も通貨人数も少なくなる山の中に入っていくのだ。
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 こんな感じで、川が迫ってくる…水はやっぱりキレイだ。桜の花は、このへんになるとまだつぼみが膨らんだくらいに”大人しく”なっている。
 またこういったところは、列車のスピードが遅い。なんでも線路の痛みを軽減させて保守費用を浮かせるため、わざとゆっくり走らせているのだそうな!いやぁ~それではただでさえ少ない乗客が逃げるわ。備後八幡駅まで、ゆっくりと走っていたような感じだ。内名駅で下車した旅行者がいたぞ。
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 小奴可(おなか)駅に到着…といっても、何かあるわけではない。

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 線路の抜こう側に、高い山が見えてきた…広島・鳥取県境の道後山であろう。道後山という駅もあるよ。
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 その道後山駅にある横断幕「やっぱり芸備線がええよのぉ!」と書いてある。こんな横断幕やのぼりが、駅には飾られてはいるが、いささか遅すぎやしませんか。多分庄原市が作ったものだと思う。

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 日差しは春だが、まだ冬のような景色がのこる車窓を眺めながら進むと…

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 木次線とのジャンクション、備後落合駅に到着。なお、右がこれまで乗って来た新見ー備後落合間の列車。備後落合から三次方面には、左の列車に乗り換える必要がある。
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 このキハ120系カラーは、福塩線の非電化区間でも使われているな。

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 これは顔出しパネルなのか?

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 駅舎の外は、こんな感じ…

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 中にはいろいろ写真が飾られている。

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 備後落合駅は、なぁ~んも無いところで”有名”なのだが、行政が立てたであろう案内看板は立派である。
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 SLの時代には、ここも沢山の国鉄職員やその家族が生活していて、にぎわっっていたのであろうな。

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 木次線編につづくよ。



ブチブチと切れていく日本の鉄道

 1~2月にかけて、鉄道廃線の話題を取り上げる…まずはJR北海道、朝日新聞デジタルより
JR根室線の存続、沿線4市町村が断念 バス転換の協議へ
 JR北海道が廃止・バス転換の方針を打ち出している根室線の富良野―新得間について、沿線4市町村と道、JR北の担当者による会議が28日、富良野市であり、鉄路存続を断念し、バス転換の協議に入ることを決めた。4市町村は今後、住民説明会で理解を求めるという。(中略)
 北市長は取材に対し、「バス転換で南富良野町には駅がなくなり、事実上、(根室とを結ぶ)根室線でなくなってしまう。地元にとって大変な決断だ」と話した。今後の住民説明会での意見を踏まえ、協議会の合意を得る方針という。
 富良野―新得間の一部は2016年8月の台風被害で不通となった。沿線自治体は鉄路の復旧と全区間の存続を求めてきたが、昨年7月の協議会でバス転換も含めた検討に入る方針を決めていた。(井上潜)
 2016年台風被害で不通になっているのは、東鹿越ー新得の41.5キロなのだが、ここも鉄道が復活せず廃止となる。日高本線鵡川ー様似の116キロが、2015年の高波被害で不通になり、バスで代行運転されていたのが2021年3月31日で鉄道営業終了、バス代行も終了して事実上廃止となったことに続く、災害復旧が出来ずに廃止パターンである。ただ根室本線の場合、現在も列車が走っており、かつては札幌と道東を結ぶ「幹線」を廃止してしまうところが、JR北海道の厳しさを示している。
 JR北海道、かつての「幹線」廃止第2弾は、函館本線「山線」…北海道新幹線の札幌延伸に伴い、並行在来線が初めから鉄道として存続できないというところまで追い込まれてしまった。毎日新聞より
JR長万部-余市間は廃線、バス転換へ 並行在来線で全国2例目
 北海道新幹線の札幌延伸(2030年度末予定)に伴いJR北海道から経営分離される函館線長万部(おしゃまんべ)―小樽間(140・2キロ)の並行在来線の存廃を巡り、沿線9市町と道の協議が3日、倶知安(くっちゃん)町で開かれた。このうち長万部―余市間(120・3キロ)は沿線7町が廃線を受け入れる意向を示し、バス転換することで一致した。小樽市は住民説明会後に判断するとして態度を保留し、余市町が存続を求める余市―小樽間の存廃が引き続き協議される。
 国土交通省によると、並行在来線の廃線は1997年の旧JR信越線横川―軽井沢間(11・2キロ)以来全国2例目。明治時代に開通し、かつては基幹路線として重要視された区間の廃線は、道内鉄道史の大きな転換点となる。(以下略)

 函館本線「山線」小樽―長万部は非電化ローカル線のまんま、とっくの昔に優等列車も走らなくなっていたが、道南いさりび鉄道のような第三セクター鉄道としても残らないことになった。それにしても
最南端の駅から最北端の駅に行く闘争を貫徹せねばなるまい…あと8年の間に行くことが出来るか⁉
 赤字ローカル線を多く抱えるJR西日本でも、こんなところが廃線の危機に…新潟日報より
大糸線一部廃止も議論へ
 JR西日本が、利用低迷が続く大糸線の糸魚川(新潟県糸魚川市)-南小谷(長野県小谷村)間について、廃止も視野に検討していることが3日、分かった。同社は地元自治体などと同区間の持続可能性に関する議論を3月にも始めると3日に発表し、事実上の廃止となるバス転換などを含め議論を進める意向を示した。発表を受け、糸魚川市の米田徹市長は新潟日報社の取材に対し、「廃止は認められない」との姿勢を強調した。(中略)
 大糸線は糸魚川-松本(長野県)間の105・4キロを結ぶ。このうちJR西が運行するのは本県を含む35・3キロで、残りはJR東日本が運営している。
 JR西の長谷川一明社長は、感染禍で悪化した経営の立て直しに向け、不採算ローカル線のバス転換などを含め、自治体と議論を深める考えを示している。
 大糸線の南小谷ー糸魚川の35.3キロは、JR西日本が運行する非電化区間のローカル線だ。南小谷までは松本から電車が走って来るが、西日本区間はディーゼルカーがのんびり走っている。北アルプスから流れ出る姫川に沿って走り、なんか大きな石がゴロゴロしている非常に厳しそうな景色が印象的であった。ここが廃止→バス転換ということにでもなれば、長野から日本海に抜けるルートが1本無くなるわけだ。
 JR西と言えば、こんな話題も…Y!ニュース毎日新聞
JR西日本、ローカル線区ごとの収支状況公表へ その狙いは
 JR西日本の長谷川一明社長は16日、鉄道の線区ごとの収支状況を4月に初めて公表する方針を明らかにした。利用者数が落ち込む線区が対象で、収支が厳しいローカル線の見直し議論を進める狙いがある。
 線区は、鉄道会社が駅の利用状況などに応じて決めている区間を指す。公表の対象は、輸送密度(1日1キロ当たりの平均旅客輸送人員)が2000人未満の線区。新型コロナウイルス禍前の2019年度実績で計算し、計17路線30区間が該当する。輸送密度がJR西で最少の11人の芸備線東城(広島県庄原市)―備後落合(同)のほか、輸送密度が277人の木次(きすき)線宍道(しんじ)(松江市)―出雲横田(島根県奥出雲町)、同1090人の関西線亀山(三重県亀山市)―加茂(京都府木津川市)が含まれ、JR西の営業距離の約3割を占める。
 JR西はローカル線の存続に関する議論を地元自治体などと進めており、長谷川社長はこの日の記者会見で「(対象路線は)このままの形で維持するのは難しい。維持が適切か議論する必要がある」と説明した。
 JR西はこれまでに16線区を廃線にしており、直近の18年には島根、広島両県を結ぶ三江線を廃止した。【高橋昌紀】
 そうか、いつの間にかJR西日本、16線区もこれまで廃止にしてきたか‼注視すべきは、記事中にもある芸備線や木次線…もう中国山地の中からごそっと鉄道が無くなるカモしれない!でもぶっちゃけた話、このあたりは高速道路も縦横に整備され、移動はもっぱら車、広島に出る公共交通機関は高速バスが便利というところだ。(ただし高速道路を使わない、中国山地内での移動は決してラクではない)「乗り物ニュース」では、芸備線生活利用促進の取り組み「成果なし」JR西日本が所見 イベント集客は成功もてな記事もある。

 北陸新幹線だ、西九州新幹線だ、リニア中央新幹線だ…などと”景気のいい”お話ばかりではない、ニッポンの鉄道なのである。
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
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