11月12日、いたみホールで行われたそれでもあなたは原発をえらびますか?集会に参加してきた。伊丹市には自衛隊の駐屯地があって、申し入れ行動も行われているのだが、実は文化都市!おしゃれな通りやホールなんかがたくさんある。いたみホールもすごく立派。
ホール入り口では、ブースが出て本やパンフ、作業所でつくったお菓子などが販売されている。

開始前のホール

14時に開会、主催者あいさつでは、ドイツでは今年、脱原発を成し遂げた。原発は必要だというプロパガンダをつぶしていく市民の力が必要ですと訴えられた。
つづいて、ウクライナの民族楽器”バンドゥーラ”奏者の、カテリーナさんが演奏。(主催者より、カテリーナさんの写真はSNS等で流さないでくださいとのこと…よって写真は撮っていない)
母への道、赤とんぼ(日本語)、母の歌、ウクライナ、ふるさと(日本語)の5曲が披露された。バンドゥーラは重さ8㎏あって、弦が64本あるのだそうな。
続いいて「原発賠償訴訟に真っ当な判決を!」と題して、原発賠償ひょうご訴訟弁護団 副団長の津久井進さんの講演。

う~ん写真が悪い…
津久井さんは、ひょうご訴訟の経緯や、最初に掲げた5つの目的について述べられた。第一は、被告国と東電が法的責任の主体であることを明確にし、とりわけ国の損害賠償責任を明らかにすること。第二に、被告東電の低廉な賠償基準や、原子力損害賠償紛争解決センターの限界を打破し、被害に対する完全賠償を実現させること。第三に、国に対して原発事故の責任主体として、広く被害者に対する恒久的な保証制度の確立を実現させること。第四に、原告らの、被ばくの危険から避難する権利、被災七安全に住まう権利、帰還する権利を等しくかつ十分に実現し、原告らの自己決定を尊重すると十に人間の尊厳を回復することによって、子ども・被災者支援法で打ち立てた理念を現実化すること。第五に、本原発事故の原因を徹底的に解明し、再発防止策を徹底させ、二度と同じような惨劇を繰り返させないようにすること…だそうな。

つづいて最高裁判決…想定外だから国の責任はない…の問題点について、長期評価の信頼性について判断を回避したこと、水密化措置についての誤判、これまでの最高裁の判断を無視していることがあげられた。四人の判事のうち、三浦守裁判官の反対意見では「本件長期評価は、本件地震のように、複数の領域が連動して超巨大地震が発生することを想定していなかったが、「想定外」という言葉によって、全ての想定がなかったことになるものではない…本件地震や本件津波の規模等にとらわれて、問題を見失ってはならない」を紹介された。
そのあと、最高裁判事の「人事」について、第四小法廷(だったかな)の四人の判事のうち、二人が大企業などの顧問弁護士を引き受ける巨大弁護士事務所、巨大ローファームに天下りしたり、そこ出身だったりしている…これで公正な判断ができるのか?という問題提起がなされた。
10分休憩の後、いよいよ金平茂紀さんの講演である。

プログラムに掲げられたお題は「岸田政権はなぜ原発推進につき進むのか」であるが、実質は「新しい戦前の中で、どう正気を保つか~脱原発編」ということだ。「新しい戦前」というのはタモリが言い出した言葉なのだが、非常に今の危機感を表しているものだ。金平さんは「何かあったらすぐ戦時下になってしまうと、どこかでお感じになっているのではないか?」とまず述べられた。
あとは様々なお話…いろんなことがどんどん悪くなっていく、様々な政策が発表されるが、こんなもんで良くなるはずがないんじゃないか?成長神話…大阪はまだ
万博にしがみついているが、新幹線とか、大昔の成長もう無理ですよ。
イスラエルのガザ攻撃についても語られ、今起きているのはジェノサイド、今ガザにはイスラエル側から入ろうとしても入れない、10月7日以降、ガザにいる日本人ジャーナリストはいない。電気もインターネットもないので、ガザからは情報が送れない…だから情報発信量が、イスラエルとガザでは全然違うと述べられた。
2022年が「新しい戦前」」の分岐点…ウクライナ侵攻と7・8事件・安倍元首相銃撃…と評価されるだろう。ウクライナ侵攻は、憲法9条の根源的な精神が問われるものだ。(金平氏は「なおさら価値をもつようになった」と評価しているが…)安倍晋三銃撃事件は、功罪検証の放棄、故人の神格化(ハイエナビジネス)統一教会問題の幕引き…与党の有力政治家との癒着の解明が、いつの間にか被害者救済のみにすり替わった…ということを引き起こした。
新しい戦前は、次世代から搾取する…増大する防衛費の財源は、国債で、負担を次世代に…原発回帰、汚染水の海洋放出も、次世代からの搾取だ。また次世代から教育の権利を奪っている…と述べられた。
ここでようやく、原発回帰と「新しい戦前」回帰が結び付いた…そして「原発利権ペンタゴン」という図を示した。

政・官、学者、マスコミ、産業界、原発立地自治体…のペンタゴンである。
「原発がなぜいかないか?」ということは、この集会のチラシの吹き出しがよくできている…原発の電機は安くない、汚染水放出は約束違反、福島原発事故は収束していない、核のゴミは行き場がない、被害者補償は不十分、原発はテロや戦争の標的、老朽原発を動かす法律を作った、ドイツは原発を廃止した…日本のGDPはドイツに抜かれ、4位になる…をなぜ岸田政権は今さら「原発回帰」政策ととるのか?

汚染水放出問題は本当に深刻だ…処理水と言えば「安全な」イメージがつく、本当は「処理汚染水」だろう。放出が30年で終わる保証はない、デブリの取り出しができない。6・17最高裁判決は恥辱だ!「想定外」なら国の損害賠償責任はないのか?また、ジャニーズ問題と原発については、今調べているところだが、風評被害対策にジャニーズタレントが駆り出され、莫大なお金が動いている。ジャニーズ問題も、必ずしも今健全な方向に動いていない、御用学者は、理化学系だけでなく、社会学者が「風評被害や差別・偏見をあおる」からよくないなどと発言しているのもそうだ。
戦後的価値観の体現者が次々と亡くなっている…大江健三郎氏もそうだが、同時代の人で言えば、坂本龍一氏だと述べ、様々な思いを語られた。最後にウクライナで手に入れた、プーチン大統領が描かれたトイレットペーパーを示して「こいう精神、ユーモアや余裕を持ちながら抵抗することが大事」だと占められた。
最後に市民団体からアピール…「上関に原子力施設はいらない兵庫の会」「緑の党グリーンズジャパン」「老朽原発うごかすな!実行委員会」である…次は、12月3日、うつぼ公園の1万人集会である!

ではでは…
ホール入り口では、ブースが出て本やパンフ、作業所でつくったお菓子などが販売されている。

開始前のホール

14時に開会、主催者あいさつでは、ドイツでは今年、脱原発を成し遂げた。原発は必要だというプロパガンダをつぶしていく市民の力が必要ですと訴えられた。
つづいて、ウクライナの民族楽器”バンドゥーラ”奏者の、カテリーナさんが演奏。(主催者より、カテリーナさんの写真はSNS等で流さないでくださいとのこと…よって写真は撮っていない)
母への道、赤とんぼ(日本語)、母の歌、ウクライナ、ふるさと(日本語)の5曲が披露された。バンドゥーラは重さ8㎏あって、弦が64本あるのだそうな。
続いいて「原発賠償訴訟に真っ当な判決を!」と題して、原発賠償ひょうご訴訟弁護団 副団長の津久井進さんの講演。

う~ん写真が悪い…
津久井さんは、ひょうご訴訟の経緯や、最初に掲げた5つの目的について述べられた。第一は、被告国と東電が法的責任の主体であることを明確にし、とりわけ国の損害賠償責任を明らかにすること。第二に、被告東電の低廉な賠償基準や、原子力損害賠償紛争解決センターの限界を打破し、被害に対する完全賠償を実現させること。第三に、国に対して原発事故の責任主体として、広く被害者に対する恒久的な保証制度の確立を実現させること。第四に、原告らの、被ばくの危険から避難する権利、被災七安全に住まう権利、帰還する権利を等しくかつ十分に実現し、原告らの自己決定を尊重すると十に人間の尊厳を回復することによって、子ども・被災者支援法で打ち立てた理念を現実化すること。第五に、本原発事故の原因を徹底的に解明し、再発防止策を徹底させ、二度と同じような惨劇を繰り返させないようにすること…だそうな。

つづいて最高裁判決…想定外だから国の責任はない…の問題点について、長期評価の信頼性について判断を回避したこと、水密化措置についての誤判、これまでの最高裁の判断を無視していることがあげられた。四人の判事のうち、三浦守裁判官の反対意見では「本件長期評価は、本件地震のように、複数の領域が連動して超巨大地震が発生することを想定していなかったが、「想定外」という言葉によって、全ての想定がなかったことになるものではない…本件地震や本件津波の規模等にとらわれて、問題を見失ってはならない」を紹介された。
そのあと、最高裁判事の「人事」について、第四小法廷(だったかな)の四人の判事のうち、二人が大企業などの顧問弁護士を引き受ける巨大弁護士事務所、巨大ローファームに天下りしたり、そこ出身だったりしている…これで公正な判断ができるのか?という問題提起がなされた。
10分休憩の後、いよいよ金平茂紀さんの講演である。

プログラムに掲げられたお題は「岸田政権はなぜ原発推進につき進むのか」であるが、実質は「新しい戦前の中で、どう正気を保つか~脱原発編」ということだ。「新しい戦前」というのはタモリが言い出した言葉なのだが、非常に今の危機感を表しているものだ。金平さんは「何かあったらすぐ戦時下になってしまうと、どこかでお感じになっているのではないか?」とまず述べられた。
あとは様々なお話…いろんなことがどんどん悪くなっていく、様々な政策が発表されるが、こんなもんで良くなるはずがないんじゃないか?成長神話…大阪はまだ
万博にしがみついているが、新幹線とか、大昔の成長もう無理ですよ。
イスラエルのガザ攻撃についても語られ、今起きているのはジェノサイド、今ガザにはイスラエル側から入ろうとしても入れない、10月7日以降、ガザにいる日本人ジャーナリストはいない。電気もインターネットもないので、ガザからは情報が送れない…だから情報発信量が、イスラエルとガザでは全然違うと述べられた。
2022年が「新しい戦前」」の分岐点…ウクライナ侵攻と7・8事件・安倍元首相銃撃…と評価されるだろう。ウクライナ侵攻は、憲法9条の根源的な精神が問われるものだ。(金平氏は「なおさら価値をもつようになった」と評価しているが…)安倍晋三銃撃事件は、功罪検証の放棄、故人の神格化(ハイエナビジネス)統一教会問題の幕引き…与党の有力政治家との癒着の解明が、いつの間にか被害者救済のみにすり替わった…ということを引き起こした。
新しい戦前は、次世代から搾取する…増大する防衛費の財源は、国債で、負担を次世代に…原発回帰、汚染水の海洋放出も、次世代からの搾取だ。また次世代から教育の権利を奪っている…と述べられた。
ここでようやく、原発回帰と「新しい戦前」回帰が結び付いた…そして「原発利権ペンタゴン」という図を示した。

政・官、学者、マスコミ、産業界、原発立地自治体…のペンタゴンである。
「原発がなぜいかないか?」ということは、この集会のチラシの吹き出しがよくできている…原発の電機は安くない、汚染水放出は約束違反、福島原発事故は収束していない、核のゴミは行き場がない、被害者補償は不十分、原発はテロや戦争の標的、老朽原発を動かす法律を作った、ドイツは原発を廃止した…日本のGDPはドイツに抜かれ、4位になる…をなぜ岸田政権は今さら「原発回帰」政策ととるのか?

汚染水放出問題は本当に深刻だ…処理水と言えば「安全な」イメージがつく、本当は「処理汚染水」だろう。放出が30年で終わる保証はない、デブリの取り出しができない。6・17最高裁判決は恥辱だ!「想定外」なら国の損害賠償責任はないのか?また、ジャニーズ問題と原発については、今調べているところだが、風評被害対策にジャニーズタレントが駆り出され、莫大なお金が動いている。ジャニーズ問題も、必ずしも今健全な方向に動いていない、御用学者は、理化学系だけでなく、社会学者が「風評被害や差別・偏見をあおる」からよくないなどと発言しているのもそうだ。
戦後的価値観の体現者が次々と亡くなっている…大江健三郎氏もそうだが、同時代の人で言えば、坂本龍一氏だと述べ、様々な思いを語られた。最後にウクライナで手に入れた、プーチン大統領が描かれたトイレットペーパーを示して「こいう精神、ユーモアや余裕を持ちながら抵抗することが大事」だと占められた。
最後に市民団体からアピール…「上関に原子力施設はいらない兵庫の会」「緑の党グリーンズジャパン」「老朽原発うごかすな!実行委員会」である…次は、12月3日、うつぼ公園の1万人集会である!

ではでは…