9月3日、三里塚関西実行委員会が主催する耕す者に権利あり 農地を奪うな 農地を返せ 三里塚支援集会に行ってきた。
 はじめに司会あいさつで、松原康彦さんが2月15~16日に強行された強制執行、市東さんの農地と離れ、作業所なんかを強奪してフェンスで囲ったことを弾劾され、三里塚勢力のものを全部取り払おうとする権力の攻撃が始まった。何もないように見える三里塚ですが、岸田政権は何をするかわからない…虎視眈々と狙っているという話をされた。
 主催あいさつで、安藤眞一さんから三里塚現地訪問の状況について報告があった。パワーポイントの写真で、作業場を取られた市東さんのところも、2つの大きなハウスができて作業所もできた。行ったら猫が1匹迎えてくれた、封鎖された畑は草が生い茂っている”のみ”で、何のために執行したのかわからない状態であること(工事に必要ならば、工事現場になっているハズ)、残った南台の畑の作物の様子などが報告された。
 またCBSニュースが三里塚について報道したことも紹介され、その映像が会場に流れた。市東さんのインタビューや現在の状況のみならず、過去の映像も出てくる…赤ヘルさんが映っているぞ!
 続いてはメインの、反対同盟顧問弁護士、一瀬敬一郎さん「市東孝雄さんの農地闘争の現状について」の講演。
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 A3で3枚の大量のレジュメによる報告…2枚面が三里塚闘争や農地関係の裁判を時系列にまとめたエクセルの図(これがないと本人もよくわからないそうだ)があって、とりあえず農地の裁判闘争については理解できる。
 市東さんの農地、2月に強奪された天神峰の土地と、もうひとつの南台の土地についての話の前に、東峰地区の人たちが頑張って工事ができなくなったために、二期工事が破綻して平行滑走路を北に動かす変則的な変更をしなければならなくなったことを述べられた。
 南台の土地について、市東さんがA、Bの土地を耕しているにも関わらず、NAAf側がAとC,Cの土地を明け渡せ!と変な首相をしている(これはこれで土地利用の事実関係の問題になってしまった)ことについて、NAA(旧空港公団)も1984年までは「正しい」地籍測量図を認識していたようなのであるが、88年に作成された地籍図から食い違いが出始めている…地権者との交渉の中で「売り急ぎ」があったのでこういった手違いがでたのであろう。このおかしくなった地籍測量図、および甲8・甲9(裁判所に提出された”証拠”)の作成入手経過を歌づける用地交渉記録を、NAA側は提出していない。2012~14年の裁判所からの文書提出のやり取りで、裁判所は「1988年3月1日付け地籍祖測量図及び動燃4月11日付甲8・甲9等の作成経過を裏付ける用地交渉記録」の提出を命令・確定している。天神峰の「団結小屋」についてその所有権や井戸などについて(石橋政次が移転する際にそのままにして残していったもの)は詳細にその経緯が残っているから、市東さんの耕作地についても経緯が残されているハズだというものだ。
 とまぁ、なかなか複雑でわかりにくい「耕作権裁判」について、そのキモがなんとなくわかるかなぁ~というお話であった。そのうえで、裁判闘争にはなかなか行くことが難しいかもしれないが、関西からも裁判を監視しているぞ!というような裁判闘争への協力を求める発言で話をしめられた。

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 10分ほどの球形の後で、反対同盟、萩原富夫さんの報告である。
 まず市東さんについて、本当は市東さんが自ら出向いてhh王国してくれればいいのだが、2月に強奪された離れや作業拠点の”再建”が終わらないと外には出たくないとのこと…ただ意気消沈しているかというと、そうでもなく「スーパーハウス」を2つ購入して設置した。補助金や補償金がでているので、営農に必要なものはどんどんお金を使っていくんだ、ということ。大好きなカラオケ部屋も作りたい…元気に生活を整えながらやっているとのことであった。それにしても、取られた畑に草が生い茂り、なぜ急いで取ったのか?急ぐ必要はないだろうと憤っておられた。
 2月15日は、集まった人への夕方の炊き出しを終えて、道具を持って家に帰ったら「執行が来そうだ」と連絡が入ったそうだ。夜の8時から施行を行うなんぞ、だれも予想していない…ただ執行時は「逮捕者も出さない。けが人も出さない」方針だったようで、排除されただけであって拍子抜けしたそうだ(逮捕される覚悟があったわけだ)
 集まった若い人たちも、ニコニコしながら楽しそうに闘っていた。ニコニコしていたのもある意味、人間的な怒りの表現だったのだと思う。若い子もけっこうやるんだなぁ~と見直したのだそうな。
 その反面、新しい、次の闘いに向けての意欲があまりわいてこないとおっしゃっておられた。11月の終わりから4か月近く、支援もありがとうございましたとも言っておられた。そして執行時のDVDがある、めちゃくちゃ面白いのでぜひ見てくださいとのことだ(それなら持ってきて売ってほしい!)
 今後の闘いについて、空港の拡張・機能強化に反対していこうということを打ち出していく。署名も中途半端に終わっているので、もう一度提起する。差し止め訴訟もあるので、これはちゃんと運動にしよう。空港拡張になぜ反対するか?身近な環境問題や、軍事使用・戦争反対もあるが、地球環境問題もある。二酸化炭素を出しながら航空機を運航していくことに疑問が出てきている。ヨーロッパでは空港計画がどんどん中止になっているとのことであった。DSC09441
 続いて連帯・共闘のあいさつ…まずは関西生コン支部の西山さん。三里塚も関生弾圧も原発も、一部の特権階級のためのものだと述べられたうえで、ジャニーズ事務所による性加害問題で国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会の会見にからみ、この「作業部会」が関生に来て弾圧問題について話を聞いてくれたとの報告があった。(関生に行くとなったら政府に”妨害”されるということなので、こっそり来たらしい。またそんなこともあって、大きく広報していない)関生弾圧は、日本だけの問題ではなく、国際的に関心が寄せられている問題であるとともに、汚染水問題や関東大震災での虐殺否定問題と同じように、日本国内だけで通用する理屈で様々な問題がやりすごされていることに警鐘をならされた。
 また3月に勝利した和歌山での事件に関係して、協同組合の理事長や協力していた元ヤクザが逮捕された…産廃法違反ということだが、様々な違法行為があるそうだ。関生弾圧は警察庁マターということだが、こんな悪い奴らが「被害者」となり、私たちが「加害者」になっていることについて、いかにこの弾圧がおかしいことであるかと訴えられた。
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 若狭の原発を考える会の木原壯林さんは、国策に抗して闘い続ける三里塚闘争について、農民の要求は当然の要求であること、原発政策もまた国策であることなどを訴えられた。

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 部宅解放同盟全国連合会からは、7・17の狭山集会、や8月10日の三者協議について述べられ、10月31日の要請行動を全力でやると訴えられた。
 質疑応答においては、会場から三里塚への攻撃は日米安保システムがその本質であること、すなわち台湾有事の際、日本の民間空港を米軍機の駐機スペースとして使う意図があり、周辺の反対運動・住民運動をつぶしておくためだという話が出て、萩原さんも「その通りです」と答えられた。

 最後に報告者への拍手でもって、本集会は終了した。