5月1日は、メーデーである。関西でも「学生メーデー」が行われるのでご案内
学生メーデー_0001
5.1関西学生メーデーに集まろう!
 アルバイトの労働問題 高すぎる学費 排外主義 学生自治の破壊 地獄のような就活 気候変動 奨学金という借金 生活苦 理不尽な校則 キャンパスでの規制や管理 性差別
 学生の声を力に!
 抑圧には叛乱を!

日時:2021年5月1日 12時~13時
場所:中之島公園剣先ひろば
主催:学生メーデー(関西)実行委員会
 学生メーデー終了後。13時半から同地で行われる第92回中之島メーデーに合流し、15時からのデモ行進に梯団を組んで参加します。
 マスク着用のうえ、体調のすぐれない方の参加はご遠慮ください。

学生メーデー(関西)への呼びかけ
・学生の危機的現状
 2020年よりここ一年と少し、世界規模のコロナ・パンデミックは私たち学生にも大きな影響と衝撃を与えた。これまでの学生がいかに厳しい現実に身をおかされてきたのかという事実とともに!
 
 一つに、多くの学生が高い学費と生活費の支払いのために立場の弱い不安定な形で働くことを強いられているということ。コロナ危機のような経済不況に際し、まず学生アルバイトのシフトから削られていく中で生活苦の実態が次々と明らかとなった。貧困と隣り合わせでアルバイト・インターン・就職活動などに追われる学生の「いま」は、企業や社会によって奪われているといっても過言ではない。なぜならば、現代の企業と社会にとって”使い捨て可能な都合よく利用できる便利な人材”として既に必要不可欠な存在となってしまっているからだ。
 二つに、大学の制度・教育環境の改悪の一途をたどる中で学問の場として十分機能していないということ。
 国公立私立を問わずに年々吊り上げられてきた高い学費は、もはやアルバイト程度で賄える額ではなくなっている。高騰した学費の救済措置として差し出される「奨学金」は名前ばかりの学生ローン=借金であり卒業後の返済を強制される。
 政財界の介入により学問の自由は脅かされ、学術関連の予算の削減による教育・研究環境の劣化が相次ぐなかで大学はますますその「就職予備校」としての性格を強めている。学生は「現在」だけでなくその「未来」すらも縛られ、奪われているのだ!
 三つに、学生同士の社会のなかのつながりを得る機会が分断され、孤立を余儀なくされてきた現状があるということ。
 感染防止の名目でキャンパスの立ち入り禁止や課外活動への規制が全面化したことにより、学生の孤立化と精神面への負担が社会問題となった。しかし、コロナ以前から大学や政府は自治会や自治領を潰そうと躍起になっており、当局の管理監視下に置かれたキャンパスでは学生が自分達の意見を表明するために声を上げるという権利が奪われてきたという事実がある。
 このような問題を背景に、大学の後手後手のオンライン対応や学生を置き去りにした姿勢などに対して、疑問と怒りが爆発し、学費減免の運動が昨年盛り上がりを見せたが、いまだ問題の解決に至ってはいない。

・システムから問い直す社会変革を!
 そして、現在も未来も「収奪」されてきたのは学生だけではない。むしろ、金もうかのための収奪のシステムに学生を含む社会全体が包摂されているのである。パンデミックのなかで、医療・介護や流通分野などの「エッセンシャル・ワーカー」をめぐる状況が注目されたことで、社会を支えているはずのあらゆる領域での過酷な労働環境の実態が明らかとなった。しかしその一方で世界の富裕層は総資産を増やしたというから驚きである。
 また、そもそも現在のパンデミックや気候変動は、各地で原住民の生活を破壊しつつおこなわれてきた森林や鉱物資源の収奪、際限なくすすめられるヒトやモノの移動、畜産業などの生態系破壊にも一因があるとされる。
 資本による破壊と収奪は何も遠い世界での話に留まらない。大規模開発/再開発を理由に、さも当然のように野宿者の公共空間からの排除が行われてきた事実が示すように、私たちの身近なところでも民衆の生活基盤の破壊は繰り返されている。
 圧倒的多数の反対の声を押し切って、今まさに開催されんとしているオリンピックもまさしく収奪の象徴である。誘致から準備そして延期から開催強行に至るまで、ありとあらゆる問題を抱えながらも何一つ解決せず、民衆の反対の声を圧殺してでも、国内外のスポンサーの移行と一体の国策として強行されようとしている(汚職、利権、中抜き、性差別、労災、自然破壊、学徒動員、他、問題が多すぎてとても書ききれる量ではない。)
 
 激動の時代の中で、社会や政治の変革はもちろんのこと、人と人との関係のみならず人と自然の関係をもふくめた惑星レベルでのシステム変革が今こそ求められているのではないだろうか。

・学生メーデーへ
 メーデーは時代とともに変化しながらも、一貫して権利獲得・向上を目指す労働者をはじめとした社会正義の実現をめざす人々が、決意を新たに立ち上がる日だ。抑圧のあるところかならず叛乱があり、声を上げなければ変革は起きず、権利を勝ち取ることもかなわない。私たちの声を力とすべく、共に学生メーデーへと参加しよう!
 学生メーデー(関西)実行委員会 @StMayDay2021

  若い学生らしい、エッジの効いた文章である!凄いなぁ~と思うぞ!