先日の沖縄平和運動のロゴやキャッチフレーズの問題が出てきた「県民平和大集会」であるが、本来は「県民大会」あるいはそれに準ずるぐらいの取り組みでなされると聞いていた(ゆえに大阪での集会は「県民大会同時集会」と名付けて案内したわけである)が、9月24日のキックオフ集会で、日本共産党がこれに協力しないということが明らかになっている。
「オール沖縄」だとかの陣形では、共産党の参加・協力は不可欠であるが、共産党が沖縄の大規模な反戦・反基地・平和運動の陣形から外れるのだという…ここのところで、大昔の私であれば「沖縄を戦場にさせない!という県民の思いに応えない日共のセクト主義を許さないぞ!」などと言っていたのであるが、私も最近はだいぶ丸くなったので!?そんなことは言わず、ただ「まぁなんか事情があるのだろう」とは考えていた。ちなみに大阪での集会も、共産党の議員・政治家の参加もしくはメッセージなんかは依頼していたのであるが、それも丁寧にお断りされている。
もっとも「県民平和大集会」の前,2月26日の島々を戦場にするな 沖縄を平和発信の場に集会で掲げられた「争うよりも 愛しなさい」というスローガン(このスローガンも、ロゴやキャッチを「県民の会」に持ち込んだ、平良友理奈さんが持ち込んだとされている)が、様々な議論の末に採用され他の地も、このスローガンに”違和感”を感じる人、またこのスローガンが「あらぬ方向」に解釈されること…本来は「国と国、民族と民族などの争い・憎悪を煽るのではなく、平和にいきましょう」ということだったり、「小異にこだわらず大同につきましょう」ということなのに、「現場での”実力闘争”や”反対運動”そのものの否定」としてとらえらられたり、「人集め」のために米軍や自衛隊、日本政府と対立も彼岸におかれるような運動方針や集会になってしまうのではないか?という懸念を感じる人がそれなりにいることも事実である。実際、平良友理奈さんが「県民大集会」も近づいたある日、琉球新報化沖縄タイムス、とにかく沖縄のマスコミからインタビューを受けて「(辺野古の座り込み現場には)負のエネルギーがある(だから若い人が来ない)」などと言ってしまった。若い人が来ない(来れない)のは「負のエネルギー」以外の別の要因があるのだが、そにかく辺野古現地で日々、座り込んでいる人たちへのリスペクトのかけらもないこの発言は、さすがに多くの人から反発を受けている。(「県民の会」もこうした発言については、謝罪して取り消すようにすべきではないだろうか?)こういったことや「県民の会」の運営に対する不満などから、「県民大集会」に期待しない、失望したという人たちが少なからずいるのである。中には宮古島の清水早子さんを始め、石垣島、与那国島、種子島の運動体の人は、東京の国会前行動に参加するという方向をとったりもしている。(もちろん、島じまの人でも那覇の県民大集会に参加している人はいる)そう、運動の中で分裂、分断が起こっているのである。
ただ、ヤマトゥで沖縄の反戦・反基地・平和運動を行うにあたって、こうした現地の「分裂」「分断」は憂うべきことであると同時に、沖縄現地で解決するものであって、これをどちらかが絶対的に正しい!とジャッジして、ああだこうだと「論評」するものでは絶対にない!このことは注意しないといけない。と同時に、双方の立場を尊重し、慎重に考える・行動するということが大切である。またどう考えてもおかしなこと…例えば今回のロゴやキャッチフレーズの問題については、きちんとした対応を取るよう、同じ運動をする者として、言うべきことは言わないといけない。
運動を続けていく中で、個人的なつながり…というのも、もちろん出てくるし、それを完全になくす、排除することはできない…しかし実績のある運動の”リーダー”であっても、責任追及の手心を加えるなどの”忖度”をしてはならない。私たちは「〇〇さんのために」運動をしているわけではない…そのへんははっきりさせておこう!
ということで分断を乗り越えて、岸田政権の軍拡・戦争政策と闘おう!沖縄闘争に勝利しよう!
【おまけ】前回のブログ記事の追記関係…Y!ニュース沖縄タイムスで元宮古島市議らが主催者に質問状 102人が賛同
「11・23県民平和大集会」を開いた「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」が、集会前のチラシなどに特定の思想団体のロゴやキャッチコピーを使っていた問題で、元宮古島市議の石嶺香織さんらは29日、詳しい説明を求める公開質問状を県民の会代表らに送った。石嶺さんの呼びかけに102人が賛同。12月13日までの回答を求めている。
ロゴなどは運営メンバーの提案で決まったが、交流サイト(SNS)上で問題視する声が相次ぎ、集会直前に使うのをやめた経緯がある。県民の会はホームページに見解を掲載したが、石嶺さんらは「県民の会の呼びかけ団体の一員」として、より詳しい説明を要求している。
「オール沖縄」だとかの陣形では、共産党の参加・協力は不可欠であるが、共産党が沖縄の大規模な反戦・反基地・平和運動の陣形から外れるのだという…ここのところで、大昔の私であれば「沖縄を戦場にさせない!という県民の思いに応えない日共のセクト主義を許さないぞ!」などと言っていたのであるが、私も最近はだいぶ丸くなったので!?そんなことは言わず、ただ「まぁなんか事情があるのだろう」とは考えていた。ちなみに大阪での集会も、共産党の議員・政治家の参加もしくはメッセージなんかは依頼していたのであるが、それも丁寧にお断りされている。
もっとも「県民平和大集会」の前,2月26日の島々を戦場にするな 沖縄を平和発信の場に集会で掲げられた「争うよりも 愛しなさい」というスローガン(このスローガンも、ロゴやキャッチを「県民の会」に持ち込んだ、平良友理奈さんが持ち込んだとされている)が、様々な議論の末に採用され他の地も、このスローガンに”違和感”を感じる人、またこのスローガンが「あらぬ方向」に解釈されること…本来は「国と国、民族と民族などの争い・憎悪を煽るのではなく、平和にいきましょう」ということだったり、「小異にこだわらず大同につきましょう」ということなのに、「現場での”実力闘争”や”反対運動”そのものの否定」としてとらえらられたり、「人集め」のために米軍や自衛隊、日本政府と対立も彼岸におかれるような運動方針や集会になってしまうのではないか?という懸念を感じる人がそれなりにいることも事実である。実際、平良友理奈さんが「県民大集会」も近づいたある日、琉球新報化沖縄タイムス、とにかく沖縄のマスコミからインタビューを受けて「(辺野古の座り込み現場には)負のエネルギーがある(だから若い人が来ない)」などと言ってしまった。若い人が来ない(来れない)のは「負のエネルギー」以外の別の要因があるのだが、そにかく辺野古現地で日々、座り込んでいる人たちへのリスペクトのかけらもないこの発言は、さすがに多くの人から反発を受けている。(「県民の会」もこうした発言については、謝罪して取り消すようにすべきではないだろうか?)こういったことや「県民の会」の運営に対する不満などから、「県民大集会」に期待しない、失望したという人たちが少なからずいるのである。中には宮古島の清水早子さんを始め、石垣島、与那国島、種子島の運動体の人は、東京の国会前行動に参加するという方向をとったりもしている。(もちろん、島じまの人でも那覇の県民大集会に参加している人はいる)そう、運動の中で分裂、分断が起こっているのである。
ただ、ヤマトゥで沖縄の反戦・反基地・平和運動を行うにあたって、こうした現地の「分裂」「分断」は憂うべきことであると同時に、沖縄現地で解決するものであって、これをどちらかが絶対的に正しい!とジャッジして、ああだこうだと「論評」するものでは絶対にない!このことは注意しないといけない。と同時に、双方の立場を尊重し、慎重に考える・行動するということが大切である。またどう考えてもおかしなこと…例えば今回のロゴやキャッチフレーズの問題については、きちんとした対応を取るよう、同じ運動をする者として、言うべきことは言わないといけない。
運動を続けていく中で、個人的なつながり…というのも、もちろん出てくるし、それを完全になくす、排除することはできない…しかし実績のある運動の”リーダー”であっても、責任追及の手心を加えるなどの”忖度”をしてはならない。私たちは「〇〇さんのために」運動をしているわけではない…そのへんははっきりさせておこう!
ということで分断を乗り越えて、岸田政権の軍拡・戦争政策と闘おう!沖縄闘争に勝利しよう!
【おまけ】前回のブログ記事の追記関係…Y!ニュース沖縄タイムスで元宮古島市議らが主催者に質問状 102人が賛同
「11・23県民平和大集会」を開いた「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」が、集会前のチラシなどに特定の思想団体のロゴやキャッチコピーを使っていた問題で、元宮古島市議の石嶺香織さんらは29日、詳しい説明を求める公開質問状を県民の会代表らに送った。石嶺さんの呼びかけに102人が賛同。12月13日までの回答を求めている。
ロゴなどは運営メンバーの提案で決まったが、交流サイト(SNS)上で問題視する声が相次ぎ、集会直前に使うのをやめた経緯がある。県民の会はホームページに見解を掲載したが、石嶺さんらは「県民の会の呼びかけ団体の一員」として、より詳しい説明を要求している。
具志堅隆松共同代表は取材に対し「内容を確認した上できちんと向き合って丁寧に答えたい」と語った。
しかし具志堅隆松さんも、遺骨の発掘のようなことはともかく、大きな組織の「代表」なんかやったことないだろうから、いろいろ大変だろうな。事務局がしっかりしないとイケナイ…
しかし具志堅隆松さんも、遺骨の発掘のようなことはともかく、大きな組織の「代表」なんかやったことないだろうから、いろいろ大変だろうな。事務局がしっかりしないとイケナイ…