海から出て来るのでちっとも減らない二酸化炭素!や、二酸化炭素の排出と吸収を横モデルで考えてみたなんかの議論をすると、海洋が人為的に排出された二酸化炭素を吸収するから二酸化炭素が大気中に蓄積されるなんてあり得ない!論に対する反論が出てくる。
「地球温暖化懐疑論批判」の議論17(p40)には次のような文言が出てくる。
まず、仮に、現在観測されている二酸化炭素濃度上昇が人為的な排出由来でないとすると、数十万年間も変化がなかった状況から、何らかの原因で海洋から人為的な排出と同じ量の二酸化炭素がいきなり放出され、それと同時に全く同寮の人為的排出による二酸化炭素が海と陸に吸収されなくてはならない。これは直感的に非常に考えにくい。
とある。
だがいつも示すところの、IPCCの07年報告による炭素循環図(参考資料:口絵09)では

と、産業革命後、海からの出入りが20Gt/年増加している(陸吸収も2.6Gt/年増えている)「何らかの原因で海洋から人為的な排出と同じ量の二酸化炭素がいきなり放出され」ちゃっているのだ⁉
これはどう説明していただけるのだろうか?
そして個別の研究によって、すべてある程度の範囲で「人為的に排出された二酸化炭素のうちで海洋に吸収される量」などに関する数値でほぼ一致した結果を出している。としている。
研究1として、大気中の炭素14の濃度が低下が観測されているとのこ都が紹介されている。炭素14は、成層圏で窒素原子に宇宙線由来の熱中性子がぶつかることによって生成する。半減期は5730年、ベータ崩壊をして窒素14(天然の窒素)に戻る放射性物質だ。大気中には一定の炭素14が含まれるが、炭素で出来た物体が地中に埋もれると、その中の炭素14の割合はベータ崩壊により減っていくので、年代測定に使われる。当然、化石燃料は地上にある炭素化合物より炭素14の含有率が少ないから、化石燃料由来の二酸化炭素も、炭素14の量は少なくなる。

1860年からの測定結果で、これが化石燃料由来の二酸化炭素が大気中に蓄積されつつある”証拠”ななそうな。
だが考えてみれば、地中の奥から化石燃料採掘・燃焼によって解放され、循環に入った炭素(二酸化炭素含む)は、昨今話題のクソ技術「二酸化炭素貯留技術」で地中に戻してやらない限り、永遠に地上を海洋を、あるいは動植物の身体を行ったり来たりすることになる。
おそれくだ~れも測定なんかしてないのだろうが、海洋中の炭素14を1860年代から調べてみても、同様の傾向を示すはずだ。
もっとも、一旦循環に入った化石燃料由来の炭素が、地球上に蓄積している!と考えるならば、(二酸化)炭素蓄積論というのはある意味、正しい。
そしてp41に上がられた研究3では、海洋中の炭素濃度は減少していないという研究が紹介されている…それは放出された分が、また大気中+化石燃料由来のものが”補給”されているからである。
じっさい、IPCCの07年報告書の炭素循環図には、産業革命後、大気中に+165、海洋の表層に+18、中層・深層部に+100Gtの炭素が増えているとされている。合計で+283Gtである。仮に、横モデル、縦モデルで考えたように、毎年3Gtずつ蓄積するのであれば、283溜まるのに94.3年、まあ産業革命以降これだけ排出され、溜まってますよという感じであれば妥当であろう。
問題は、何らかの原因、おそらく自然現象としての「温暖化」(小氷期からの回復)によって、トータルでの放出・吸収量がバランスした結果、海洋への蓄積よりも大気中への蓄積が大きくなったと考えればよかろう。
もちろん、200Gt/年もの大量の放出と吸収をしている中、3Gtのうちの少しを頑張って減らしても、海洋中から二酸化炭素は出て来るので、大気中の二酸化炭素はほとんど減らないのはいうまでもない。
参考資料:![検証温暖化 20世紀の温暖化の実像を探る (シリーズ「環境問題を考える」) [ 近藤邦明 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1234/9784883451234.jpg?_ex=128x128)
検証温暖化 20世紀の温暖化の実像を探る (シリーズ「環境問題を考える」) [ 近藤邦明 ]
「地球温暖化懐疑論批判」の議論17(p40)には次のような文言が出てくる。
まず、仮に、現在観測されている二酸化炭素濃度上昇が人為的な排出由来でないとすると、数十万年間も変化がなかった状況から、何らかの原因で海洋から人為的な排出と同じ量の二酸化炭素がいきなり放出され、それと同時に全く同寮の人為的排出による二酸化炭素が海と陸に吸収されなくてはならない。これは直感的に非常に考えにくい。
とある。
だがいつも示すところの、IPCCの07年報告による炭素循環図(参考資料:口絵09)では

と、産業革命後、海からの出入りが20Gt/年増加している(陸吸収も2.6Gt/年増えている)「何らかの原因で海洋から人為的な排出と同じ量の二酸化炭素がいきなり放出され」ちゃっているのだ⁉
これはどう説明していただけるのだろうか?
そして個別の研究によって、すべてある程度の範囲で「人為的に排出された二酸化炭素のうちで海洋に吸収される量」などに関する数値でほぼ一致した結果を出している。としている。
研究1として、大気中の炭素14の濃度が低下が観測されているとのこ都が紹介されている。炭素14は、成層圏で窒素原子に宇宙線由来の熱中性子がぶつかることによって生成する。半減期は5730年、ベータ崩壊をして窒素14(天然の窒素)に戻る放射性物質だ。大気中には一定の炭素14が含まれるが、炭素で出来た物体が地中に埋もれると、その中の炭素14の割合はベータ崩壊により減っていくので、年代測定に使われる。当然、化石燃料は地上にある炭素化合物より炭素14の含有率が少ないから、化石燃料由来の二酸化炭素も、炭素14の量は少なくなる。

1860年からの測定結果で、これが化石燃料由来の二酸化炭素が大気中に蓄積されつつある”証拠”ななそうな。
だが考えてみれば、地中の奥から化石燃料採掘・燃焼によって解放され、循環に入った炭素(二酸化炭素含む)は、昨今話題のクソ技術「二酸化炭素貯留技術」で地中に戻してやらない限り、永遠に地上を海洋を、あるいは動植物の身体を行ったり来たりすることになる。
おそれくだ~れも測定なんかしてないのだろうが、海洋中の炭素14を1860年代から調べてみても、同様の傾向を示すはずだ。
もっとも、一旦循環に入った化石燃料由来の炭素が、地球上に蓄積している!と考えるならば、(二酸化)炭素蓄積論というのはある意味、正しい。
そしてp41に上がられた研究3では、海洋中の炭素濃度は減少していないという研究が紹介されている…それは放出された分が、また大気中+化石燃料由来のものが”補給”されているからである。
じっさい、IPCCの07年報告書の炭素循環図には、産業革命後、大気中に+165、海洋の表層に+18、中層・深層部に+100Gtの炭素が増えているとされている。合計で+283Gtである。仮に、横モデル、縦モデルで考えたように、毎年3Gtずつ蓄積するのであれば、283溜まるのに94.3年、まあ産業革命以降これだけ排出され、溜まってますよという感じであれば妥当であろう。
問題は、何らかの原因、おそらく自然現象としての「温暖化」(小氷期からの回復)によって、トータルでの放出・吸収量がバランスした結果、海洋への蓄積よりも大気中への蓄積が大きくなったと考えればよかろう。
もちろん、200Gt/年もの大量の放出と吸収をしている中、3Gtのうちの少しを頑張って減らしても、海洋中から二酸化炭素は出て来るので、大気中の二酸化炭素はほとんど減らないのはいうまでもない。
参考資料:
検証温暖化 20世紀の温暖化の実像を探る (シリーズ「環境問題を考える」) [ 近藤邦明 ]



