たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#慰安婦

映画「南京!南京!」を見た

 昨日、府内某所にて「梅田解放区」忘年会とやらを行ったのだが、そこでのイベントとして映画「南京!南京!」の上映会を行った。今年の9月25日に、ドーンセンターで上映会が行われたのであるが、そこの関係者の方が持ち込んで企画したものらしい。
20221228 南京!南京!_0001
 2009年に陸川(ルー・チューアン)監督が撮影した、南京大虐殺を題材にした映画。中国で賛否両論はあれど大ヒットしたが、日本では公開されておらず、こうやって上映会の形でイベントとして視ることが出来るものだ。(概要)
 モノクロで撮影された映画が、長々と続く(133分)中国軍の兵士の視点、侵略してきた日本軍の視点、混乱に陥った南京市内の「国際安全区」を運営するラーベらの視点…いろいろ俯瞰的に描かれているのだが、もう救いようのない、絶望ばっかりのシーンでいっぱいだった。
 セリフも分からないし(字幕のみ)誰がどう”活躍”しているのか見えにくいのであるが、南京陥落前に中国軍が激しく抵抗していること、”捕虜”がまとめて殺されたり、散発的に殺されたり、あるいは運よく”助け出せれて”生き延びたり…
 そして日本兵が女性をレイプする…南京で起こった戦時性暴力について、この作品はかなりしっかりと描いている。安全区にも日本兵が現れる…阿鼻叫喚!やがて日本軍は安全区内から、女性を100人差し出せと要求する。恐る恐る手を挙げ”志願”する女性たち…やがて慰安所が開設され、そこで延々と日本兵の相手をさせられるシーンも出てくる。三週間限りという約束であったが、中には耐えられず死体となって慰安所を出てくる女性たち…白い体が荷車に載せられ、いずこへと去ってゆく…
 ラーベにはドイツ本国への帰国命令が出る。ラーベの秘書は「トモダチ」日本軍に安全区の庇護を求めるが、それがかえって避難している元兵士を犠牲にすることに繋がる。そして秘書もまた処刑される。
 作中には「よい日本兵(下級将校か?)」も登場する。捕虜を助けたり、見逃したりする”純粋な“青年だ。中国の娼婦(日本軍慰安婦ではない)にやさしくしてもらい、日本から来た慰問袋をプレゼントしたりして”思いやり”を見せるが、そんなやさしさが何になろうか!おそらく彼は慰安所には行かなかっただろうが、そばで進んでいる虐殺や強姦を止めることには少しも役に立っていない…それぐらいむなしく、救いようのない立ち位置なのだ。(陸川監督はあえてこういった良心的日本兵を入れて効果を出したわけだが、それがかえって中国で非難される元になったようだ。また日本人が南京大虐殺をテーマに作品をつくって、このような「良心的日本兵」の描写を入れることは、日本軍の悪行についての開き直り…良い日本兵もいた…ととられることになる)
 安全区内に避難していたが日本軍につかまった中国兵は、やがて子どもとともに釈放される。銃声がして(良心的)日本兵が倒れている…おそらく、凄惨な虐殺の現場に居続けたことに耐えきれなくなったのだろう。やがて子どもと中国兵は自由になったことを喜び、タンポポの綿毛を吹いて遊ぶシーンで、ようやく”救い”がやってきた。

 長かった映画の感想を述べあう…やはり「良心的日本兵」の扱いについて意見が出たりもする…いかに個人の“善意””善行”がむなしく、無力なものなのか…侵略戦争が起こり、差別排外主義の下、敵ならば皆殺せ!となる前に、戦争を止めなければならない。
 この映画はやはり、多くの日本人が見るべき映画である。上映会では、大阪の南部で上映会を企画してくれる人が欲しいというような意見も出た。また映像は衝撃的な場面も多いから、観た人の中にはトラウマとかの障害が起こるのではということも懸念する声も上がった。

 今年の終りにいい経験をさせてもらった…沖縄を再び戦場にしてはならないのと同時に、再び他の国に攻め込み、そこに住む人を苦しめ、虐殺・強姦するようなことがあってはならないと誓おう!

宮古島フィールドワークに参加(前篇)

 15日から関西の有志で企画された「宮古島フィールドワーク」に参加してきた。先月15日に行われた清水早子さん講演集会のつながりで、清水さんにミサイル基地整備が進む宮古島を案内してもらうというものだ。
 2泊3日の駆け足ツアーとなったのだが、旅行会社の手違いにより15日の関西空港出発直行便に乗れず、急遽伊丹まで行って那覇経由で夕方宮古島入りとなった。従ってこの日午後の予定がパーになり、夕方に予定していた宮古島市街地、スーパー前での街宣(定例で毎週水曜日に行われている)には参加できなかった。
 翌16日、朝から千代田の駐屯地前でのアピール行動に向かう。これも毎週木曜日に定例で行われている。千代田駐屯地前には「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」代表の仲里成繁さんの畑があるので、そこに車を止めて準備。
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 天気は悪く、雨も降って来そうなのでカッパは必需品である。

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 駐屯地の入り口…ちなみに大通りからは外れていて、畑の真ん中にポツンとあるような感じである。基地との境界を示すイエローラインが見える。写真に写っていないが、ひっきりなしに自衛隊車両が通行する。

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 こんな感じでスタンディングする。関西から立派な?横断幕も持ってきたぞ!

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 あいさつをする、清水早子さん。なお、駐屯地入り口には性能のいい監視カメラもついているので、座り込み・抗議行動の時は名前を呼んだりすることに注意が必要である。

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 同じく、仲里成繁さん。実はこの日、宮古島駐屯地司令、伊與田雅一氏に「住民軽視や敵視をやめることを再度求める要請」文を申し入れとして渡すことになっている。これまで自衛隊は駐屯地の周辺を”ジープ”を使って周回、パトロールしていたのであるが、14日に初めて「軽装甲機動車」が出てきてパトロールをした…これは戦場で使われる戦闘車両だ!自衛隊は戦闘車両の基地外での訓練は行わないと、基地建設前から地元住民に説明していたにもかかわらず、基地の外に出て住民を威嚇してきたのである。で、14日に抗議したところ、イエローラインを越えたということでパトカーまで出てきた…住民を犯罪者扱いしたのである。ということで、16日に改めてアポイントをとって要請文を渡すことになったのだ。
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 で、要請文を渡そうとすると、いきなり「軽装甲機動車」が出てきたのである!

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 スマホからの写真…ピースフラッグを持って、止めに行く。基地周辺の警備ではなく、保良の弾薬庫に行くようだ。
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 伊與田司令に申し入れ書を渡す…当初は二人(一人?)だけという制限をかけられていたが、横断幕を持って加勢した。
 なおこの時からスコールのような激しい雨となり、カッパを着ていてもびしょ濡れとなる。デジカメもレンズが曇って写りが悪くなったため、この日はスマホの写真となる。

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 申し入れ行動が終わって、一旦宿舎に戻って体を乾かした後、再び千代田の駐屯地周辺を案内してもらう。
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 向うに見える緑色の芝生で覆われた台形の土地が、弾薬庫なんだそうな。また、千代田にあった地元にとって聖なる森が無残に削られ、小さくなった残りも見せてもらった。

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 続いて、野原の航空自衛隊レーダー基地である。千代田と野原は直線距離で1キロメートルも離れていない。また巨大なレーダー基地から出る電磁波はすさまじく、欧州基準の0.1µW/㎝2をはるかに上回る、200μW/㎝2が測定されたとのこと。家畜の早産、流産の被害がでているそうだ。

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 かなり広い範囲に、レーダー基地が広がっている。
 野原付近には、先の大戦で3万人もの日本軍が米軍上陸を想定して駐屯していたそうな。米軍が上陸することはなかったが、宮古島も空襲の被害を受け、また海上封鎖されていたため食料や医薬品が不足し、日本兵も含め多くの人が餓死・病死したとのことである。

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 軍隊があったので、「慰安所」もあった…野原には「女たちへ」という、慰安婦問題を忘れないための記念碑が立てられている…2006年に宮古島の市議会で慰安婦問題が取り上げられた時、保守系議員が「そんなものを地方議会で取り上げるべきではない」などと反論が出たため、清水さんらも含めた有志がこの問題について取組み、話会ってお金を集め、建てたものだそうな。毎年9月に犠牲者をしのぶ集いを行っているとのこと。
 碑文は犠牲者の出身地の各言語で書かれている。ベトナム戦争時に韓国軍がベトナム女性への性被害を及ぼしたこともふまえ、ベトナム語の文章もある。

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 もともと「アリランの碑」というのがあって、こちらのほうが名前が知られていることになっている。これは地主さんが個人的に慰安婦をしのんで建てたものらしい。
 また近くには宮古島に赴任した元軍人が島での悲惨な思いを歌にしたものを記念した碑も建っているのだが、やはり保守派から「慰安婦の碑を日本兵の碑の近くに建てるのはいかがなものか?」という発言もあったらしい。しかしそれは「同じ戦争の犠牲者だから」ということで納得してもらったとのことである。
 つづくよ…
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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