コラムニストで今年の2月から社民党の常任幹事でもある伊是名夏子さんのブログ記事「JRで車いすは乗車拒否されました」により、鉄道・公共交通のバリアフリーや、それを求めて障害者が声を上げてきたこと、さらにはそう障害者が声をあげることでバッシングを受けることなど、いろいろと問題が提起されているのだが、それはともかく、お城とか城跡公園はあんまりバリアフリーじゃないなというお話である。
近世に封建領主の城下町としてできた街は日本に多くあり、地方都市にいけばお城跡や城跡を公園として整備しているところは多い。先日行って来た津山城跡、鶴山公園や福知山城なんかもそうである。
鶴山公園は、本丸に登るまで石の階段だらけである。

写真はもともとある石段の隣に、より段差の小さい木製の階段を”整備”したもの。
福知山城も天守閣には階段しかなく、車椅子で直接、天守閣に登るのは難しい。ただし、天守閣の下まではスロープなのでそこに行くことは出来そうだ。
2年ほど前に行った岸和田城(お城のHP)も天守閣に登るエレベーターはない。

岸和田城庭園「八陣の庭」を天守閣から眺めた景色なのだが、これも車椅子だと見られないわけだ。
さらに以前に行った姫路城(世界遺産 姫路城)も、城跡公園も天守閣も階段だらけである。

お城にたどり着くまで、階段…

急な階段を登らないと、天守からの眺めを楽しめない…これが「お城」のスタンダードだろう。
ただ、姫路城のご利用案内には、次の通り書かれている。
姫路城は、江戸時代初期の平山城で、46メートル程の小山の上に築かれていることから、坂と階段が多く、特に天守や櫓には、エレベーターも無く、手摺があるものの非常に急で狭い階段になっております。そのため、姫路城内では、残念ながら車いす利用者の単独での見学はできません。しかし、熟練した介助者が2人から3人で介助される場合、入城口から天守群付近まで見学していただくことができます。(介助者が1人では危険です。)
そして、たいがいの城跡公園施設では、障害者と介助者1名について利用料の減免があるのだが、姫路城の場合は車椅子利用の場合、本人と介助者3名までが無料になる。
地元大阪城天守閣の場合、よくあるご質問で
問.車椅子で見学することはできますか
答.1階までの外部エレベーターと館内エレベーターが備えられており、最上階までご案内することができます。係員まで気軽にお声かけください。
とある。大阪城天守閣はデカいし、鉄筋コンクリートの立派な再建物なので、なんとか内部にエレベーターをつけることができたのだろうが、国宝・姫路城や狭い福知山城にエレベーターを整備するのはなかなか難しいだろう。姫路城や津山城址・鶴山公園のような平山城では、敷地が段差だらけだから、城址公園にスロープを整備すると、元の地形や城郭構造を大幅に改変する必要がでてくるかもしれない。
ただ城跡公園も広く市民に開放された「公園」であり、また天守閣はお金をとる施設であっても歴史的資料を展示したりしている博物館・資料館のような公共的施設である。また2016年4月には「障害者差別解消法」が施行され、物理的にバリアフリーに対応していない、できないケースでも「合理的な配慮」により社会的障壁を取り除かなければならないだろう。
こうした城跡公園や天守閣記念物については、元の地形や構造を損なわないようなバリアフリー構造の整備や、介助できる人を常駐させるといった面の整備がますます必要だと、観光旅行がてら考えてみたわけでもある。
おまけその1
和歌山電鐵も和歌山駅の改札・ホームは地下道を通って階段を上らないといけない(この地下道に下りるエレベーターもない)

こんな感じ…だから遠方の車椅子利用者が「スーパー駅長たま」に会いたくなってJRで和歌山駅まで来ても、和歌山電鐵にすぐ乗車することはムズカシイ…駅員さんが十分対応してくれるだろうか?
おまけその2
「はたらく細胞」では、体の中に階段があるよ~

近世に封建領主の城下町としてできた街は日本に多くあり、地方都市にいけばお城跡や城跡を公園として整備しているところは多い。先日行って来た津山城跡、鶴山公園や福知山城なんかもそうである。
鶴山公園は、本丸に登るまで石の階段だらけである。

写真はもともとある石段の隣に、より段差の小さい木製の階段を”整備”したもの。
福知山城も天守閣には階段しかなく、車椅子で直接、天守閣に登るのは難しい。ただし、天守閣の下まではスロープなのでそこに行くことは出来そうだ。
2年ほど前に行った岸和田城(お城のHP)も天守閣に登るエレベーターはない。

岸和田城庭園「八陣の庭」を天守閣から眺めた景色なのだが、これも車椅子だと見られないわけだ。
さらに以前に行った姫路城(世界遺産 姫路城)も、城跡公園も天守閣も階段だらけである。

お城にたどり着くまで、階段…

急な階段を登らないと、天守からの眺めを楽しめない…これが「お城」のスタンダードだろう。
ただ、姫路城のご利用案内には、次の通り書かれている。
姫路城は、江戸時代初期の平山城で、46メートル程の小山の上に築かれていることから、坂と階段が多く、特に天守や櫓には、エレベーターも無く、手摺があるものの非常に急で狭い階段になっております。そのため、姫路城内では、残念ながら車いす利用者の単独での見学はできません。しかし、熟練した介助者が2人から3人で介助される場合、入城口から天守群付近まで見学していただくことができます。(介助者が1人では危険です。)
そして、たいがいの城跡公園施設では、障害者と介助者1名について利用料の減免があるのだが、姫路城の場合は車椅子利用の場合、本人と介助者3名までが無料になる。
地元大阪城天守閣の場合、よくあるご質問で
問.車椅子で見学することはできますか
答.1階までの外部エレベーターと館内エレベーターが備えられており、最上階までご案内することができます。係員まで気軽にお声かけください。
とある。大阪城天守閣はデカいし、鉄筋コンクリートの立派な再建物なので、なんとか内部にエレベーターをつけることができたのだろうが、国宝・姫路城や狭い福知山城にエレベーターを整備するのはなかなか難しいだろう。姫路城や津山城址・鶴山公園のような平山城では、敷地が段差だらけだから、城址公園にスロープを整備すると、元の地形や城郭構造を大幅に改変する必要がでてくるかもしれない。
ただ城跡公園も広く市民に開放された「公園」であり、また天守閣はお金をとる施設であっても歴史的資料を展示したりしている博物館・資料館のような公共的施設である。また2016年4月には「障害者差別解消法」が施行され、物理的にバリアフリーに対応していない、できないケースでも「合理的な配慮」により社会的障壁を取り除かなければならないだろう。
こうした城跡公園や天守閣記念物については、元の地形や構造を損なわないようなバリアフリー構造の整備や、介助できる人を常駐させるといった面の整備がますます必要だと、観光旅行がてら考えてみたわけでもある。
おまけその1
和歌山電鐵も和歌山駅の改札・ホームは地下道を通って階段を上らないといけない(この地下道に下りるエレベーターもない)

こんな感じ…だから遠方の車椅子利用者が「スーパー駅長たま」に会いたくなってJRで和歌山駅まで来ても、和歌山電鐵にすぐ乗車することはムズカシイ…駅員さんが十分対応してくれるだろうか?
おまけその2
「はたらく細胞」では、体の中に階段があるよ~

