たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#対米従属

岸田大軍拡は日帝の独自路線である!(後編)

 前編のつづき、革命的共産主義者同盟再建協議会が発効する理論誌「展望」第31号(2024年7月)の「綱領的世界認識のために 岸田大軍拡と闘う日本海遊闘争の飛躍を」(落合薫)論文の紹介
 前編で紹介した文章のあと、「セキュリティ・クリアランス」(適正評価)制度、「特定利用空港・港湾」指定、地方自治法改悪案について批判した後「第Ⅱ部 綱領的世界認識のために」に続く…最初の方に
 今回の岸田訪米を通じて、日帝の安保体制と沖縄政策は大転換した。従来の米帝の世界支配を日帝が支え補完するものから、日帝が世界支配の一角に食い込んでいくものに転換した。そのキー・ワードが「グローバル・パートナー」である。没落著しい米帝の尻を叩いて、日帝が「インド太平洋戦略」の全面発動のイニシアを採る。(p39)
 と展開している。
 この文章は、日帝が「世界支配の一角に食い込んでいく」とはいえ、まだまだ一国だけではできないので、アメリカを東アジア(から、インド太平洋)につなぎとめておかねばならない…そのためにアメリカの「言いなり」になって軍拡をしたり、基地建設をしている「かのように見える」ことに注意しなければならない、いや、実は違うんですよ!ということだ。
 続く「米帝1極支配」の自己欺瞞 という項目から長々と引用する。
 現在の危機と戦争の問題を、米帝1極支配や米ソ対決(現在的には米ロ、ないし米中対決)の枠組みでとらえることも同梱の間違いである。江戸川集団を典型として、ロシアのウクライナ侵略を否定し、米帝がロシアに仕掛けた戦争ととらえ、ウクライナ人民およびゼレンシキー政権を米帝のカイライ視し、他方でプーチンを擁護する者がいる。鈴木宗男や佐藤優と変わらない被抑圧民族の主体を無視した体制間矛盾論の古い枠組みの思想である。
 米帝1極支配論の裏面が「日帝の対米従属」論である。力関係と地理的配置で、帝国主義間に支配従属関係が生じることはありえる。戦後の日帝・米帝関係もその枠組みでとらえること自体が誤っているわけではない。しかしそれが日帝との闘いを回避する文脈で言われるとき、重大な誤りに転化する。「役に立たないガラクタ兵器を米国に買わされている」と岸田政権を批判する人がいる。役に立つ最新兵器ならいいのか。現に日帝は、次世代最新兵器の開発と量産を自国企業に発注し、共同開発を日米で計画しているではないか。共産党は日本が帝国主義であることを否定し、単に国民国家であるかのようにとらえている。その結果、「国民連合政府への入閣」を自己目的化する。日本軍「慰安婦」問題に現政府・現日本国民は責任がないと言うし、「『尖閣列島』(釣魚台)を守れ」などと主張する。他方で、「下からの平和を」なる主張で、ASEANやアジア人民の闘いに「日・中・韓が吸いよせられ」て、形成される「多元的安全共同体」なるものを構想する者がいる。ここには日本の労働者人民の主体的闘いがどこにもない。ウクライナで、パレスチナで「直ちに停戦交渉を」として「無防備都市宣言」を主張する者のなかには、侵略される側、被抑圧の人民にまず武装解除を要求する者がいる。「戦うな」「武器を置け」と彼らは言う。一体だれに言っているのか。これらはすべて「日帝従属論」から帰結した誤りである。(p41~42)

 ほぼ1ページ分を紹介したが、ここには江戸川集団(革命的共産主義者同盟全国委員会中央派)、日共批判のみならず、現代のウクライナ。パレスチナ戦争が行われている状況の中での様々な反戦潮流に対する批判である。もっともすべて「日帝従属論」から来る誤りであると断罪しているが、それは少ししんどいかもしれない。言いたいことは「日帝従属論」こそが誤り!ということだ。

 引用の中に「ここには日本の労働者人民の主体的闘いがどこにもない」とある…「日帝従属論」が陥る罠としては、対米独立的な主張をする“リーダー”や”カリスマ”みたいな政治家・思想家に頼る、絶対視してしまうことだ。一部野党支持者のなかにある、小沢一郎や山本太郎への過大な期待がそれである。それは、岸田政権打倒後、ひょっとしたら成立するかもしれない現野党連立政権への過度な期待や”足の引っ張り”にもつながる…日帝独自の政策・外交で、例えば旧民主党政権は「尖閣列島」を国有化し、自衛隊の南西シフトへの道筋も掃き清めている…こういったことをきちんと批判し、やめさせることを「労働者人民の主体的な闘い」で行わなければならないのである。

以上、展望「第31号」の「綱領的世界認識のために」論文紹介終了!

対米従属国体と貧困ほったらかし体制は関連するのか?

 岸田政権は安保関連3文書改定を閣議決定し、専守防衛をかなぐり捨てて軍備拡大に邁進する…そのための防衛費増大と増税路線まっしぐらだが、そんな中で先週行われた統一地方選挙勝利・岸田退陣拓く討論集会である。白井聡さんはいつものとおり、対米従属「国体」体制について述べられ、岸田軍拡はもちろん、アメリカに言われたからやるんだ!というものなのだそうな。福祉や教育に必要な予算について、いくら民衆が要求しても何もしない岸田政権が、アメリカに言われたからと軍拡のための予算を増税も含めてあれこれ検討するのは何なのだ!というお話でもあった。
 もう一方の雨宮処凛さんのお話しは、コロナ禍でますます深刻化する貧困の問題だ。配布された資料には定期的に掲載されている「マガジン9」の第618回:防衛増税の裏で起きていることがコピーされている。今や失業等で住まいを失うということがあたりまえに起こり、ホームレスになれば、昔はブルーシートのテントで暮らしたが、今はネットカフェで泊まり歩くようになること(公園からブルーシートテントが消えたといわれているが、こうした事情もあるようだ)リーマンショックの「年越し派遣村」はまだまだ中高年の男性が主体であったが、今は女性の非正規労働者が多く相談に訪れていること、東京で住居のない人が生活保護を受けた場合、1カ月ぐらいビジネスホテルに泊まることができ、アパートや仕事を探して再出発が出来たのであるが、厚生労働省の通達でそのホテル利用がやりにくくなり(「旅行支援」政策によってホテルが埋まり、値段が高騰していることもあるようだ)以前のように無料低額宿泊所(貧困ビジネス)に追いやられているなどの話があった。
 白井聡さんが言う「対米従属国体」論はあまりにも話が大きすぎるので、これでどーやって統一地方選挙を闘うのか?という話もあるが、白井さんは雨宮さんの話を受けて、自民党政権は貧困層に冷たいが、中間層にも冷たい…民主党政権時にあった「子ども手当て」は非常に助かったが、自民党政権で亡くなった。自民党の「少子化対策」は中途半端で、その結果が出生数80万人切りだと述べられた。まぁ、こういった「人にカネを出さない」「貧困ほったらかし」体制(これも日本全国で考えれば大きな話だが)の批判が、統一地方選挙の争点になるのであろう。
 
 それにしても…だ。
 「対米従属国体」を続け、アメリカの言うがままに武器を爆買いし、対中国で先頭に立って闘う”傭兵””奴隷”のような立場に立ち続けることと、貧困をほったらかしにしつづけることが、なぜ並立しているのだろうか?二つの問題は、全く別々の問題なのに…
 対米従属を続けた上で、一人ひとりに「豊かな分配」を行うことも可能であろう…とてもリッチな、アメリカの傭兵・奴隷というのもアリではないか?
 もちろん、資本主義が行き詰っているので、分配なんぞできない!(あるいは分配すると資本主義がぶっ壊れてしまう!)というのが本質だ。対米従属でない国々でも、おそらく格差は広がり、貧困は深刻化しているだろう。
 「対米従属国体」と「貧困ほったらかし体制」の関連性(あるいはまったく別々のものが、たまたま現自民党政治の中枢を占めているだけ?)ということについて、お二人には会場の皆さまからの意見も頂きながらじっくり討論してほしいものであるが、これもまた大きな話になるので「統一地方選挙勝利」には向かないなぁ~

 ということを考えながら、集会は第二部へ。茨木市市議の山下けいきさんが司会をする予定であったが、所用で来られず元門真市議の戸田ひさよしさんが司会を務めた。大石あきこ衆議院議員の国会報告ビデオは分かりやすい。木村真豊中市議の維新批判や、丸尾牧兵庫県議の、兵庫県知事選挙、尼崎市長選挙の分析、大椿ゆうこ社民党副党首のアピールの後、立候補予定者アピールということで「れいわ新選組」の候補者ばかり5人が壇上に登りアピール…前回の国葬反対緊急シンポジウムと同じ展開となった。もっとも、白井聡さんは立憲民主党は全く信用しておらず、れいわ新選組に期待しているとのことなので、これはこれでよいのだろう…ということにしておこう。
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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