春の統一地方選挙は年末から動き出している。その中で大阪府の寝屋川市長選挙に、維新が候補者を立てることが明らかになった。北河内タイムスの12月23日の記事
〈寝屋川市長選〉“元自民”井川市議が“維新移籍”のうえ出馬表明
寝屋川市の井川晃一市議は22日、大阪府庁において任期満了に伴う寝屋川市長選挙について大阪維新の会公認での立候補を表明した。「現職市長の再選を許せば、その歯止めも効かなくなる」として、現職である広瀬圭輔市長の改革路線を本質的ではないと批判のうえ、「『暮らしの実感が変わる』政策と、逃げないブレない本気の改革」を実施したいと意気込みを語った。
井川市議はこれまで広瀬市政について厳しい見解を示しており、市議会においてもしばしば対立する立場を取ってきた。いわゆる「接客のプロ」を含む常勤職員数を増やし続けていること、小中一貫校の整備ばかり推進して校区再編や校舎のリニューアルが置き去りになっているなどを引き合いに、このままでは過去のような財政難に陥る可能性にも言及した。
〈寝屋川市長選〉“元自民”井川市議が“維新移籍”のうえ出馬表明
寝屋川市の井川晃一市議は22日、大阪府庁において任期満了に伴う寝屋川市長選挙について大阪維新の会公認での立候補を表明した。「現職市長の再選を許せば、その歯止めも効かなくなる」として、現職である広瀬圭輔市長の改革路線を本質的ではないと批判のうえ、「『暮らしの実感が変わる』政策と、逃げないブレない本気の改革」を実施したいと意気込みを語った。
井川市議はこれまで広瀬市政について厳しい見解を示しており、市議会においてもしばしば対立する立場を取ってきた。いわゆる「接客のプロ」を含む常勤職員数を増やし続けていること、小中一貫校の整備ばかり推進して校区再編や校舎のリニューアルが置き去りになっているなどを引き合いに、このままでは過去のような財政難に陥る可能性にも言及した。
一方で、直近まで井川市議は、本来は広瀬市長を支持する立場である自民党に所属しており、市議会でも自民党系会派の代表を務めていた(現在は離党し、維新会派に所属)。ただし、自民党大阪府連で都構想への賛否を議論した際には賛成派の中心にいたなど、維新への親和性が感じられる点はあった。
今回の維新移籍と市長選出馬表明にあたっては、応援する声が多く聞かれるなかで、「広瀬市長憎しで、維新を利用している」などと否定的なものも一定数あり、いかに維新支持層へ浸透しきれるかは不透明だ。
中段に「本来は広瀬市長を支持する立場である自民党に所属しており、市議会でも自民党系会派の代表を務めていた(現在は離党し、維新会派に所属)。」とあるよう、もともと自民党市議だった井川氏が維新に鞍替えの上、市長選挙に立候補するというもの。なお、市長と市議会の対立は昨年10月、市議会で一般会計決算が不認定されるということが起こっている。ABCニュースより、
市の一般会計決算が異例の“不認定” 市長と議会の対立鮮明 独自のコロナ対策などで反発「話し合い不十分」 大阪・寝屋川市
決算が不認定。市長と議会の対立が深まっています。
中段に「本来は広瀬市長を支持する立場である自民党に所属しており、市議会でも自民党系会派の代表を務めていた(現在は離党し、維新会派に所属)。」とあるよう、もともと自民党市議だった井川氏が維新に鞍替えの上、市長選挙に立候補するというもの。なお、市長と市議会の対立は昨年10月、市議会で一般会計決算が不認定されるということが起こっている。ABCニュースより、
市の一般会計決算が異例の“不認定” 市長と議会の対立鮮明 独自のコロナ対策などで反発「話し合い不十分」 大阪・寝屋川市
決算が不認定。市長と議会の対立が深まっています。
寝屋川市議会では12日、予算決算常任委員会が開かれ、昨年度の「一般会計決算」が賛成少数で不認定となりました。
広瀬市長はこれまで、感染者に支援金を支給するなど独自のコロナ対策を実施してきましたが、施策の進め方について議会との話し合いが不十分だとして、自民を含む第一会派や、維新などが反発していました。
広瀬市長はこれまで、感染者に支援金を支給するなど独自のコロナ対策を実施してきましたが、施策の進め方について議会との話し合いが不十分だとして、自民を含む第一会派や、維新などが反発していました。
(維新・奥大輔寝屋川市議)「しっかりと現実と議会と向き合っていれば、ここまでの多くの問題は起こらなかったでしょうし、今回の決算に反対といったことは間違いなく起こりませんでした」。
一般会計決算が不認定になるのは、寝屋川市では初めてで、実務上の影響はありませんが、来年の統一地方選を前に、市長と議会の対立が鮮明になりました。
寝屋川市の広瀬市長は2019年の市長選挙で当選後、独自のコロナ対策で注目を浴び、ぼうごなつこさんのマンガ「100日で収束しない日本のコロナ禍」の表紙を少しだけ飾ったりもしている(当然、中身も紹介されているわけだ)一般からは賞賛する向きもあるだろう。
![100日で収束しない日本のコロナ禍 [ ぼうごなつこ ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9023/9784594089023_1_3.jpg?_ex=128x128)
100日で収束しない日本のコロナ禍 [ ぼうごなつこ ]
寝屋川市はもともと維新が特につよいわけではなく、市議会も25名中維新議員は4名(今回、井川氏が加わって5名)しかいない。市長選挙は長らく地域保守どうし、あるいはそこに共産党系が加わるような争いであった。ただ2019年には自民党衆議院議員の死去に伴う補欠選挙が行われ、当時の市長の息子が跡継ぎで出馬、そのため市長もけじめをつけて市長選挙には出ず、後継に広瀬市長が立候補、地域保守を破って当選している。この時の補欠選挙は若い自民党後継は票をまとめきれず、民進党から衆議院議員に当選していたたるとこ信二氏も、共産党との共闘が嫌で離党の上,無所属で立候補したが及ばず、維新の藤田文武が当選している。(「野党統一候補」として落下傘で降りてきた宮本たけし氏は惨敗)たるとこ信二氏はどちらかというと新自由主義的な政治家であったから、支持者が一定、維新に流れたことも予想され、新自由主義的な政策に否定的な地域というわけではない。
またこの時は2019年の市長選挙で共産党は先の市長による市制運営を評価し、広瀬氏を自主的支援している。そういった意味で、現市長による市制は「オール与党」的なところもあるわけなのだが、コロナ禍とその独自対策でそれが綻びはじめ、維新の「改革路線」が付け入るスキを与えたということである。
でもって維新の予定候補者、井川こういち氏のオフィシャルブログを見てみると…市長候補になったあいさつ来春の寝屋川市長選挙につき(ご報告)てのがあって、こんなことが書かれている。
現職市政の批判があたる、あたらないはひとまず置いておく。また過去に寝屋川市は駅前再開発事業の失敗により、巡用財政再建団体に陥る手前まで追い込まれた苦い経験もあり「慢性赤字の時代」が怖いことも理解できよう。しかし、看過できないのが
毎年度増え続けた常勤職員数(いわゆる「接客のプロ」を多く含む)
あかんのかい!職員増えたら!
このへんが、周回遅れの新自由主義者であり、昨今の「正規職員」を増やして格差・貧困を是正し、経済を活性化させよう!ということにも逆行する!
とはいえ、先ほども述べたように、この地域で反新自由主義の意識が強いというわけではない。「身を切る改革」「真の改革」なんて言葉に惑わされる人も多いであろう。一方、カジノIRを住民投票で決めようという署名は、寝屋川市でもそこそこ集まっているし、夢洲カジノを止める会も寝屋川で活動しているので「カジノ・IRはいらん」「維新はアカン」の簡単な理屈で、維新の進出を食い止めなければならない。
寝屋川に、維新の市長は、いりません!
寝屋川市の広瀬市長は2019年の市長選挙で当選後、独自のコロナ対策で注目を浴び、ぼうごなつこさんのマンガ「100日で収束しない日本のコロナ禍」の表紙を少しだけ飾ったりもしている(当然、中身も紹介されているわけだ)一般からは賞賛する向きもあるだろう。
100日で収束しない日本のコロナ禍 [ ぼうごなつこ ]
寝屋川市はもともと維新が特につよいわけではなく、市議会も25名中維新議員は4名(今回、井川氏が加わって5名)しかいない。市長選挙は長らく地域保守どうし、あるいはそこに共産党系が加わるような争いであった。ただ2019年には自民党衆議院議員の死去に伴う補欠選挙が行われ、当時の市長の息子が跡継ぎで出馬、そのため市長もけじめをつけて市長選挙には出ず、後継に広瀬市長が立候補、地域保守を破って当選している。この時の補欠選挙は若い自民党後継は票をまとめきれず、民進党から衆議院議員に当選していたたるとこ信二氏も、共産党との共闘が嫌で離党の上,無所属で立候補したが及ばず、維新の藤田文武が当選している。(「野党統一候補」として落下傘で降りてきた宮本たけし氏は惨敗)たるとこ信二氏はどちらかというと新自由主義的な政治家であったから、支持者が一定、維新に流れたことも予想され、新自由主義的な政策に否定的な地域というわけではない。
またこの時は2019年の市長選挙で共産党は先の市長による市制運営を評価し、広瀬氏を自主的支援している。そういった意味で、現市長による市制は「オール与党」的なところもあるわけなのだが、コロナ禍とその独自対策でそれが綻びはじめ、維新の「改革路線」が付け入るスキを与えたということである。
でもって維新の予定候補者、井川こういち氏のオフィシャルブログを見てみると…市長候補になったあいさつ来春の寝屋川市長選挙につき(ご報告)てのがあって、こんなことが書かれている。
しかし、現職市長の再選を許せば、その歯止めも効かなくなる。
毎年度増え続けた常勤職員数(いわゆる「接客のプロ」を多く含む)
100億円かける小中一貫校整備の裏で、その他22小11中学校の進まない校区再編議論、校舎リニューアル。
庁内組織は誇張表現なしで崩壊寸前。特別定額給付金(国民1人10万円)の二重給付のときから、日増しに混迷を窮めた。
マスメディア等での話題取りには事欠かないものの、本質的な改革は置き去りのまま。
過去20年間の行財政改革をぶち壊しにして、かつて経験した慢性赤字の時代に逆戻りする。その入口にあります。
現職市政の批判があたる、あたらないはひとまず置いておく。また過去に寝屋川市は駅前再開発事業の失敗により、巡用財政再建団体に陥る手前まで追い込まれた苦い経験もあり「慢性赤字の時代」が怖いことも理解できよう。しかし、看過できないのが
毎年度増え続けた常勤職員数(いわゆる「接客のプロ」を多く含む)
あかんのかい!職員増えたら!
このへんが、周回遅れの新自由主義者であり、昨今の「正規職員」を増やして格差・貧困を是正し、経済を活性化させよう!ということにも逆行する!
とはいえ、先ほども述べたように、この地域で反新自由主義の意識が強いというわけではない。「身を切る改革」「真の改革」なんて言葉に惑わされる人も多いであろう。一方、カジノIRを住民投票で決めようという署名は、寝屋川市でもそこそこ集まっているし、夢洲カジノを止める会も寝屋川で活動しているので「カジノ・IRはいらん」「維新はアカン」の簡単な理屈で、維新の進出を食い止めなければならない。
寝屋川に、維新の市長は、いりません!
