たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#宝島社差別出版裁判

宝島裁判控訴審尋問満員御礼!

 25日、宝島社「大阪ミナミの貧困女子」差別出版裁判の控訴院、控訴人と被告、証人に対する尋問が行われた。
控訴審の尋問で傍聴席は満員!
 本日1月25日、大阪高裁202大法廷で、宝島社裁判控訴審の尋問が行われました。
宝島社側の傍聴人もつめかけたので、入り口で傍聴券が配布され、90席分がなくなったそうです。中に入っての傍聴が出来なかった方もおられるようで、90名以上の傍聴人が駆けつけたことになります。

裁判官は、まずはじめに宝島社を訴えた裁判と、編集者を訴えた裁判は1審で別々に進められてきたが、併合して審理を行う旨述べました。

始めに宝島社側の証人、小林氏に対する尋問、続いて控訴人である村上さんに対する尋問が行われ、10分休憩のあと、被告人の一人、角田氏に対する尋問が行われました。

主に、
・本の帯(「体を売るしかない」などと書かれた)は誰が作成したのか、それは差別的なものなのか?
・本の企画はいつ、どのようにして決まったのか?企画書はあるのか?企画についての意思疎通は図られていたのか?村上さんと角田氏との間で、企画のコンセプトについてどのぐらい共通認識があったのか?
・著者とされる方々での意思疎通、および編集長である小林氏との意思疎通はどの程度であったか?原稿の構成において、どのぐらいのやりとりをしたおか?

・村上さんの書いた原稿について、誰が改変したのか?村上さんが修正してほしいということについて、どのぐらい伝えたのか、伝わっていたのか?原稿修正の最終責任者は誰になるのか?
・村上さんが「出版からおりたい」「名前を出さないでほしい」との申し出があった時、どのような対応をしたのか?電話の対応の中で「損害賠償1000万円!」が出たのはなぜか?それはどういう意味か?

・著者名を「村上薫、川澄恵子」と決めたのはいつか?変更ができなくなったのはいつか?(出版業界で言う「部決」をしたのはいつか?)「川澄恵子」なる女性ライター(前田某)が角田氏の原稿をリライトしたことを、角田氏はいつ知ったか?リライトによって角田氏の原稿はどのくらい変わったのか?女性ライターは大阪に来て取材をしたのか?
というようなことが、双方の代理人から問われました。
その中で、
・「本の帯」というのは出版社の編集者が決めるもので、著者と相談して決めるものではない。
・出版原稿の最終稿は、著者にみせるものではない。
・対面でインタビューをしなくても、ネット等で調べるのも”取材”である。
・「企画書」というのは宝島社の中での稟議のためのもので、角田氏や村上さんのような外部のライターに見せるものではない。
・「部決」は出版日のおおむね3週間前(今回は2月10日が出版なので、1月20日ごろ…本になる原稿の修正や出版から降りる、名前を出す、出さないの話が出てきたのと同時期になる)内容は著者と相談して決めるようなものではない。(以上、小林氏証言)
・村上さんの原稿の修正で問題となった「(コロナ流行拡大は)中国人観光客のせい」などという表現は、村上さんの原稿にもとからあった。(角田氏証言…実際は「(コロナ流行拡大は)資本家のせい」となっており、嘘である)
・宝島社内の「企画書」の他に、別の企画書がある。(角田氏証言…おそらく宝島社内で「企画書」を作るための下書き的なもの。これは裁判所に証拠として提出されていない。また、この企画書を使って著者間の意思統一をはかることは可能)
また、本のコンセプトについて、村上さんが考えていたコンセプト(ミナミの街の夜職で働く女性の貧困や困難について政治的、社会的解決を求めるための出版)について、角田氏に文書で説明することはなかったが、キュア相談所の活動などをみて角田氏がそう理解していたことは、こちら側の代理人による角田氏への尋問で明らかにされました。

全般的に、小林氏や角田氏は当然、出版業界での慣行や仕事の進め方について”詳しい”わけですが、裁判官も含め多くの人はそうではない…なのにこちら側の代理人がそれについて”よく知らないから”と言って、業界の慣習や仕事の進め方について等々と述べ「勉強してください」などと上から目線でものをいうところが目立ちました。心象的にどうなのでしょうか?
村上さんは、そのような質問についても、堂々とした受け答えをされていました。


3時間半にわたる尋問は終了し、裁判官から「判決は5月15日 午後3時にこの法廷で行います」との申し渡しがありました。

終了後、弁護士会館での集会で、経緯と本日の感想などが述べられました。

本の帯や原稿について、帯を著者と相談して決めるケースもあるし、参加したジャーナリストから原稿は何回も校正し、やり取りをするので「最終稿を著者に見せない」ということはあり得ないなどの発言もありました。

それでは皆さま、5月15日の判決に結集しましょう!

とまぁ、こんな感じである。
 終了後の支援者集会や、参加した人のFB投稿には「ようやく裁判らしくなった」というものが見られた。やはり”裁判所”の建物で法廷をひらくのだから、ちゃんと関係者に尋問する!という過程は必須なのだ。

 それにしても、「出版業界の常識」「出版の仕事の進め方」を絶対視し(それも「絶対的」なものではなかろう)、居丈高にふるまう小林氏や角田氏の”キレぶり”は、エンタメとしては面白いけれども、はっきり言って裁判官および傍聴人の心証はよろしくないだろう。また、角田氏は被告席に座っていたのだが、ふんぞり返るなどして態度が悪い(尋問には真面目に答えていたが…)
 一方で村上さん側も、本の帯のフレーズ…「体を売る」のではなく「性的サービスを売る」、セックスワーク論について、残念ながらフェミニズム内では一定の支持があるものの(拒否する人もいる)、一般社会ではまだまだ受け入れられていないことに対する”いら立ち”的な答弁もみられた。

 とりあえず私の感想…
・本を出版するにあたっての「企画書」は宝島社内での稟議に使うものなので、それを村上さんや角田氏のような外部のライターが見ることはないのは理解できる。だが、宝島社内の企画書とは別に、本のコンセプトを示した企画書が存在し(おそらく角田氏が宝島社に説明するためにつくったもの)、それは裁判所に証拠として提出されていないようだ。宝島社が裁判所に対し、全体像を明らかにしていないという心証をもったであろう。
・本を製作するにあたって、宝島社(小林氏:編集長)と編集者、角田氏、村上さん他の著者との間で綿密な意思疎通ができていなかった…これで本づくりに突っ走ったら、著者の考えていることと違うコンセプトのものが出来てしまう。また、名前を変更したい、出版から降りたいという「トラブル」が出版間際に起こってしまうのもやむを得ないだろう。これはひとえに宝島社側、そして編集者の説明不足に起因するものだ。
・本のコンセプトの共有について、宝島社側の代理人が村上さんへの尋問で、コンセプトの共有化のための文書等がない!ということを明らかにしたが、村上さん側の代理人による角田氏への尋問で、角田氏がちゃんと村上さんが持つコンセプトを理解、共有していたことが明らかになった。そりゃ角田氏は当時、人民新聞に出入りし、キュア相談所についてもよく知ったうえで本を作ろうとしたのだから、ある意味当然だろう…それにしても、それではなぜあんな内容の本になるのか?

とりあえず、出版にあたって、編集者とライターとの間の意思疎通がうまくいってないにもかかわらず、拙速に進められたということが浮き彫りになった尋問であったと思う。宝島社側の態度もよくない…だが、判決となるとまた別だ。
・宝島社側はたしかに「いいかげん」ではあるが、法的に責任はない、あるいは法的責任を取らせるのは難しい…絶版・謝罪は無理、賠償も無理?
・角田氏には責任がある?それとも法的責任まではない?…賠償がみとめられるかどうか?
・意思疎通の不備には、村上さん側にも責任がある?…ということで、控訴棄却?
・いちおう、判決文には宝島社側の「いいかげん」出版の事実は認定される?

裁判官の判断待ちということになる。

ということで、5月15日(水)15時からの判決言い渡しに結集しよう!


宝島裁判 控訴審尋問傍聴へ!

 宝島裁判のお知らせ…1月25日(木)控訴審の尋問が行われます。
 傍聴闘争に決起しよう!
20240125 宝島裁判控訴審
この1日の尋問で決まります
宝島裁判
傍聴のお願い
大阪高裁202大法廷
日時
1月25日(木)
13:30ー16:30

閉廷後、弁護士会館で報告会を行います

プログラム
()内は尋問担当の弁護士
・小林編集長(芳賀弁護士)
・小林編集長(富崎弁護士)
・村上(上林弁護士)
・村上(芳賀弁護士)
・角田裕育(芳賀弁護士)
・角田裕育(仲岡弁護士)

この日の尋問で3年間の闘いの結果が決まります。やっと勝ち取った重要な尋問です。短時間でも構いませんので傍聴に来てください。

差別本の絶版と謝罪を求める

注)芳賀弁護士は、宝島社側の代理人
  富崎弁護士、上林弁護士、仲岡弁護士はこちら側の代理人です。

宝島裁判第二訴訟も不当判決、で、裁判所解体で25分粘る!

 忙しくてブログ書く暇もないのであるが…宝島社「大阪ミナミの貧困女子」差別出版裁判において、編集者個人を訴えた第二訴訟も不当判決とあいなった…これが金曜日、3月24日のこと。
第二訴訟も不当判決!
 編集者を訴えた第二訴訟ですが、結審が言い渡された前回の期日後、裁判官に追加の文書を出しており、裁判官はその文書を見てから、判決をだすかどうか判断すると述べておりました。
 ところが本日行われた期日は、いきなり「原告の主張を退ける」「訴訟の費用は原告餅とする」の判決が下され、裁判官はさっさと退廷してしまったのです。
 提出した追加文書について、どう評価したのか、という説明は一切ありませんでした!
 単に不当な判決であるばかりでなく、裁判官が仕事をしないで“閉廷”してしまうという、前代未聞のことが起こったのです。「裁判官は仕事をしろ」「戻って来て説明しろ!」抗議の声が起こります。誰も法廷を出ようとする人はいません。
 裁判所職員は「裁判は終わりましたので、速やかに退廷してください」と言うばかり…同じ言葉を繰り返すばかりです。「裁判は終わっていない!」「裁判官を呼び戻して下さい!」「裁判官が偉いのか?同じ人間ではないのか?」といった怒りの声が響きました。ロボットかAIのように、同じ言葉を繰り返すばかりの職員に対して「あなたの人権が侵害された時に、同じ扱いを受けたらどう思いますか?」と問う人もいました。
 だいたい25分ぐらい粘ったでしょうか?代理人弁護士が判決文の写しをなんとか入手した後、みんな法廷を出て弁護士会館での集会になりました。(以下略)

 とまぁ、だいたいこんな感じ…
 それにしても「判決(裁判終了)」後に、法廷を「占拠」して25分間も粘ったのは、大きかったなぁ~
 弁護士先生も「こんな闘い方が、あるんですねぇ~」と感心しておられた。

 裁判官は裁判を指揮する権限を持っているので、審理中に暴れたり、大声を出したりする”不埒な”人に対しては、退廷を命じることができる。ただ、裁判を終えた!と勝手に宣言して帰ってしまったら、そういった訴訟指揮はできない。
 廷吏(あえてこう書く)が、我々に対して「裁判は終わったから、退廷してください!」と”お願い”するのは、裁判所の庁舎管理規定に基づいて行わているのだろうが、「裁判は終わっていない」「納得していない」人たちを退廷させる根拠にはならないだろう。

 ちゃんと裁判をやらない裁判所なんぞ、人民の力で占拠して、解体してしまえばよろしいのだ!(裁判所を解体してタワマンを作るのは、維新の仕事!?)
 ホント、袴田事件でも、狭山事件でも、あるいは入管における様々な不祥事すら認めず、開きなおり居座る法曹なんぞ、解体してしまえ!
 AIのほうが、忖度しないぶん、マシじゃ!ボケ!

 と思った1日であったが…

 のちの弁護士会館での集会では、現在、宝島社を訴えた本訴は控訴審のため、双方からいろいろ意見を聞いて準備中とのこと…まだ「期日」は決まっていないのだが、水面下で控訴審が進んでいるということである。
 第二訴訟も、控訴する方向で検討中だ!

 ろくに審理もしない裁判所に、鉄槌を!宝島社裁判は、まだまだ続くので、支援のほどよろしくお願いします!

審議不十分の結審を許さないぞ!

 昨日、宝島社「大阪ミナミ貧困女子」差別出版裁判の傍聴に行って来た。
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 大法廷の傍聴席なので、余裕で30名程度の傍聴人が座れる。今回も宝島社側の代理人・弁護士は出席してきた。
 開廷後、書類のやり取りについての確認作業が行われた後、いきなり裁判官が「人証の申請を却下する」「結審する」と言って来た!すかさず「ナンセンス!」の怒号が飛んだ。
 こちら側の代理人・弁護士が異議申し立て、理由の説明を求めると「必要性がないと判断した」なぜ?「総合的に判断した」である。傍聴人の一人は、「ナンセンス!」と大きな声を上げ、自主的に退廷した。
 何度も説明を求めたが、「総合的に」を繰り返すのみ…まるで菅元首相の記者会見ではないか!
 裁判官は和解を提案するので、協議の席に就くか聞いてきたが、弁護士は異議を申し立て、書記官に記録を取るように強く言った、「反対尋問にさらされておりません」
 村上さんも立ち上がって「継続を望みます。審理は尽くされておりません、裁判官は説明責任を果たしていません!」と強く抗議した。傍聴席からも様々な抗議の声があがり、騒然となっている。
 しかし裁判官は退廷し、法廷は閉じられた…

 たった5回の審理で、宝島社側がこちらの問いたいことに何も答えていないにも関わらず、強引に幕引きを図る裁判所を許さないぞ!

 その後、弁護士会館で報告集会ということなのだが、村上さんおよび代理人弁護士は協議の席についているので、支援者のみで本日の「感想」を共有する。参加者一同、強引な裁判官の訴訟指揮に怒りを表明した。
 「こそこそやって終わるなんて許せない!」「審議を尽くさないで逃げていく…国会みたいだ!」「こちらが意見を言いつくしていないのに打ち切るなんて絶対におかしい!」「次のステップを闘いたい!」「若い女性ということで、宝島社側がハラスメントをした…これを司法が裁けるのかという問題だった」「司法によるセカンドハラスメントだ!」「裁判官はちゃっちゃと終わらせるかどうかが、出世の判断になるとどこかの本で読んだ」というような声も…
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 こうやって怒りを共有しているうちに、みんな闘志がわいてきたようだ。
 やがて村上さんと代理人弁護士が合流してきた。村上さんは最初に「もし控訴したとしても、いっしょについてきてくれますか?」と発言されたので、みんな大きな拍手で応えた。闘いは継続が決まった!
 弁護士から、提案された和解についての説明…こちらが求めている「絶版」「謝罪」については、乗ってもいいかな?というような内容だったそうな。賠償金の話は、今回はまだしていない。次回の協議は10月11日で、もし和解しない場合は判決となり、それは11月18日(金)となる。
 今回の裁判はやっぱり特殊な案件で、こっちが勝って当然の案件なのだが、日本の裁判は「常識」が通用しないということも話された。

 一方、本書を作るに当たって中心的な役割を担った編集者に対し、損害賠償を請求して訴えた裁判は、本来はこの裁判と併合してもらうつもりであったのが、裁判所がなぜか認めず(併合しないと、同じ事実を扱った裁判で食い違った事実認定が行われたりする恐れがある)そのまま進むことになった。第一回口頭弁論は、10月6日(木)11時30~ 1008号法廷である。これを便宜的に「第二訴訟」と呼ぶことも決まった。
 またキュア相談所の代表の携帯番号が、許可なく本に掲載されている件についても、代表が本裁判の原告になることも発表された。しかし本裁判が、和解・結審に行きかけているので、この件は条件をひきだすための位置づけにもなるとのことである。

 その後もいろいろなことが話題になったが、最後はこれからの闘いをかんばるぞ!ということで、改めて村上さんと代理人弁護士に大きな拍手が送られ、集会を終了した。
 
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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