昨日12日、大阪梅田で行われた「山城博治さんの本音」集会に行って来た。
はじめに主催者の佐々木弘文さんのあいさつ…高江のヘリパッド建設反対闘争で現地に行って山城博治さんと仲良くなった。今は京都で禅僧をしているが、博治さんを呼んでイベントをやりたいと企画していたところ、11日に東西本願寺が反戦集会を開いて京都に博治さんが来ることになったので、ついでにお願いして大阪で知り合いに声をかけ、集会を持ったとのこと。
70人ぐらいの会議室を取ったと聞いていたが、会場は満席!予備の椅子も出していたと思う。
でもって、山城博治さんのお話が始まる…様々なお話をされたのであるが、私にとって重要なところを抜き出して書くよ。

沖縄、琉球弧の島々に自衛隊基地が配備され、沖縄戦が再び繰り返されようとしている。これを止めるため、2022年1月「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」を設立、また2023年2月26日、5月21日には市民運動の形で新しい反戦運動を始めた…次は政党等にも呼びかけて8月に「再びの沖縄戦に反対する県民の会(仮称)」を設立し、11~12月ごろに1万人を超える規模の県民大会を持ちたい。そしてこれを全国規模で呼びかけたい!とのこと。
この間、宮古島や石垣島に基地開設やミサイル搬入が行われているが、地元市民が抗議行動を行うため、その都度警察が取り締まらなければならない…そこで辺野古からも機動隊がいなくなるし、逆に機動隊がいなければ何も始まらない。だからあちこちで「反対!反対!」と言って下さい。そうしないと全国から沖縄に機動隊が来る(特に大阪は「土人」「シナ人」など差別発言をした機動隊が来た!)
労働組合運動をしていて、2004年から沖縄平和運動センターに関わっている。2007年、与那国島に海上自衛隊の掃海艇が来て、港の測量をした…この時は石垣島、宮古島、西表島にも来たのだが、この時から軍事化の動きが始まっていた。その時、反対闘争をして「帰れ!帰れ!」と言ったのだが、与那国島の首長は「相手は友好や補給に来ているのに、帰れとは何ごとだ!」と怒ってきた。石垣島は市長がいっしょに反対した。その後、高江ヘリパッド建設計画が出てきたので、高江に行った。2010年、民主党政権のときから「自衛隊の南西シフト」が始まった。
沖縄本島、離島という言い方はしない…運動の中でそうした批判があった。「南西諸島」という言い方は、中央から見た言い方、だけど俺たちが中央で、地球の真ん中。琉球の島々、琉球弧という言い方は、地理的概念としてはこれでよいが、奄美大島、馬毛島や種子島の「鹿児島県」の人は納得するだろうか?という疑問がある。
重要土地規制法がいよいよ沖縄にも適用される…基地から1㎞というが、狭い島では実質島全体が規制の範囲となってしまう。辺野古、シュワブゲート前もそうなる、ここに来るな!写真を撮るな!立ち止まるな!…テントも撤去されるのではないか?辺野古にある宿泊施設「クッション」の存続も危うくなる。
今、北上田毅さんと取り組んでいるのが、7月に辺野古側の埋立て工事が終わるにもかかわらず、8月以降、設計変更が承認されていない大浦湾側の埋め立て用土砂を辺野古埋め立て地に仮置きしようとしている(これ自体が”設計変更”になる)。仮置きは止められるハズだ!県に申し入れを行って、明日回答が来る。そもそも土砂搬出のダンプは1日160台とせれていた。だが1日7~800台も来る!また港湾が辺野古工事用にほとんど専用され、離島の公共事業用に使うスペースが不足している。辺野古の工事用ダンプは日当で契約されているので、いくら遅れても彼らには支障はないが、離島工事のダンプはそうではない。だから現場では離島工事のダンプは通すようにしている。
玉城デニー知事は、当初は自衛隊の問題についてあまり発言されなかったが、6月9日に反撃能力のあるミサイルについて、県内に配備しないよう政府に要請したり、訪中して李強首相や福建省トップと会談するなど、地域外交に力を尽くしている…などと言ったお話を、途中、辺野古ゲート前などで歌う歌もまじえ、身振り手振りを加えながら話をされた。
質疑応答の時間…佐々木弘文さんが用意された山城さんのプロフィール(新聞記事)に「高校をバリケード封鎖して除籍処分になった」とあるが、除籍と退学はどう違うのか?…「悪いことをした!」と処分に判子をついたら”退学”で済み、高校に入学した記録は残るが、悪いことをしたとは思わなかったので判子はつかず”除籍”となった。高校に入学したという記録もなくなった…というような話から、集会内容を「ほんわか路線」に持って行こうという動きが見られたので…私から挙手して
「山城博治さんが11~12月ごろに県民大会を予定され、全国に呼びかけられている。STOP!辺野古新基地建設!大阪アクションの枠組みで実行委員会を立ち上げ、集会を企画しているので、ここに来られた方はぜひ実行委員会に参加してほしい!また今日は社民党関係者も来ておられるが(大椿ゆうこ参議院議員、長崎由美子さんらが参加)もし政党関係でもっと大きな枠組みで実行委員会をつくるのであれば、そこに合流する用意はある!」とおらんできた。
そこからあとは普通に運動関係の質問や、若い人からのアピールとなる。課題は若い人にどう運動をつなげていくか?沖縄でも大きな課題になっている…。「若い世代は憎しみや怒りのエネルギーが満ちている場所に自ら行かない」という提起も若い世代からあった。その結果「争うよりも、愛しなさい」というスローガンが出来た…などと言ったことだ。集会場にキッチンカーが来たり、託児所ができたりもしたとのこと。なお今日の会場から、若者だけでなく、女性の、これまで運動から排除されてきたような人の声を聞くことが大切だという提起もあった。
主催者の予定では20時頃に終わる予定であったのが、30分ていどおして集会は終了し、その後梅田の街で交流会と相成った。
はじめに主催者の佐々木弘文さんのあいさつ…高江のヘリパッド建設反対闘争で現地に行って山城博治さんと仲良くなった。今は京都で禅僧をしているが、博治さんを呼んでイベントをやりたいと企画していたところ、11日に東西本願寺が反戦集会を開いて京都に博治さんが来ることになったので、ついでにお願いして大阪で知り合いに声をかけ、集会を持ったとのこと。
70人ぐらいの会議室を取ったと聞いていたが、会場は満席!予備の椅子も出していたと思う。
でもって、山城博治さんのお話が始まる…様々なお話をされたのであるが、私にとって重要なところを抜き出して書くよ。

沖縄、琉球弧の島々に自衛隊基地が配備され、沖縄戦が再び繰り返されようとしている。これを止めるため、2022年1月「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」を設立、また2023年2月26日、5月21日には市民運動の形で新しい反戦運動を始めた…次は政党等にも呼びかけて8月に「再びの沖縄戦に反対する県民の会(仮称)」を設立し、11~12月ごろに1万人を超える規模の県民大会を持ちたい。そしてこれを全国規模で呼びかけたい!とのこと。
この間、宮古島や石垣島に基地開設やミサイル搬入が行われているが、地元市民が抗議行動を行うため、その都度警察が取り締まらなければならない…そこで辺野古からも機動隊がいなくなるし、逆に機動隊がいなければ何も始まらない。だからあちこちで「反対!反対!」と言って下さい。そうしないと全国から沖縄に機動隊が来る(特に大阪は「土人」「シナ人」など差別発言をした機動隊が来た!)
労働組合運動をしていて、2004年から沖縄平和運動センターに関わっている。2007年、与那国島に海上自衛隊の掃海艇が来て、港の測量をした…この時は石垣島、宮古島、西表島にも来たのだが、この時から軍事化の動きが始まっていた。その時、反対闘争をして「帰れ!帰れ!」と言ったのだが、与那国島の首長は「相手は友好や補給に来ているのに、帰れとは何ごとだ!」と怒ってきた。石垣島は市長がいっしょに反対した。その後、高江ヘリパッド建設計画が出てきたので、高江に行った。2010年、民主党政権のときから「自衛隊の南西シフト」が始まった。
沖縄本島、離島という言い方はしない…運動の中でそうした批判があった。「南西諸島」という言い方は、中央から見た言い方、だけど俺たちが中央で、地球の真ん中。琉球の島々、琉球弧という言い方は、地理的概念としてはこれでよいが、奄美大島、馬毛島や種子島の「鹿児島県」の人は納得するだろうか?という疑問がある。
重要土地規制法がいよいよ沖縄にも適用される…基地から1㎞というが、狭い島では実質島全体が規制の範囲となってしまう。辺野古、シュワブゲート前もそうなる、ここに来るな!写真を撮るな!立ち止まるな!…テントも撤去されるのではないか?辺野古にある宿泊施設「クッション」の存続も危うくなる。
今、北上田毅さんと取り組んでいるのが、7月に辺野古側の埋立て工事が終わるにもかかわらず、8月以降、設計変更が承認されていない大浦湾側の埋め立て用土砂を辺野古埋め立て地に仮置きしようとしている(これ自体が”設計変更”になる)。仮置きは止められるハズだ!県に申し入れを行って、明日回答が来る。そもそも土砂搬出のダンプは1日160台とせれていた。だが1日7~800台も来る!また港湾が辺野古工事用にほとんど専用され、離島の公共事業用に使うスペースが不足している。辺野古の工事用ダンプは日当で契約されているので、いくら遅れても彼らには支障はないが、離島工事のダンプはそうではない。だから現場では離島工事のダンプは通すようにしている。
玉城デニー知事は、当初は自衛隊の問題についてあまり発言されなかったが、6月9日に反撃能力のあるミサイルについて、県内に配備しないよう政府に要請したり、訪中して李強首相や福建省トップと会談するなど、地域外交に力を尽くしている…などと言ったお話を、途中、辺野古ゲート前などで歌う歌もまじえ、身振り手振りを加えながら話をされた。
質疑応答の時間…佐々木弘文さんが用意された山城さんのプロフィール(新聞記事)に「高校をバリケード封鎖して除籍処分になった」とあるが、除籍と退学はどう違うのか?…「悪いことをした!」と処分に判子をついたら”退学”で済み、高校に入学した記録は残るが、悪いことをしたとは思わなかったので判子はつかず”除籍”となった。高校に入学したという記録もなくなった…というような話から、集会内容を「ほんわか路線」に持って行こうという動きが見られたので…私から挙手して
「山城博治さんが11~12月ごろに県民大会を予定され、全国に呼びかけられている。STOP!辺野古新基地建設!大阪アクションの枠組みで実行委員会を立ち上げ、集会を企画しているので、ここに来られた方はぜひ実行委員会に参加してほしい!また今日は社民党関係者も来ておられるが(大椿ゆうこ参議院議員、長崎由美子さんらが参加)もし政党関係でもっと大きな枠組みで実行委員会をつくるのであれば、そこに合流する用意はある!」とおらんできた。
そこからあとは普通に運動関係の質問や、若い人からのアピールとなる。課題は若い人にどう運動をつなげていくか?沖縄でも大きな課題になっている…。「若い世代は憎しみや怒りのエネルギーが満ちている場所に自ら行かない」という提起も若い世代からあった。その結果「争うよりも、愛しなさい」というスローガンが出来た…などと言ったことだ。集会場にキッチンカーが来たり、託児所ができたりもしたとのこと。なお今日の会場から、若者だけでなく、女性の、これまで運動から排除されてきたような人の声を聞くことが大切だという提起もあった。
主催者の予定では20時頃に終わる予定であったのが、30分ていどおして集会は終了し、その後梅田の街で交流会と相成った。