日米共同軍事演習で、日本が初めて「中国」を敵国明示した!Y!ニュース共同通信より
「中国」明示し日米初演習 台湾有事の作戦計画反映へ
自衛隊と米軍が実施中の最高レベルの演習で、仮想敵国を初めて「中国」と明示していることが4日、複数の政府関係者への取材で分かった。仮称を用いていた過去の演習と比べ、大きく踏み込んだ想定にした。演習はコンピューターを使用するシミュレーションで、シナリオの柱は台湾有事。防衛省は特定秘密保護法に基づき、シナリオを特定秘密に指定したもようだ。数年以内に中国が台湾に武力侵攻するのではないかとの懸念は高まっており、今回の敵国名変更は日米の強い危機感の表れといえる。
「中国」明示し日米初演習 台湾有事の作戦計画反映へ
自衛隊と米軍が実施中の最高レベルの演習で、仮想敵国を初めて「中国」と明示していることが4日、複数の政府関係者への取材で分かった。仮称を用いていた過去の演習と比べ、大きく踏み込んだ想定にした。演習はコンピューターを使用するシミュレーションで、シナリオの柱は台湾有事。防衛省は特定秘密保護法に基づき、シナリオを特定秘密に指定したもようだ。数年以内に中国が台湾に武力侵攻するのではないかとの懸念は高まっており、今回の敵国名変更は日米の強い危機感の表れといえる。
日米間には有事を想定した共同作戦計画が複数存在する。このうち、台湾有事に関する作戦計画の原案は昨年末に完成した。キーン・エッジと呼ばれる今回の演習の結果を原案に反映させ、今年末までに正式版を策定する予定。2025年ごろに部隊を実際に動かす演習(キーン・ソード)を実施し、作戦計画の有効性を検証する流れだ。
これまで日帝は「キーン・エッジ」「キーン・ソード」で対中国を念頭に置いた日米共同演習を実施してきた。しかし今回、仮想敵国として「中国」を名指ししたのである!これは対中国戦争へのさらなる踏み込みに他ならない。
なお、これを報じた韓国、中央日報によれば、今回はオーストラリア軍が初めて参加したのだそうな。
なお、注意しなければならないのが、「台湾有事」を口実とした戦争は、米帝が日帝を巻き込んで起こすものではなく、日帝が独自に、自らの利益と存亡をかけて行なう戦争であるということだ。
何より「自由で開かれたアジア太平洋」戦略というのは、安倍晋三元首相が提唱し、そのための連携クアッド(QUAD)…日本、インド、オーストラリア、米国…などは彼が推し進めてきたものだ。対中国戦争の「戦場」は、琉球弧、沖縄や奄美の島じまが設定されており、そこに配備される自衛隊の「敵基地攻撃能力」を持つミサイルは、当面はトマホーク400発を購入するということになっているが、日帝が独自に開発・改良するミサイルである。(アメリカの言いなりに、武器を”爆買い”するという批判は、実はナンセンスなのだ)
何よりウクライナと中東で戦争が起こっている今、米帝にさらに東アジアで軍事行動を起こす余裕はない…むしろ日帝のほうが「台湾有事」の際に、米帝を”逃がさない”ために、せっせと共同訓練、共同演習を行っているというのが本音である。
もっとも「台湾有事」…仮に中国が台湾統一のための軍事行動を起こしたとしても、台湾防衛のため他国が軍事行動を起こすための理屈が立たない…国連の(そして常任理帰国・中国の)「一つの中国」「台湾は中国の一部」原則があり、台湾統一戦争は中国の「内戦」ということになる。日本も1972年の日中共同声明にも
三 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。
とある。台湾有事に日米が「軍事介入する」というのが無理筋なはなしなのだ!
それでも無理やり「台湾有事」に日帝が介入すればどうなるか?
沖縄をはじめとする南の島じまにミサイルの飽和攻撃が行われる。一部は「本土」も米軍。自衛隊基地や祝園弾薬庫のようなところにも飛んでくることになる。沖縄戦を、そして「本土空襲」を再び繰り返すことになる。
また中国との貿易が完全に止まり、原材料、食料もふくめたあらゆるモノが入ってこなくなる…日本経済は壊滅する!
日帝の軍事突出を許してはならない。
能登半島の被災地をほったらかしにして、軍拡と増税、対中国戦争に突き進む岸田政権を打倒しよう!