たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#ミサイル部隊

海兵隊が対艦ミサイルを持つ話

 岸田が敵基地攻撃能力の保有と大軍拡を手土産に訪米しているが、その直前に行われた「2プラス2」で在沖海兵隊の対中国再編が確認された。NHKニュースより
米海兵隊を改編 沖縄に離島対応の部隊新設へ 日米で確認
 日米の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」が日本時間の12日朝行われ、沖縄の海兵隊を改編して、離島を拠点に機動的に対応する新たな部隊を設けることが確認されました。
「2プラス2」は、日米両国の外務・防衛の閣僚が参加し、日本時間の12日午前、ワシントンで行われました。
 共同発表によりますと、日米両政府は南西諸島の防衛を含めて、日米同盟の態勢を最適化するため、在日アメリカ軍の再編計画の一部を見直すことを確認しました。
 具体的には、沖縄に置かれている第12海兵連隊を2025年までに改編し、新たな部隊「第12海兵沿岸連隊」を設けるということです。
 「海兵沿岸連隊」は対艦ミサイルなどを備え、離島での有事の際、小規模の部隊に分かれて展開し、敵の艦艇などの進出を防ぐ部隊です。
 海兵隊によりますと、新たな部隊の規模は1800人から2000人ほどとなりますが、沖縄全体で海兵隊を1万人程度に減らすこれまでの再編計画に変更はないとしています。
 また、協議では、アメリカ軍嘉手納弾薬庫地区の火薬庫を自衛隊が新たに共同使用することに向けて具体的な調整を始めることや、共同演習や訓練を増やすことについても確認されたということです。
【海兵沿岸連隊とは】
 アメリカ海兵隊が新たに沖縄に置く「海兵沿岸連隊」は、「EABO=機動展開前進基地作戦」と呼ばれる海兵隊の新たな構想の中核を担う部隊です。
 EABOでは有事が発生する前から離島などに小規模で探知されにくい部隊を分散させます。
 そして敵のミサイルによる攻撃が想定される範囲内で情報収集にあたったり敵の艦艇を攻撃したりして、後方に構えている、より大きな部隊の展開を支援します。
 この作戦を担う海兵沿岸連隊は▽対艦ミサイル部隊を含む歩兵部隊の「沿岸戦闘チーム」、▽防空を担う「沿岸防空大隊」、▽補給・支援を担う「沿岸後方大隊」から構成されます。
 海兵隊によりますと、1つ目の「海兵沿岸連隊」は去年3月ハワイで発足していて、沖縄に2025年までに設けられる部隊は2つ目となります。
 また2027年にはキャンプシュワブに司令部を置く第4海兵連隊が3つ目の「海兵沿岸連隊」に改編されることになっていて、配備先はグアムが有力視されています。(以下略)

 海兵隊は長らく米国が侵略戦争を行う時の”殴り込み部隊”と位置付けられ、アフガニスタンやイラクでの戦争で”活躍”している。在沖海兵隊はそういった侵略戦争で、敵地を制圧するための訓練をしており、わざわざ沖縄でそれを行う理由なぞない。朝鮮半島有事で昔やった「仁川上陸作戦」のようなことは現代ではほぼ無理で、空爆等で制空権、制海権を奪い、地上兵力をある程度減らしてからおもむろに普通の空港から敵地に上陸している。有事が起こりそうな近くにいる必要はない。
 「在沖米軍は抑止力」「米軍がいなくなると中国が~」というのはウソで、中国が艦隊そろえて侵略に来ても在沖海兵隊では対応できず、地上戦で一兵力のコマとして使うしかない。「オスプレイは台湾有事に使える」と主張した人たちもいたが、非武装輸送機でほとんど丸腰の海兵隊数百人を、本気で統一に向け動き出した中国軍の中に急派する軍事的意味はない。台湾軍への増援にもならない。
 ということで、在沖海兵隊は歴史的・政治的に沖縄にいる(「本土」の反基地闘争が激しくなったので、沖縄に移って来た。またそれゆえ「基地を本土に引き取ろう」という運動が成り立つ)だけなのだが、日米の中国封じ込め、島嶼戦争に海兵隊を有効活用しようということでの、今回の「海兵沿岸連隊」への再編である。早い話、在沖海兵隊を、今宮古島や奄美大島に配備されている自衛隊ミサイル部隊になるということだ。これは軍事的には正しい選択である。
 しかし沖縄に住む住民にとっては、島々が戦場になることは同じである。記事中「EABO=機動展開前進基地作戦」とあるが、これはあらかじめ島々にミサイル部隊などを配備しておこうというもので、自衛隊がやっていることを米軍もやるということである。だから島の中でミサイル部隊の展開訓練がバンバン行われることになるし、戦争のときは島じゅうをミサイル部隊が展開する。敵からみると当然、島全体が攻撃対象だ、住民に逃げる場所はない。また「EABO」をやる場合、沖縄島以外の島々、例えば久米島や鹿児島県の徳之島や沖永良部島など、現在米軍や自衛隊を配備していない、そういった計画もない島々にもあらかじめ展開しておこうという構造も出てくる。それは琉球弧全島を要塞化し、戦場化するということだ。
 また記事中には2027年、キャンプ・シュワブに司令部をおく第4海兵連隊が「海兵沿岸連隊」に整備され、配備先はグアムが有力視などと書かれている。これだけ見ると在沖海兵隊は縮小し、よって辺野古新基地もいらないということになるハズなのだが、沖縄戦場化で空港・港湾能力はあればあるほど良いし、自衛隊も使うので、辺野古新基地建設はこれからも続ける!ということになるわけだ。

 海兵隊の海兵沿岸連隊、ミサイル部隊への再編反対!米軍はただちに出て行け!
 琉球弧の軍事要塞化、沖縄の戦場化を断固阻止しよう!
 岸田政権を打倒しよう!

与那国駐屯地の米軍使用を許すな!

 琉球弧の島々の軍事要塞化が、新たな段階に入った…八重山毎日新聞のWEBサイトより
米軍、与那国駐屯地使用へ 来月11日から日米共同演習
 自衛隊と米軍による日米共同統合演習が来月11日から10日間の日程で行われ、米軍が与那国駐屯地を使用する方針であることが25日までに分かった。与那国町にも防衛省から米軍が滞在する予定との説明があった。米軍の滞在は、祖納港視察で訪れた2007年7月以来2度目で、訓練目的では初めてとなる。
 防衛省が21日付で公表した資料によると、同演習の実施のため、「米軍が陸上自衛隊与那国駐屯地の土地などを使用することについて、日米合同委員会の承認を得たもの」としている。承認日は20日。
 使用期間は来月1日から25日までとなっているが、訓練の具体的な内容や規模は明らかになっていない。
 町によると、今月7日に防衛省職員が来島し、与那国駐屯地で演習を計画しているとの説明があった。それによると、来月10~19日の間、米軍が滞在する予定だが、規模は不明。演習は駐屯地内のみを想定しているという。糸数健一町長は国防は国の専権事項とし、自衛隊と米軍の訓練実施に関して「反対する考えはない」と話し、住民生活に支障がないよう要望した。(以下略)

 与那国島は自衛隊「南西シフト」で真っ先に自衛隊のレーダー部隊「沿岸監視隊」160名が、2016年に配備されているが、小西誠氏の「要塞化する琉球弧」(社会批評社2019年9月)によれば、約500m2の「貯蔵庫」(弾薬庫だろう)が建設されており、いずれミサイル弾体など重火器の貯蔵が行われるのではと指摘されている。その与那国島に演習の短い期間であるが、米軍が滞在して訓練を行うというのである。
要塞化する琉球弧 怖るべきミサイル戦争の実験場! [ 小西 誠 ]
要塞化する琉球弧 怖るべきミサイル戦争の実験場! [ 小西 誠 ]
 またこの本では2017年に自衛隊の河野統合幕僚長と、米太平洋軍トップのハリー・ハリス太平洋軍司令官が視察に訪れていることが紹介されており、与那国島の基地開設が米軍の対中・日米共同作戦態勢の重要なステップであると説明されている。このステップが今年の日米共同演習でさらに進められるのだ!
 与那国島は「台湾有事」において文字通り最前線となる。レーダー基地は戦争の目や耳であるから、そこが真っ先に叩かれる。ましてや狭い島にミサイルを貯蔵し、部隊を展開させるとなれば、敵ミサイルの飽和攻撃を受けて完膚なきまでも破壊されるだろう。沖縄戦の再来である。 
 今回の日米共同統合演習には、もう一つ重要なニュースがある。Y!ニュース沖縄タイムスより
「武力攻撃事態」への発展を想定 地対艦ミサイル、沖縄県内で初の訓練 来月 日米の大規模演習
 【東京】防衛省統合幕僚監部は21日、日米共同の大規模な統合演習「キーン・ソード23」を11月10日から19日まで実施すると発表した。武力攻撃かどうか判別が困難な「グレーゾーン事態」から、日本が直接攻撃される「武力攻撃事態」への発展を想定。沖縄県内で初めて、陸上自衛隊八重瀬分屯地で地対艦ミサイルの展開訓練を行う。県内の民間地を使用する訓練の予定は現時点ではないという。
 日米共同で後方補給の拠点を開設し、装備などの補給品を輸送・集積する訓練も、統合演習としては初めて県内で実施。米軍那覇港湾施設(那覇軍港)や米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)も使用する。
 輸送訓練として、軽量なMCV(16式機動戦闘車)や、弾道ミサイル防衛に用いるPAC3(地対空誘導弾パトリオット)を那覇基地内に空輸する。
 MCVについて、防衛省関係者は「他の民間空港への空輸もできないか、県や県内自治体と調整中」としており、双方から承諾を得られれば実施する考えだ。
 また、県内の複数の自衛隊基地や米軍施設内で、島しょ部での傷病者発生を想定した医療拠点開設や患者の後送に関する訓練、日米の連絡調整所の設置訓練などを実施。陸自知念分屯地で電磁波作戦訓練、北大東村の米軍沖大東島射爆撃場で実弾射撃訓練も予定している。
 徳之島(鹿児島県)では、南西地域で初めて日米のオスプレイが連携する訓練を行い、対抗部隊を配置した実戦的な訓練もする。(東京報道部・新垣卓也)

 見出しにあるように、沖縄島に自衛隊ミサイル部隊を展開し、訓練を行うという。宮古島と沖縄島は260㎞も離れており、宮古海峡を「封鎖」するためには現時点で宮古島のみならず、沖縄島にもミサイル部隊を置かなければならない。そのための展開訓練を行うというのである。

 中国共産党の党大会が開かれ、習近平国家主席が3期目を始めるという情勢の中で「台湾有事」が煽られている。8月にはアメリカ、ペロシ下院議長が訪台し、対決姿勢を強めた。ひとたび戦争が起これば、馬毛島、奄美大島から与那国島まで、琉球弧の島々は戦場となり、ミサイルが雨あられと降ってくることになる。こんなことを許してはならない!

 日米共同統合演習「キーン・ソード23」を中止せよ!米軍の与那国島使用反対!島々を戦場にするな!沖縄戦を繰り返すな!
 「台湾有事」を煽る米日帝国主義を許さないぞ!戦争を準備する岸田政権を打倒しよう!

石垣島、宮古島へのシェルター建設構想を弾劾する!

 1週間ほど前の記事であるが、石垣島や宮古島に戦争に備えて避難用のシェルター整備が検討されていることが明らかになった。Y!ニュース沖縄タイムスより
「攻撃リスク確実に」台湾有事を想定、先島諸島に避難シェルター 石垣市長「検討ありがたい」
 政府が台湾有事などを想定し、沖縄県の先島諸島などで住民用の避難シェルターの整備を検討していることが15日、明らかになった。要望していた石垣市の中山義隆市長は「検討はありがたい」と歓迎。自衛隊配備に反対する市民は「攻撃対象になるリスクが現実になった」と反発した。
 八重山市町会会長を務める中山市長はシェルター整備を県側に求めていた。政府から正式な連絡はないとした上で「有事の住民避難は時間がかかると認識しており、安全を守る方法の一つとしてシェルターというのは『あり』だと思っている」と語った。当然、有事はない方がいいとしつつ「万一の備えとしての設置検討だ。今後、地元の要望を踏まえながら計画を練り上げてほしい」とした。
 「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の藤井幸子さん(74)は「シェルターを整備しても住民の安全確保とは言えない」と批判。有事に基地が攻撃される恐れについて、「私たちがずっと指摘してきたことだ。攻撃されれば、産業や生活そのものができなくなる」と訴えた。
 「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子事務局長は「本気で戦争するつもりなのか、という心配が頭に浮かぶ」と懸念した。「とどまって隠れろということは、住民を巻き込んだ沖縄戦と同じ。由々しき事態だ」と語気を強めた。「実生活で中国の脅威はほとんど感じない」と語り、政府の姿勢について「世論をあおり、軍拡ばかりで外交が見えない。シェルターが必要にならない外交努力をしてほしい」と強く求めた。
(八重山支局・粟国祥輔、宮古支局・當山学)

 記事全文を引用したが、これは由々しき構想である。中国と事を構えることを想定し、琉球弧の島々にミサイル部隊を配置することは、島々が戦場になることを意味する。そして狭い島に何万人もの人が暮らしているのだが、戦争勃発時に全ての住民をすみやかに、安全な島外に避難させる方法なぞ存在しない。大量の飛行機やフェリーを動員しなければならないからだ。逃げられない島民は戦争に巻き込まれ、犠牲になる…沖縄戦が繰り返されるのだ!
 だから島々にミサイル部隊をおいてはイケナイ!戦争にむずびつくすべての軍備を放棄して平和外交に務めなければならないにもかかわらず、住民が避難するシェルターを作るというのだ。
 住民が避難できるからいいのではないか?と思われるが、ウクライナの情勢を見てみよう…すでに半年も戦争が続いている。シェルターのようなところに避難しつづけるのは、せいぜい1~2週間程度だろう…島民が1か月も3ヶ月も、避難し続けることは不可能だ!どのみち戦闘に巻き込まれるか、食料や医薬品等が欠乏して命を落とすことになる。戦争を前提にしたシェルター建設構想を許してはならない!
 昨日20日、沖縄のノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会は会見を開き、このシェルター建設構想に抗議をした。Y!ニュース沖縄タイムス
「戦争を前提、断じて許せない」 先島諸島の避難シェルターに抗議 市民団体 沖縄
 沖縄戦研究者や市民運動家らでつくる「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の山城博治共同代表らは20日、県庁で会見し、政府が先島諸島などで検討している住民用避難シェルターの整備に「戦争を前提とした動きで、断じて許せない」と抗議した。大規模な県民大会の開催も視野に、県民世論に訴えていく方針も示した。
 21日午前11時半と午後6時、県庁前で「避難シェルターいらない!  戦争準備受け入れない!」をスローガンにした緊急集会を開くことも発表した。
 山城さんは「県も住民を避難させるための独自の図上訓練を計画している」と指摘。県側に対して政府との間でどのような調整がなされているのかについて、情報開示を求める考えも示した。
 会見には、山城さんと共に共同代表を務める沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表や沖縄戦研究家の石原昌家沖縄国際大学名誉教授、ダグラス・ラミスさんらも出席した。
 具志堅さんは「再び戦争になろうとしている現実が目の前にあるのに、県民の危機感が感じられない」と語る。そのため反戦の声を上げ続け、県民世論に訴える意義を強調した。(社会部・島袋晋作)

 本日21日、県庁前で集会が行われたとのことである。
 沖縄戦を繰り返す琉球弧の島々の軍事要塞化を許すな!避難用シェルターは要塞化のための施設である!戦争を準備する岸田政権を許さず、安倍国葬と基地建設を粉砕しよう!

馬毛島訪問報告集会

 昨日はエルおおさかで行われた馬毛島訪問報告集会に参加してきた。
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 司会挨拶のあと、8月28日に放送されたTBS「報道特集」、南西諸島への自衛隊配備についての報道がビデオ上映された。自衛隊の元幹部が、奄美大島は南西諸島で軍事行動を行う場合の”中継点”になると言っていたり、12式地対艦ミサイルシステムを撃つ訓練…たんに自動車で移動してミサイルを撃つだけではなく、ミサイル発射地点の周辺を兵士が固めたり、万が一に備えて”狙撃兵”も待機してりしている…、宮古海峡の距離は300㎞で、射程200㎞のミサイルを宮古島と沖縄島に配備すれば海峡を封鎖できること、山を切り開いて広大な自衛隊基地が作られ、ミサイル(弾薬)が運び込まれたりと、着々と「中国の脅威」に向けた自衛隊配備が進められている様子が映し出された。だいたい25分ぐらいの長さであったが、最後に金平キャスター(だったかな?)が「島中を駆け巡りながらミサイルを撃つわけだが、そこに住んでいるがどうなるのかということが描かれていない」と批判された(映像をみて、会の人の批判だったかもしれない)
 続いて服部良一さんの報告である。服部さんは昨年12月に社民党幹事長に就任されて東京に拠点を移しているのだが、なんでも住居が定まらずホテル暮らしをされているのだそうな。馬毛島には普天間飛行場の移設先としてクローズアップされた時に一度訪問しており、今回は10年ぶりに島に乗り込んだとのこと。時期は7月10、11日。
 馬毛島には「海上タクシー」を種子島、西之表市でチャーターして、1時間かかる。港に上陸してしばらくは「入会地」なのだが、大部分が民間会社の土地なので(まだ正式な売買契約が終わっていない)中から警備員が出てきて、それ以上は入れてくれなかったのだそうな。入会地には地元の人が建てた「基地反対」の様々なプラカード、看板が掲げられている。仕方が無いので「共有入会地」の看板の前で、山城博治さん、福島みずほさん、末永あつ子さん(衆議院鹿児島4区野党統一候補・社民党)と記念撮影して帰って来たとのこと。その後、八板西之表市長との意見交換会や、西之表市民集会に参加したりした。ちなみに市民集会は150人もの人が大ホールに集ったそうで、多くの人が馬毛島に基地が出来た時の騒音問題について関心があるとのことだ。また、鹿児島4区における米永さんを「野党統一候補」で推すにあたっての政策協定には、馬毛島の基地に反対ということが掲げられているそうだ。
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 服部さんは馬毛島の自然や開発の歴史、今進められている米艦載機のFCLP訓練や自衛隊基地についてパワーポイントで説明をされた。馬毛島はもともと無人島であったが、「飛び魚漁」の季節に一時的に人が移り住んだり、集落があった時もあったのであるが、水が少ないため暮らしにくいということで、また無人島に戻った。ほぼ全島を私企業が買占め、石油備蓄基地構想、レジャー施設建設の構想や、日本版スペースシャトル基地、さらには使用済み核燃料中間貯蔵施設や国際貨物ハブ空港構想など、様々な開発構想が立てられては消えていった、利権がうごめく島でもあったのである。会社が90年代に制作した7分間のビデオを見せてもらったのであるが、滑走路らしきものの外はただっぴろい平地で、数万人規模の住居施設、娯楽施設もつくることが出来る(水はどうするんじゃ?)と説明しており、環境アセスメントしての「お墨付き」さえいただければ、やりたい放題、基地や街が作れるなと感じた次第である。
 さて防衛省が2020年8月に公表した馬毛島の整備計画には、南西島嶼部防衛のために総合的な軍事要塞基地にするということ、西日本における米軍と自衛隊の訓練拠点にするということが書かれている。米艦載機のFCLP訓練は年2回・各10日間だけだが、これは夜中の3時ぐらいまで行う。また自衛隊の訓練や離発着訓練は年130日間、既存の戦闘機の外、空母「いずも」への搭載予定機、陸自の持つオスプレイ、空自の持つ迎撃ミサイル「PAC3」の訓練などが行われるのだ。騒音について防衛省は、種子島の上空は飛行しないから影響は少ないとしているが、種子島空港の滑走路と同じ方向で米軍機が訓練した時は、種子島上空を飛行している。デモ試験飛行の時は、最大で77dBまで騒音が観測され、またその時は超低空での侵入や急上昇が行われなかったし、明らかに飛行機の出力を落としていたと言われてる。また馬毛島に「いずも」「かが」が接岸できる大港湾施設も建設が計画されており、とんでもない軍事要塞、一大集積拠点になることが明らかになっている。
 現在、ボーリング調査が終了し、2021年2月から環境アセスメントの手続きが開始されている。だが今後の国会対応については、「馬毛島の米軍施設に反対する市民・団体連絡会」から「野党合同馬毛島問題対策チーム結成」の要請があるのだそうだが、おそらく選挙後になるだろうとのこと…立憲民主党の方針が固まらないからであり、そもそも2+2で普天間代替施設を馬毛島へと言ったのは旧民主党政権である…立憲が党として明確な反対方針を打ち出せるのか?ということがあるのだ。こうゆうところは、市民運動・住民運動のほうから、もっとケツをたたかないとあかんのだろうなぁ~と思った。
 立県民主党の枝野代表は著書で「台湾有事には日米同盟基軸で対応する」と言っているが、それでは自民党と同じだ、台湾有事・尖閣有事で沖縄・南西諸島を絶対に戦場にしてはならない!東アジアの平和を本気でつくらないといけないと、服部さんは述べられた。
 その後「ミサイル基地いらん宮古島住民連絡会」の清水草子さんがzoomで参加、宮古島の状況について話をされた。「尖閣」における中国との対立に対抗して、宮古島の海上保安庁の巡視船が12隻、石垣島では15隻になっていること、ミサイル戦争で重要な「準天頂衛星システム(みちびき)」が重要になり、宮古島にその追跡管制局があること、野原は集落が基地に囲まれ、千代田は弾薬庫と民家が100mしか離れていないこと、保良の弾薬庫はまだ完成していないが、空砲で訓練が行われていること、ゲート前やスーパーサンエーの前でスタンディングを続けていること、海運業者が弾薬庫運搬を拒否したため(おそらく労働者の闘いがあったのだろう)、武器・弾薬が急遽、空輸されたこと、「隊員のお見合いパーティー」を批判したことなどを説明された後、今国会で成立した「重要土地調査規制法」に触れ、国境離島は島ごと監視の対象になると述べられた。そして連帯・連携して、反対運動を大きくしていきましょうとまとめられた。
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 「南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会」代表の平出さんがあいさつをした後、会場からの質疑応答に応える時間となった。「野党共闘」に国民民主党が入ると、基地反対運動は身動きがとれなくなるのではないかということや、土地取得における疑惑(評価額45億にたいし、150億で購入)追及は?という話も出てきた。”疑惑”については、会社が権利を残しておきたいとか言っていて、まだ買収交渉がまとまっていない(利権・仕事が欲しいから?)いずれにせよ、今後の課題ということで、辺野古の基地も含め、自衛隊配備が台湾有事・尖閣有事にどう位置付けられているのか、反対運動でしっかり詰めておく必要があるとのこと。外交について、どんなに米中の意見の対立があっても、間に入ってデモ絶対に戦争はさせないということが必要だとのことであった。
 清水早子さんが、先ほどの「報道特集」の番組は政府よりだと思う、なぜなら宮古島の漁業者が「尖閣」海域へ漁に出ているというが、あれは国(行政)から日当が出て、尖閣に出かけて行っている。石垣島でも同じことをやっているが、地元ではよく知られた事実であり、取材すれば分かるはずだと言った。また「野党共闘」の共同政策には辺野古は入っているが、「琉球弧」のことは入っていない、奄美、宮古、石垣の基地を止められないのは離島差別である、戦争になれば、切り捨てられるのは離島の島なんですよという、非常に重要なことを述べられた。
 集会は16時前に終了した、参加者はおよそ70名ぐらいであったと思う。

沖縄島に自衛隊ミサイル部隊が配備される!

 速報&怒り…沖縄島に陸上自衛隊のミサイル部隊が配備されます。
 琉球新報【独自】沖縄本島で初、地対艦ミサイル部隊配備へ 勝連に23年度めど
 【東京】防衛省は2023年度をめどに、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地へ地対艦ミサイル(SSM)部隊を配備する方針を固めた。沖縄本島への同部隊の配備は初となる。海洋進出を強める中国を念頭に、対処力を強化する狙いがあり、22年度概算要求で関連経費として21億円を計上する予定だ。
(以下略)

 沖縄島は米軍が主に使い、自衛隊の重要な基地は配備されない”だろう”ということが言われてきた。沖縄戦をはじめとする、沖縄島の「反自衛隊感情」…要するに、自衛隊も旧日本軍の悪しき体質をそのまま引き継いでいるのではないか?(いや、実際に引き継いでいる…自衛隊創設時には、旧軍の幹部を沢山採用している…決して「革命の軍隊」「革命後の軍隊」ではない)…に配慮していたということもある。しかし今回、あからさまに対中国戦争を念頭においたミサイル部隊配備を強行しようとしているのだ!絶対に許すわけにはいかない!

 辺野古新基地も、その周りのキャンプ・シュワブも、陸上自衛隊が米海兵隊と共同使用しようとする目論見も明らかになっている。沖縄を再び三度、戦場の島にするつもりなのか、いや、沖縄が戦場にならなくても、かつてのアフガニスタンやイラク(現在のアフガニスタンの混迷も、アメリカが貝絵額を派兵して政権を無理やり打倒したことに原因がある)のように、他国を戦場にするために沖縄を使うのか‼そんなことを許してはならない‼

 自衛隊の沖縄へのミサイル基地建設に反対しよう!奄美大島、石垣島、宮古島をはじめとする島々への、自衛隊配備、ミサイル部隊配備を許すな!辺野古新基地建設に反対し、米海兵隊と自衛隊の共同基地化を阻止しよう!沖縄戦の戦没者の遺骨が眠る土を、辺野古の埋立てに使わせるな!戦没者への冒涜を許さないぞ!

 明日、22日14時からPLP会館で行われる「遺骨眠る土砂を辺野古に使わせない」集会に決起し、デモを貫徹しよう!

 
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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