たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

#ミサイル

祝園弾薬庫強化計画を粉砕しよう!

 JR学研都市線(片町線)には、難読駅が二つあって、一つは「中古車センター」の広告で関西人にはおなじみの「放出(はなてん)」駅、もう一つが、京都府相楽郡精華町にある「祝園(ほうその)」駅である。その祝園駅の西側、京阪奈丘陵にまたがって「陸上自衛隊祝園分屯地」という弾薬庫がある。
祝園駐屯地
 おおむね赤丸でかこったあたり、右側の駅のマークが、JR祝園駅および近鉄京都線新祝園駅になる。
 「未来383号」(2024年2月1日)3面に
祝園弾薬庫 全国で出撃基地化・弾薬庫強化を狙る
京阪奈丘陵に日本一の規模
という記事が載っていて、先月21日に行われた「祝園弾薬庫自衛隊弾薬庫基地見学と相談会」というものに参加してきた報告がなされている。(紙面は祝園のルビは「ほうぞの」となっているが、駅名は「ほうその」である。陸自のHPでは「ほうぞのぶんとんち」とルビがふられている)記事を引用すると…
 防衛省は全国14カ所で大型弾薬庫建設を計画しており、24年度予算に222億円を計上した。そのうち、祝園分屯地には大型火薬庫8棟の建設が予定されており、24年度予算案で設計・工事費に102億円がついている。精華町議会はこの基地交付金に飛びつき、基本的に賛成している。
 祝園分屯地に保管予定のミサイルは、アメリカから買うトマホークと12式地対艦誘導弾能力向上型とされている。後者は、国産の長射程ミサイルで、従来の12式ミサイルを改良したもので、現在も開発途上にある。

 ということだ。
 沖縄、琉球弧の島々のみならず、九州から日本全国で、岸田の「敵基地攻撃能力」を持つための大軍拡計画が、知らない間に進められているのだ。
 この「祝園弾薬庫自衛隊弾薬庫基地見学と相談会」ではフィールドワークも行われ、祝園弾薬庫の周辺を車でぐるっと1周している。南側にはニュータウンが広がるが、ここは昨年施行された「土地利用規制法」の規制範囲にはいる…。分屯地の面積は約470ヘクタール(東京ドーム100個分)で、精華町の面積の1/6を占める。弾薬庫は北の京田辺市にもまたがって広がっている。
 祝園弾薬庫は、1939年、枚方にあった陸軍の禁野弾薬庫が爆発事件が起きたため、その代替えとして建設されたものだ。建設には朝鮮人労働者も動員されている。当時は「東洋一の弾薬庫」と呼ばれていた。日本敗戦後、米軍の管理下に置かれ、朝鮮瀬尾宗次には弾薬がここから朝鮮に送られている…血塗られた歴史があるのだ。また1960年、米軍から自衛艇に移管されているが、この時は住民による弾薬庫撤去運動が起きている。
 再び記事を引用すると
 防衛庁の動きにたいして、住民が反対運動を計画している。この2月に、「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考えるネットワーク(仮称)」の総会が開催され、正式に住民団体が結成される予定。また、ミサイル配備の大型火薬庫建設は全国に及ぶので、全国規模のネットワークも構想されている。
 とのことである。

 京阪奈丘陵にミサイル弾薬庫はいらない!
 大阪・京都・奈良の労働者市民学生は立ち上がろう!
 岸田政権の軍拡・ミサイル基地建設を粉砕しよう!

「台湾有事」の戦略

 先日は台湾総統選挙と台湾社会について書いてみたが、革命的共産主義者同盟再建協議会理論誌「展望」第30号(2023年10月)における「台湾有事」に関する記載を見てみようと思う。
 論文名は「新たな沖縄戦の軍事的意味 台湾危機の扇動許すね」落合薫 である。
 まず、展望30号p50において、こう書かれている。
 (中国は)台湾は、かならず統一する、武力行使を放棄しないと言いつつ、政治的・経済的関係強化を主としている。それを象徴的に示すのが、南沙諸島最大の島・太平等である。中国が主張する9段戦のど真ん中にあり、シーレーンの要衝にあるこの島を、戦後一貫して台湾が実効支配し、空港や病院を建設している。しかし、ベトナムやフィリピンとは軍事的にも激しく衝突する中国は、太平等については争っていない。台湾、とくに台湾人民と衝突することを恐れているからである。
 とある。まず、これが基本で、その次p51に
 過去において、中国は地上で接している隣国との軍事「紛争」では買ったことがない。1969年旧ソ連との珍宝島(ロシア名ダマンスキー島)事件、1978年対ベトナム「膺懲」戦争、2021年対インドの
カシミール「紛争」、すべて軍事的敗勢を政治的に押し返している。人民解放軍は、外征型戦争には弱い軍隊なのである。100㎞以上の幅の海峡がある台湾との関係では、この困難は比較すべくもない。

 と展開している。なるほど、確かにそうだ。
 そして、仮に人民解放軍が台湾統一戦争に乗り出すとすると、次の3通りの方法が考えられる
 ①着上陸→全面占領②海上封鎖、③島々への侵攻(金門、馬祖、澎湖島等)
 このうち①は、膨大な兵站・輸送力を要し、かつ人民解放軍にとっては未経験の闘いである。台湾の海空軍を全滅させたとしても、4000m級の山岳地帯を擁し(国土がほとんど平原なウクライナとは違う)、兵役期間を4ヶ月から1年に延長し、予備役を含め軍事訓練を積んだ200万人の兵力を有する台湾軍と対峙することは困難である。さらに台湾にはすでに空爆、砲撃を避けるために全土で10万5千か所にシェルターが設置されており、8600万人を収容できる。なんと全人口の3倍である。徹底抗戦の上に地上戦に引き込まれれば人民解放軍に勝ち目はない。

 とのことである。まぁ、そうだろうな。
 ただ、中国は「一つの中国」原則を掲げつつ、海上封鎖も徹底的に行って台湾への武器供給等を妨害し、何年かかっても台湾を平定する!という戦略をとることになるだろう…ただしその間、中国は「西側」からの経済制裁をうけることになるので、経済が持つか、あるいは民衆が持つか(人民反乱)…という問題もでてくるだろう。
 ということで、中国が準備している別の戦法が
 それは台湾軍・米軍・自衛隊すべてに対して内線陣形を取り、第1列島線内に敵を引き込んで砲撃、およびミサイル攻撃で壊滅させることである。米露は中距離核戦力全廃条約を結んでおり、これは2019年に失効したが、中単距離ミサイルの保有数は圧倒的に少ない。それに対して長距離ミサイルは米・露の10分の1程度しか保有していない中国は、中・短距離ミサイルの開発・配備に注力してきた。そのほとんどすべて3000発を台湾正面に配備している。これをもって、第一列島線内にいる、ないし入ってくる敵に飽和攻撃をかければ敵を殲滅することができる。
 そうである…とすれば、台湾統一のために台湾で戦うのではなく、東中国海を戦場にして台湾軍(+米軍、自衛隊)を壊滅させ、その後政治的に「統一」にもっていこう!という戦略だろうか?
 ただ、東中国海における挑発行為、琉球弧の島々に対する挑発行為を行ったとしても、自衛隊や米軍はともかく、台湾軍は出てこないし、出てくる義理もない…台湾に閉じこもって兵力を温存させるだけであろう。もちろん、これをやっても人民解放軍は無傷ではないだろうが
 台湾正面に配備した3000発のミサイルはシェルター付きの40~50の発射基地(ほとんどが空港を兼ねる)に配備されており、米軍のシュミレーションによっても、台湾海峡内に入った米空母は1隻であれ、2隻であれ全部撃沈されるという。
 そうな。
 要するに、ガチで台湾を攻めると泥沼に落ち込むが、「台湾救援」とかの口実でやってくる米軍・自衛隊を叩き潰すことはできるよ!ということらしい。そして展望の論文では最後に

 このような軍事情勢を無視し、琉球諸島にミサイル部隊を配備し、対中国の戦争挑発に余念がないのが日本の支配階級である。
 と述べている。
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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