たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

米軍

12・22沖縄県民大会同時アクション@おおさか

 12月22日(日)は、沖縄で米兵による性暴力とその隠蔽を許さない県民大会が行われる。同時行動を大阪でも行うので、参加・拡散を!
20241222沖縄集会デモスタンディング20241207
米兵による性暴力 隠蔽を許さない!
[米兵による少女暴行事件に抗議し再発防止を求める12.22沖縄県民大会]同時アクション@おおさか
期日:12月22日(日)
時間:14:00~ 集会(扇町公園南西角)
★「沖縄・米兵による女性への性犯罪13版」」朗読★
   14:40~ デモ(解散地:梅田OSビル前)
   15:30~16:00 スタンディング(HEP ナビオ前)
※どなたでも自由に参加できます ※スタンディングからの参加OK

昨年12月、沖縄の米兵による16歳未満の少女への性暴力事件が起きました。日本政府は、半年もこの事件を沖縄県に伝えることなく隠蔽していましたに。米軍は未だに謝罪も再発防止も示していません

12月22日(日)沖縄県女性団体連絡協議会の呼びかけで、68団体の賛同を得て沖縄市内で「米兵による少女暴行事件に抗議し再発防止を求める県民大会」が開催されます。私たちは、米軍基地があることにより性暴力が繰り返され、命と人権が脅かされ続けていることを決して許しません。沖縄県民大会に連帯し、同日に大阪で講義の集会、デモ、スタンディングを行います。
師走にあわただしい時期ではありますが、是非お集まりください。

≪呼びかけ≫沖縄を再び戦場(いくさば)にさせない実行委員会
 osakadouji1123@gmail.com 

20241222沖縄集会デモスタンディング20241207_0001


2024岩国行動に行ってきた(その3)

 その2の続き
 岩国行動は17日、9時半から「岩国国際連帯集会」となる。
 司会挨拶のあと、基調報告…この1年を通じて岩国基地が侵略戦争のための基地として強化されてきたこと、広島・呉で日鉄の跡地を買い取って「多機能な複合防衛拠点」をつくる基地拡大計画があること、沖縄、大分敷戸、京都祝園、佐賀空港の闘いが地方ごとの孤立したものにはならず、互いに結合していくこと、日米韓、日比(フィリピン)の軍事同盟化と闘う国際連帯が必要なことなどが報告され、全国の反基地運動と結合し、国際r根対で基地も戦争も原発もないアジアを作ろう!と述べられた。
DSC01779
 海外からの発言…まずAWC韓国委員会から。
 尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になってから韓米軍事演習が強化され、南北間の軍事緊張も増している、今年にマスコミで報道された韓米演習・韓米日演習だけとっても70回以上になる、ここ数ヶ月、韓国と朝鮮は、無人機の進入、ビラ散布、汚物風船飛ばしなどを続け、敵対的な挑発を続けてきた、対話のチャンネルはすべて途絶え、南北境界地域の武力衝突を防ぐための安全ピンの役割を果たしてきた9.19軍事合意まで無力化され、偶発的な衝突や事故、誤った判断から戦争につながる危険性が高まっている、朝鮮もまた、トランプ政権との朝鮮半島非核化に向けた交渉に積極的に乗り出す動きが必要だ、尹錫悦政府の朝鮮に対する敵対的態度と韓米軍事演習の中止によって、朝鮮半島の平和定着への道を再び開いていくことを強く求め、アジア民衆の連帯で戦争を永遠に終息させ、平和を成し遂げる決意ですとの報告がなされた。
 続いてミグランテ日本支部からの発言。日本軍は再びフィリピンに戻ってこようとしている。国際的な平和と安全保障に対する日本とフィリピンの「相互コミットメント」を口実としているが、日比両政府が米国の帝国主義的利益に奉仕していることは明らかだと、日比円滑化協定に反対し、この地域の戦争の脅威は、米国の扇動によってもたらされていると私たちは考えると述べた。また日本に住む外国人として、皆さんには私たちは二級市民に映るかもしれないが、私たちは食べ、呼吸し、眠る、私たちには家族がいる、心がある、そして私たちも働いている…私たちの国と民衆を巻き込むいかなる戦争も望んでいないと私たちが言うとき、皆さんが耳を傾けてくれることを願っている…祖国では得られないものを補うために、すでに家族と離れ離れになっている、私たちはこれ以上引き裂かれることを望んでいない…帝国主義を打倒しよう!フィリピンとあらゆる場所から米軍は撤退せよ!と結ばれた。
DSC01781
 続いて沖縄から、辺野古カヌー隊の金治明(キム・チミョン)さんから昨日の報告に付け加えて10分程度の報告。
 台風のおかげで辺野古の工事が止まっている…工事ではパフォーマンス的にダンプを入れているが、機動隊がいないと工事ができない状態だ。辺野古に心を寄せる人びとと、国際連帯のきずなで相手は手を出せない…全部で負けないのだと述べられた。
DSC01782
 京丹後市議、永井友昭さんからビデオメッセージ。京丹後Xバンドレーダー基地反対運動、11月10日に行われた「米軍基地いらんちゃフェスタ」の報告。
 休憩の後、在日朝鮮人総連合会山口県本部委員長、李秀副さんからと、若狭の原発を考える会、木原壯林さんからのメッセージが読まれる。

DSC01785
 佐賀からの報告ということで、オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀の代表、豊島耕一さんがパワーポイントを使って発表。
 佐賀空港のオスプレイ受け入れのための工事は、昨年6月から始まっている…その時は住民・市民の自然発生的な阻止直接行動があった。2024年1月、有志で佐賀県公安委員会に対し県警が違法な工事を取り締まるよう「苦情申し立て」を行い、その後阻止駆動を予告する記者会見を行った。
 DSC01787
 1月27日、「私人による法の執行」として、工事ゲート前でダンプ阻止行動を開始し、「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」を結成した。このような直接行動について「佐賀では無理、ここは沖縄ではない、逮捕者が出れば周りが大変」などと言われたが、メディアも好意的に取り上げてくれ、参加者はエンパワーされている。月に1~2回阻止行動を実施し、参加者は30~50人いる。阻止行動の原則は「非暴力と安全」そのため参加者に「非暴力と安全のための誓約書」への署名を求めている…とのことであった。
DSC01788
 元岩国市議で愛宕山平和研究所の田村順玄さんから「岩国基地を再び侵略戦争の基地とさせないために」と題して発言があった。
 最後に、瀧川共同代表のまとめ発言があり、午後の屋外集会とデモの案内で11時35分に終了…
 すぐに会場の椅子などを片付け、食事(コンビニでおにぎり、パン、弁当もしくは外食)を取って、次の会場は岩国市庁舎前広場に移動。
DSC01792
 空は雲が覆っているが、この季節にしては暑いぐらいの気温である。

DSC01796
 12時半からミニ集会開始…司会挨拶のあと、住民投票を力にする会で岩国市議会議員の松田一志さんからの報告…本日の午前中、岩国基地の艦載機機種変更が行われたとのこと…F35Cがやって来たわけである。後ろは自民党、岸のぶちよの事務所…

DSC01797
 総がかり行動阿武・萩共同代表の藤井郁子さん。
 集会は後半から、首都圏、関西、、広島、佐賀、北九州からの闘う仲間があいさつ。

DSC01801
 この方は先日の衆議院選挙で、福岡4区で社民党から立候補した宗晶子(そうあきこ)さん…元福岡県築上町議会議員である。
 「守ろう愛宕山」という歌をデモ中に歌うということで、唄の指導があった後に…
DSC01805
 デモ出発準備でありますっ!

DSC01807
 1時過ぎに、デモ出発!
 市役所近くの狭い道を通り抜け、大きな通りへ出て岩徳線の踏切を渡る…「岩国基地はいらない!」「艦載機を撤去しろ!」「爆音はいらない!」「低空飛行をやめろ!」「静かな瀬戸内を取り戻そう!」などなど、コールが響く。

DSC01809
 英語のコールの練習…No base, Peace Now!  US troops out now! KIck out,US bases!  Free Free Palestine! 等々

DSC01811
 今津川を渡る…向こうは山陽本線。

DSC01814
 しばらく線路と並行した後、JRのガードをくぐって向こう側へ…
 
DSC01816
 コンビニのところで右に曲がって、基地滑走路に沿って進む形になるが、このへんも普通の住宅地である。

DSC01818
 岩国基地の西門のところで、英語のコール…No base, Peace Now!  US troops out now! KIck out,US bases!  Free Free Palestine! 

DSC01820
 住宅地内の幅の広い道を、けっこう延々と歩きます。

DSC01821
 ようやくゴールが見えてきました。

DSC01826
 岩国基地正門前で、みんなで講義のコールを上げる!

DSC01830
 ただ、正門前は解散地点ではないので、またしばらく歩いて…

DSC01835
DSC01836
 住宅地内の車町第一街区公園まで行って、簡単な総括集会をやってから解散です。
 お疲れさまでした。

杉原浩司さん講演集会(後編)と性暴力反対集会

 前編のつづき、
 2023年3月、イスラエル最大の軍需企業エルビット・システムズと伊藤忠アビエーション、日本えやークラフトサプライが「戦略的協力覚書」を締結した。これに対しNAJATなどがハガキを組み込んだアクションシートを配布、企業への申し入れ、抗議行動、就活イベントなどでのアピール、ネット署名などを展開した。海外でもカナダでの抗議や、マレーシアのファミリーマート(伊藤忠系)へのボイコットなどに発展したため、伊藤忠は国際司法裁判所の仮保全命令や上川外相談話を理由に覚書の終了を発表した、BDS(ボイコット、投資引き上げ、制裁)の成功例である。
 また今年の2月20日、市民による防衛省との交渉や質問で、輸入しようとしているドローン7機のうち5機がイスラエル製であると判明した。川崎重工や輸入代理店への抗議行動が行われ、6月26日の川崎重工株主総会で橋本社長は「(ドローンは)災害対策用」と防衛省も言っていない強弁をした(それだけ動揺しているということ)…9月20日から、グローバルボイコットが始まり、Kawasakiのバイクmサミットやトモズ(両社とも住友商事系…関西にはほとんどないスーパー、ドラッグストア)の不買などが行われている。なおKawasakiのバイクを「ボイコット」するのは、バイクユーザーにとっては考えられないことらしい(それほど性能が良い)が、買い替えとかを我慢してほしとのこと…またボイコットはSNSで宣言する…イスラエルとの取引をやめるまでkawasakiのバイクは買いません…ことが大切だそうな。また三菱重工へのボイコットも難しいが、ビーバーエアコンは三菱重工が作っているし、三菱電機の「霧ヶ峰」もあるとのこと。
 また大手産業ロボット製造企業ファナックは、イスラエルや米英の軍需産業に産業ロボットを販売し、製造武器がガザの虐殺で使用されている…これもBDSJapan Bulletinなどがネット署名による講義を行っている。
DSC01458
 これから巻き返していくための市民運動の課題を、杉原さんは上げられた…まずはパレスチナ・ガザでの停戦のみならず、封鎖の解除や占領の終結を見据えた息の長い取り組みを行う、パレスチナの国家承認を目指すことを大前提としたうえで、イスラエル製虐殺ドローン輸入やファナックの虐殺加担をやめさせる取り組みの強化、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の、エルビッド・システムズへの投資をやめさせること、日本とイスラエル経済連携協定共同研究の中止、武器・技術秘密情報覚書書の破棄などの制裁を行わせることがある…9月18日には国際司法裁判所(ICJ)の勧告的意見を受けて、12か月以内にイスラエルにパレスチナの不法な占領の終結を求める国連総会緊急特別会合決議に日本は賛成をした。日本は最大の資金拠出国である国際刑事裁判所(ICC)を後押しし、ネタニヤフの逮捕状を発行させるべきであるとのことである。
 また殺傷兵器の輸出について、日本はもうタガが外れてしまっているが、これは政権与党だけでなく重大な悪法に賛成し続けている立憲民主党も批判していかなければならない。外交・安保に関しては立憲野党と言えるのか?市民が正面から批判しながら押し返していく必要があると述べられた。特に野田佳彦が新しく代表になるであろう(実際なった)ことを憂慮していた。
 講演終了のあと、10分休憩とカンパ集め、その後、質疑応答が行われる。
 武器の開発や製造を止めるための効果的な方法は、具体的なボイコットのやり方、神戸市民が地元の川崎重工に圧力をかけること、メディアや立憲民主党の問題などが話された。
 その後、私は「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」としてあいさつ…沖縄で米兵による性暴力が相次ぎ、それが日本国によって隠蔽されてきたこと、琉球弧に自衛隊を配備して中国を封じ込め、攻撃する…そのための武器開発、製造のための武器輸出である…というようなことを言った。この発言後、会場を後にして米兵による性暴力・隠蔽を許さない集会&デモに行くことに…なお本集会は全国学生講堂連絡会のアピールがあった。また参加者は100名ぐらいか…

 米兵による性暴力・隠蔽を許さない集会は、豊崎西公園で…PLP会館から仲間とタクシーで向かう。DSC01463
 こんな感じで、集まっています。

DSC01464
 集会では、沖縄戦当時の1945年から最近までの米兵による性暴力事件、1件1件の概要をまとめた資料を渡され、グループに分かれてそれを声を出して読むということを行った。足元には蚊取り線香がある。
 声を出して読むことで、ただの資料…これを個人で持っていて目を通している人もいる…ではなく、そこに一人一人の被害者がいるということを、改めて感じることができる。そしてグループで読んだ後で、感じたことを集会全体で共有する。人数の少ない手作り集会だからこそできるいい取り組みである。
DSC01465
 5時40分が使づいてきたので、デモ出発準備…いろいろな打楽器をもってきた方がおられたので、それを叩くことに。

DSC01467
 デモでありますっ!
 「性暴力を 許さない!」「アメリカの言いなりに なるな!」

DSC01468
 阪急梅田駅横、茶屋町を行進!

DSC01469
 もうすぐJRの高架をくぐって、解散地点のヘップファイブ前である。
 だいたい、20人ぐらいかな、お疲れさまでした。

米兵による性暴力・隠蔽を許さない沖縄同時アクション

集会&デモのお知らせ
20240810沖縄同時集会
「米兵の性暴力・隠ぺいを許さない沖縄同時アクション」を実施します!
8月10日(土)
 17:30~ 淀屋橋でスタンディング
 18:00~ 中之島公園 女性像前で集会
 18:40~ デモ出発(御堂筋北上、米領事館前、国道2号旧スエヒロ前解散)

本集会は、8月10日に沖縄で開かれる県民大集会に合わせた行動です。

来月10日に県民大集会 相次ぐ米兵事件を糾弾 沖縄
 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議と普天間、嘉手納爆音訴訟団の3団体は8月10日午後4時から、米兵による少女誘拐暴行事件など相次ぐ米兵による性犯罪を糾弾する県民大集会を宜野湾市のユニオンですからドーム宜野湾で開催する。会場は約2千人収容で、1600人規模の集会を目指す。
 集会では、今年8月13日で、宜野湾市の沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した事故から20年を迎えることを受け、オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還も求める。会場は午後3時開場する。県民大集会の名称は「『欠陥機オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還』を求め『米兵の少女暴行と政府による事件隠ぺい』を糾弾する8・10沖縄県民大集会」。
(吉田健一)

酷暑が続いていますが、無理をせず、熱中症対策を十分にとってご参加おねがいします。

米軍による性暴力事件はなぜ問題か?

 沖縄で繰り返されていた米軍関係者による性暴力事件と、それが日本政府によって隠蔽されていた問題で、沖縄では8月10日に県民大集会が行われる。Y!ニュース琉球新報より
来月10日に県民大集会 相次ぐ米兵事件を糾弾 沖縄
 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議と普天間、嘉手納爆音訴訟団の3団体は8月10日午後4時から、米兵による少女誘拐暴行事件など相次ぐ米兵による性犯罪を糾弾する県民大集会を宜野湾市のユニオンですからドーム宜野湾で開催する。会場は約2千人収容で、1600人規模の集会を目指す。
 集会では、今年8月13日で、宜野湾市の沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した事故から20年を迎えることを受け、オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還も求める。会場は午後3時開場する。県民大集会の名称は「『欠陥機オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還』を求め『米兵の少女暴行と政府による事件隠ぺい』を糾弾する8・10沖縄県民大集会」。
(吉田健一)

なぜ米軍・米兵による性暴力事件が沖縄で大きな問題として取り上げられ「県民大集会」まで開かれるのか?は、本ブログを読んでくれている人には自明のことであろうが…それは、米軍が今も沖縄に対し、「占領軍」としてふるまっている、圧倒的な”権力勾配”でもって、沖縄県民と対峙しているからに他ならない。権力勾配があれば、性暴力を含めたあらゆる犯罪、人権侵害、ハラスメントが起こされる。
 その権力勾配を担保しているのが、日米地位協定であり、日米安保体制(日米同盟)である。しかもそれは日本政府が積極的に維持し、沖縄に押し付けている体制である。そしてご存じの通り、日米地位協定は、日本に駐留する米軍関係者の特権的な扱いを規定している。事故を起こしたり、犯罪を犯したりしても、日本の警察は自由に彼らを捜査できない。逮捕・拘束・起訴などのハードルも高い。そうした「特権的」な米軍の地位を規定している日米地位協定であるが、他国が米国と結んでいる地位協定は、過去には米軍の「特権的」な地位を認めた不平等なものであったとしても、様々に改訂され、自国民の権利や主権を守るようになってきている。しかし日本の地位協定のみ、日本政府が改定をさぼり「運用の改善」でお茶を濁している状況だ。
 1972年の「復帰」以前は、もろに米軍は占領軍として軍政を敷き、我が物顔で沖縄を統治していた…そのため米軍による事故や犯罪も野放し状態であった。「復帰」後もその状況は変わらず、例えば1995年には米兵3人による少女暴行事件が起こった。その時は10慢人規模の「県民大会」が開かれ、沖縄の米軍基地撤去、負担軽減の闘いが繰り広げられた…それによって、市街地の真ん中にあって危険な「普天間飛行場」の撤去が決まる(ただし県内・辺野古移設という条件つき)。それぐらい、米軍による「性暴力」は大問題なのである。
 2016年にも米軍関係者による性暴力事件が起こった。うるま市に住んでいた20歳の女性がウォーキング中に襲われ、殺害された後、恩納村の雑木林に捨てられたのである。たった8年前にも、このようなむごい事件が起こっているのである。
 日本政府は、沖縄における米軍の性暴力事件は、沖縄県民の怒りを呼び覚まし、日米安保・日米同盟の根幹を揺るがすものであると認識している。だから「プライバシーへの配慮」を口実に、性暴力事件を隠蔽していたのである。一応””平等”を期すために、青森や神奈川、山口など他の米軍基地がある自治体に対しても同じ対応そとっていたということであるが、それも大問題である。また、今回明るみになったのは、たまたま新聞社の人間が裁判所で裁判の予定をメモしていたら、偶然にも米軍の犯罪の公判期日がひかかったためであり、政府は未来永劫、これを隠し続けるつもりであったのだ。許しがたい話である。

 また米軍の性暴力が問題視されるのは、たんに占領軍が特権的な意識をもって沖縄県民に対峙しているからだけではない…軍隊による性暴力は、戦時性暴力と結びついているからである。戦時性暴力は、戦争の時、相手・敵国の人間に対し何をしてもよい、女子どもは犯しても、殺してもよりという暴力である…軍隊による戦争犯罪、虐殺やジェノサイドにつながるものである。
 歴史をひもとけば、かつての日本軍は、中国、アジアを侵略し、現地で多くの女性に性暴力をふるった。南京大虐殺をはじめとする虐殺、戦争犯罪を繰り返した。兵士が戦場で性暴力をふるわないようにするためと称して「慰安婦」制度をつくり、多くの女性を強制的に慰安婦にして「性暴力」をふるった。第二次大戦時のナチスドイツ軍や旧ソ連軍、さらには連合国軍も含め「慰安婦」制度こそつくりはしなかったものの、戦場や占領地での性暴力事件は起こされている。米軍は朝鮮戦争やベトナム戦争で、旧日本軍のやってきたことをくり返した。90年代、ユーゴスラビア解体の過程で「民族浄化」が叫ばれ、クロアチア人がセルビア人を、セルビア人がクロアチア人を「性暴力」も使って根絶やしにしようとした…こうした戦時性暴力は枚挙にいとまがない。だから絶対に曖昧にしてはいけないのである。

 お笑い芸人であろうが映画監督であろうが、米軍・自衛隊員であろうが「性暴力」は絶対にしてはいけない…その前提をあたりまえのものとしながら、軍による性暴力は、戦時性暴力につながっているのである。だから米軍による性暴力を見逃すことは許されない。そして自衛隊内で繰り返される「セクハラ事件」も、絶対に曖昧にしてはならない…それは「いつか来た道」をたどることになるからである。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

最新コメント
タグ絞り込み検索
  • ライブドアブログ