たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

岩国

2024岩国行動に行ってきた(その3)

 その2の続き
 岩国行動は17日、9時半から「岩国国際連帯集会」となる。
 司会挨拶のあと、基調報告…この1年を通じて岩国基地が侵略戦争のための基地として強化されてきたこと、広島・呉で日鉄の跡地を買い取って「多機能な複合防衛拠点」をつくる基地拡大計画があること、沖縄、大分敷戸、京都祝園、佐賀空港の闘いが地方ごとの孤立したものにはならず、互いに結合していくこと、日米韓、日比(フィリピン)の軍事同盟化と闘う国際連帯が必要なことなどが報告され、全国の反基地運動と結合し、国際r根対で基地も戦争も原発もないアジアを作ろう!と述べられた。
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 海外からの発言…まずAWC韓国委員会から。
 尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になってから韓米軍事演習が強化され、南北間の軍事緊張も増している、今年にマスコミで報道された韓米演習・韓米日演習だけとっても70回以上になる、ここ数ヶ月、韓国と朝鮮は、無人機の進入、ビラ散布、汚物風船飛ばしなどを続け、敵対的な挑発を続けてきた、対話のチャンネルはすべて途絶え、南北境界地域の武力衝突を防ぐための安全ピンの役割を果たしてきた9.19軍事合意まで無力化され、偶発的な衝突や事故、誤った判断から戦争につながる危険性が高まっている、朝鮮もまた、トランプ政権との朝鮮半島非核化に向けた交渉に積極的に乗り出す動きが必要だ、尹錫悦政府の朝鮮に対する敵対的態度と韓米軍事演習の中止によって、朝鮮半島の平和定着への道を再び開いていくことを強く求め、アジア民衆の連帯で戦争を永遠に終息させ、平和を成し遂げる決意ですとの報告がなされた。
 続いてミグランテ日本支部からの発言。日本軍は再びフィリピンに戻ってこようとしている。国際的な平和と安全保障に対する日本とフィリピンの「相互コミットメント」を口実としているが、日比両政府が米国の帝国主義的利益に奉仕していることは明らかだと、日比円滑化協定に反対し、この地域の戦争の脅威は、米国の扇動によってもたらされていると私たちは考えると述べた。また日本に住む外国人として、皆さんには私たちは二級市民に映るかもしれないが、私たちは食べ、呼吸し、眠る、私たちには家族がいる、心がある、そして私たちも働いている…私たちの国と民衆を巻き込むいかなる戦争も望んでいないと私たちが言うとき、皆さんが耳を傾けてくれることを願っている…祖国では得られないものを補うために、すでに家族と離れ離れになっている、私たちはこれ以上引き裂かれることを望んでいない…帝国主義を打倒しよう!フィリピンとあらゆる場所から米軍は撤退せよ!と結ばれた。
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 続いて沖縄から、辺野古カヌー隊の金治明(キム・チミョン)さんから昨日の報告に付け加えて10分程度の報告。
 台風のおかげで辺野古の工事が止まっている…工事ではパフォーマンス的にダンプを入れているが、機動隊がいないと工事ができない状態だ。辺野古に心を寄せる人びとと、国際連帯のきずなで相手は手を出せない…全部で負けないのだと述べられた。
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 京丹後市議、永井友昭さんからビデオメッセージ。京丹後Xバンドレーダー基地反対運動、11月10日に行われた「米軍基地いらんちゃフェスタ」の報告。
 休憩の後、在日朝鮮人総連合会山口県本部委員長、李秀副さんからと、若狭の原発を考える会、木原壯林さんからのメッセージが読まれる。

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 佐賀からの報告ということで、オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀の代表、豊島耕一さんがパワーポイントを使って発表。
 佐賀空港のオスプレイ受け入れのための工事は、昨年6月から始まっている…その時は住民・市民の自然発生的な阻止直接行動があった。2024年1月、有志で佐賀県公安委員会に対し県警が違法な工事を取り締まるよう「苦情申し立て」を行い、その後阻止駆動を予告する記者会見を行った。
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 1月27日、「私人による法の執行」として、工事ゲート前でダンプ阻止行動を開始し、「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」を結成した。このような直接行動について「佐賀では無理、ここは沖縄ではない、逮捕者が出れば周りが大変」などと言われたが、メディアも好意的に取り上げてくれ、参加者はエンパワーされている。月に1~2回阻止行動を実施し、参加者は30~50人いる。阻止行動の原則は「非暴力と安全」そのため参加者に「非暴力と安全のための誓約書」への署名を求めている…とのことであった。
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 元岩国市議で愛宕山平和研究所の田村順玄さんから「岩国基地を再び侵略戦争の基地とさせないために」と題して発言があった。
 最後に、瀧川共同代表のまとめ発言があり、午後の屋外集会とデモの案内で11時35分に終了…
 すぐに会場の椅子などを片付け、食事(コンビニでおにぎり、パン、弁当もしくは外食)を取って、次の会場は岩国市庁舎前広場に移動。
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 空は雲が覆っているが、この季節にしては暑いぐらいの気温である。

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 12時半からミニ集会開始…司会挨拶のあと、住民投票を力にする会で岩国市議会議員の松田一志さんからの報告…本日の午前中、岩国基地の艦載機機種変更が行われたとのこと…F35Cがやって来たわけである。後ろは自民党、岸のぶちよの事務所…

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 総がかり行動阿武・萩共同代表の藤井郁子さん。
 集会は後半から、首都圏、関西、、広島、佐賀、北九州からの闘う仲間があいさつ。

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 この方は先日の衆議院選挙で、福岡4区で社民党から立候補した宗晶子(そうあきこ)さん…元福岡県築上町議会議員である。
 「守ろう愛宕山」という歌をデモ中に歌うということで、唄の指導があった後に…
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 デモ出発準備でありますっ!

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 1時過ぎに、デモ出発!
 市役所近くの狭い道を通り抜け、大きな通りへ出て岩徳線の踏切を渡る…「岩国基地はいらない!」「艦載機を撤去しろ!」「爆音はいらない!」「低空飛行をやめろ!」「静かな瀬戸内を取り戻そう!」などなど、コールが響く。

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 英語のコールの練習…No base, Peace Now!  US troops out now! KIck out,US bases!  Free Free Palestine! 等々

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 今津川を渡る…向こうは山陽本線。

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 しばらく線路と並行した後、JRのガードをくぐって向こう側へ…
 
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 コンビニのところで右に曲がって、基地滑走路に沿って進む形になるが、このへんも普通の住宅地である。

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 岩国基地の西門のところで、英語のコール…No base, Peace Now!  US troops out now! KIck out,US bases!  Free Free Palestine! 

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 住宅地内の幅の広い道を、けっこう延々と歩きます。

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 ようやくゴールが見えてきました。

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 岩国基地正門前で、みんなで講義のコールを上げる!

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 ただ、正門前は解散地点ではないので、またしばらく歩いて…

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 住宅地内の車町第一街区公園まで行って、簡単な総括集会をやってから解散です。
 お疲れさまでした。

2024岩国行動に行ってきた(その2)

 その1の続き
 岩国行動、16日の夕方から「反基地交流会」となる。
 まず「在韓米軍のサード撤去闘争に関する報告」が、ソソン里平和活動家 金永宰(キム・ヨンジェ)さんがリモート+会場通訳による報告。
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 サード現場反対闘争は8年間続けられているが、全体的に縮小され、非常に委縮した状態で一部少数の連帯者によって続けている状況だそうな。住民や連帯者の疲労の他、内部分裂(後の質疑応答では一部連帯者が疲弊する住民に対し失礼なことを言ったことなどが原因らしい…他にも理由はあるようだが)で闘争勢力が弱まったこともある。現場住民たちとのコミュニケーションを続けながら、住民たちとのきずなを放さないことがきわめて重要だ。韓米日の、さらには全世界の反戦、反基地、平和勢力も連帯とコミュニケーションの実戦を広げていかなければならない…等々。
 続いて「宮古からいつでも始められる潜像準備」と題して、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんからリモート報告。
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 宮古島の駐屯地には、ミサイル部隊だけではなく電子戦部隊の配備も24年度中に計画されている…新しい兵舎の建設なども進められ、写真で示したグランドや倉庫は既に完成している。
 自衛隊は、戦車を南方仕様に作り替えるといっている。サンゴ礁の島が爆撃されるとどうなるか、破砕実験をしてデータを取っている。宮古島の公的な場所に住民を収容する「遺体収容袋」が搬入されている。自衛隊25万人の血液を採取して血液製剤をつくり、冷凍して戦場で米軍と共用する計画や、負傷した隊員の輸送計画では一旦、那覇病院に集めてから全国に分散輸送する…これは明らかに「戦場は沖縄島以南である」ことを物語っている。
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 住民の生活領域や文化伝統、人びとの内面にまで「戦争の空気」が入り込んできている。宮古駐屯地の警備隊長ら20名が、制服姿で公用車で宮古神社を参拝していたので、抗議した。2023年4月、宮古島沖でブラックホークが墜落し第8師団幹部や宮古島駐屯地司令ら10名が亡くなった事故から1年、「黒鷹の勇士」と刻銘された慰霊碑が基地内のウタキのそばに置かれたので、これについても抗議した。
 石垣島ではハーリー競漕への自衛隊員の出場は「公務」であり、明らかに軍事訓練だ。宮古島でも自衛隊員が出るかもしれないので、私たちは会見して声明を出した。那覇市の第15旅団のホームページには、沖縄戦で多くの住民を死に追いやった牛島中将の辞世の句を掲載した…などなど。 
 続いて沖縄から「辺野古・安和報告及び衆議院選挙結果について」と題して、辺野古カヌー隊の金治明(キム・チミョン)さんの報告。
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 僕がなぜここにいるのか…それは岩国から多くの爆撃機が飛んで、故郷を破壊したから…だから沖縄と岩国は連携しなければならない。
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 大浦湾側の工事が始まったが、どこのカ所を工事しているのか…できるところから護岸を作り出しているそうだ。
 選挙では「オール沖縄」は2勝2敗、沖縄3区は屋良さんが落選し、自民党の島尻あい子が当選した。名護市では公共事業で暮らしている人も多く、とにかく金、金、カネで負けたとのこと。
 最後は「岩国基地に対する岩国市民のこの間の闘いについて」ということで、愛宕山を守る会代表世話人の岡村寛さんの報告。
 岩国基地は滑走路を沖合に展開し2010年に供用を開始した。巨大な軍艦が横付けできる専用の岸壁ができた。湊と滑走路が一体となった唯一の基地である。辺野古新基地に期待していた用途は、岩国で使えるということを確認してきたのだろう…辺野古ができなくても良いと考えているのではないだろうか?また2012年オスプレイの配備は、岩国の岸壁からにオスプレイを陸揚げし、岩国で整備して沖縄に飛ばした。オスプレイの陸揚げ、整備場としての岩国の機能がある…とのことであった。
 質疑応答の時間はほとんどとれず、このあと夜の交流会…固体・液体燃料の補給になだれこむ。

 翌日は朝からのフィールドワークに参加。車に分乗して岩国基地の滑走路北側に向かうが…
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 ちょうどこの日が、艦載機の機種変更の日で、F35Cがやってくる…ということで、ミリヲタ、航空ファンの人たちが朝から詰めかけていた。滑走路北側の道路にも多くの車が停車し、カメラを構える人がたくさんいたので、一番先端まで行ってUターン。
 ちなみに空母艦載機は、空母が港にいる時は発鑑ができない…空母が走行する力も揚力として利用しているからだ。だから空母が横須賀に寄港している時、艦載機は岩国やってきて、そこからいつでも飛び立てるようにしているわけだ。
 岩国飛行場も、もともとは旧海軍の空母が寄港しているとき、艦載機が飛び立つための場所として検察されたものだ。そういう意味で岩国も「軍都」だったわけで、JRをまたぐ橋のところに「三笠橋」という地名がある。
 岩国基地の滑走路の沖合展開は、住民には「騒音対策」ということで進められてきたが、アメリカ軍や日本政府は滑走路を長くして艦載機が離発着できるようにすることや、水深の深い軍港機能を持つことを当初から目論んでいたということだ。
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 南側の米軍住宅地前で車を降りて、説明をうける。

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 滑走路を沖合に出すための埋め立て土砂は、愛宕山を削ってそれをベルトコンベヤーで運んで持ってきたものだ。その跡地は住宅団地に開発するということで、こうしたす「絆スタジアム」などのある愛宕スポーツコンプレックスや…

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 岩国医療センターなどが建っている。その他、いわくに消防防災センターや「ふくろう公園」なんて施設もあるが、奥まったところには「愛宕ヒルズ」と呼ばれる米軍住宅もある…愛宕ヒルズは米軍施設だから、ちゃんとゲートもある。
 愛宕山を後にして岩国の市街地にもどり、岩国市福祉会館で2日目のプログラムとなる(つづく)

2024岩国行動に行ってきた(その1)

 16,17日に行われた2024岩国行動に参加してきた。
 新幹線で広島まで行き、在来線で岩国へ。
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 岩徳線と、錦川鉄道のディーゼルカーが並ぶ。
 岩国駅はこぎれいに整備されている。駅前の道路は広いものの、土曜日の午後であるにもかかわらず人や車の通行が少ない…もともとの岩国の街は、錦帯橋とかお城がある新岩国のほうなのだそうな。
 会場の岩国市福祉会館は、その広い道路から少し奥に入ったところにある。
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 会場の様子
 15時から「労働者反戦交流集会」が始まる。司会挨拶の後、基調の提起。
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 物価上昇、上がらぬ賃金、衆議院選挙、続く戦争(ウクライナ・ガザ)などの情勢報告…日本でも「軍備拡大」路線の下、多国間の軍事演習・軍事協力が進められている。特に日本とフィリピンの「日比円滑化協定」は、自衛隊のフィリピン駐留の道をひらくもので、かつて侵略をした国(アメリカ・日本)が再びフィリピンに上陸することになるわけだ。
 選挙江自公が過半数割れし「少数与党」になったものの、共産党・社民党の左派勢力は減少・現状維持…参政党、保守党などの極右が台頭している。また議席を増やした立憲民主党と国民民主党、さらに維新も含めて「日米同盟を基軸とする」路線なので、反戦闘争の任務がますます重要になってくる。
 琉球弧への自衛隊ミサイル部隊配備、各地の弾薬庫建設、隠蔽される米兵の性暴力事件などの問題が取り上げられ、それに対する反撃も始まっている。
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 岩国でも米兵による性暴力事件とその隠蔽はあった。岩国から飛び立ったオスプレイは墜落した。原因は機体の欠陥だが、市民の抗議を無視して飛び続けた。2024年5月21日、「洋上遠征基地」とも呼ばれる事前集積艦ミゲルキースが5回目?の寄港をした。なぜこんな言い方になっているかというと、行政に対し艦名、目的など一切の連絡がなかったからだ。軍事機密が拡大している。岩国基地拡張・強化によてt騒音被害も拡大している。年内に空母艦載機のオスプレイが岩国に配備されると発表され、空母艦載機もFA18から最新鋭のステルス戦闘機、F35Cに機種転換される。日米合同演習では後方・整備拠点として岩国基地はフル活用されている。岩国は対中国、対朝鮮の戦争において「最前線のすぐ後ろ」に位置するので、前進・後退のいづれでも重要な拠点となるため、それらの確認もかねて繰り返し訓練に使われているのだろう。
 
 格差が拡大し差別排外主義が強化され、デマゴギー政治も横行しているが、民衆はやられっぱなしではない…と、被爆者・被爆二世三世の闘い、反原発、袴田さん無罪、狭山再審、三里塚闘争などの様々な闘い、関生弾圧との闘い、最低賃金1500円/時をめざす闘い、軍事化の最前線で闘う全港湾の闘いなど労働組合の闘いなどが紹介され、反撃の闘いこそが希望だ…今年はイギリスで団結禁止法が廃止され労働組合が合法化して200年である。労働組合の禁止を跳ね返すのに25年、そこから団結権を勝ち取るのに47年、争議権の確立まで35年、3世代を超える闘いである。闘いに確信を持とうということでしめられた。
 その後、闘いの報告ということで、全日建連帯労組関西生コン支部から、関生弾圧についての報告、山口連帯労組から最低賃金闘争、ヘルパー国賠訴訟を闘うふくしま連帯ユニオンの佐藤昌子さんは、ビデオメッセージによる報告、ユニオン北九州から外国人労働者の組織化について。韓国で300日の籠城闘争を行ったオプティカルハイテック争議について、おおさかユニオンネットワークからの報告。
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 全港湾大阪支部から、民間港湾の軍事利用との闘いについての報告…有事の際に自衛隊や海上保安庁が使うことを想定する7道県16カ所の「特定利用空港・港湾」に関して、申し入れ行動や特別決議、抗議行動などの取り組みが紹介された。
 また被団協がノーベル平和賞を受賞したことも含め、被爆二世の会の闘いも報告があった。
 社民党副党首、大椿ゆうこ参議院議員からビデオメッセージが読み上げられた後、まとめ。
 
 引き続き、17時半から「反基地交流会」が続けられる…
 
 
 

2024 岩国行動スタート集会報告

 7月12日、2024岩国行動スタート集会にs中してきた。
 18時、エルおおさか南館で開場、主催者あいさつの後「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」で、ピースリンク広島・呉・岩国の新田秀樹さんの講演が始まった。
 はじめに「広島の基地群」ということで、広島周辺にある米軍、自衛隊の基地の概要について説明があった。岩国基地は、米海軍第5空母航空団、米海兵隊第12航空群の他、海上自衛隊第31航空群がいる。米軍と自衛隊が共同使用汁基地である。また米軍は広弾薬庫、秋月弾薬庫、河上弾薬庫の3カ所の弾薬をを持っている。河上弾薬庫は、アジア最大の弾薬庫なのでそうな。これらをGoogle eirthやストリートビューの写真などで紹介された。また陸上自衛隊海田中途日で、原村演習場というのを持っている。海上自衛隊の呉地方隊お、もちろんこの地域における最大の基地である。その他、島根県域には「エリア567」という自衛隊の高度訓練空域も設定されており、これは米軍も使用している…おお、広島も広島湾を中心に、基地が集中しているではないか!という地図も示された。
 岩国基地そのものは、滑走路を沖合に移設して2011年から使用している。沖合に移設された滑走をは、滑走路延長線上が海で南北に住宅地などの障害物がないため、米軍にとっては使い勝手のよい基地になっている。米空母の艦載機が2018年までに厚木から移駐が完了し、2017年までに海兵隊の戦闘機も最新鋭のF35Bに変わっている。今、岩国基地で36機のF35Bをかかえているが、この意味は大きい…海外にF35Bがあるのは日本だけ、FA18ホーネットも含め、減らす方向があるようだが、最新鋭の米軍機の拠点であることには変わりがない。
 また滑走路沖合移転に伴い、いろいろなものを陸揚げできる専用の港湾施設ができている。普天間に配備するオスプレイや、陸自が配備するオスプレイもここから陸揚げされている。強襲揚陸艦アメリカ、トリポリをはじめ、大型の貨物船も入港し、様々なものを陸揚げしている。ちなみに「強襲揚陸艦」トリポリは上陸用舟艇を積まず、ほぼF35B専用の空母としてつくられているのだそうな。
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 滑走路の沖合移設によって、あるいは朝のエンジン調整(空ぶかし)を行うためのハッシュハウス建設により、基地周辺での騒音は一部軽減している。しかし、北側離陸コースにあたる阿多田良島で騒音の被害が増大している。「住民の会」でアンケート調査をした結果でもそれは明らかだ。その他、広島県の沿岸部での騒音被害も増加している。エリア五六七での訓練が増加しているからでもある。
 呉基地は、国内最大規模の「海上自衛隊呉地方総監部」は、護衛艦約四〇隻が配備され国内最大規模の基地である。F35Bを搭載する空母「かが」もいる…ここでいろいろな艦船の写真が披露される。ミリオタさんにとってはたまらないだろう…また2024年度には「自衛隊海上輸送群」も発足する。これは海上自衛隊ではなく、統合作戦司令部直轄の部隊である。
 また2023年に日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区が閉鎖された。この130ha(呉基地は80ha)の跡地活用について防衛省が「多機能な複合防衛拠点」として一括購入を申し入れてきた。目的は
①民間誘致を含む装備品などの維持整備・製造拠点
②ヘリポートや物資の集積場などの防災拠点と艦船配備、訓練場などの部隊の活動基盤
③完璧などを活用した港湾
を整備するという…これは呉が一大海軍基地になることを意味する。また、呉市長はこれを容認し、雇用が生まれるようなものにしてほしいというようなことを言っているそうだ。
 呉は東洋一とも言われた呉海軍工廠の街だが、1950年に「旧軍港市転換法」が制定・施行されている。それによって「もう戦争には頼らない街になる」と誓ったはずである。当時の市の「宣言」には
 百年の永きに亘り、営々と構築された旧軍港は専ら戦争目的のみ供用されてきたのである。(略)今次大戦は日本をほとんど破滅の状態において終結を告げ、三代にわたってここに定着した市民は住む家なく、帰るべき故郷はすでになく、荒廃した軍施設を前に失業の群衆と化し去ったのである。破壊されたスクラップの山と転覆した艦船の残骸はこれを眺める市民に戦争の惨禍と無意味さをしみじみ訴えるのである。市はここに180度の転回をもって、せめて残された軍財産を平和と人類の幸福のために活用し、速やかに平和産業都市、国際貿易港として更生せんことを誓うのみである。
 呉の軍事都市化は、この宣言に真っ向から反するものである。
 岸田首相は4月に訪米し、米議会で「同盟はかつてなく強力」であると演説した。南西諸島における自衛隊基地も拡張され、また大分や京都府祝園をはじめ全国に130棟もの弾薬庫が建設されようとしている。呉の大麗女島にも調査費が計上されている。各地で行われている運動が全国にひろまっていないが、なんとかつながてちきたい。また9月21日に呉で集会をやる、沖縄とつながるような運動をしたいと述べられた。
 その後の質疑応答では、エリア567の他、米軍が中国山地上で低空飛行訓練をする「ブラウン・ルート」については「消されている」のではないか、いや、訓練は続けられているだろうという話や、近年は日本と他国の「国際共同訓練」が増えてきている、また対中国戦争でアメリカはまっとうに戦争して中国に勝てない…だから「同盟国」をどう使うか?という話になっていることが話題になった。

 講演後、各地からの発言で「STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション」や、南部全労協、山口連帯労組、ユニオン北九州からあいさつがあった、山口連帯労組からは、7月21日に「レゾリュート・ドラゴン」に反対する集会のお知らせである。続いてAWC日本連よりアピールがあり、日本の軍備増強・拡大がアジアの人々にとってみればどうなのか?目を見張る強化であろう。「中国包囲網」に対し、民衆の側から反対していくということが提起された。
 実行委員会から、2024実行委員会結成報告と行動敵がなされた。今年の岩国行動は、11月16日と17日、また翌18日には上関町祝島の原発建設および核廃棄物中間貯蔵施設建設予定地に行く予定なのだそうな。

 ぜひ、今年は岩国に行きたいものである。

2024岩国行動スタート集会

 集会のお知らせ
20240712 岩国スタート集会20240629
戦争国家化NO!米軍基地撤去!岩国・反基地住民連帯!
2024岩国行動スタート集会
日時:7月12日(金)18時30分~20:00
会場:エルおおさか
会場カンパ500円

講師:新田秀樹さん
(岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会)
戦争準備で強化される岩国基地と周辺住民への影響
●戦争政策が進行する中で飛躍的に強化される岩国基地
 岸田政権は4月に訪米し、「日米及び世界のため、複雑に絡み合う課題に対処できるグローバルパートナーシップ」を日米共同声明で打ち出し、統合司令部新設で日米の軍事同盟を飛躍的に強化・一体化しようとしている。軍事費の倍増や防衛装備品の共同開発・生産を促進する定期協議、米軍艦船や戦闘機の補修を日本で行えるようにするなど本格的な武器製造・輸出に向けた動きを強め。「台湾有事」を煽って、戦争態勢作りを進めている。全国各地の弾薬庫拡大や、沖縄・南西諸島での自衛隊基地設置・強化にひた走っている。その中で岩国基地の役割は飛躍的に強化され、活発な訓練による周辺住民の被害が増加している。
 岸田政権の戦争政策と闘う全国の反戦・反基地の闘いの連携・強化を、ともに作り出していきましょう。

岩国・労働者反戦交流集会実行委
iwakunihansen@yahoo.co.jp
HP:岩国・労働者反戦交流者集会




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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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