たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

宮古島

なぜ「台湾有事」に参戦する前提なのか!(その1)

 3月末に、沖縄戦を再び繰り返す前提のニュースが飛び込んできた。一つは与那国、石垣、宮古島などの人びとを九州などに避難させる計画が公表されたことだ。NHK3月27日
政府 “台湾有事”など念頭 沖縄離島からの避難計画 初公表
 いわゆる「台湾有事」などを念頭に、政府は、沖縄の離島からの避難計画を初めてまとめ公表しました。住民らおよそ12万人を6日程度で避難させ、九州や山口県の合わせて32の市や町で受け入れるなどとしています。
 政府がまとめた沖縄の先島諸島の5市町村からの避難計画では、自衛隊や海上保安庁の船舶や民間のフェリー、それに航空機を使って、1日2万人の輸送力を確保します。
 そして、すべての住民に観光客を加えた合わせておよそ12万人を、6日程度かけて福岡空港や鹿児島空港などに避難させるとしています。
 避難した人たちは、そこから貸し切りバスなどで九州の7県と山口県の合わせて32の市や町の受け入れ先に向かい、ホテルや旅館に滞在してもらう計画です。
 この際、地域のコミュニティーを維持できるように地区の全員を同じ自治体で受け入れます。(以下略)

 この計画について、元反戦自衛官で軍事評論家の小西誠氏が自らのnoteで批判している。
 政府による「台湾海峡有事」下の「南西諸島」住民避難の恐るべき計画の策定!
 曰く、なぜ、宮古・八重山だけの避難計画なのか?(沖縄島からの避難計画は含まれていない…もちろん、在日米軍基地があり、自衛隊ミサイル部隊も配備されている沖縄島も攻撃目標になる)なぜ、1カ月だけの避難計画なのか?(日米中の全面戦争が一月で終わることなぞあり得ない)また九州もミサイル部隊配備、長距離ミサイル配備も行われ(参考:陸自湯布院駐屯地に地対艦ミサイル連隊 長射程配備可能性に抗議も 毎日新聞3月31日)軍事拠点化が進められ、安全な場所ではないのだが、そこに避難する矛盾もある。島々で農業をやっている人は作物はそのまま、家畜も連れ出すことはできない…
通常型戦争だけでも島々は破壊尽くされるのだ!
 また報告書には、どこそこに旅館が何件確保できる…等の「受け入れ」についての言及放されているものの、肝心の何を使って移動するのか?ということについてはあまり書かれていないらしい。小西氏も指摘するよう、軍民分離の原則を守るならば、民間の船舶や航空機を使うということになるが、仮に民間船舶、航空機で島々に戦争のための軍需物資を運び込み、その帰りに住民避難を行うとするならば、小西氏も指摘するようジュネーブ諸条約が規定する「文民分離原則」違反である。対馬丸と同様、軍事攻撃の対象になりかねないのだ。沖縄戦をくり返してはならない。

 実際、6日間で12万人もの住民・観光客を避難させること自体、絵空事である。先ほども書いたように、住民は「1か月間だけ」と言われて、着の身着のまま、かばん一つで見知らぬ土地に避難することになるのだ。こんなことが認められるはずがない。
 ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会は4月1日、沖縄県庁で会見を行いこの住民避難計画に対し反対する声明を出した。台湾有事などを想定した政府による住民避難計画 市民団体が反対声明「戦争準備の一環だ」
 有事の際に先島地域の住民を九州などに避難させる政府の計画は、「戦争準備の一環だ」として市民団体が反対する声明を発表しました。
 政府は、台湾有事などを念頭に先島地域5市町村の住民を、九州各県や山口県に避難させる計画を策定し、このなかでは6日間で12万人を輸送するとしています。
 この計画について「ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会」は事実上の住民疎開で「戦争準備の一環だ」と反対する声明を発表しました。
 また、「突発的におこる軍事行動のなかで住民を避難させるのは不可能」と指摘しました。
 会では沖縄防衛局に対し、「ミサイル配備などの戦争の準備を即時中止」を求める方針です。

 小西誠氏もリンクのnote記事で指摘しているように、
 この政府の住民避難計画の最大の問題は、軍事費2倍化という超大軍拡――長射程地対艦ミサイルなどの「敵基地攻撃能力」の増強などの対中国戦争態勢に突き進む政府が、全くといっていいほど中国との平和外交、相互の軍縮外交(軍拡停止)を行おうとする意思さえ垣間見られないということだ。
 日中の間では、日中平和友好条約が締結され、相互不可侵、覇権を求めないなどの宣言がなされている。今本当に必要なのは、この条約の精神に則り、相互の軍拡停止宣言である。(太字は小西氏)

 ということなのだが、相互不可侵、覇権を求めない…他、台湾は中国の一部であるという「原則」、すなわち「台湾有事」は中国の国内問題になってしまっているという一方の現実を無視し、日米が台湾有事に介入するという前提になっていることが問題なわけである。(続く)

清水早子さん講演会のお知らせ

 講演会&映画上映のお知らせ
20241124 清水早子さん講演会20241023
NO WAR!! NO BASE!!
清水早子さん講演会

2024。11.24(日)14:00より
大阪国労会館・参加費1000円

ミサイル基地配備がすすむ琉球弧、宮古島で基地配備に反対する運動の先頭に立って戦っておられる清水さんにお話ししていただきます。

清水早子さんプロフィール
1995年より宮古島在住、島の子どもたちと向き合う教育産業に就きながら島の要塞化反対運動を続ける4半世紀。「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」共同代表

映画上映 琉球弧を禅譲にするな
戦争を止めるのは、戦争が始まる前、今しかありません。
そして戦争を止めるのは、本気の意思と行動です。市民一人ひとりの行動が未来を救う希望です。
この希望を大きなものに変えていくためにこの作品を作りました。
(映画監督:影山あさ子)

うた:永井よう さん
シンガーソングライター
「大塚まさじと座・ディランⅡで活躍」

主催:清水さんを大阪によぼう実行委員会
共催:市民が主役!吹田の会(siminnokai.suita.@gmail.com)

琉球弧を戦場にするな上映会

 映画上映会のお知らせ…
20240910  琉球弧を戦場にするな上映会20240822

琉球弧を戦場にするな上映会
9/10(火曜)午後6時30分
会場 大阪市立北区民センター1F 資料代500円
 最寄駅:おおさかメトロ堺筋線扇町駅2号B出口北へ3分
     JR環状線・「天満」駅出口西へ3分

ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会・共同代表 清水早子さん来阪!
 
 南の島々での自衛隊基地反対の闘いを、現地に寄り添って取材してきた森の映画社の新しいドキュメンタリーが、この5月にできあがりました。
 南西諸島での自衛隊配備の様子が、ありのままに映し出されています。百聞は一見に如かず―映像から、今日の南の島々での自衛隊配備の一端を垣間見ることができると思います。
 また、宮古島より清水さんも来られ、この間の地元での闘い、最近の動きについても、お話いただくことになりました。映像と話から、自衛隊配備の現状を知る大事な時間になると思います。上映会に、ぜひ、お越しください。

南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会
 大阪府大阪市中央区内淡路町1-3-11 シティコープ上町402号
 市民共同オフィスSORA気付 
 メールアドレス:nojieitaihaibimiyako@gmail.com
    facebook   https://www.facebook.com/groups/264368708181482

20240910  琉球弧を戦場にするな






遅すぎる映画「戦雲(いくさふむ)」

 先日、三上知恵監督の映画「戦雲(いくさふむ)」を観てきた。
 
 自衛隊ミサイル部隊配備を始め、どんどんと軍事要塞化が進められていく与那国島、石垣島、宮古島、沖縄島のたたかい・状況を報告する映画である。
 しかし、遅い、遅すぎる…

 映像内では、基地建設工事が着工し、赤土をむきだしにした工事現場が広がる。そこに反対する住民がコールを上げたり、牛歩をしたりして抗議しているのだが、結局基地や弾薬庫ができあがってしまう。
 石垣島では、若い人が中心になって、基地建設の是非を問う住民投票をやろう!と署名を集める…しかし、署名は法定数を大きく超えて集まったにもかかわらず、石垣市は住民投票条例を否決した。駐屯地は2023年の3月に開設される。
 与那国島では「国境警備」という名目で自衛隊配備がなされた。自衛隊が来る前は、島の未来をどうするか?という議論がなされていたが、自衛隊が誘致されれば、その議論は消えた…演習で、自衛隊の装甲車(戦車)が公道を走るようになる。国境警備から、ミサイル部隊を置く話へ…さらに港湾を整備するということで、島の南側、琉球列島最大の樽前湿原を大きく掘削した港や、滑走路延長計画も持ち上がってくる。自衛隊員は、地元久部良の祭り、ハーリーに参加している。子どもは、自衛隊員のお子どもは「与那国が好き」と言う…島が「自衛隊ありき」の町づくりになってしまうのだ。

 自衛隊基地は、宮古島でも、沖縄島でもすでに出来上がり、ミサイル弾体も運び込まれている。いったん基地が出来れば、そこを拠点にドンドン「反撃能力」を持つための「軍拡」が進められる。
 もちろん、まだまだ「第二ラウンド」以降がある…これ以上の軍拡・基地拡大や機能強化に反対していかなければならない。3月30日にうるま市・勝連分屯地では第七地対艦ミサイル連隊の編成完結式が行われたが、うるま市でゴルフ場跡地に計画されている自衛隊の訓練場…おそらく米軍との興津訓練にも使われるであろう…は、県知知事や保守系の議員も声を上げ、住民の反対運動が続いている。まだまだやらなければならないことは多くあるのだが…

 監督は意図していないだろうが、映画のシーンを見ていると「手遅れ」感を感じる…「反対していたけれど、基地はできてしまった」…この映画の完成は情勢に比べ”遅い”のだ!監督もそのあたりは把握していたので、この映画が完成する前、スピンオフ企画「沖縄、再び戦場(いくさば)へ」を昨年完成させた。しかし、悪い言い方をすれば、基地が完成して、全てが終わってから、本映画の映像が”完成”している…監督はそれを待っていたのではないか?

 監督を批判するのはたやすい…だが振り返って私たちをみれば、ようやく昨年宮古島の要塞化に反対する会を立ち上げたり、「沖縄を再び戦場にさせない」ための取り組みを始めたりと…後手後手のことばかりしかできていないではないか?この映画を視て「絶望」を感じることは簡単だが、それを乗り越えること…しかも三上監督を頼らないで…ということが大切だと思うぞ。

宮古島あれこれ(後編)

 宮古島2日目は、宮古島駐屯地開設5周年式典反対闘争であった。ただ昼には終わったので、市街地で昼食を食べて休憩…同行の人が宮古島出身なので”同窓会”的な行動のお供をして、1日が終わる…
 3日目は、帰るだけだが時間があるので、観光⁉

 まずは宮古神社…1590年に建立されたとされる、国内最南端の神社だそーな(HPの由来書)ただし、正式な神社として国に認められたのは戦時中のことらしい。
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 市街地の、平良港を見下ろす高台にある。なお今年の1月10日、自衛隊員が集団で神社参拝、宮古島でも「通達違反」の疑い 20人が公用車のマイクロバスなど使用などと問題になったところでもある。
当然「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」は抗議の記者会見を行っており、県外の市民団体なども抗議の声をあげている。
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 簡単な由来書…

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 台風が来るからか、コンクリート製の立派な社殿…2010年に造営されたものである。

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 神社の近くには、ニコライ・ネフスキーを顕彰する碑が建てられている。ニコライ・ネフスキー(1892~1937)はロシア・ソビエトの言語学者で、日本に留学し、アイヌ語や宮古島の言語を研究したお方。ソ連に帰国後、スパイとして銃殺されたのだそうな。

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 下の方に降りて行って、少し北に向かい、「人頭税石」を見る。この石より背が高くなった男女に「人頭税」が科せられた。高さは140センチぐらいしかないから、当時の「大人」からもれなく人頭税を取り立てたというわけだ。日帝の「旧慣温存政策」によって「琉球処分」後もこの税は続けられ、廃止されたのは1903年である。

 海上保安庁の巡視船は、伊良部島の長島港を拠点としていることは、以前「宮古島フィールドワーク」で報告した。だが、もっとでっかい巡視船は別のところにいる。

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 巡視船「みやこ」である。日帝が「尖閣危機」をあおり、国境警備を強化するために2020年に就役した船。全長117m、3500t、70口径40mm単装機関砲2樹を持つ…さすがにデカい。
 どこにあるかというと、宮古島火力発電所の南側、下崎ふ頭である。
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 火力発電所の煙突が見える。人頭税石から少し北にいって「マルケンミート」という定食屋のある角を左にまがって入るのだ。

 まだまだ時間があるので、池間大橋まで行ってみよう。
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 池間大橋をわたって、池間島の入り口のところにある休憩所に車を止める。
 天気がすごくいい!

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 橋屋さんの端くれでもあるので、こうゆうのを見るとうれしくなってしまうのだ。
 池間大橋は、1992年に宮古島と池間島を結ぶ橋として開通した、全長1425mのPC連続箱桁橋である。
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 逆光で何が何だかわからないが、池間大橋建設に尽力した元平良市長、真栄城徳松氏の胸像もあるよ。

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 支承部を橋脚コンクリートを嵩上げして隠す構造になっている…しかし、海上のこういった構造では、点検・メンテナンスが大変だろう。

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 耐震補強工事なんかも、鋭意実施中ということだ。
 池間島内を見て歩くことはやめて、宮古空港近くのレンタカー屋さんに戻り、「余裕で車を返却後、昼食、そしてバスに乗って下地島空港に戻る。

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 帰りも青い海が、続くのだ…

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 それでは「スカイマーク」で神戸に…ではでは。
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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