8月31日、沖縄・宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターで行われた米海兵隊と陸上自衛隊の合同音楽会に抗議する行動に参加してきた。
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 那覇バスターミナルから55系統のバスに乗って、16時前にコンベンションセンター前に到着…もうすでに人が集まっていて、15時ごろからぼちぼちスタンディングをやっていたそうな。
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 コンベンションセンターの入り口は、こんな感じ。

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 向かい側にも、横断幕を出す。

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 日の丸かついで、クソ右翼が妨害にやってくる!

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 これもクソ右翼…マイクでこちら側を妨害してきた。那覇でなんか選挙に立候補⁉した人物らしい。「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんが演説をしようとしても、かきけされてしまうぐらいの酷い妨害だ!

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 妨害して来るクソ右翼どもに、こちら側からも毅然と対向する。「表現・言論の自由を守れ!」「そちらの主張は、よそでやれ!」…クソ右翼は撮影とかもしてくるし、いろいろイチャモンもつけてくる。「中国の味方ですか」などと言ってくるやつもいる。

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 それでもこちら側には続々と人が集まっている。

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 少しトラブルが起こって、クソ右翼が警察を呼んだようだ…警察に「事情聴取」されにこちら側から警察に行くことになったが、後に解放されたそうだ。
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 それでも16時半ごとには、クソ右翼の妨害も「一段落」したので、みんなでシュプレヒコールを上げる1
「日米合同音楽会を中止しろ!」「沖縄を再び戦場にずるな!」「レゾリュート・ドラゴンを中止しろ!」等々…

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 ただ、クソ右翼どもは帰ったわけでなないので、妨害そのものは続いた。だが、おおむね5名ぐらいか?こちらは逆に、こっちの角に50名はゆうに超えるぐらいの人数が集まっている。全体で80~100名ほどだろうか。
 ひとしきりコールやアピールを終えて、17時10分ぐらいには終了。

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 バスやタクシーで、那覇市内の船員会館に向かい、』19時半から「島々ー沖縄ー県外 連帯と交流の集い」が行われた。
 司会は、沖縄ドローンプロジェクトの奥間政則さん。まず、宮古島の清水早子さんが、先日の自衛隊による市民への恫喝事件についての報告、恫喝事件そのものの動画や、きちんとした謝罪や処分もおこなわないまま幕引きを図る防衛省に対する抗議文などを説明された。
 続いて石垣島の上原さんからの報告…石垣島駐屯地のドローン撮影画像を紹介される。
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 上原さんは、奥間さんの「弟子」なんだそうな。
 続いて、沖縄で自衛隊による小学校での音楽祭を中止させた祖慶さんの報告。孫が通う小学校からのプリントを見ていたら、南西航空音楽隊が2週間後に小学校でコンサートを行うことが判明。これは大変だということで、すぐに学校に抗議の電話、周囲をまきこんで電話での抗議行動の結果、中止に追い込んだとのことである。
 宮城島からの辺野古埋立て土砂搬出に反対、抗議しているうるま島ぐるみ会議の照屋寛之さんの報告が続く。ホワイトビーチで強襲揚陸艦ニューオリンズが火災を起こしたが、その時船が何を積んでいたか明らかにされない(できない)。土砂出しの現場では、採石場に「イエローライン」が引かれているが、公図をとってみたらそこは県の土地だった(県道の一部?)ガードマンが、イエローラインよりも奥、ダンプのそばまで下がって警備しないといけない。警備員は何人来ても我々を「排除」することはできないので(そんな権限はない)工事を遅らせることはできる…とのことであった。
 高橋年男さんは、避難計画について、沖縄島では「屋内退避」となっているが、軍民混在しているところでは軍事行動ができない。狭い島々では、住民を「追い出す」避難となるが、広くて細長い沖縄島では、軍民を分けることができると政府は考えているのであろう。ミサイルは駐屯地からは撃たず、撃つ場所はあらかじめ何カ所かピックアップしているのであろう。市民とメディアが監視を続けていかなければならないと話された。また、入管がこの間、韓国からの「活動家」を入国拒否してきた問題についても報告された。
 「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の具志堅隆松さんからも報告があった。
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 自衛隊の恫喝問題や、住民避難の問題について話をされた。シェルター建設を認めることは、戦争になることを認めることである。シェルターの避難も必要がないようにするため、行政(県だけではなく、自治体も)は頑張って欲しい。本当に「自衛隊はミサイルを持って沖縄から出て行ってください」ということをはっきり言わなければならない…と述べた。また「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」の活動について触れ、戦争するな!準備もするな!という声を上げていこうと結ばれた。
 辺野古弾薬庫が再び核貯蔵庫になるのではないかという問題をおいかけている、元赤旗記者の山本さんからは、アメリカの核抑止戦略は、同盟国が一斉に通常兵器で敵を攻撃すれば、相手国はアメリカを攻撃しないというものだ。3月24日に「非核証明」をもたない米艦艇が神戸港に入港し、「平和財団」が非核三原則を「持ち込ませず」を「撃ち込ませず」に替える提言を行うなど、北東アジアにアメリカの核を持ち込むキャンペーンが始まっている。これに対抗するには、核兵器禁止条約を批准し「持ち込ませない」を徹底する必要があると述べられた。
 本部町の方から、八重瀬にある通信施設は旧式で長らく「休眠状態」にあったが、最近うごきがある。そこで「八重岳を守る会」を立ち上げた…メッセージを送れるので、名刺などでアドレスを下さいとのお願いがあった。
 最後に清水さんが与那国島、石垣島、沖西ネットからのメッセージを読み上げ、短い時間だが宮古島での様子を画像で報告された。また、今回の行動に対し事前に連絡していたにもかかわらず、マスコミが一社も取材に来ていないことを批判された。集会は60名の部屋が満員になるほどの盛況で終了した。