昨日17日、10・21国際反戦デー 第15階反戦・反貧困・反差別共同行動in京都変えよう!日本と世界集会に参加してきた。
円山野音では開始前のオープニングが始まる…

「密にならないように座ってください」とのアナウンスが流れるが、密になるほど人は来ない⁉14時に司会あいさつの後、代表世話人の仲尾宏さんが主催者あいさつを始める。

10月31日の選挙で、なんとかして新しい時代をもたらす、その出発点としたい。コロナ災害の根本は、中曽根、橋本内閣による行政改革、病院の統廃合だと述べ、新自由主義からの決別を訴える。
この後「とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2021関西のつどい共同代表の中北龍太郎さんが連帯アピール。岸田内閣による「大軍拡」政策を批判した。防衛費をGDPの2%まで増やす、敵基地攻撃能力を保有する…まるで安倍政権そのものではないか!米中戦争のたくらみは何としてでも阻止しようということであった。

南の島々への自衛隊配備に反対するスローガンが掲げられている。
この後、今こそ「民衆の歌」を!と題して、中川五郎さんの公演が始まる。

後ろでは飛び入りで、関電前行動でいつもジャンベを叩いているクマさんが、ジャンベで応援!「一台のリヤカーが立ち向かう」「理想と現実」「Anthem 賛歌」「平和に生きる権利」の四曲が披露された。アンコールはなしに、カンパアピール。

ポストコロナ/新自由主義に代わる社会をめざそう と題した、メインである鵜飼哲さんの講演が始まる。
鵜飼さんはこの間「オリンピック災害おことわり連絡会」で反五輪の活動をされていた…ということで五輪批判から始まる。人口100万人当たりのコロナによる死亡者数(2021年9月19日現在)は、中国2.3人、ニュージーランド5.6人、シンガポール10.3人、台湾35.3人、オーストラリア45.8人、韓国47.0人…日本136.2人 > カンボジア126.1人である。安倍スガは感染の抑え込みより、オリンピックのほうが大切だった。自称「平和の祭典」であるオリンピックが世論の反対を押し切って強行され、民衆が「平和に生きる権利」を蹂躙したのである。オリンピックは民衆の犠牲の上に強行される…それは「戦争の論理」である。安倍政権による戦争準備なのだ。
一方で新自由主義によって欧米および日本では医療が崩壊していた。ヨーロッパで病院から人が溢れるということを、アフリカから見たらどう見えるのか?…”通常”ではアフリカで感染症が流行して、そこに先進国から医療支援が行われる…少数の人びとVS深刻な貧困と医療体制崩壊に見舞われた多くの人びとという構造が、コロナ禍で明白になったのである。日本もそのうちの一つだ。この危機を戦争によって突破しようとしている。2021年の<10・21>は、「戦争の論理」を内包するすべてのメガイベント、開発計画を民衆が「平和に生きる権利」を高く掲げて拒否することを訴え、そのことを通して好戦的反動勢力の転覆を目指す場である。先ほどビクトール・ハラの「平和に生きる権利」が歌われたのだが、チリの軍事クーデター後の独裁政権は、新自由主義の実験場だった。新自由主義に対する闘いが必要だから、この歌が歌われたのである。
なぜオリンピックに反対するのか?それは震災と原発事故以来、民衆は国家の棄民政策に抗し(コロナ災害もまた棄民政策であると言えよう)「平和に生きる権利」の確立を求めて闘ってきた。そしてこの闘いはそれ以前の、反戦平和、生活防衛、反差別の長い歴史を正しく継承することを志してきたからである。
一方、非欧米系の外国人が日本で「平和に生きる権利」はどうなっているのか?スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で収容中に死亡した、これは「殺人事件」とはっきり言うべきだ。東京、札幌、長野の過去3回の五輪は、日本の外国人政策をより強権化した。「おもてなし」の対象としての外国人と、そうでない外国人に分断した。国家が外国人の人権蹂躙を当然とみなしてきた国で、一過性の民間交流や「多様性のスペクタクル」に何の意味があるのか?
ショック・ドクトリン、惨事便乗型資本主義とは別に「祝賀資本主義」と呼ぶべきものがある。この”祝賀”は自ら招致するもので、そこに公的資金が投入される。日本において祝賀資本主義は、天皇制が切っても切れない関係であり、安倍が目指していた、改元からオリンピック、そして改憲という流れもそうである。このように、新自由主義とオリンピックを批判した。
その後、選挙における自民党の公約に「相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させる」とあることや、「GDP2%以上も念頭に防衛関係費の増額を目指す」と政策集に明記している、これは年10兆円越えの防衛費になる…安倍はやりたいことができなかったが、安倍政治がまだ立ちはだかっていると批判された。
また「成長か分配か」ということが問題になっているが、どのような分配なのかが問われている。ジェンダー視点が貫かれた文責が必要だと述べた。
沖縄に行って帰って来たが「敵基地攻撃能力を許さない」という気持ちであふれている。今、NATOは機能していない、最前線のトルコはイスラム主義に傾倒し、イギリスはEUから離脱した。そして欧州が日米安保と妙な融合をしているのではないか?日米仏が共同訓練をするようになっている、オーストラリアも含めて、「南西太平洋条約機構」のようなようなものが出来ているのではないか?アフガニスタンでNGOがタリバンのある行政府に対し、対話を重ねて成人女性のための識字教育や女性教師の採用を認めさせたのだが、そのような行動を日米の軍事政策に対し有利に働かせなくてはいけないと述べられた。
社会民主党幹事長の服部良一さんが「いま、新しい政治勢力を求めて」と題した特別アピール。なお本集会には大阪9区野党統一候補の大椿ゆうこさんも来る予定であったが、選挙準備で多忙なため、パネルのみの参加に…

今回の選挙は、生存のための政権交代を呼びかけるものであり「一瞬で終わった」岸田政権にしなければならないと述べる一方、自民党の公約、防衛費GDP2%超えを批判するとともに、辺野古新基地建設や南の島への自衛隊配備問題にも触れながら、いつまでも日米同盟を基軸にする政治ではなく、日米同盟を脱却する政治を!と呼びかけた。これはかなり踏み込んだものであると考える。
実行委員会/世話人の新開純治さんから「ポストコロナ/新自由主義に代わる社会をめざそう/集会準備にかえて」と題する集会基調にかえてのまとめが行われた。選挙に行って立憲野党に投票しましょう!しかし我々にとって本質的に受け入れがたい政策もある。単なる予算の配分だけでいいのか?(生産手段の)私的独占の問題であって、財政政策の問題ではない。斎藤幸平の言うような新しい社会体制をつくっていくことを念頭におこうというようなことを述べられた。
最後は実行委員会、事務局長の寺田道男さんから行動提起、インターを歌う時間に…

参加者は、360名とのこと。みんなの心掛けが良いせいか、この日は朝、雨が降っていたが昼前には止み、途中にパラパラと降ったりもしたがなんとか天気は持ったぞ。そして…

デモでありますっ!

夕方の京都の空に、虹がかかる!

四条通りを西に行き、河原町通りを北上するいつものコースを通って…

京都市役所前で解散です。おつかれさまでした。
円山野音では開始前のオープニングが始まる…

「密にならないように座ってください」とのアナウンスが流れるが、密になるほど人は来ない⁉14時に司会あいさつの後、代表世話人の仲尾宏さんが主催者あいさつを始める。

10月31日の選挙で、なんとかして新しい時代をもたらす、その出発点としたい。コロナ災害の根本は、中曽根、橋本内閣による行政改革、病院の統廃合だと述べ、新自由主義からの決別を訴える。
この後「とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2021関西のつどい共同代表の中北龍太郎さんが連帯アピール。岸田内閣による「大軍拡」政策を批判した。防衛費をGDPの2%まで増やす、敵基地攻撃能力を保有する…まるで安倍政権そのものではないか!米中戦争のたくらみは何としてでも阻止しようということであった。

南の島々への自衛隊配備に反対するスローガンが掲げられている。
この後、今こそ「民衆の歌」を!と題して、中川五郎さんの公演が始まる。

後ろでは飛び入りで、関電前行動でいつもジャンベを叩いているクマさんが、ジャンベで応援!「一台のリヤカーが立ち向かう」「理想と現実」「Anthem 賛歌」「平和に生きる権利」の四曲が披露された。アンコールはなしに、カンパアピール。

ポストコロナ/新自由主義に代わる社会をめざそう と題した、メインである鵜飼哲さんの講演が始まる。
鵜飼さんはこの間「オリンピック災害おことわり連絡会」で反五輪の活動をされていた…ということで五輪批判から始まる。人口100万人当たりのコロナによる死亡者数(2021年9月19日現在)は、中国2.3人、ニュージーランド5.6人、シンガポール10.3人、台湾35.3人、オーストラリア45.8人、韓国47.0人…日本136.2人 > カンボジア126.1人である。安倍スガは感染の抑え込みより、オリンピックのほうが大切だった。自称「平和の祭典」であるオリンピックが世論の反対を押し切って強行され、民衆が「平和に生きる権利」を蹂躙したのである。オリンピックは民衆の犠牲の上に強行される…それは「戦争の論理」である。安倍政権による戦争準備なのだ。
一方で新自由主義によって欧米および日本では医療が崩壊していた。ヨーロッパで病院から人が溢れるということを、アフリカから見たらどう見えるのか?…”通常”ではアフリカで感染症が流行して、そこに先進国から医療支援が行われる…少数の人びとVS深刻な貧困と医療体制崩壊に見舞われた多くの人びとという構造が、コロナ禍で明白になったのである。日本もそのうちの一つだ。この危機を戦争によって突破しようとしている。2021年の<10・21>は、「戦争の論理」を内包するすべてのメガイベント、開発計画を民衆が「平和に生きる権利」を高く掲げて拒否することを訴え、そのことを通して好戦的反動勢力の転覆を目指す場である。先ほどビクトール・ハラの「平和に生きる権利」が歌われたのだが、チリの軍事クーデター後の独裁政権は、新自由主義の実験場だった。新自由主義に対する闘いが必要だから、この歌が歌われたのである。
なぜオリンピックに反対するのか?それは震災と原発事故以来、民衆は国家の棄民政策に抗し(コロナ災害もまた棄民政策であると言えよう)「平和に生きる権利」の確立を求めて闘ってきた。そしてこの闘いはそれ以前の、反戦平和、生活防衛、反差別の長い歴史を正しく継承することを志してきたからである。
一方、非欧米系の外国人が日本で「平和に生きる権利」はどうなっているのか?スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で収容中に死亡した、これは「殺人事件」とはっきり言うべきだ。東京、札幌、長野の過去3回の五輪は、日本の外国人政策をより強権化した。「おもてなし」の対象としての外国人と、そうでない外国人に分断した。国家が外国人の人権蹂躙を当然とみなしてきた国で、一過性の民間交流や「多様性のスペクタクル」に何の意味があるのか?
ショック・ドクトリン、惨事便乗型資本主義とは別に「祝賀資本主義」と呼ぶべきものがある。この”祝賀”は自ら招致するもので、そこに公的資金が投入される。日本において祝賀資本主義は、天皇制が切っても切れない関係であり、安倍が目指していた、改元からオリンピック、そして改憲という流れもそうである。このように、新自由主義とオリンピックを批判した。
その後、選挙における自民党の公約に「相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させる」とあることや、「GDP2%以上も念頭に防衛関係費の増額を目指す」と政策集に明記している、これは年10兆円越えの防衛費になる…安倍はやりたいことができなかったが、安倍政治がまだ立ちはだかっていると批判された。
また「成長か分配か」ということが問題になっているが、どのような分配なのかが問われている。ジェンダー視点が貫かれた文責が必要だと述べた。
沖縄に行って帰って来たが「敵基地攻撃能力を許さない」という気持ちであふれている。今、NATOは機能していない、最前線のトルコはイスラム主義に傾倒し、イギリスはEUから離脱した。そして欧州が日米安保と妙な融合をしているのではないか?日米仏が共同訓練をするようになっている、オーストラリアも含めて、「南西太平洋条約機構」のようなようなものが出来ているのではないか?アフガニスタンでNGOがタリバンのある行政府に対し、対話を重ねて成人女性のための識字教育や女性教師の採用を認めさせたのだが、そのような行動を日米の軍事政策に対し有利に働かせなくてはいけないと述べられた。
社会民主党幹事長の服部良一さんが「いま、新しい政治勢力を求めて」と題した特別アピール。なお本集会には大阪9区野党統一候補の大椿ゆうこさんも来る予定であったが、選挙準備で多忙なため、パネルのみの参加に…

今回の選挙は、生存のための政権交代を呼びかけるものであり「一瞬で終わった」岸田政権にしなければならないと述べる一方、自民党の公約、防衛費GDP2%超えを批判するとともに、辺野古新基地建設や南の島への自衛隊配備問題にも触れながら、いつまでも日米同盟を基軸にする政治ではなく、日米同盟を脱却する政治を!と呼びかけた。これはかなり踏み込んだものであると考える。
実行委員会/世話人の新開純治さんから「ポストコロナ/新自由主義に代わる社会をめざそう/集会準備にかえて」と題する集会基調にかえてのまとめが行われた。選挙に行って立憲野党に投票しましょう!しかし我々にとって本質的に受け入れがたい政策もある。単なる予算の配分だけでいいのか?(生産手段の)私的独占の問題であって、財政政策の問題ではない。斎藤幸平の言うような新しい社会体制をつくっていくことを念頭におこうというようなことを述べられた。
最後は実行委員会、事務局長の寺田道男さんから行動提起、インターを歌う時間に…

参加者は、360名とのこと。みんなの心掛けが良いせいか、この日は朝、雨が降っていたが昼前には止み、途中にパラパラと降ったりもしたがなんとか天気は持ったぞ。そして…

デモでありますっ!

夕方の京都の空に、虹がかかる!

四条通りを西に行き、河原町通りを北上するいつものコースを通って…

京都市役所前で解散です。おつかれさまでした。