たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

あるみさんの怒り

なぜ「台湾有事」に参戦する前提なのか!(その1)

 3月末に、沖縄戦を再び繰り返す前提のニュースが飛び込んできた。一つは与那国、石垣、宮古島などの人びとを九州などに避難させる計画が公表されたことだ。NHK3月27日
政府 “台湾有事”など念頭 沖縄離島からの避難計画 初公表
 いわゆる「台湾有事」などを念頭に、政府は、沖縄の離島からの避難計画を初めてまとめ公表しました。住民らおよそ12万人を6日程度で避難させ、九州や山口県の合わせて32の市や町で受け入れるなどとしています。
 政府がまとめた沖縄の先島諸島の5市町村からの避難計画では、自衛隊や海上保安庁の船舶や民間のフェリー、それに航空機を使って、1日2万人の輸送力を確保します。
 そして、すべての住民に観光客を加えた合わせておよそ12万人を、6日程度かけて福岡空港や鹿児島空港などに避難させるとしています。
 避難した人たちは、そこから貸し切りバスなどで九州の7県と山口県の合わせて32の市や町の受け入れ先に向かい、ホテルや旅館に滞在してもらう計画です。
 この際、地域のコミュニティーを維持できるように地区の全員を同じ自治体で受け入れます。(以下略)

 この計画について、元反戦自衛官で軍事評論家の小西誠氏が自らのnoteで批判している。
 政府による「台湾海峡有事」下の「南西諸島」住民避難の恐るべき計画の策定!
 曰く、なぜ、宮古・八重山だけの避難計画なのか?(沖縄島からの避難計画は含まれていない…もちろん、在日米軍基地があり、自衛隊ミサイル部隊も配備されている沖縄島も攻撃目標になる)なぜ、1カ月だけの避難計画なのか?(日米中の全面戦争が一月で終わることなぞあり得ない)また九州もミサイル部隊配備、長距離ミサイル配備も行われ(参考:陸自湯布院駐屯地に地対艦ミサイル連隊 長射程配備可能性に抗議も 毎日新聞3月31日)軍事拠点化が進められ、安全な場所ではないのだが、そこに避難する矛盾もある。島々で農業をやっている人は作物はそのまま、家畜も連れ出すことはできない…
通常型戦争だけでも島々は破壊尽くされるのだ!
 また報告書には、どこそこに旅館が何件確保できる…等の「受け入れ」についての言及放されているものの、肝心の何を使って移動するのか?ということについてはあまり書かれていないらしい。小西氏も指摘するよう、軍民分離の原則を守るならば、民間の船舶や航空機を使うということになるが、仮に民間船舶、航空機で島々に戦争のための軍需物資を運び込み、その帰りに住民避難を行うとするならば、小西氏も指摘するようジュネーブ諸条約が規定する「文民分離原則」違反である。対馬丸と同様、軍事攻撃の対象になりかねないのだ。沖縄戦をくり返してはならない。

 実際、6日間で12万人もの住民・観光客を避難させること自体、絵空事である。先ほども書いたように、住民は「1か月間だけ」と言われて、着の身着のまま、かばん一つで見知らぬ土地に避難することになるのだ。こんなことが認められるはずがない。
 ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会は4月1日、沖縄県庁で会見を行いこの住民避難計画に対し反対する声明を出した。台湾有事などを想定した政府による住民避難計画 市民団体が反対声明「戦争準備の一環だ」
 有事の際に先島地域の住民を九州などに避難させる政府の計画は、「戦争準備の一環だ」として市民団体が反対する声明を発表しました。
 政府は、台湾有事などを念頭に先島地域5市町村の住民を、九州各県や山口県に避難させる計画を策定し、このなかでは6日間で12万人を輸送するとしています。
 この計画について「ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会」は事実上の住民疎開で「戦争準備の一環だ」と反対する声明を発表しました。
 また、「突発的におこる軍事行動のなかで住民を避難させるのは不可能」と指摘しました。
 会では沖縄防衛局に対し、「ミサイル配備などの戦争の準備を即時中止」を求める方針です。

 小西誠氏もリンクのnote記事で指摘しているように、
 この政府の住民避難計画の最大の問題は、軍事費2倍化という超大軍拡――長射程地対艦ミサイルなどの「敵基地攻撃能力」の増強などの対中国戦争態勢に突き進む政府が、全くといっていいほど中国との平和外交、相互の軍縮外交(軍拡停止)を行おうとする意思さえ垣間見られないということだ。
 日中の間では、日中平和友好条約が締結され、相互不可侵、覇権を求めないなどの宣言がなされている。今本当に必要なのは、この条約の精神に則り、相互の軍拡停止宣言である。(太字は小西氏)

 ということなのだが、相互不可侵、覇権を求めない…他、台湾は中国の一部であるという「原則」、すなわち「台湾有事」は中国の国内問題になってしまっているという一方の現実を無視し、日米が台湾有事に介入するという前提になっていることが問題なわけである。(続く)

右翼に守られながら原発を動かす関西電力‼

 昨日3月31日、関電は約束まもれ!美浜集会に行ってきた。
 大阪から高速に乗って、敦賀インターでおり美浜町まで。バス運転手さんのサービスで、水晶浜から美浜原発を望むところまで寄り道…
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 写真には写ってないが、この日は波が高く、サーファーもいたようだ。

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 関西電力原子力事業本部前を通過…すぐ近くに道の駅「若狭美浜はまびより」に到着。

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 ここで京都や兵庫など各地からの参加者が集結、食事と休憩。

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 JR美浜駅と一体的に整備されている…以前にも関電の原子力事業本部への抗議集会にきたことがあるのだが、その時からずいぶん変わった。

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 右翼も3台ぐらいの車で集結。

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 で、我々が原子力事業本部前に移動すると、こうやって前の道を走行して「反日左翼ガ~」と大きなマイクでがなり立ててくるのだ!

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 集会はこんな感じで、歩道に集まって関西電力への抗議行動そして始まる…シュプレヒコール!
「関西電力 約束まもれ!」「再処理工場は、稼働しないぞ!」「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」「フランスではないぞ!」…云々。

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 そのうち、関電に申し入れに行く代表が建物の中に入っていく…

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すると、右翼の街宣車がやってきて、またまた我々に罵声を浴びせに来る…こちらも負けじと、コールを叩きつける「簡裁電力約束守れ!」「老朽原発動かすな!」「原発反対!」
 向こうは半分やけくそにたいに「原発賛成!」「老朽じじい(ばばあ)を動かすな!」など、くだらないことを喚き散らしてくる。
 集会は、様々な参加者からのアピール、特に福島から関西方面に避難して来られた方からのアピールもあり非情に有意義なものであったが、右翼は道路を集会して3,4回ほど前の道を通過し(こういったウ右翼の街宣も警察に届けを出して行われているようだ…だからコースとか時間もあらかじめ決めてやっている)そのたびにこちらも集会を一時集団して、シュプレヒコールを叩きつけることになる。
 それにしても、右翼は脱原発・反原発を「日本のことを考えない」などとぬかしているのだが、お前らこそ日本の国土とかを大切にするのであれば、核のゴミ、放射性物質をまき散らす原発に反対しろよ!
 いや、その前に、関西電力は右翼に守られながら原発を動かしている‼という、まともな企業にとってはとっても恥ずかしい絵柄を見せてくれた…ホント、右翼は関電の「迷惑応援団」である⁉

 さて、1時間ほど集会をやった後は、デモでありますっ!
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 事業本部前の道から駅とは反対側に入り、狭い道をコールしながら進む。

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 「簡裁電力 約束まもれ!」「使用済み核燃料の行き場はないぞ!」「老雄原発 うごかすな!」

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 デモは続きます。
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 耳川を渡る…

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 若狭の山々には、まだ雪が残っている…

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 お寺の裏をぐるっと回って、狭い町を宣伝…

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 またさっきの耳川橋を渡って、町役場のほうに向かう。

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 美浜町役場…やっぱり立派。敷地も広く、隣には生涯学習センターや図書館がある。

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 美浜町役場前でも、コールを行う…「美浜町は関電の言いなりになるな!」「原発は終わった電源だ!」「若者に仕事がある美浜町をつくろう!」云々。
 だいたい15時ごろに一連の行動は終了…ここからまたバスに乗って帰路に就いた。

 おつかれさまでした。

九州への長射程ミサイル配備を許すな!

 西日本各地で整備される弾薬庫、中国を相手に戦争する体制づくりに邁進する石破政権がさらに牙をむいてきた!Y!ニュース共同通信 3月16日の記事
独自】長射程弾、九州に先行配備へ 政府、反撃能力で検討
 政府は、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用する長射程ミサイルを巡り、地上発射型の先行配備先を九州とする方向で検討に入った。2025年度末の配備開始を想定している。中国が台湾に武力侵攻する事態への懸念が高まる中、南西地域の防衛体制強化を優先する必要があると判断した。具体的な配備先は地元の理解が得られるかどうかも含め、慎重に調整する。複数の政府関係者が15日、明らかにした。
 長射程ミサイルの配備先は敵の攻撃対象となる不安から、地元住民の反発も予想される。政府は地元向けの説明会を開催し、理解を求める方針だ。
 陸上自衛隊は九州で大分県由布市と熊本市の駐屯地に長射程ミサイルを運用する地対艦ミサイル連隊を配置。先行配備の対象となる可能性もある。中国にほど近い沖縄県への配備は緊張を過度に高める懸念があり、先行配備の対象にはしない方向だ。
 配備するミサイルは国産の12式地対艦誘導弾の能力向上型で、射程は約千キロ。九州への配備により、北朝鮮や中国沿岸部が射程内に入る。

 専守防衛をかなぐり捨てた「敵基地攻撃能力」を持つミサイルが九州に配備される(本命は沖縄・南西方面なのであろうが、すでにミサイル部隊を配備したところに追加で「12式地対艦誘導弾の能力向上型(もちろん発射装置も別)」を配備するのは抵抗があるとみているのだろう)のだ!すでに大分県の湯布院駐屯地には作戦の立案、遂行機能を持たせた「第2特化団」が配備され、九州・沖縄のミサイル部隊を指揮する体制ができている。九州から中国や朝鮮を攻撃するミサイルが発射される、侵略の拠点となるのだ!またミサイル部隊が来る、ミサイルが貯蔵されるということは、そこが攻撃目標になる。加害者にも、犠牲者にもならない!そのことを訴え、ミサイル配備計画に反対していこう。
 18日、沖縄で「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」が県庁で記者会見を行い、配備に反対する声明を発表した。(八重山日報)長射程ミサイル配備に反対 先島住民避難計画の中止も
 政府が反撃能力を持つ長射程ミサイルの九州先行配備を検討しているとの報道を受け、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会の具志堅隆松共同代表らが18日、県庁で記者会見し、配備に反対する声明を発表した。有事の際、先島諸島の住民を九州に避難させる計画が進んでいることについて「長射程ミサイルが九州に配備されるなら、九州の住民が先に避難するかもしれない。現実的ではない」と避難計画の中止も求めた。 声明では「核・ミサイル大国の中国と戦争すれば日本は壊滅する。沖縄・九州全体の『南西地域』が中国との戦争準備で『ミサイル要塞化』する中で、住民の地区内移動は安全確保にはならない」とした。
 玉城デニー知事は県内への長射程ミサイル配備に反対を明言している。具志堅共同代表は「デニー知事に私も同感だ」と強調。「避難やシェルター整備という戦争を前提としたものの考え方ではなく、戦争をさせないことを模索すべき。憲法9条の精神で、話し合いで解決する方向に立ち返るべきだ」と訴えた。

以下、命どぅ宝の会と、戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワークの声明を転載する。

長射程ミサイル配備に反対する声明
2025年3月18日
宛先 
内閣総理大臣、防衛・外務大臣、官房長官、九州防衛局長、自衛隊西部方面総監、沖縄防衛局長ほか
玉城デニー沖縄県知事、沖縄県、九州各県知事

 共同通信が「長射程ミサイルを九州先行配備」を配信し、3月16日、沖縄2紙ほか全国のメディアで報じられました。
 記事では「九州に先行配備」し、「その次は沖縄」、「全国への順次配備」を示唆しています。すでに政府は、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有や「継戦能力」の強化のために、2032年度までに全国10数か所で約130棟の長射程ミサイルなどを保管する大型弾薬庫を新増設する計画を進めています。
 九州を皮切りに長射程ミサイルの配備が広がれば、九州、沖縄だけでなく全国各地が「攻撃対象となるリスク」が一気に高まります。共同通信の記事通り「中国を想定する長射程ミサイル配備」であることは明らかです。核・ミサイル大国の中国と戦争をすれば日本は壊滅します。
 この報道をうけて玉城デニー知事は同日、林芳正官房長官に「さらなる基地負担、攻撃対象となるリスクが高まることが予想される」(沖縄タイムス)との見解を示しました。その上で「他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に使う長射程ミサイルの県内配備に『反対する』と伝えた」(同)と同17日付沖縄2紙が報じました。
 知事見解に全く同感です。敵地攻撃能力を有する長射程ミサイルの沖縄配備は「攻撃対象となるリスクを高める」ことは明白で、沖縄県民は絶対に反対です。 複数の政府関係者が「中国に近い長射程弾の沖縄県への配備は緊張を過度に高める懸念があり、先行配備の対象にしない」(共同通信)判断を記しています。
 一方、政府は「沖縄・先島から九州への住民避難」計画を進めています。長射程ミサイルが「先行配備」される九州に避難しても住民の安全は確保されません。沖縄・九州全体の「南西地域」が中国との戦争準備で「ミサイル要塞化」する中で、住民の地区内移動は安全確保になりません。

以上をふまえ、強く要求します。
  
要求事項
①12式地対艦ミサイルほか長射程ミサイルの「九州先行配備」の中止。沖縄ほか全国各地の「長射程ミサイル配備」の中止。
②九州各県知事は「九州先行配備」反対を要請する。
③玉城デニー沖縄県知事は「長射程ミサイルの沖縄配備反対」を堅持し、「九州先行配備」、国内あらゆる地域への「長射程ミサイル配備」に反対すること。
④「沖縄・先島から九州への住民避難計画」の中止。
⑤「九州先行配備」、沖縄など「順次配備」を計画する当該地区の都道府県、市町村、地元住民への早急な「事前説明」「説明会」を実施すること。

ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 
共同代表 石原昌家 具志堅隆松 ダグラス・ラミス 宮城晴美 山城博治 与那覇恵子


石破 茂 内閣総理大臣
中谷 元 防衛大臣
伊藤 晋哉 沖縄防衛局長

【声明】「長射程ミサイル」の九州配備に抗議し、撤回を求める
 3月16日、政府が他国領域攻撃用の長射程ミサイルを九州に「先行」配備する方向で検
討に入ったとの報道(共同通信)があった。政府は、「長射程ミサイル」配備について
、2025年度予算案に計上しており、年度内配備開始を想定している。
 陸上自衛隊は、大分県湯布院駐屯地と熊本県健軍駐屯地に「長射程ミサイル」を運用す
る地対艦ミサイル連隊を配置しており、先行配備の可能性が懸念される。25 年度内の「長
射程ミサイル」配備について国会でのまともな議論もなく、国民に対する説明もないまま
の配備は到底容認できるものではない。「長射程ミサイル」配備は、軍備正当化の「専守
防衛」の言い訳さえも使えないもので、中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国など近
隣諸国に強い懸念をもたらし、緊張を高めるものである。「反撃・攻撃を受けるリスク、
住民の命や財産を奪われるリスクを高めるもので、決して戦争の「抑止力」になどならな
い。憲法9条を生かした外交、アジアの平和構築こそが最大の「抑止力」である。
 主食のコメすらまともに供給できない国がなすべきことは、まず「人と生活の安全保障
」であって、「軍備拡大・戦争準備」などではない。
 私たちは、九州であれ、沖縄であれ、日本のどこであれ国民の命や財産を犠牲にする「
長射程ミサイル」配備を受け入れることは絶対にできない。他国領域攻撃用長射程ミサイ
ル配備計画に断固抗議する。
本「抗議声明」についての見解と以下の2項目について、3月31日までに文書で回答
するよう求める。
1.他国領域攻撃用長射程ミサイル配備計画を撤回すること
2.弾薬庫建設や基地整備、ミサイル運用部隊の配備などについて、各地で住民説明会を
開催すること
2025年3月18日

戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク
共同代表  具志堅 隆 松
海 北 由希子
高 井 弘 之
呉 羽 真 弓

長射程ミサイル配備を行い、
軍拡と戦争に突き進む石破政権を打倒しよう!

石川一雄さんが亡くなった!(追悼スタンディング有り)

 狭山冤罪事件で再審を求めていた石川一雄さんが亡くなった!Y!ニュース毎日新聞より
石川一雄さん死去 86歳 「狭山事件」で無期懲役、無実訴え再審求め
 1963年に埼玉県狭山市内で女子高生が殺害された「狭山事件」で「部落差別が生んだ冤罪(えんざい)」を訴え、裁判のやり直しを求めていた石川一雄さん(86)=無期懲役が確定し94年に仮釈放=が11日夜、狭山市内の病院で亡くなったことが毎日新聞の取材で分かった。石川さんは2024年末に肺炎にかかり、体調を崩して療養中だった。
 石川さんは63年に殺人などの容疑で逮捕。1審の浦和地裁(現さいたま地裁)で死刑判決を受けた。2審の東京高裁で「部落差別による見込み捜査。取調官にだまされて容疑を認めてしまった」と無実を訴えたが、無期懲役の判決が下り、77年に最高裁で刑が確定した。
 仮釈放後も再審を求め、現在は06年5月に東京高裁に申し立てた第3次再審請求に伴う、三者協議が進められていた。
 支援団体の部落解放同盟埼玉県連の片岡明幸委員長は「無念でならない」と話した。
 石川さんは袴田巌さんら他の冤罪事件の支援活動にも熱心に取り組んでいた。【隈元浩彦】

 石川んのご冥福をお祈りするとともに、「差別裁判」を糾弾し、死後であっても再審無罪を勝ち取らなければならない!
 それにしても、先日2月24日の狭山事件の再審を実現しよう関西のつどいの際にも体調をくずされていて、ビデオメッセージも正月に流したYoutube動画であったことから「司法は石川さんが弱って亡くなるのを待っているかのようである。そんなことを許してはならない!」と書いたのであるが、残念なことにそれが実現してしまった。本当に悔しいことだ。私だけでなく、石川さんも無実を信じ、再審実現に向け運動を続けてきた人、部落差別を本当になくそうとしてきた多くの人びとがそう考えているだろう。Facebookでも多くの人が石川さんの死を報じる記事をシェアし、その死を悼んでいる。

 ブログ記事にも書いたが、「石川一雄さんを逮捕したのは警察だが、それを下支えしたのは部落差別を温存し続けた社会であり、また「犯人逮捕」を強く望んだ社会でもある。再審開始をしないのは裁判所であるが、それを許しているのは無視し続けているマジョリティたち…狭山事件の再審が実現しない問題において、この社会を構成している私たち一人ひとりはマジョリティ側としての当事者であるということだ。」と言うことが、改めて問われなければならない。また「清水こがね味噌事件(袴田事件)」冤罪被害者の袴田巌さんが冤罪を晴らすのに58年もかかったこと、そして「再審無罪」になっても検察は未だ袴田巌さんを犯人だと考えているような司法制度・再審制度にもメスをいれ、徹底的に改善していかなければならない。
 石川さんの死を悼むとともに、差別と闘い、司法を変えていく闘いに起ちあがろう!

 ということで、有志で追悼スタンディングが企画されている。
 3/15(土)12~13時【雨天決行】
  大阪駅南側バスターミナル

 急なスケジュールであるが、参加したいと思う。

トランプのガザ引き取りを許すな!

 アメリカ、トランプ大統領がとんでもないことを言い出した。BBC News Japanより
アメリカがガザ地区を「引き取る」とトランプ氏が発言、ネタニヤフ氏との会談後
 ドナルド・トランプ米大統領は4日、訪米中のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と米ホワイトハウスで会談した。会談後の記者会見でトランプ大統領は、パレスチナ・ガザ地区をアメリカが「引き取る」と発言。再建の間はパレスチナ人をガザの域外に移住させると述べた。
トランプ大統領は記者会見で、ガザに住む180万人の人々を他のアラブ諸国に移住させ、アメリカが荒廃したパレスチナの領土を「引き取り、開発する」べきだと主張した。
 また、ガザ地区から不発弾を撤去し、がれきを取り除きいったん更地にしてから、「中東のリヴィエラ」として経済的に再開発することで「本当の仕事」ができると述べた。リヴィエラは、フランスからイタリアにまたがる地中海沿岸地域の呼称。リゾート地として有名。
 「アメリカがガザ地区を引き取る。アメリカはそこで仕事もする。我々が所有する」、「現場の危険な不発弾やその他の武器を責任をもって解体処理し、現場を更地にして(中略)地区の人たちに無限の職と家を供給する。経済発展を実現する」とトランプ氏は話した。
 トランプ氏はさらに、ガザの人々が「悲惨な生活を送っている」と述べ、移住すべきだと主張。その費用は中東の裕福な国々が負担し、ガザの人々が「快適で平和に暮らせる」ようにすべきだと述べた。
 「ただ戻るわけにいかない。戻れば、同じような状態が数百年も続くだろう」とも、大統領は強調した。
 さらに、ガザ地区の住民180万人が他の国に移住したいと望んでいるという従来の主張を、証拠を示さずに繰り返した。
 同席したネタニヤフ首相は、トランプ氏の計画が「注目に値するアイデア」だと評価した。
 ネタニヤフ氏は、第2期トランプ政権で最初にホワイトハウスを訪問した外国首脳となった。トランプ氏はこのことに感謝を表明。ネタニヤフ氏もトランプ氏について、「イスラエルがこれまでに持った最大の友人」だと述べた。
 トランプ氏はかねて、パレスチナ人の受け入れを近隣国に求め、ガザ地区を「一掃する」と述べていた。しかしこの案はパレスチナ自治政府や中東諸国が拒否しており、今回の発言にも批判の声が集まっている。(以下略)

 ガザ地区に住むパレスチナ人を追放し、周辺のアラブ諸国に移住させたうえで、アメリカが主導して「再開発」を行い、「中東のリヴィエラ」にするということだ。何十年も立って再開発終了後、パレスチナ人が帰ることは”可能”だろうが、そこにはパレスチナ人以外の世界の「富裕層」が住む「イスラエル領」とされるだろう!パレスチナ・ガザの人たちを完全に無視した暴挙であり。アメリカの不動産業・ゼネコン(不動産業はトランプの利権そのものである)が利益をむさぼりながら、パレスチナを解体・一掃してイスラエルに差し出すものである。絶対に許してはならない!
 また、ガザに住むパレスチナ人の多くは、1,947年イスラエル建国=ナクバによって住んでいる土地を追い出され難民としてやって来た人でもある。その人たちは元居た土地に帰還する権利をもっている。それをさらに周辺諸国に追放するなど、どうひっくりかえっても許すことはできない。
 イスラエル・ネタニヤフ首相も「注目に値するアイデアだ」と評価する、全く「パレスチナ和平」と逆行するこの提案を認めてはならない。同じBBCの記事には、パレスチナ自治政府のリヤド・マンスール国連大使の、「我々の故郷は故郷だ(中略) 彼らはガザを再建し、学校や病院やインフラを再建したいのだ。そこが自分たちの場所で、そこで暮らすのが大好きだからだ。指導者たちは、パレスチナの人々の希望を尊重すべきだと思う」等の反論や、サウジアラビア外務省の「パレスチナ国家樹立に関するサウジアラビア王国の立場は、断固として揺るぎない」、「東エルサレムを首都と独立したパレスチナ国家なくして、イスラエルと外交関係を樹立することはない」という声明を報道している。世界中の国々や人士が、この構想にNO!の声を突きつけるだろう。

トランプ大統領のむき出しの帝国主義・植民地主義そしてパレスチナ人抹殺発言を許すな!

トランプが大統領に就任して後、アメリカ国内外で様々な「アメリカ・ファースト」「MAGA(Make America Great Again)」政策を実行する大統領令が乱発され、世界を混乱に陥れている。カナダ・メキシコ、中国に関税戦争をしかけ、パナマ運河地帯に再介入をはかる…様々なリベラル政策をひっくり返し、LGBTQ+を差別し、トランスジェンダーを排除する。気候変動枠組み「パリ協定」殻離脱するだけでなく、国連人権委員会からも再離脱する(読売新聞)国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出の停止継続も命じており、パレスチナ・中等和平の道はいっそう遠のいている。

だが、アメリカ国内からたたかいの芽が起こっている。Y!ニュース毎日新聞
米ワシントンでマスク氏への抗議デモ 「国家乗っ取りが狙い」批判も
 米国の首都ワシントンで4日、「政府効率化省(DOGE=ドージ)」を率いて急進的な人員削減や省庁改廃を進める実業家のイーロン・マスク氏に抗議するデモがあった。DOGEを「影の政府」と批判する声が強まっており、デモ参加者は「誰もマスク氏を選挙で選んでいない」「マスク氏は家に帰れ」などとシュプレヒコールを上げた。
 デモは4日夕、ホワイトハウスに近い財務省の庁舎前で開かれ、民主党の連邦議会議員や政府職員ら数百人が参加した。
 DOGEは、連邦政府職員の削減、政府庁舎の再編、教育省や対外援助機関「国際開発局(USAID)」の組織改廃、DEI(多様性、公平性、包摂性)施策の廃止などを主導している。マスク氏は無給の特別職公務員としてトップを務める。
 ホワイトハウスにオフィスがあるとされるが、水面下で活動しているため実態が見えにくい。米メディアによると、マスク氏は連邦政府の歳出や人事のシステム、機密情報へのアクセスが認められるなど、広範な権限を委ねられている。デモ参加者の女性は「政府に入り込んで機密にアクセスし、国家を乗っ取ろうとしている」と批判した。
 トランプ大統領は「イーロンは我々の承認がなければ何もしない。適切なら認めるし、不適切なら認めない」と説明するが、マスク氏への風当たりは強まっている。【ワシントン秋山信一】

 トランプの側近、イーロン・マスクに対する抗議デモだ。記事にあるよう、マスク氏は「無給の特別職公務員」ということであるが、連邦政府の歳出や人事のシステム、機密情報へのアクセスが認められるなど、広範な権限を委ねられているそうだ。そして正式な公職の肩書がないにもかかわらず、メール1本で連邦職員の代金簿リストラに乗り出したからだ。労働者の怒りの決起が始まっている。

たたかうパレスチナ人、世界の人民、アメリカの労働者と連帯し、トランプ大統領を引きずり下ろそう!アメリカ帝国主義を打倒しよう!

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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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