たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

集会報告

沖西ネット東京交流会

 6月7日は、前日の政府交渉につづく、交流会である。
 会場の日本教育会館(一つ橋ホール)7階の会議室は、13時15分ぐらいに到着したのだがすでに満席御礼状態!
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 それだけ東京方面でも期待されている行動であることがうかがえる。
 交流集会の司会は、総がかり行動実行委員会共同代表の、菱山南帆子さん。続いて沖西ネット共同代表の海北由希子さんの開会あいさつで13時半から集会開始。
 集会の様子はレイバーネットTVで公開されている。知り、つながり、止める!6・7交流集会

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 ジャーナリスト、吉田敏浩さんの講演「日米で進む戦争体制」、レジュメの題は「戦争の加害者にも被害者にもならないために大軍拡・日米軍事一体化・戦争準備に反対を」が始まる。
 吉田さんはほぼ細かく書かれたレジュメどおりにお話を進められた。
 「安保3文書」改定に基づき、大軍拡と戦争準備が進められている。2024年10月23日~11月1日に行われた、過去最大級の日米統合演習「キーン・ソード25」は、きわめて実戦的に行われた。米海兵隊をKC130輸送機で石垣駐屯地に運んで機動展開する訓練、沖縄島・宮古島・石垣島・奄美大島・徳之島での陸自ミサイル部隊の機動展開・対艦戦闘訓練、嘉手納基地の滑走路がミサイル攻撃を受け、損傷した場合に備える滑走路被害復旧訓練、CBRN(化学・生物・放射線・核)兵器による攻撃への対処訓練、北九州空港や宮崎空港、離島の民間空港に自衛隊の戦闘機が離着陸し、燃料給油や機体点検をする訓練、新石垣空港や与那国空港から「患者」(戦時に負傷した自衛隊員や住民を想定)を陸自オスプレイで沖縄島に搬送する訓練、オスプレイで与那国島から住民を島外に避難させる訓練、島全体を戦場に見立てて、着上陸・パラシュート降下・偵察・山地機動など、民間値を幅広く使う「生地訓練」などである。
 3月30日に来日したトランプ政権のへグセス国防長官は、中谷防衛大臣との会談後の記者会見で「西太平洋におけるあらゆる有事に直面した場合、日本は最前線に立つことになる」と言った。まさに日本を対中国戦争の矢面に立たせ、戦火に巻き込むことを計算に入れて戦略を立てている。ところが中谷大臣も、石破首相もへグセス国防長官の発言に反対も、抗議もしなかった…等々である。
 また、日米の軍事一体化、自衛隊が事実上米軍の指揮下におかれる「シームレスな統合」によって、別種の「統帥権の独立」状態に陥る…仮に台湾有事が起きた場合、日本は主権国家として独自の判断が出来ず、アメリカの戦争に巻き込まれてしまうという問題もある。
 「国家安全保障戦略」にある「反撃能力」は攻撃対象を広く曖昧に表現し、歯止めが無く危険だ。相手の反撃を呼び、全面戦争に陥るおそれが高い。そして他国の民間人をも戦渦に巻き込み殺傷する、戦争加害の過ちを繰り返しかねない。政府は「敵基地攻撃で相手国の民間人に死傷者が出ることを想定」したうえで、長射程ミサイル配備を中心とする大軍拡・戦争準備を進めている。「国家安全保障戦略」では、日本が攻撃されていなくても、安保法制の「存立危機事態」の要件を満たせば、アメリカなど密接な関係にある他国への第三国からのミサイル発射準備などの「武力攻撃着手」の時点で攻撃は可能とされている。集団的自衛権行使で、米軍とともに第三国を国際法違反の先制攻撃することもあり得る。また「国家防衛戦略」には「万が一、抑止が破れ、我が国への侵攻」がおきた場合も想定して対処するとある。抑止力向上を唱えて軍拡を正当化するが、抑止力が万能ではないことは明らかで、それを前提に戦略が立てられている。
 現在、自衛隊基地「強靭化」を進める計画があり、全国283地区で、基地や防衛省施設の主要部分の地下化、壁の強化などを進めることになっている。5年間で約4兆円もの予算をつけ、12636棟を建て替え、5120棟を改修するという。これは日本本土の戦場化と長期化を想定し、核戦争にまで備えて、住民の被害をよそに自衛隊組織だけ生き残ろうとするもの、一種の棄民政策で、住民は見捨てられる。
 政府はアジア・太平洋戦争の空襲被害者などの民間人被害について「戦争被害受忍論」を主張し国家補償を拒み続けているが、これは次の戦争でも民間人の犠牲が出ることに対し「やむをえない」と責任逃れするだろう。一方、戦場になって深刻な被害を受けるのは日本で、アメリカ本土までが戦場になる可能性は低い。中国も核戦争につながるアメリカ本土攻撃は控えるはずだから、結局、日本がアメリカの戦略の捨石として利用され、大きな犠牲を強いられる…などと続けた。
 そして吉田さんは、小田実氏の「難死」という造語を取りあげ、戦争による「難死」はそれを強いる側が存在する、巨視的に見れば、日本が受けた米軍の無差別爆撃・大空襲、それによって強いられた「難死」は、日本が中国に対して行った無差別爆撃・大空襲、それによって強いたおびたたしい「難死」が、ブーメランのように跳ね返ってきた歴史の帰結といえる。小田実はこれを「歴史の連環」と呼んだ…またビルマ(三ヤンマー)のカチン州で取材をしたとき、地元の人は「ジャパン・マジャン」(日本戦争)という言葉を使っていた…ここにも「歴史の連環」が見える。ベトナム戦争やイラク戦争などで、米軍は在日米軍基地を訓練・出撃・補給の軍事拠点として利用し、ベトナムやイラクの人々におびただしい「難死」を強いたが、日本政府は米軍のフリーハンドの基地使用と出撃を容認し、基地の提供と維持に莫大な財政支出をし続けている。日本は間接的な戦争の加害者となり、「難死」を強いることに加担してきた、日本は間接的な戦争の加害者となった。アメリカ一辺倒の対米従属ルールの上で,日本がふたたび「戦争をする国」となり、他国の人々を殺傷してしまう時代が再来しかねない。
 「ルポ、軍事優先社会」の取材で会ってきた人たちが異口同音に語るのは「戦争の加害者にも被害者にもなりたくない」ということだ。沖西ネットの結成宣言も「私たちは戦争の加害者にも被害者にもなりたくない」と訴えている。この思いは、益々重要になっている。満州事変からの中国侵略の戦争加害が、結果的にめぐりめぐって敗戦にいたる戦争被害につながってしまったという歴史の教訓がある。その教訓に反して、アメリカとの集団的自衛権の行使など、戦争加害に手を染める道に踏み迷ってはいけない。「政府の行為によって再び戦争の惨禍」が起きないように主権者として声を上げることが求められている。大軍拡は軍事費を膨張させ、国家財政を圧迫し、増税、社会保障費や教育費の削減など、国民・市民の生活に重い負担、悪影響が及ぶ。「ミサイル特需」など軍需景気を期待してうごめき始めた日本版軍産複合体…三菱重工などの兵器産業は、自民党に多くの政治献金を続けている。政・官・財癒着の構造がある。武器輸出の解禁、促進は、日本も武器輸出で儲ける「死の商人」国家へと変質・堕落しかねない。
 自衛隊のミサイル部隊配備や弾薬庫建設、米軍基地強化などの門ぢ亜に関して「安全保障は国の専管事項」という政府の主張を、自治体も住民もうのみにして思考停止におちいってしまててゃならない。地域住民が戦渦に巻き込まれ、戦争の被害者にも加害者にもなるリスクが高まる問題であり、国に白紙委任状を渡してはならない。各地の反対運動は、いわば「炭鉱のカナリア」的な意義ももっている。
危険性などを予見し、社会に知らせる、警鐘を鳴らす重要な役割を果たしている。主権者として声を上げる大切さを身をもって示していると結ばれた。

 吉田さんの講演の後、10分間の休憩、その間、儀保貴子さんと池田年宏さんの音楽(唄)の時間。
 
 次は、沖縄・西日本で進む軍拡ということで、まず具志堅隆松さんから沖縄、特に与那国島と宮古島の状況について説明…与那国島は最近も医師の派遣契約が切れ、新しく医者が来ない…「危険なところ」には医者を送れないのだそうな。宮古島にはPAC3の装備品らしきものが運び込まれ、現地で阻止行動が起こっているとのこと。続いて石垣島、馬毛島、熊本、佐賀、大分、呉、祝園と続く。
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 写真は馬毛島住民訴訟の弁護団の弁護士の方…馬毛島について、工事が進められることで人手不足になり、介護などの人材が不足している…それで地元種子島・西表市市議会議員の和田さん(介護の仕事もしている)が忙しくて来れないということであった。
 
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 続いて首都圏の報告、東京の朝霞駐屯地や練馬駐屯地の監視活動をしている池田五律さんからの報告。朝霞には自衛隊の統合司令部があり、琉球弧への戦争に投入される。また東部方面隊もあるとのこと。練馬駐屯地は、首都防衛、首都戒厳に投入される部隊であるそうな。
 神奈川、リムピースの星野潔さんから、横須賀や横浜ノースドックの様子が報告される。横浜ノースドックは、今日もオスプレイが陸揚げされ、どこかに飛んで行った(それの監視をしていたため、少し遅れたそうな)海兵隊が沖縄の島々を転々とするための小型揚陸艇は、横浜ノースドックにある。横須賀にはイージス艦が11、2隻あった。トマホークミサイルの基地として使われている。海上自衛隊にトマホークの発射のしかたを教えているが、情報システムは米軍が持っており、米軍のいいなりになるしかないと述べられた。

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 最後に共同代表の呉羽真弓さんから、閉会のあいさつ。今日もリモートでの視聴が300名ぐらいあったそうな。

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 翌日は脱原発集会もあるので、東京駅から新幹線で帰阪する。

沖西ネット政府交渉

 2025年6月6日午後、衆議院第一議員会館多目的ホールにて「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」による政府交渉が行われた。
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 この写真は、終了後の記者会見の様子である。
 政府交渉の全容は、レイバーネットTVにある。(戦争止めよう!「沖縄・西日本ネットワーク」東京行動~知り、つながり、止める!6.6政府交渉(注:3時間半以上あります)
 東京メトロ、国会議事堂前駅で降りると、地下道で衆議院第一議員会館のところまですぐ行ける。 
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 とりあえず、会期中の国会議事堂…木が邪魔。

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 議事堂方面から、衆議院第一議員会館…議員会館に行った人はご存じだろうが、入館には荷物チェックや金属探知など、空港なみのセキュリティーを受けなければならない…のであるが、入ると警備員から「会議の参加者ですか?」と聞かれ「いや、何の会議やねん(そりゃ「会議」とだけ聞かれてもわからんやろ)」と聞き返しているうちに、沖西ネット関係者から入館カードを渡されて、そのまま入館する。
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 こんな感じで机が並べられるが、やがて満席となる。
 13時半から開始であるが、議員あいさつから…議会会期中なので途中退席等もあるため…「沖縄の風」伊波洋一参議院議員、日本共産党、赤嶺政賢衆議院議員、社民党、福島みずほ参議院議員、立憲民主党、つむらけいすけ衆議院議員が発言された。
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 沖西ネット共同代表の呉羽真弓さんから、要請文の手交が改めて行われた。今回は少し前にあらかじめ提出した要請文に回答がなされていたのであるが(回答のない項目もある)それを受けて更なる質問・再回答を各省庁の担当から直接いただきという方式であった。
 翌日の「交流集会」で、出てきた担当者数は延べ100人ぐらいではなかったか、それだけの人数を引きずり出した効果は大きいと総括されている。
 また各地の団体から個別の要請も行われた。

 政府交渉の様子、回答内容は添付の動画をじっくり見ていただくとして…印象に残ったことは…
・「住民説明会をやる」とは絶対に言わない!
 弾薬庫新規建設・増設やオスプレイ配備などの個別事象について、こちら側は「住民説明会」の実施を要求している。ホント、地元住民に対する直接の説明がなされないまま、ドンドン進められているのだが、防衛省等は「引き続き関係自治体と緊密に連携し、丁寧なご説明や適切な情報提供に努めていきたいと考えている」でお茶を濁している。こちらとしては、自治体ではなく住民を納得させてください、住民を納得させられないことは、やらないでくださいと訴えている。「適切な情報提供」の中に、住民説明会を加えることは可能であろう、「検討する」とも言わない。
・では自治体の言うことは聞くのか?
 12式地対艦ミサイル(能力向上型)の配備先について、まだ決定していない(25年度中に九州に先行配備という報道があるが)、決まりましたら適切に説明を…といった話の中で「住民説明会」や自治体への話が再び出てきた…では「知事が配備に反対している沖縄には、能力向上型は配備しないのですね!」「沖縄への配備はやめてください!」「沖縄は除外してください」と追及した。相手は答えないので、「答えないのなら、沖縄に配備しないという言質をとったことにするぞ!」と追い込む。もっとも官僚の腹の中では「辺野古のように自治体の意志も決定も無視して、法律をねじまげてでも強行配備すればOK」と考えているに違いない。
・産業用の火薬類と、ミサイルは違うはずだが…
 弾薬庫の安全や長距離ミサイルの輸送における安全の確保について、経済産業省や消防庁などから「関連法令に基づき適切に行っている」防衛省は火薬の経年劣化について「誘導弾ごとに定められた時期に、検査を行い健全性の診断を行っている」「一定の品質基準を満たさない構成部位に対して修理又は交換等を行い、誘導弾の信頼性を維持している」などと回答してきている。しかし火薬類取締法は、産業用の火薬を規制するもので、軍事に使うものを規制するものではない。ミサイルは弾頭(火薬)と燃料が一緒になっているから、危険性は普通の火薬の貯蔵・保管とは異なるはずだ。
 沖縄では今も戦時中の不発弾処理が行われ、その時は広い範囲に規制をかけたりする(奇しくも6月9日、沖縄・読谷村の米軍施設内で不発弾の処理作業中に爆発事故が起こり、自衛隊員がけがをしている。NHKニュース)戦時中の不発弾でも慎重に扱うが、今”生きている”ミサイルも同様に扱わなければならないのではないか?また日本の火取法施行規則第23条に示されている日本の基準よりも、国連の基準IATGのほうが、安全係数が2~3倍ほど違う。これに対し防衛省、経済産業省は「IATGは、弾薬管理が適正に実施されていない国々において…」云々と回答してきたが、IATGはNATOの基準でもある。NATO(先進国)が「弾薬管理が適正に実施されていない国々」だろうか。

 このほかに、避難に関連して「武力攻撃予測自体」の判断基準についてや、「特定利用空港・港湾」「道路」の指定とインフラ整備の関連、さらに「デュアルユース(今は防衛省はこの言葉は使っていない)を前提とした空港や港湾が有事において攻撃目標になるか?について「個別具体的な判断によって実体的に決まるものであり、形式的に決まるものではない」「むしろ自衛隊が多様な空港・港湾を平素から円滑に利用できるようにすることが”抑止力”を高めるために必要」などの回答を得た。

 また遅れてやって来た沖縄の風、参議院議員、高良鉄美さんからのあいさつがあった。その他、海上を借りるために尽力してもらった、立憲民主党、有田芳生衆議院議員からメッセージをいただいている。

 とにかく3時間ほどの間、8項目にわたる質問と回答…時間も足りない中、改めて文書回答を求めざるを得ないケースも多かったが、有意義な交渉であったと思う。

 終了後、記者会見が行われた。参加者は会場200名、オンラインで300名の計500名であった。

もうやめようあぶない原発!大集会inおおさか

 本日6月8日に大阪、うつぼ公園で行われた、もうやめようあぶない原発!大集会inおおさかに参加してきた。
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 13:00開会、司会はオール福井反原発連絡会の林広員さん。主催者あいさつで「老朽原発ううごかすな!実行委員会の中島哲演さん。
 つづいて反原発紙芝居が始まる…

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 横長の横断幕を取り換えて、今の原発行政の危険性を訴える新しい⁉試みである。しかし作るのは大変だったであろう。ご苦労様でした。

 つづいて各地の報告…青森から、核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の中道雅史さんから、核燃料サイクル計画の破たん、にもかかわらず、原発を動かし続けるのは潜在的核兵器保有、核武装のためだと弾劾。
 女川から、みやぎ脱原発・風の会の館脇章宏さん、刈羽原発から、規制庁・規制委員会を監視する新潟の会の桑原三恵さん。

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 愛知・岐阜の老朽原発40年廃炉訴訟市民の会の共同代表、草地妙子さんのあいさつ。続いて能登半島の志賀原発を廃炉に!訴訟団原告団長の北野吸うs無さんのボイスメッセージが流される。
 
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 福井の原子力発電に反対する福井県住民会議・事務局長の石地優さんから、福井の原発で使用済み核燃料の行き場がなく、これまで関西電力がやっていなかった「乾式貯蔵」について言及してきたことに対する詳しい批判が述べられた。
 東電福島第一原発事故からの避難者である菅野みずえさんからは、「福島事故という名、東電の事故だ!」というもっともな批判があった。
 「アジアの動きと日本の原発」と題して、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパンの佐藤大輔さんからのへ発言。
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 先月17日、脱原発を成し遂げた台湾についての報告…台湾でも「原発再稼働」派はいて、大事故を起こした日本でさえ原発が動いている…といった「反動」に利用されかねないと、日本の現状を批判された。

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 ポテッカーを掲げてアピールする時間…その後、カンパアピール。

 政党あいさつ…
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 発言順に、社会民主党参議院議員、大椿ゆうこ、新社会党市民運動委員長、かい正康(社民党参議院選挙比例名簿推薦枠)、日本共産党衆議院議員、たつみコータロー、緑の党グリーンズジャパン大阪府本部、鍵谷誠一、立憲民主党大阪府総支部連合会幹事長、野村いくよ、れいわ新選組大阪府参議院総支部長、かばた健吾がそれぞれあいさつ。原発依存に舵をきる石破政権批判、原発を容認・推進する国民民主党批判、そして次の参議院選挙で、原発をなくす候補者・政党の躍進を訴える…「新選組」かばた氏は立憲民主党も批判。
 労働者の力で原発とめようと題して、フォーラム平和・人権・環境、全国労働組合連合近畿ブロック、おおさかユニオンネットワークから、それぞれあいさつ。
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 おおさかユニオンネットワークの西山直洋さんは、この集会の労組ののぼりのほとんどがおおさかユニオンネットワークのものだと紹介したうえで、労組が経済だけでなく、原発などの政治問題にかかわることの重要性を主張された。
 労組アピールの後、各地からメッセージが寄せられていることが紹介された後、老朽原発うごかすな!実行委員会の橋田秀美さんから「集会宣言」の提案、そして拍手に夜採択が行われる。
 関西共同行動からデモの説明があった後…14時45分から、デモでありますっ‼

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 小雨がぱらつく中、デモに出発!

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 傘をさしている人もそこそこ居ますが…

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 雨はあんまり激しくならず、むしろ止む方向に…
 「関電は、約束まもれ!」「使用済み燃料の、行き場はないぞ!」「上関に、押し付けるな」「青森に、押し付けるな!」「フランスでは、ないぞ!」

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 「若狭の原発を、廃炉にしよう!」「若狭の原発、超老朽!」「老朽原発、ただちに廃炉!」

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 南海の難波駅が見えてくる…渡されたコールの他、若者たちが「原発廃炉、わっしょいわっしょい」などとコールして、繁華街は大盛り上がり!
 手を振ってくる外国人観光客、日本人もたくさんいて、こちらも手を振り返す。

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 「脱原発を、達成しよう!」「台湾は、達成したぞ!」「自然エネルギー、に切り替えよう!」「自然エネルギーは、コストも安い!」「すべての原発を、廃炉にしよう!」 
 若者たちが、過去に原発廃止を決断できなかった立憲民主党・野田代表ヤメロコール…野田はNOだ!も響きわたる。

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 解散地点に無事到着…お疲れさまでした。

土砂全協第12回総会in奄美市(後編)

 前編の続き。
 講演は次に、顧問の北上田毅さん「奄美の自然・生活環境を守ることが「辺野古」を止める!」と題したもの。まず現在の辺野古の様子から。
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 何基もの地盤改良を行う台船が、大浦湾で工事を進めている。外周護岸、A護岸工の様子であるが、中詰めに大量の砂が必要である。ただ、工事の進捗をみてみると地盤改良の工事は、計画では4年半の行程だが、今のペースでは7年かかる。土砂は全体土量の17%しか投入されておらず、このペースでは37年かかる。これから台風の時期が来るが、櫓を高く改良した不安定な地盤改良船が避難にも時間がかかることになる。
 一方、埋立用材の調達が、辺野古の工事を決めると言っても過言ではない。400万㎥の砂は、沖縄県の1年間の使用量の3~4年分だ。防衛局は、奄美大島から1190万㎥の調達が可能だとしている。
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 鹿児島県の海砂採取に関しては、現状では規制が緩い。また奄美大島の採石場は採取が荒っぽい。沖縄県の土砂条例に基づく、奄美大島の土砂を搬出するための防衛局からの書類提出はまだない。おそらく調査で「特定外来種」が見つかったのであろう。今、防衛局は搬出する土砂を「石材」と言い切っている…洗浄で”対策”ができるからだが、土砂は対策ができない。しかし土砂条例には罰則がないため、なし崩しにされる恐れもある。しかし、奄美大島からの土砂搬出を止めれば、辺野古は止まるということであった。
 つづいて、土砂全協顧問で環瀬戸内海会議共同代表の湯浅一郎さんの「瀬戸内海から海砂採取問題を考える」と題した講演。日本政府は辺野古新基地建設で時代錯誤のことをやっていると批判したうえで、80年代の三原瀬戸における海砂採取の影響について説明された。
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 イカナゴは砂地で「夏眠」するが、海砂採取によりイカナゴの漁獲量が減少した。またイカナゴを餌とするスナメリクジラも減少した。海砂採取は食物連鎖の構造を大きく変えることになり、持続可能ではない。
 瀬戸内での海砂採取が困難になり、九州や沖縄の海砂に移行している…沖縄での海砂大量採取は、海底地形の変化や濁水の拡散、海草の減少から、まだ絶滅していないジュゴン生息への致命的な打撃となる。その他、生態系・食物連鎖への影響も考えられる。沖縄県は海砂採取の環境への影響を包括的に評価しておらず、総合的な実態調査が必要だとのことであった。
 続いて、自然と文化を守る奄美会議の城村典文さんから、奄美大島の上空にオスプレイの低空飛行訓練ルートがあるという話。
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 2016年12月、沖縄県名護市安部にオスプレイが墜落した時の事故報告書、付属資料も含め検証すると、何度も「奄美LATルート」という言葉が出てくる。(LAT=Law Alutude Tactics 低高度飛行戦術)奄美大島でそういった訓練をやっているのではないか?ということだ。先日の4・10防衛省交渉では「奄美LATルート」とは何か?を政府に初めて問う機会になった。政府は否定することもなかったので、多分答えられないのであろう。地元から声を上げ、鹿児島県を動かすことが重要で、沖縄県を含めた九州知事会で共有し、住民の安全と健康を守るため、政府に突きつけていくよう求めるべきと訴えた。
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 最後は「沖縄ドローンプロジェクト」の奥間政則さんから、奄美大島のあちこちをドローンで撮影してきた状況の報告。
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 辺野古埋立護岸の消波ブロックも、奄美大島で作っているらしい。

 講演の後は、交流会…
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 奄美大島で護岸のない嘉徳浜、ウミガメが卵を産みに来る海岸なのだが、ここにコンクリートの護岸を作る計画がある。それに抵抗して座り込みを続けている若者の、ジャンベ演奏の披露がなされた。

 翌日、25日はフィールドワークで、採石場や嘉徳浜、瀬戸内分屯地や弾薬庫など奄美大島じゅうを回ることになっているのだが、あいにく私は所要のためこの日の午後の飛行機で帰阪することになっており、参加できなかった。かわりに午前中、名瀬にある奄美市立奄美博物館に行くことに。
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 奄美の古民家が展示されており、内部に入れないが無料で見ることができる。また博物館の入場料は300円である。
 博物館では、薩摩が奄美大島にサトウキビ栽培をプランテーション的に強制し、ガチの植民地支配をしていたことを改めて認識させられた次第だ。また、奄美の自然や歴史、文化の紹介もばっちりである。
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 博物館の前の道路だけ、なぜか石畳風の舗装である。
 ではでは…

土砂全協第12回総会in奄美市(前編)

 5月24日、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会(土砂全協)の第12回総会が、奄美大島のホテルで開催されたので、大阪・関西で様々な取り組みがあるけれどこっちに参加してきた。なお、土砂全協は2019年も奄美大島で総会をやっており、その時も参加してきたのであ奄美大島訪問は2回目である。
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 総会は14時開始…共同代表の阿部悦子さんから、土砂全協の運動は2015年に奄美で始まった…10年前はまだ奄美は「楽園」だったが、自衛隊が配備されてしまった。できることをやてちきたいとあいさつがあった。
総会に先立ち、奄美の護憲平和フォーラム、関さんから自衛隊が奄美大島に配備されてからの状況説明がある。当初は350名の「警備隊」という説明であったが、ミサイル部隊の配備までは知らされていなかった。現在は560~630名の自衛隊員がいる。弾薬庫も5棟に加え、あらたに3棟が建設され、軍事要塞化が進んでいる。オリエントシールド、キーンソードなどの日米合同軍事演習が繰り返され、自衛隊は米軍の指揮下で戦うことになっている。また有事の際に、奄美群島の10万2千名あまりの住民を、鹿児島に避難させる計画もあるそうだ。
 続いて総会…まず議長から、出席者(オンライン含む)・委任状で正会員17団体のうち過半数を超える10団体の参加を認め、総会が成立していることが確認された。
 1号議案、2024年度活動報告、2号議案、2024年度収支決算報告、3号議案、2025年度活動方針
(案)、4号議案、2025年度収支予算(案)、5号議案、2025~26年度役員改選について…ということで進められていく。現在の大きな取り組みは、辺野古新基地建設埋め立て用の土砂を奄美大島から持ってこようとする計画が再びうごきだしているため、奄美大島から辺野古埋立のための 石材・土砂を調達しないことを求める署名である。この署名は2024年12月から始め、25年の4月10日に6万筆あまりを第一次提出してきたところである。引き続き署名集めは行われており、もっと広げる必要がある。奄美大島から土砂を搬出することについてのリーフレット作製も計画しており、それを活動方針(案)にきちんと文章で盛り込むことにした。またオンライン学習会(要参加費)や個人会員を伸ばしていこうという話も出た。
 議案がおおむね了承された後、第二部の記念講演会にうつる。まず最初にオンライン参加で各地の行動報告。島ぐるみ会議名護の浦島悦子さんから、大浦湾の状況や沖縄東海岸からの海砂採取船に対する監視行動や、海砂採取中止・規制強化の申し入れについて説明があった。本部島ぐるみ会議の阿波根美奈子さんらから、塩川・安部での牛歩について、新規の参加者がほとんどおらず大変だが、午前8時まで1台もダンプを出させないという成果もあがっているとの報告があった。辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会、柴田天津夫さんから、護岸を構築するハイブリッドケーソン13函、RCケーソン24函について、大浦湾現地でのケーソン仮置き場についての概要説明があった。また8月と10月に大きな抗議行動をやる計画であるとのことであった。「広島と沖縄をむすぶドゥシグヮー」の新田秀樹さんから、広島では土砂全協の運動をどう広げていくかが課題である。一方、広島が西日本の軍事化の焦点になっている。呉の日本製鉄跡地への自衛隊施設建設について、呉市が受け入れを表明し、昨日は防衛省に誘致の要請まで行っている。6月6,7日に「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」の東京行動があり、レイバーネットでオンライン配信も予定されているとのことである。
 続いて、土砂全協顧問の末田一秀さんから「ソテツに見る外来生物被害と辺野古への石材搬出の関係」と題した講演。
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 奄美大島でソテツが大規模に枯れている…これは外来種である「ソテツシロカイガラムシ」による被害である。東南アジアから、ハワイ・グアムそしてアメリカ大陸にも広がっている。ところで「外来生物」の”外”とは何か?本来は「地域の生態系」の外という意味である。ところで日本の「特定外来種」規制は、日本に海外から来る生物の”一部”を規制しているにとどまる。

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 沖縄県の土砂条例であるが、法律で対象としている「特定外来生物」だけしか規制していない。地域の外から来る「外来生物」は規制できないという問題を提起された。
 講演会は、続くよ。

 
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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