お昼にとんでもないニュースが飛び込んできた。Y!ニュース朝日新聞より
老朽原発の再稼働、福井県知事が同意 新しい基準で全国発
 運転開始から40年を超える関西電力の老朽原発3基について、立地する福井県の杉本達治知事は28日、再稼働に同意すると表明した。東京電力福島第一原発事故の後、原発の運転が原則40年と定められた後に全国で初めて、老朽原発が再稼働する。
 杉本知事が再稼働に同意したのは高浜1、2号機(高浜町)と美浜3号機(美浜町)。再稼働には地元首長、議会の同意が必要とされ、3基については高浜、美浜両町が2月までに同意し、福井県議会が4月23日に容認。知事の判断が焦点になっていた。
 2013年施行の改正原子炉等規制法は原発の運転期間を原則40年と定め、原子力規制委員会が認めれば1回に限り最長20年延長できるようになった。3基のほかに、日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)が規制委から認可を受けたが、再稼働のめどは立っていない。
 全国では廃炉が決まった原発をのぞいて、計5基が5年以内に運転40年を迎える。

 運用開始から40年を超える、危険な原発を再稼働させる関西電力、そして事故時には福井県のみならず近畿、東海の広大な地域が放射能によって汚染されるにもかかわらず、再稼働を容認した福井県知事を断固糾弾する!
 NHKニュースが、これをけっこう詳しく報道している。
運転開始から40年超の原発の運転 福井県同意 関電が再稼働へ
 この中でNPO法人 原子力資料情報室の山口幸夫共同代表の言葉が紹介されている。
「40年を超えた原子炉の内部は核分裂反応で発生した中性子に長い間さらされ、金属の性質が熱に対して弱くなるなどの経年劣化が起きることがこれまでの知見でわかっている。これにより懸念されることは、内部で急激な温度の変化が起きた場合、破損するなどのリスクにつながりかねないことだと考えている。このため、事故やトラブルで原子炉に緊急で水を入れるという事態は避けないといけない。そういった意味で関西電力は原発を再稼働すべきではないし、仮に再稼働したとしても出力をできるだけ抑えつつ、異常が起きないよう厳しく監視しながら運転すべきだ」
 そう格納容器や配管などが脆化、劣化している恐れがあり、ぶっ壊れやすい、すなわち事故を起こすリスクが高いのである。こんなものを再稼働させてはならない!
 また原発を動かす側であるが、政策研究大学院大学の根井寿規教授は「技術的に問題はないと思う」としながらも、「技術的に基準を満たせばいいというわけではない。関西電力は毎回の定期検査で配管のすり減りや設備の劣化などを確認し、ギリギリではなく余裕を持って取り替えるなどの取り組みを当然やるべきだ。また、異常にならなくても、何か気になることがあれば、きちんと公表をして地元に説明することが求められている」と述べ、「関西電力は不祥事も踏まえて、地元の信頼をきちんと再構築して、丁寧に運転管理をしていく必要がある」と指摘している。不祥事とは、高浜町の元助役から関電幹部が多額の金品(ワイロ)を受け取っていた、あの汚職事件だ!腐りきった関電に、原発を動かす資格はない!ワイロよりハイロ!だ! 
  
 まだ再稼働まで時間がある!私たちの世論・力で老朽原発の再稼働を阻止しよう!6月6日(日)には、靭公園で老朽原発うごかすな!大集会inおおさかがあるので、総力で決起しよう!

 老朽原発を再稼働させる関西電力を許さず、また原発再稼働に固執する菅政権を打倒しよう!