和歌山の御坊市内を走るローカル私鉄、紀州鉄道が廃止になる!というニュースが飛び込んできた。東洋経済オンラインの大ピンチ「紀州鉄道」2026年中に廃線の可能性も 中国系企業に買収され方針変更、値上げもできずより…
10月の初め、鉄道ジャーナリストなんて肩書きもない単なる時刻表愛好家である私の元に、突如、驚くべき情報が届いた。和歌山県のローカル鉄道である紀州鉄道が廃線の危機。早ければ2026年中に廃線の可能性もあるという。(以下略)
で、この記事を要約すると…
紀州鉄道を運営する不動産会社が、2022年12月に中国の不動産会社に変わった(買収されたということらしい)。その会社が2024年に、不採算部門である鉄道を廃止する意向を示した。で、鉄道事業者としては、地元自治体などに支援のお願いとかをしたいのだが、それに先立つ「経営努力」をしなければならない。具体的には運賃を値上げして増収を図る…なにせ、2.7㎞全線乗っても運賃が180円!という、今どき破格の運賃だ。ところが、運賃を値上げするためには国土交通省に申請書を出す必要がある…なぜ運賃値上げが必要か?その事情を細かく記した申請書を、様々な専門知識も駆使してつくらなければならない。ところが紀州鉄道では、
昭和の時代に不動産会社と合併後、業務効率化のため、東京本社のスタッフが鉄道事業の申請書を担当するようになった。だが、申請書を書くことができるスタッフが25年ほど前に退社。以降、値上げ申請ができず、現在に至るという。
という事情で、消費税が増税された折ですら、運賃の値上げを行うことができなかったというのだ。
コロナ前の時期、さすがにそれを放置するのはよくないということで、当時東京本社にいた鉄道部長が運賃値上げにチャレンジしたのですが、莫大な資料や値上げの根拠などの提出を求められて値上げすることを断念したという経緯もありまして……
ひぇぇ~なんてこった‼
運賃の値上げが出来ずに、廃止‼
前代未聞のことではないだろうか?
紀州鉄道は不動産会社が「道楽」で運行しているから、値上げしないで赤字でもやっていってる…とばかり思っていた(実際の赤字額は、5千万円/年ぐらいだそうな)が、そうではなかったわけだ。
なお親会社からは「運営を引き継ぐ会社が見つかれば鉄道事業は良い条件で譲渡する」といわれているようだが、もともと赤字の鉄道を引き継ごうという企業なんか、なかなか現れない。自治体からも援助は得られない…といいような状況だ。ただ、事業譲渡金の話もまとまり、引き継ぎ企業を探す期間もしばらく取れる、ただし運航費用を削減するために、列車本数を減らすことになるようだ。
紀州鉄道は、関西圏からちょっと足を延ばせば行ける民鉄ローカル線ということで、2017年の夏に乗ってきた(廃線跡も堪能)し、この後にも確か18きっぷを使って乗りに行き、鉄道むすめ日高かすみタンのアクリルスタンドを紀伊御坊の駅で購入した記憶がある。
それはともかく、紀州鉄道の今後の動向に注目せねばなるまい。
10月の初め、鉄道ジャーナリストなんて肩書きもない単なる時刻表愛好家である私の元に、突如、驚くべき情報が届いた。和歌山県のローカル鉄道である紀州鉄道が廃線の危機。早ければ2026年中に廃線の可能性もあるという。(以下略)
で、この記事を要約すると…
紀州鉄道を運営する不動産会社が、2022年12月に中国の不動産会社に変わった(買収されたということらしい)。その会社が2024年に、不採算部門である鉄道を廃止する意向を示した。で、鉄道事業者としては、地元自治体などに支援のお願いとかをしたいのだが、それに先立つ「経営努力」をしなければならない。具体的には運賃を値上げして増収を図る…なにせ、2.7㎞全線乗っても運賃が180円!という、今どき破格の運賃だ。ところが、運賃を値上げするためには国土交通省に申請書を出す必要がある…なぜ運賃値上げが必要か?その事情を細かく記した申請書を、様々な専門知識も駆使してつくらなければならない。ところが紀州鉄道では、
昭和の時代に不動産会社と合併後、業務効率化のため、東京本社のスタッフが鉄道事業の申請書を担当するようになった。だが、申請書を書くことができるスタッフが25年ほど前に退社。以降、値上げ申請ができず、現在に至るという。
という事情で、消費税が増税された折ですら、運賃の値上げを行うことができなかったというのだ。
コロナ前の時期、さすがにそれを放置するのはよくないということで、当時東京本社にいた鉄道部長が運賃値上げにチャレンジしたのですが、莫大な資料や値上げの根拠などの提出を求められて値上げすることを断念したという経緯もありまして……
ひぇぇ~なんてこった‼
運賃の値上げが出来ずに、廃止‼
前代未聞のことではないだろうか?
紀州鉄道は不動産会社が「道楽」で運行しているから、値上げしないで赤字でもやっていってる…とばかり思っていた(実際の赤字額は、5千万円/年ぐらいだそうな)が、そうではなかったわけだ。
なお親会社からは「運営を引き継ぐ会社が見つかれば鉄道事業は良い条件で譲渡する」といわれているようだが、もともと赤字の鉄道を引き継ごうという企業なんか、なかなか現れない。自治体からも援助は得られない…といいような状況だ。ただ、事業譲渡金の話もまとまり、引き継ぎ企業を探す期間もしばらく取れる、ただし運航費用を削減するために、列車本数を減らすことになるようだ。
紀州鉄道は、関西圏からちょっと足を延ばせば行ける民鉄ローカル線ということで、2017年の夏に乗ってきた(廃線跡も堪能)し、この後にも確か18きっぷを使って乗りに行き、鉄道むすめ日高かすみタンのアクリルスタンドを紀伊御坊の駅で購入した記憶がある。
それはともかく、紀州鉄道の今後の動向に注目せねばなるまい。
