自民党参議院議員の西田昌司が沖縄でとんでもない発言を行った。沖縄タイムス
ひめゆりの塔の展示は「ひどい。歴史の書き換えだ」自民・西田議員が発言 憤る平和資料館「沖縄戦体験者の思いを踏みにじる」
 神道政治連盟県本部と県神社庁、日本会議県本部でつくる実行委員会は憲法記念日の3日、那覇市内でシンポジウムを開いた。自民党の西田昌司参院議員が講演し、過去に見学した糸満市のひめゆりの塔の展示内容を挙げ「ひどい。歴史の書き換えだ」と述べた。
 西田氏は戦後の教育は間違っており「でたらめだ」と主張。「何十年か前にひめゆりの塔を訪れ説明を読んだが、日本軍が入ってきてひめゆり(学徒)隊が死んだ。そして米国が入ってきて沖縄が解放されたとの文脈で書かれていた」と話した。
 その上で、旧日本軍を念頭に「亡くなった方は救われない。歴史を書き換えられるとこういうことになってしまう」と発言した。
 また、「沖縄の地上戦の解釈はかなりむちゃくちゃな教育になっている」とも言及。「自分たちが納得できる歴史をつくらないといけない」と訴えた。
 シンポは党県連が共催。1部は故安倍晋三元首相の顕彰祭を開き、2部では西田氏と国場幸之助氏(自民)が講演した。(政経部・又吉俊充)

 何が「でたらめ」で「歴史の書き換え」なのかは明らかにせず、ただただ自分たちに都合の良い「納得がいく歴史をつくらないといけない」などとほざく”歴史修正主義”右翼の西田発言である。これだけでも許されるものではないが、この発言は沖縄における右翼・自民党の憲法改正集会での発言であることにも注視しないといけない。西田はこの報道を受けて「切り取りだ!」などと”反論”したため、あらためてノーカットの発言が報道されている。
【ノーカット】 “ひめゆり”は「歴史の書き換え」 自民党・西田昌司参院議員発言の全容と真意は 独自映像
 西田発言の最初の部分を引用すると、
「これから本当に非常緊急事態が出てくる前に、みんながやって、こういうその国民保護できるためのですね、法律の整備をしなきゃならないんですけれども、そのためには、まずはやっぱり我々の自民党の議員が、国場先生(※国場幸之助衆議院議員)も含めて、これからこういう間違ってきた戦後の教育とかね、このデタラメなことをやってきたというのをやらなきゃいけない。
 「非常緊急事態」だとか、「国民保護」とがの言葉から西田の講演ははじまっている。このことは、現在進められている「台湾有事」を口実にした対中国戦争、それに向けた琉球弧への自衛隊配備、そして島々が戦場になって「非常緊急事態」や「国民保護」を行わないとイケナイ…なのに「間違ってきた戦後の教育とかね」云々となっているわけだ。
 要するに、今進めている対中国戦争準備、自衛隊配備などを進め「再び沖縄を戦場にする、沖縄戦をやるから、覚悟しろ!なのに「ひめゆり」に代表される、沖縄戦でおんな子ども、住民まで犠牲になった、軍隊(日本軍)は住民を守らなかった…などという「(沖縄の)戦後教育」はケシカラン!ということなのである。

 西田の、再び沖縄を戦場にする、沖縄戦をくり返そうとするこの宣言は、決して許してはならない!
この集会には、国場幸之助衆議院議員も含む沖縄の自民党も参加している”憲法改悪決起集会”である。沖縄自民党もまた、沖縄県民を裏切り、沖縄戦を再び行う宣言を西田といっしょにしたわけである。これは万死に値するものだ!

 沖縄はもとより、各方面からの批判・非難を受け、当初は謝罪や撤回を拒否していた西田も、自らの改選もある参議院選挙が近いこともあって自民 西田議員“ひめゆりの塔めぐる発言は不適切” 謝罪し撤回に追い込まれた。しかし本来は議員辞職に値する暴言だ!許されるものではない!

西田昌司は議員辞職しろ!参議院選挙に出るな!自民党は西田を公認するな!
もし選挙にでてきたら、西田昌司を落選させよう!街頭で徹底的に糾弾し、引きずりおろしてぐっちょんぐっちょんにしよう‼

沖縄で、全国で、沖縄戦場化を目論む自民党を落とそう!