戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク結成集会の翌日、2月23日はさつま町へのフィールドワークである。鹿児島中央駅の前から車に分乗して、高速道路を経由し、国道504号を通ってさつま町へ。国道は途中から高規格道路「北薩横断道路」にはいり、永野インターで降りてすぐ…
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 弾薬庫の建設計画がある、中岳が見えるところで下車…手前の道路が、北薩横断道路。木を伐り出した山の向こう側が、中岳である。

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 ここでパネルを掲げて説明。中岳は大部分が国有林であり、用地取得の問題がない。山のどこかにトンネルを掘って弾薬庫とする計画である。ここに調査費として今年度、10奥円もの予算がついた…来年、設計に2億円をかけるそうな。なお、調査費がかさむのは地形の調査や土質地質調査だけでなく、環境調査…そんな生物がいるか、生態系の調査…にけっこう費用がかかるかららしい。また、北薩摩横断道路のインターチェンジの近くでもあり、北薩横断道路が整備されれば鹿児島空港まで1本、また国分駐屯地と川内駐屯地の中間地点にあたるという立地でもある。
 大分の敷戸や京都・祝園と違って住宅が密集しているわけではないが、それでも静かに人が暮らす山里に突然、弾薬庫の建設計画が降ってわいてきたのだ!なお、中岳の向こう側から流れる河川水は、ここらへんで使う種籾を育てる田んぼに流れているとのことで、水源への影響が心配されている。ただ、地元の動きとしては「建設ありき」で、そういった水源の問題と、地元に仕事をまわすようにしてほしいといった要望があるぐらいだそうな。
 再び車に乗って、中津川交流館に向かう。途中「自衛隊歓迎」ののぼり旗があちこちで見られる…地元商工会が力を入れて立てまくっているのだろう。
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 中津川交流館に到着。

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 奥の建物で、さっそく交流集会…具志堅隆松さんのお話し。沖縄の市民団体として、上海の研究機関に赴いたとき、「米軍が撤退すれば、沖縄に中国軍が来るのではないか?と心配する人がいる。中国はそのようなことを考えているのか聞いてみた…そのようなことはないと答えた…沖縄の市民団体が国の政策である”軍縮”について聞かざるを得ないのは、そうしなければ私たちが脅かされるからだ…」というような話であった。
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 さつま町に弾薬庫はいりません。

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 さつま町、上間さんから先ほどのフィールドワーク時に聴いたのと同じような内容の講義。

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 佐賀からオスプレイ配備に反対する行動についての説明。
 
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 大分での行動についての説明…こうしたプラカードを作って掲げている…核兵器なら多くの人が反対するが、通常のミサイルでも人が殺される、だから反対しなければならないという論理は、人口密集地でなければ弾薬庫があってもやむをえないという論理に抗するものだ。
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 ノーモア沖縄戦、えひめの会の高井弘之さんから、西日本ネットワークの意義についての説明。その後の質疑・自由討論で、さつま町の人から「(中国が脅威だから)自衛隊を歓迎するという人もいる…そういった人にどう説明するのか?」というような質問が出た。それについて、こちらが犠牲になるということと、こちらから攻めていくことは確率的には同じはずなのに、こちらから攻めていくことは考えない…自衛隊増強の「加害性」を認識し「被害者にも、加害者にもならない」ということを掲げようということであった。また具志堅隆松さんは「隣の家との関係が悪くなった…隣は包丁を磨いている、ではこちらはもっと大きな包丁を買ってこよう。隣は刀を買った、だったらこちらは槍だ…こんなことをやっていれば際限がない」と軍拡競争を批判するたとえ話を展開した。
 福岡の人から、戦争に反対するためには、排外主義と闘わなければならない、また26日の宮古島への電子戦部隊配備に抗議に行くとの表明があった。
 最後にさつま町の武さんから、父親の兄が特攻で亡くなっていること、その叔父さんの手紙がずっと封印されていたが、父親が亡くなり引き出しを開けてそれを出したことなどの反戦の思いを語られた。
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 お昼前に交流会が終わり、昼食はとってもおいしい豚汁をごちそうになる。
 
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 そのあと、さつま町薩摩支所まで車で移動して…

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 弾薬庫建設反対のアピールスタンディングを1時間ほど行った。

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 スタンディング終了後、中岳をバックに記念撮影…後ろの長いミサイルの横断幕は、祝園ネットが持ってきたもの。長さ9メートルの実物大ミサイルのイラストである。 
 ここで22,23日の一連の行動は終了…皆さま、おつかれさまでした。