たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

2025年02月

リニア勉強会のお知らせ

リニア建設問題に関する勉強会です。
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第23回 リニア勉強会
2025 3/2 sun

リニアが南アルプスの生き物の命を奪う
13:30~16:30 /参加費:1000円
大阪ボランティア協会セミナー室
大阪市中央区谷町2丁目ー20-2F 市民活動スクエア「CANVAS谷町」
天満橋駅3番出口、谷町4丁目駅1-A出口より徒歩5分
 定員50名(事前申し込み優先)
 オンライン参加者は2月28日申込締切。現地参加の場合、当日参加可能
お申し込みはフォームからhttps://ws.formzu.net/dist/S355946336/

大井川源流部のリニア工事で「地下水や残土」問題。自然豊かな地域はどうなる。
講師:服部 隆 氏
1,953年、静岡県焼津市生まれ。立教大学在学中、環境問題への関心から東大・宇井純の反公害自主講座や水俣病患者の支援活動に参加。登山を18歳から始め。特に沢登りとフリークライミングに傾倒。国内外(アメリカ)の岩を登る。2014年より「南アルプスとリニアを考える市民ネット静岡」共同代表。ストップ・リニア訴訟原告(現在、控訴中)。生き物への思いは強い。

主催:リニア市民ネット大阪 後援:一般財団法人日本熊森協会

つながろう つなげよう 次は狭山だ

 2月24日、狭山事件の再審を実現しよう市民のつどいin関西に参加してきた。集会前にカオリンズ、アカリトバリさんの音楽。会場の後ろでは、万円筆を「洗う」実験が行われていた。かもいから見つかった万円筆のインクは、殺された女子高校生の使っていたもの(クロムを含む)とは違うという鑑定結果に対し、検察側は「万年筆のインクを替えた、クロムが検出されないのは洗ったからだ」という主張に対し、実際に洗ってみて、いつまでも前の万年筆のインクがにじみ出てくる…検出されないのは最初から別のインクが使われていた…ということを示すものだ。
 部落解放同盟大阪府連合会書記次長の、袈裟丸朝子さんが地元あいさつ。その後、記念講演の「部落問題の現在から見る狭山事件」と題した、上川多美さんのお話しが始まる。
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 部落問題の現在…というより、その他の差別問題もいっしょに語るお勉強講演会で、大変ためになった!
「知らなくてもしてしまう差別や、知らないからこそできる差別がある」ことをマジョリティ特権やマイクロアグレッションなどの概念を使って説明…ということである。
 差別はたいてい、マジョリティがマイノリティに対し行うものである…旧南アフリカのアパルトヘイトのように、少数の白人が支配のために多数の黒人を制度として差別する場合もあるが、そうした場合数が多くても黒人はマイノリティということになる。法制度や構造で抑圧される側をマイノリティとする…そして、マジョリティに属する人はマイノリティに対し様々な「特権」を持っているのである。
 例えば上川さんは次のような例を挙げられた。
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・乗換案内どおりに電車に乗れる(身体に障害がなく、バリアフリーを気にすることがない)
・名前を聞かれてもドキドキしない(外国人ではない)
・結婚できる(異性愛者である)
・躊躇なくプールや温泉に行ける(トランスジェンダーではない)
・お店にじろじろ見られない(”日本人らしい”姿や服装をしている)
・日本語の映画を観に行ける(聴覚障害がない…聴覚障碍者は字幕やその他の配慮がない映画が観られない)
 日本社会におけるマジョリティであるがゆえに、上記のような「特権」があるということだ。
 またマイノリティへの”配慮”について、マジョリティも実は”配慮”がなされている…ここで、マイクを斬って話をされる。すると会場には声が聞こえなくなる。ただ、隣にいる手話通訳者は手話をつづけることで、手話を知っている人は話を理解することができる…そう、マイクを使うということは、声を聞くことができるマジョリティのための配慮なのだ。聴覚に障害のある人に対しては、手話通訳や要約筆記が配慮にあたるが、マジョリティに対する配慮がマイクで音を大きくするということなのである。それがマジョリティに対して「あたりまえ」に存在する(存在している)から、それに気づくことができない。配慮は常にマジョリティから行われるからでもある。
 マジョリティの「特権」に無自覚なまま、あるいは差別について知らないまま、なにげない言葉や行動でマイノリティを傷つけてしまうこと、それがマイクロアグレッションである。例えば被差別当該者がある人に「部落差別についてどう思うか?」と聞いたときに「それって近畿だけでしょ」「もうなくなったんでしょ」などと答えてしまうことがそれにあたる。知らないことは差別につながるのである。
 そして差別をなくす、あるいは差別構造を変えるためにどうすればよいのか?マイノリティが声を上げる?マイノリティが頑張る?いや、多数の側、マジョリティが変わればすぐに変わる…こちらのほうが簡単だ。
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 マジョリティ特権について知ることになったら、多くの人はそのことにういて申し訳なく思うか、そのまま聞き流すかになるだろうが、大切なことは何もしないでいるこおtが、差別を温存している社会に加担することであり、それは知らないからこそしてしまう差別、知らなくてもできてしまう差別をすることになる。
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 石川一雄さんを逮捕したのは警察だが、それを下支えしたのは部落差別を温存し続けた社会であり、また「犯人逮捕」を強く望んだ社会でもある。再審開始をしないのは裁判所であるが、それを許しているのは無視し続けているマジョリティたち…狭山事件の再審が実現しない問題において、この社会を構成している私たち一人ひとりはマジョリティ側としての当事者であるということだ。

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 記念講演のあとは、司会と部落解放同盟兵庫県連合狭山闘争本部長の山田哲夫さんを交えたトークセッション。もう一人来る予定であったが、スケジュールの都合で来られなくなったそうな。
 続いて冤罪アピール
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 昨年、再審で事件発生から58年を経て無罪が確定した、袴田巌さんの姉、ひで子さんの力強いビデオメッセージ(来場される予定であったが、怪我か何かで来られなくなったそうな)で会場は熱気に包まれた。次は狭山だ!
 東住吉事件の冤罪被害者、青木恵子さんと、湖東記念病院西山美香さんがそれぞれ登壇してアピールを行った。青木さんは冤罪の国賠訴訟が認められず敗訴となったが、新たに事件の原因となったホンダを訴えるそうだ。西山さんの国賠訴訟は今月の20日に結審し、7月17日が判決である。
 休憩をはさんで、和歌山カレー事件の冤罪被害者、林真須美さんの長男さんのビデオメッセージ、それに続いて、石川一雄・石川早智子さんのビデオメッセージである。
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 今、石川一雄さんは体を少し壊していて、このビデオも新年に撮影してYoutubeにアップしたものであり、この集会に向けて作成したものではない。本当に司法は石川さんが弱って亡くなるのを待っているかのようである。そんなことを許してはならない!早急に再審無罪を勝ち取ろう!
 続いて菊池事件の再審を求める弁護団の、徳田靖之さんによる「狭山事件と菊池事件ー冤罪としての共通の構造を探るー」特別アピール。
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 菊池事件はハンセン病に対する差別・隔離政策の中で起きたものである。戦後、日本のハンセン病隔離政策が最も苛烈に展開され、各自治体がハンセン病患者を見つけ、積極的に療養書に隔離していこうと躍起になっていた時期に、村役場の元衛生主任がハンセン病患者を報告したことを恨んでの犯行だとされた。元衛生主任の家にダイナマイトが投げ込まれた事件が起こり、ハンセン病患者のFさんが容疑者として逮捕・起訴され、全面否認しているにもかかわらず熊本地裁が懲役10年の判決を出した。前途を悲観したFさんは拘置所から逃走したのだが、その間に元衛生主任が全身26か所を刺されて殺害される事件が起こった。Fさんは事件発生から6日後に近くの小屋で発見され、逮捕されたが、その際に警察官に発砲され重傷を負った状況でまともな治療も受けられないまま「自白調書」なるものが作成されていた。Fさんはふたたび否認を貫いたが、殺人罪で熊本地裁に起訴され、1953年8月29日に死刑判決が出されたのである。裁判自体がハンセン病隔離施設や、医療刑務所支所の「特別法廷」で行われ、裁判所で公開された法廷で裁判を受ける権利を定めた憲法37条一項に反するものであると同時に、審理において裁判官、検察官、弁護人はいずれも予防儀という白衣を身に着け、手袋をし、あるいは箸で証拠物件を取り扱うという、差別と偏見に満ちた、人としての尊厳を踏みにじったものであった。死刑判決は57年8月23日に確定したが、Fさんは3度に及ぶ再審請求を行い、いずれも棄却されている。3度目の棄却決定は1962年9月13日であるが、その翌日に死刑の執行が行われている。Fさんは療養所で「拘禁」されていたのであるが、療養所内には死刑執行のための施設はない。そのため療養所から「移動する」と言われて拘置所まで連れていかれ、そのまま死刑が執行されるというものであった。
 菊池事件と狭山事件の共通性とは何か?一つは差別、偏見が冤罪を産んだということである。二つ目は捜査機関が致命的な失策を犯していること。菊池事件はFさんが被害者に対し報復行為を行うだろうと、山狩りを行い、徹底的に実家や被害者宅を監視していたにもかかわらず、被害者が殺害されてしまうという事件が起こった。狭山事件では身代金受け渡し場所に多数の警官を張り込ませていたにもかかわらず、犯人を取り逃がしてしまっている。警察の失地回復のため、強引でなりふり構わぬ捜査手法が行われたのである。そして三つ目は、証拠の捏造である。菊池事件では凶器とされた短刀に、指紋も血痕も付着していなかった。狭山事件ではかもいの万年筆である。四つ目は、身内を犯人にするぞという脅しで虚偽の供述が引き出されたことである。菊池事件ではFさんの叔父が別件逮捕されている。狭山事件では、石川一雄さんの兄が犯人ではないかと思い込まされた結果、作られた自白による有罪判決が出ている。
 菊池事件についてより詳しく知ることができたと同時に、差別は人も殺すし、冤罪をうむということがよくわかった。
 議員アピールで、れいわ新選組共同代表、大石あきこ衆議院議員と、社民党副党首の大椿ゆうこ参議院議員から、狭山闘争、石川一雄さんへの思いや、再審法の見直し、議員立法についてのアピールがあった。また手元の資料には、立憲民主党代表代行、辻本清美参議院議員からのメッセージも寄せられていた。
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 アピールの後、カオリンズ、アカリトバリのうた…「真実・事実・現実 あることないこと」、映画「獄友」の主題歌である。兵庫県知事、斎藤元彦やNHK党の立花孝志らがデマ・虚偽の情報をネットに流し、人びとを惑わせている今の状況についても歌われているようであった。
 市民のつどい実行委員会の山中秀俊さんの閉会のあいさつ、続いてポテッカーを掲げて写真撮影タイム。
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 再審法改正 狭山再審
 これを掲げて、パレードと言う名のデモでありますっ‼
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 外はとっても寒い!が、元気よくパレード。
 「袴田さんの再審無罪万歳!次は狭山だ!」
 「狭山事件の再審を勝ち取るぞ!」「今国会での再審法法改正!」「西山さんの国賠訴訟勝利!」…「林真須美さんの再審を勝ち取るぞ!」「菊池事件の再審を勝ち取るぞ!」

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 国道26号を北上し、花園の交差点で右折して南海の高架橋をくぐる…

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 ちょっと行ってから左折して北上…釜ヶ崎の三角公園の隣を過ぎて。

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 新今宮駅前で左折して、その先で解散…皆さま、お疲れさまでした。

さつま町弾薬庫フィールドワーク

 戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク結成集会の翌日、2月23日はさつま町へのフィールドワークである。鹿児島中央駅の前から車に分乗して、高速道路を経由し、国道504号を通ってさつま町へ。国道は途中から高規格道路「北薩横断道路」にはいり、永野インターで降りてすぐ…
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 弾薬庫の建設計画がある、中岳が見えるところで下車…手前の道路が、北薩横断道路。木を伐り出した山の向こう側が、中岳である。

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 ここでパネルを掲げて説明。中岳は大部分が国有林であり、用地取得の問題がない。山のどこかにトンネルを掘って弾薬庫とする計画である。ここに調査費として今年度、10奥円もの予算がついた…来年、設計に2億円をかけるそうな。なお、調査費がかさむのは地形の調査や土質地質調査だけでなく、環境調査…そんな生物がいるか、生態系の調査…にけっこう費用がかかるかららしい。また、北薩摩横断道路のインターチェンジの近くでもあり、北薩横断道路が整備されれば鹿児島空港まで1本、また国分駐屯地と川内駐屯地の中間地点にあたるという立地でもある。
 大分の敷戸や京都・祝園と違って住宅が密集しているわけではないが、それでも静かに人が暮らす山里に突然、弾薬庫の建設計画が降ってわいてきたのだ!なお、中岳の向こう側から流れる河川水は、ここらへんで使う種籾を育てる田んぼに流れているとのことで、水源への影響が心配されている。ただ、地元の動きとしては「建設ありき」で、そういった水源の問題と、地元に仕事をまわすようにしてほしいといった要望があるぐらいだそうな。
 再び車に乗って、中津川交流館に向かう。途中「自衛隊歓迎」ののぼり旗があちこちで見られる…地元商工会が力を入れて立てまくっているのだろう。
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 中津川交流館に到着。

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 奥の建物で、さっそく交流集会…具志堅隆松さんのお話し。沖縄の市民団体として、上海の研究機関に赴いたとき、「米軍が撤退すれば、沖縄に中国軍が来るのではないか?と心配する人がいる。中国はそのようなことを考えているのか聞いてみた…そのようなことはないと答えた…沖縄の市民団体が国の政策である”軍縮”について聞かざるを得ないのは、そうしなければ私たちが脅かされるからだ…」というような話であった。
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 さつま町に弾薬庫はいりません。

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 さつま町、上間さんから先ほどのフィールドワーク時に聴いたのと同じような内容の講義。

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 佐賀からオスプレイ配備に反対する行動についての説明。
 
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 大分での行動についての説明…こうしたプラカードを作って掲げている…核兵器なら多くの人が反対するが、通常のミサイルでも人が殺される、だから反対しなければならないという論理は、人口密集地でなければ弾薬庫があってもやむをえないという論理に抗するものだ。
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 ノーモア沖縄戦、えひめの会の高井弘之さんから、西日本ネットワークの意義についての説明。その後の質疑・自由討論で、さつま町の人から「(中国が脅威だから)自衛隊を歓迎するという人もいる…そういった人にどう説明するのか?」というような質問が出た。それについて、こちらが犠牲になるということと、こちらから攻めていくことは確率的には同じはずなのに、こちらから攻めていくことは考えない…自衛隊増強の「加害性」を認識し「被害者にも、加害者にもならない」ということを掲げようということであった。また具志堅隆松さんは「隣の家との関係が悪くなった…隣は包丁を磨いている、ではこちらはもっと大きな包丁を買ってこよう。隣は刀を買った、だったらこちらは槍だ…こんなことをやっていれば際限がない」と軍拡競争を批判するたとえ話を展開した。
 福岡の人から、戦争に反対するためには、排外主義と闘わなければならない、また26日の宮古島への電子戦部隊配備に抗議に行くとの表明があった。
 最後にさつま町の武さんから、父親の兄が特攻で亡くなっていること、その叔父さんの手紙がずっと封印されていたが、父親が亡くなり引き出しを開けてそれを出したことなどの反戦の思いを語られた。
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 お昼前に交流会が終わり、昼食はとってもおいしい豚汁をごちそうになる。
 
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 そのあと、さつま町薩摩支所まで車で移動して…

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 弾薬庫建設反対のアピールスタンディングを1時間ほど行った。

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 スタンディング終了後、中岳をバックに記念撮影…後ろの長いミサイルの横断幕は、祝園ネットが持ってきたもの。長さ9メートルの実物大ミサイルのイラストである。 
 ここで22,23日の一連の行動は終了…皆さま、おつかれさまでした。

沖縄・西日本ネットワーク結成集会!

 2月22日、鹿児島市「よかセンター」ホールにて戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク結成集会が行われた。
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 まず初めに、大分の池田年宏さんから、西日本各地で進められる軍事強化の報告が行われた。
東は愛知から、愛知には三菱重工のミサイル工場がある…ここで「一二式地対艦誘導弾改良型」が製造される…長射程に改良されたミサイルの配備は2026年度の予定を前倒しにして2025年に配備されるとのこと。滋賀県、饗庭野の演習場では日米共同軍事演習が行われ、京都には舞鶴・祝園に弾薬庫ができる。その他米軍のXバンドレーダー基地がある。中国地方では、呉市の日鉄呉跡地での自衛隊施設建設・基地能力向上の他、海上自衛隊の艦隊再編の動きがあるそうだ。山口には岩国基地が、そして山口、島根、鳥取(美保)空港を自衛隊のC-2輸送機が使用するという構想もあるそうだ。
 九州にいけば、福岡・築城基地は米軍宿舎の建設・基地の拡張が行われる、佐賀空港には陸自オスプレイの配備、長崎・佐世保は米軍の強襲揚陸艦トリポリが配備される。宮崎ではえびの駐屯地で弾薬庫建設、新田原基地へのF35配備、大分では敷戸への9棟の弾薬庫建設、湯布院への第二特科団新設の他、
台湾有事の際には石垣市から1万2千人の避難民を受け入れる計画があるとのことである。熊本は健軍の駐屯地の他、熊本空港や熊本港、八代港の特定空港・港湾の指定があげられる。
 沖縄では、第25旅団の師団化や、辺野古新基地建設工事において宮城嶋から土砂が搬出される。宮古島には陸上自衛隊700人が配備されているが、2月26日、陸上自衛隊の電子戦部隊が配備され、車両の陸揚げに対する抗議行動が宮古島住民連絡会から呼びかけられている。石垣島には陸上自衛隊570人、2026年度には電子戦部隊が配備される予定、与那国島にも2024年に電子戦部隊が配備された。また与那国には樽前湿原に新しい軍港が整備される計画がある。
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 全国の動きについて説明があった後、この集会に対し様々な団体からメッセージが寄せられていることが紹介された…台湾労働人権協会(一つの中国の立場にたつ)、平和といのちをみつめる福岡大集会(4月20日に築城基地近くで集会の予定)松戸「沖縄とつながろう」実行委員会、ノーモア沖縄戦えひめの会などから…最後に池田さんは、三省堂の中学国語教科書に宮尾節子さんの詩「明日戦争がはじまる」が掲載されていることを紹介して、報告を終えた。
 続いて地元からの報告ということで、馬毛島の自衛隊基地建設について、馬毛島の米軍施設に反対する市民団体連絡会の長野広美さん、奄美の自衛隊基地と米軍ということで、奄美大島や徳之島、沖永良部嶋で実施される自衛隊の生地訓練(市街地等で行われる訓練、自衛隊は「なまちくんれん」と呼ぶが、新聞では「せいちくんれん」とルビをふるようだ)について、戦争のための自衛隊配備に反対する奄美ネットの城村典文さん、さつま町の弾薬庫問題について、さつま町の弾薬庫問題を考える会の武さとみさんから報告があった。
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 さつま町の弾薬庫について、2018年に議会がさつま町商工会からの防衛施設誘致の誘致を求める請願書が採択され、陸上自衛隊に請願書が提出されたところから始まっているのだが、そういったことは他の町民は一切知らせれてこなかった。町民の知らない間に商工会と議会が誘致活動を続け、2020年には賛同者2600名の署名が防衛大臣に提出されている…そんな署名のことも誰も知らない。ちなみにさつま町の人口は1万8千人程度である。2021年に議会から請願書・提案書が防衛大臣ほか7人に提出され、そこには弾薬庫の他、オスプレイの発着場やミサイル施設などの設置の提案の他、立地候補地も3カ所提案していた。2023年12月に「九州防衛局が町長訪問」のニュースで、住民の多くが初めて町の誘致活動を知ることになった。有志8名で「考える会」を立ち上げ、学習会や議会への陳情、傍聴、プラカードや横断幕を作ってスタンディング行動などを続けているそうな。24年3月22日に議会に対し「請願書の内容を町民に知らせないのはさつま町議会基本条例にそぐわない」と質問状をだしたところ、議会側から国へ提出した請願書の要望活動を町民はほとんど知らないと認める回答が返ってきたとのことで、徹底的に町民を無視した議会による誘致活動が明らかになったのである。現在決まっているのは、施設は北薩自動車道のインターに近く、地積も確保できる中岳の国有林だそうで、調査費に10奥円が計上されているそうだ。
 さつま町の報告の後、カンパ集め、その後「戦争させない・九条壊すな!総がかり行動」運営委員の高田健さんによる連帯アピールである。
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 集団的自衛権を一部認める「安保法制」から10年、日本は「戦争できる国」から「戦争をする国」へと変わった。今の国会では軍事費のことがほとんど話されていない、専守防衛から離れている。もう一度、国会の外から運動をつくっていく、全国の共通課題だとあいさつされた。
 休憩の後、第二部、西日本ネットワーク結成総会である。
 基調提案「知り つながり 止める」と題して「ノーモア沖縄戦 えひめの会」の高井弘之さん。
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 世界史の大転換期として、過去に帝国主義国に植民地支配してきた側の国々が台頭してきている。その中で「西側先進国」の「国際秩序」が「挑戦」を受けている…日本は敵国を攻撃する軍事態勢を創り上げ、米国と共にその秩序維持の「任務に従事する」と言っている。それが「中国に対する軍事包囲網の構築」である。これは琉球弧と日本列島を使わなければ為しえない、日本が「中国への戦争態勢」から抜ければ、アメリカは中国と戦争ができないので、そのように変えれば、東葭アジアでの戦争を防ぐことができる。
 各地・各団体・各個人がつながりあい、連携・連帯して闘うことが必要です。互いに各地の闘いを支援し合うと共に、全国的な共同の闘いを行うことによってこそ、各地の軍事態勢を切り崩し、戦争を止めることができる。これらの共同行動、連帯のネットワークに参加してください。そして、ともに闘うことによって、国家による戦争を、私たち市民。民衆の力で必ず止めましょうと訴えられた。
 つづいて「沖縄・西日本ネットワーク結成提案」が、広島の新田秀樹さんから説明があった。参加団体は沖縄・西日本の戦争反対、平和活動が主体の地域団体、個人とし、その他の全国の団体、個人は賛同団体・個人としてネットワーク活動に協力する…という形、ただ参加団体・賛同団体に明確な違いや決まりはなさそうで、年会費や賛同金も決めていない。基本、全国からのカンパ・寄付金で運営するとのこと。なお参加団体や会費。賛同費をガチガチに決めなかったのは、総会とか会計監査とかも必要になってくるため、ゆるやかなネットワークということにしたとのことである。
 共同代表は、具志堅隆松(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会)海北由希子(平和を求め軍拡を許さない女たちの会・熊本)高井弘之(ノーモア沖縄戦・えひめの会)呉羽真弓(京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク)、事務局と会計は「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」が担当するという形になる。
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 共同代表のあいさつ…右から具志堅さん、高井さん、海北さん。なお、京都の呉羽さんはZoomによる参加。

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 最後に結成宣言(案)が読み上げられ、拍手をもって確認された。「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」が、ここに結成されたのである。
 集会は会場参加300人、Zoom参加200人、計500名の参加だそうな。なおZoom参加が不特定多数に公開されてしたため、右翼勢力による妨害が入り、それは時々会場まで漏れ聞こえたりもした。事務局でなんとか対応されたそうであるが、Zoom公開の課題が浮き彫りになった。(右翼が妨害してくるということは、この運動が右翼にとって脅威であるということである)

 集会の後、鹿児島天文館のNCサンプラザにて懇親会が行われた。

ロシア領事館前抗議行動

ロシア領事館前抗議行動のお知らせ。
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2.24(月・休)
ロシアのウクライナ侵略3年
ロシア領事館前抗議行動&スタンディングアピール
 来る2月24日でロシアが軍事侵攻を開始し丸3年を迎えます。ロシアは、国連憲章を踏みにじりウクライナの領土と主権を侵害し続けています。また、戦術核兵器の実践演習や使用恫喝もエスカレートさせています。原発の占領・攻撃は、直ちにやめるべきです。ウクライナの恒久的な平和をめざす市民連帯の行動に参加ください!
■2月24日(月・休)
 12:00~12:40 於:ロシア領事館前(モノレール少路駅から徒歩10分)
 15:00~16:00 於:JR大阪駅・東南側バスターミナル前

呼びかけ団体:しないさせない戦争協力・関西ネットワーク/ロシアの即時停戦・撤退を求める高槻市民グループ/戦争法廃止!豊中市民アクション (連絡 090-4033‐1376)
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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