先日の日曜日、28日に茨木市のローズWAMで行われた集会、ハラスメントのない社会を求めてに参加してきた。メインの講師は、松村徳子さん…水平社ボランティアガイドや、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークなどで活躍されている。奈良県吉野郡の生まれで、女人禁制の大峰山参りをする人が宿泊する街道筋の旅館が生家だったそうな。そこで「わけあり」の女性が「仲居さん」として働いていたり、なぜ大峰山には女性が入れないのか?ということに疑問を持ったりしていた。水平社運動を研究していると、出てくるのは男性の名前ばかり、女性は何をしていたのだろう?(様々な条件のもと、女性の名前がでてこない)…his storyから、her storyへ、ジェンダー視点での歴史見直しも行っているとのことである。
様々なハラスメントについて説明をうける…最近は「知的ハラスメント」マンスプレイニングというのもあって、これは「男性が説明する」(manとexplainを組み合わせた造語)というもので、たのんでもいないのに(大生が女性に対し)えらしうに説明をしていくもの…こういったことも「ハラスメント」になるのである。様々なハラスメントの根っこにあるものは、力を使ってでも上に立ちたい、弱いものを支配してもよい、特恵意識、暴力容認、ジェンダーバイアスなどである。DV(Domestic Violence)とは、家庭内などでの親密な関係の人に対する、こころとからだへの暴力のことである。ここで「殴る・蹴る」などの身体的な暴力に比べ、言葉でのモラハラ(モラルハラスメント)は軽く思われがちだが、そんなことはない…身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、デジタル暴力、性的暴力すべてDVである。DVは被害者から、自分の考え、自分のやり方、生き方(自分らしさ)、価値観、自己決定権、人間関係、自信、自尊心、尊厳などを奪い、被害者に対し恐怖心、無力感、自責の念、あきらめ、絶望感などを植え付けるのである。
ここでDV加害者プログラムと名何か…これは被害者支援のひとつであり、加害者を買えるものである。加害者が変わらない限り、相手を変えて被害者はふえるものだし、「変わってほしい」と名がうパートナーも多い、また親権や監護権、面接交渉権など、子どもに与える影響を軽くするという目的もある。DV加害者に対し
①相手を支配するために、手段として「(暴力を)自分が選択した行為である」ということに気づき、やめる。そのために価値観を変える。
②してしまったDVによる結果(嫌われる・別居・離婚など)に向き合い、その責任をとる。
③暴力でないほかの方法を選べるよう、学びと訓練を行う。
これらを達成するため、グループで行う教育的・心理的プログラムをが「DV加害者更生プログラムである。治療でもカウンセリングでもない、精神的な病気や性格、飲酒などがDVの原因とは考えない…教育と訓練の場である。また、女性のファシリテーターが必ず入り、被害者である女性の視点を絶えず意識させるものになっている。また加害者更生プログラムには「卒業」という概念がなく、少なくとも52回以上は参加してもらう、パートナーが「もう行かなくていい」と行った時だけが「卒業」となる。ここまでやるのは10人に2人ぐらいで、7年から8年くらいかかるものなのだそうな。
従って加害者プログラムの対象者は、「自分を変えたい」という意思を持つ人、持ちづづけられる人で、パートナー面談が可能か人、かつ精神疾患やアルコール依存症、薬物依存症などの問題を抱えていない人である。またプログラム参加は有料となる。(精神疾患や依存症は別途治療が必要となる)
DV加害者たちに共通する問題点として
◇正しい病◇自己中心的◇暴力容認意識◇特権意識(男らしさ・女らしさの偏見)①身のまわりの世話をしてもらう権利②気分や心のケアをしてもらう権利③自分を最優先にしてもらう権利④性的欲求のケアをしてもらう権利⑤服従してもらう権利⑥責任や批判から逃れる権利◇女性を見下す意識◇所有意識◇嘘をつく◇しつこい◇自分の暴力を相手のせいにする◇自分のDV行動の事実認識が甘い◇自分こそ被害者だと考える◇相手の態度・行動や弱点に焦点を当て大げさに考える◇自分の気持ちが一番大事◇相手の痛みに無頓着◇すぐ白黒をつけたがる◇夫婦は一心同体という意識◇恩を感じてほしがる◇嫉妬心が強い…などがある。
DV加害者プログラムで、変わるのに時間はかかるものの、通い続ける人は少しずつ変化する…自分がやっていることはDVでだめなことと理解するようになり、体への暴力はしなくなる、我慢するようになる、態度や行動を変える、相手に共感できるようになる…ただ、またやってしまうということも起きやすいのだそうな。
DVをなくすために私たちができること…「産まれた時からの加害者」はいないということで、◆誰もがDVについての正しい知識を持つ◆加害者に共感しない、味方をしない◆被害者を孤立させない、相談相手になる◆加害者の暴力を認めない、孤立させない◆次世代の人間関係のモデルになる◆ジェンダー平等のための子育て・教育 暴力やジェンダーに敏感な社会をつくるということであった。
松村さんの講演のあと、河上リサさんから「元男性でもあるトランス女性の私が受けた性被害について」と題したアピールがあり、パートナーの実家で暮らしていたが、義父からハラスメントを受けて家から追い出されたこと、ニューハーフのクラブにいた時、先輩からハラスメントを受けたことなどを話された。
そのあと、簡単なワークショップが行われ、お二人の講演について感じたことや質問などをグループごとにまとめ、発表するという方法で進められた。
松村さんんの講演、河上さんのお話も何方も大切なことであり、特に松村さんはパワーポイントの資料を沢山つくっておられたのだが、時間不足で全てを出すことができなかった。お二人の話を一つの集会で聞くのではなく、もっと時間を取ってじっくりと聞くことができればと思った。
様々なハラスメントについて説明をうける…最近は「知的ハラスメント」マンスプレイニングというのもあって、これは「男性が説明する」(manとexplainを組み合わせた造語)というもので、たのんでもいないのに(大生が女性に対し)えらしうに説明をしていくもの…こういったことも「ハラスメント」になるのである。様々なハラスメントの根っこにあるものは、力を使ってでも上に立ちたい、弱いものを支配してもよい、特恵意識、暴力容認、ジェンダーバイアスなどである。DV(Domestic Violence)とは、家庭内などでの親密な関係の人に対する、こころとからだへの暴力のことである。ここで「殴る・蹴る」などの身体的な暴力に比べ、言葉でのモラハラ(モラルハラスメント)は軽く思われがちだが、そんなことはない…身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、デジタル暴力、性的暴力すべてDVである。DVは被害者から、自分の考え、自分のやり方、生き方(自分らしさ)、価値観、自己決定権、人間関係、自信、自尊心、尊厳などを奪い、被害者に対し恐怖心、無力感、自責の念、あきらめ、絶望感などを植え付けるのである。
ここでDV加害者プログラムと名何か…これは被害者支援のひとつであり、加害者を買えるものである。加害者が変わらない限り、相手を変えて被害者はふえるものだし、「変わってほしい」と名がうパートナーも多い、また親権や監護権、面接交渉権など、子どもに与える影響を軽くするという目的もある。DV加害者に対し
①相手を支配するために、手段として「(暴力を)自分が選択した行為である」ということに気づき、やめる。そのために価値観を変える。
②してしまったDVによる結果(嫌われる・別居・離婚など)に向き合い、その責任をとる。
③暴力でないほかの方法を選べるよう、学びと訓練を行う。
これらを達成するため、グループで行う教育的・心理的プログラムをが「DV加害者更生プログラムである。治療でもカウンセリングでもない、精神的な病気や性格、飲酒などがDVの原因とは考えない…教育と訓練の場である。また、女性のファシリテーターが必ず入り、被害者である女性の視点を絶えず意識させるものになっている。また加害者更生プログラムには「卒業」という概念がなく、少なくとも52回以上は参加してもらう、パートナーが「もう行かなくていい」と行った時だけが「卒業」となる。ここまでやるのは10人に2人ぐらいで、7年から8年くらいかかるものなのだそうな。
従って加害者プログラムの対象者は、「自分を変えたい」という意思を持つ人、持ちづづけられる人で、パートナー面談が可能か人、かつ精神疾患やアルコール依存症、薬物依存症などの問題を抱えていない人である。またプログラム参加は有料となる。(精神疾患や依存症は別途治療が必要となる)
DV加害者たちに共通する問題点として
◇正しい病◇自己中心的◇暴力容認意識◇特権意識(男らしさ・女らしさの偏見)①身のまわりの世話をしてもらう権利②気分や心のケアをしてもらう権利③自分を最優先にしてもらう権利④性的欲求のケアをしてもらう権利⑤服従してもらう権利⑥責任や批判から逃れる権利◇女性を見下す意識◇所有意識◇嘘をつく◇しつこい◇自分の暴力を相手のせいにする◇自分のDV行動の事実認識が甘い◇自分こそ被害者だと考える◇相手の態度・行動や弱点に焦点を当て大げさに考える◇自分の気持ちが一番大事◇相手の痛みに無頓着◇すぐ白黒をつけたがる◇夫婦は一心同体という意識◇恩を感じてほしがる◇嫉妬心が強い…などがある。
DV加害者プログラムで、変わるのに時間はかかるものの、通い続ける人は少しずつ変化する…自分がやっていることはDVでだめなことと理解するようになり、体への暴力はしなくなる、我慢するようになる、態度や行動を変える、相手に共感できるようになる…ただ、またやってしまうということも起きやすいのだそうな。
DVをなくすために私たちができること…「産まれた時からの加害者」はいないということで、◆誰もがDVについての正しい知識を持つ◆加害者に共感しない、味方をしない◆被害者を孤立させない、相談相手になる◆加害者の暴力を認めない、孤立させない◆次世代の人間関係のモデルになる◆ジェンダー平等のための子育て・教育 暴力やジェンダーに敏感な社会をつくるということであった。
松村さんの講演のあと、河上リサさんから「元男性でもあるトランス女性の私が受けた性被害について」と題したアピールがあり、パートナーの実家で暮らしていたが、義父からハラスメントを受けて家から追い出されたこと、ニューハーフのクラブにいた時、先輩からハラスメントを受けたことなどを話された。
そのあと、簡単なワークショップが行われ、お二人の講演について感じたことや質問などをグループごとにまとめ、発表するという方法で進められた。
松村さんんの講演、河上さんのお話も何方も大切なことであり、特に松村さんはパワーポイントの資料を沢山つくっておられたのだが、時間不足で全てを出すことができなかった。お二人の話を一つの集会で聞くのではなく、もっと時間を取ってじっくりと聞くことができればと思った。