11月23日に「県民平和大集会」を行った「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」(以下「県民の会」と略す)が、11月18日に「当会の運営に対する指摘について」という文書を発表している。
早い話が、①当会が使用しているロゴとキャッチフレーズが宗教団体が使用しているものと同様であるという指摘について ②当会運営メンバーの一人がマルチ商法に関わっているのではないかという指摘について とりあえず釈明をしたものである。
何が問題なのか?ということについては、宮城秋乃さんのアキノ隊員の鱗翅体験2にいろいろ書かれている。
最近の沖縄の平和集会で見かけるTシャツの文言が天和泉の文句と同じであること
ここ最近の沖縄の平和運動の先頭付近にマルチ商法やスピ系やミセスコンに関わっている方がいる件について、フェイスブックとツイッターによく投稿しています。
またマルチ商法(今回は「日本アムウエィ」という会社らしい)については、これそのものは「違法」ではないにしても、家族や親戚、友人関係を利用した強引な勧誘なんかが問題になっている。沖縄では宜野湾市議のプリティ宮城ちえ氏が、教え子にマルチ商法を進め,被害者が名乗り出て問題視されたことは記憶に新しい。そんなものが「運動」の中に入り込んでくれば、やはりそれも問題である。(マルチ商法については宮城ちえ氏が「私も被害者」だとか言って問題を軽視していたこともある)
宮城秋乃さんがこのブログを書いて(同様の内容はFBやXでも書き込まれ、拡散されている)、すなわち問題が大々的に明らかになってからすぐ、「県民の会」は会見を開いた。しかしそれは11月23日の県民大集会に皆さん、参加してくださいというのが主で、上記についての説明も少しはなされたようだが、ほとんど報道はされなかった。おまけにロゴやフレーズを取り入れた”張本人”でもあり、マルチ商法にかかわっていたとされる平良友里奈さんは、これまで「運動」の正面に出てきて姿をみせていたにもかかわらず、今回はしれっと姿を消している。本記事のはじめのほうにリンクを張った「県民の会」の文書にも、名前も出さない。マルチ商法の件なんかは、自ら会見に出て「運動の中でマルチ商法の宣伝・勧誘はしない」ときっぱり表明すればいいだろうし、そうすべきであった。(それでも信用しない人は信用しないだろうが)
宮城秋乃さんの、この文書に対する見解は、県民の会の声明を読んでの感想(2023年11月)に書かれている。そこには「私は、県民の会が、県民や大会に関わっている方々への真摯な謝罪や説明よりも、平良氏を守ることを優先していると感じました。」とあるのだが、平良氏を守るよりも、運営の責任を問われないようにオブラートに包んでいるな~という感じがする。「平良氏に問題がない」というのであれば、ロゴにしろフレーズにしろ、マルチ商法にしろ開き直って「なぜ悪いのか?何も問題はない!」ときっぱり言い切ればいいのに、そうでないからロゴもフレーズも封印した。人選に問題があって、平良氏はそれでも悪くない!というのであれば、運営自らが責任をもって、自らの言葉で語るべきなのだ。「若い人(35歳で〝若い”というかどうかはともかく)」が間違いました、それをかばうのであれば、「年寄り」がきちんと説明し、謝罪すべきなのだ。そこのところが「県民の会」の文書では弱い。
そして宮城さんがこちらでも指摘しているが、県民平和大集会、壇上で山城博治氏が、宮城の運営への批判を「バッシング」と表現(2023年11月23日)とある。リンク先に琉球新報のオンライン中継があるが、まっとうな批判や指摘をを「バッシング」などと言って片づけてしまうことに、私も非常に
早い話が、①当会が使用しているロゴとキャッチフレーズが宗教団体が使用しているものと同様であるという指摘について ②当会運営メンバーの一人がマルチ商法に関わっているのではないかという指摘について とりあえず釈明をしたものである。
何が問題なのか?ということについては、宮城秋乃さんのアキノ隊員の鱗翅体験2にいろいろ書かれている。
最近の沖縄の平和集会で見かけるTシャツの文言が天和泉の文句と同じであること
ここ最近の沖縄の平和運動の先頭付近にマルチ商法やスピ系やミセスコンに関わっている方がいる件について、フェイスブックとツイッターによく投稿しています。
私にとって米軍基地問題などより優先することではないのでブログには書いていませんでしたが、今回書きたいことは文章が長く画像も多いため、ブログに書きます。(以下略)
ということで、「県民の会」が新興宗教、「天和泉(あわのいずみ)」が使っているロゴやキャッチフレーズを採用し、それをチラシに載せたり黄色いTシャツにして販売していたりしたということだ。
もともと宮城さんは「沖縄の平和運動の先頭付近にマルチ商法やスピ系やミセスコンに関わっている方がいる件」を問題視して、FBやX(旧ツイッター)で警鐘をならしていたのだが、具体的な”タレコミ”があったようで、ようやく問題点が明らかになったということだ。
もちろん、宗教やスピリチュアルなものがすべて「悪い」というわけではない。宗教者が宗教上の立場を明らかにして、反戦運動の先頭に立つことも珍しくないし、「軍隊」や「開発行為」といった近現代の暴力に対し、土着の”神”や”信仰”といったスピリチュアルなもので対峙するというケースもある。だが今回は誰にも分らない方法で、こっそり、紛れ込ませるような形で…当然、多くの人がこれでよいと理解し、納得したわけではない…入り込んできて、誰もそれを止められなかったということが問題である。もっとも、誰も知らない「新興宗教」だから、誰も気が付かなかったという点は斟酌されるべきではあるものの、特殊な「和」というロゴについては、誰かがチラシ用にデザインしたものでないのであれば、フリー素材らしく見えるものであっても慎重にあるべきだったろう。(ヤマトゥの”和”だから使うべきではないという意見もあるようだ)ということで、「県民の会」が新興宗教、「天和泉(あわのいずみ)」が使っているロゴやキャッチフレーズを採用し、それをチラシに載せたり黄色いTシャツにして販売していたりしたということだ。
もともと宮城さんは「沖縄の平和運動の先頭付近にマルチ商法やスピ系やミセスコンに関わっている方がいる件」を問題視して、FBやX(旧ツイッター)で警鐘をならしていたのだが、具体的な”タレコミ”があったようで、ようやく問題点が明らかになったということだ。
またマルチ商法(今回は「日本アムウエィ」という会社らしい)については、これそのものは「違法」ではないにしても、家族や親戚、友人関係を利用した強引な勧誘なんかが問題になっている。沖縄では宜野湾市議のプリティ宮城ちえ氏が、教え子にマルチ商法を進め,被害者が名乗り出て問題視されたことは記憶に新しい。そんなものが「運動」の中に入り込んでくれば、やはりそれも問題である。(マルチ商法については宮城ちえ氏が「私も被害者」だとか言って問題を軽視していたこともある)
宮城秋乃さんがこのブログを書いて(同様の内容はFBやXでも書き込まれ、拡散されている)、すなわち問題が大々的に明らかになってからすぐ、「県民の会」は会見を開いた。しかしそれは11月23日の県民大集会に皆さん、参加してくださいというのが主で、上記についての説明も少しはなされたようだが、ほとんど報道はされなかった。おまけにロゴやフレーズを取り入れた”張本人”でもあり、マルチ商法にかかわっていたとされる平良友里奈さんは、これまで「運動」の正面に出てきて姿をみせていたにもかかわらず、今回はしれっと姿を消している。本記事のはじめのほうにリンクを張った「県民の会」の文書にも、名前も出さない。マルチ商法の件なんかは、自ら会見に出て「運動の中でマルチ商法の宣伝・勧誘はしない」ときっぱり表明すればいいだろうし、そうすべきであった。(それでも信用しない人は信用しないだろうが)
宮城秋乃さんの、この文書に対する見解は、県民の会の声明を読んでの感想(2023年11月)に書かれている。そこには「私は、県民の会が、県民や大会に関わっている方々への真摯な謝罪や説明よりも、平良氏を守ることを優先していると感じました。」とあるのだが、平良氏を守るよりも、運営の責任を問われないようにオブラートに包んでいるな~という感じがする。「平良氏に問題がない」というのであれば、ロゴにしろフレーズにしろ、マルチ商法にしろ開き直って「なぜ悪いのか?何も問題はない!」ときっぱり言い切ればいいのに、そうでないからロゴもフレーズも封印した。人選に問題があって、平良氏はそれでも悪くない!というのであれば、運営自らが責任をもって、自らの言葉で語るべきなのだ。「若い人(35歳で〝若い”というかどうかはともかく)」が間違いました、それをかばうのであれば、「年寄り」がきちんと説明し、謝罪すべきなのだ。そこのところが「県民の会」の文書では弱い。
そして宮城さんがこちらでも指摘しているが、県民平和大集会、壇上で山城博治氏が、宮城の運営への批判を「バッシング」と表現(2023年11月23日)とある。リンク先に琉球新報のオンライン中継があるが、まっとうな批判や指摘をを「バッシング」などと言って片づけてしまうことに、私も非常に
危機感を覚える…そんなことをする組織は、ロクなもんじゃないことは、痛いほど知っている。
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