たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

2023年08月

函館本線(山線)に乗る闘争(後編)

 さて、通称「山線」と言われている函館本線の長万部ー小樽間であるが、ここも新幹線札幌延伸後も鉄道として残せず、廃止ということになっている。ということで前回の続き…
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 長万部駅には、小樽行きワンマン列車H100型が停車中である。このH100 型は、キハ40型などの旧型車両を淘汰するため、JR北海道が導入した電気式の気動車で「DECMO(デクモ)」の愛称がある。

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 車内はこんな感じ…2列、1列のクロスシートと、両端にロングシートという形だ。

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 こっちは室蘭本線で使われていた気動車、キハ150型…これも現在はH10型に置き換えられているようだ。
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 さて列車は定刻16時38分に発車…車内もそんなに混んでいない。二つ目の駅、黒松内。

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 四つ目の駅が、目名駅。なお手前の「ねっぷ」とは、戦時共産主義で行き詰まった経済を立て直すべく、レーニンが資本主義的要素を大胆に取り入れた経済政策のことである(違います!)

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 蘭越駅

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 荷が暮れてきた…

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 有名なリゾートが広がる、ニセコ駅に到着。「むかい鐘」というのがある。

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 ニセコの山がそびえたつ。
 なお、進行方向には羊蹄山も見えてくるぞ。

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 倶知安駅に到着…18時13分。このまま小樽に抜けてもいいのだが、小樽着が19時50分と真っ暗になってしまうので、今日はここで途中下車して駅近に宿をとることにした。

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 なお、倶知安には新幹線の駅ができる…現在鋭意工事中だ。

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 倶知安駅の外観…顔出しがある。
 日曜の夜ということもあってか、駅前は寂しい。飲食街はもう少し奥にあるようだ。駅の近くにCOOPがあるので、そこで翌日の食料を購入。

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 さて、翌朝の倶知安駅。こうしてみるとけっこうでかい。

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 朝のホーム

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 奥の公園には、転車台が飾られている。

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 6時57分の快速「ニセコライナー」札幌行きが投薬。札幌まで行くので、キハ201型で3両編成。

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 こいつはオールロングシートなのだ!

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 では小樽方面に向け、出発~!

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 銀山駅で、倶知安行きと交換。

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 仁木駅

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 余市駅到着。

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 余市はウィスキーの里でもあり、けっこう人もいるようなので少なくとも小樽からここまで鉄道でのこせそうなものなのだが、あかんらしい。

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 8時1分、小樽到着。ここでニセコライナーは18分まで停車する。これで「山線」に乗るという第一のミッションに勝利したぞ‼

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 小樽からは、岩見沢行き普通列車に乗り換え、731型電車…これもオールロングシートである。

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 小樽から先、銭函から海が見えるぞ!

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 ロングシートであっても、このように乗客が少なく真正面に海が見えればオツなものである。
 ちなみにこの列車、先ほどの快速「ニセコライナー」より先に小樽を8時8分に出発するのであるが、手稲駅でニセコライナーに追いつかれる。ニセコライナーの札幌到着は8時57分だが、この列車は9時2分に札幌着である。

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 というわけで、札幌駅

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 先ほどのニセコライナーもいるよ。
 旅は、まだまだ続く…




函館本線(山線)に乗る闘争(前編)

 北海道に行ってきた。
 夜行列車「サンライズ出雲・瀬戸」は上りだけ深夜、大阪駅に止まる。それに乗って東京へ…そのまま東北・北海道新幹線に乗車。

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東京駅8番ホームに到着したサンライズ出雲・瀬戸

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 北に向かう新幹線は種類が豊富…
 最近は山陽・山陰筋のちまちました風景を見ることが多いので、東北新幹線から見える車窓は、田んぼが広いなぁ~という印象…やっぱ「米どころ」ですな。
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 新函館北斗駅に到着…これで東北・北海道新幹線の完乗闘争は勝利‼

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 ホームから2階に上がって改札を抜ける。北側コンコースはこんな感じ…

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 まだまだ何もない駅前…左の施設に食事ができるところがあったので、そこで塩ラーメンを食す。

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 それなにり立派な函館北斗駅。

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 南側にも行ってみたら、完全になぁ~んもない。田んぼが広がるよいところ!

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 在来線の奥に、新幹線札幌延伸に向けて工事が進められている。トンネルがあるよ。

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 北海道の入り口は、縄文文化とアイヌ文化の紹介ではじまる。

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 ただこの場所は冷房が効いていないので、蒸し暑い。建物の中のほうが風が通らず、かえって虫熱方t利する。エアコンの効いている待合室に退避。そこにも縄文文化を紹介するコーナーが設けられていた。
 ところで、ここから函館本線特急「北斗」に乗って札幌方面を目指すわけだが、この日は森ー八雲間で大雨が降った影響により、函館行き特急と各駅停車がお幅に遅れているという案内がはいる。このほか、函館本線では小樽ー札幌間でも大雨による遅延・運休があったようだ。
 私が乗る予定の「北斗13号」は雨の影響を考慮して、函館駅を定刻から15分遅れで発車したそうな。

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 在来線ホームに降りてみる。右側の切り欠きは「はこだてライナー」が発着する1番ホームである。

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 2番ホームと新幹線ホームを結ぶ連絡改札があるよ。

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 てなことをやってるうちに「北斗13号」が到着した…えっ、こっちのホームしゃないの⁉えらいこっちゃ!階段を急いで登って、降りて…

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 なんとか乗車成功(^^)(^^)(^^:::
 しかし乗ったのはいいが、対向列車が大幅に遅れていることや、大雨後の速度規制がかかっていることもあって、特急「北斗13h号」はゆっくりゆっくり進む。
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 大沼だよ!

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 駒ヶ岳駅で、1時間遅れの対向特急を待つ。
 そのほか、森駅手前でも、延々と対向列車を待つことになり、遅れはドンドン増していくばかり。予定していた長万部発の小樽行き普通列車に間に合わなければ、次の小樽行きは20時4分!夜中に乗車してもしかたがないので、組んだ旅程が大幅に乱れることになるのだ。
 だが対向列車をやりすごしてから、森ー八雲間の速度規制が解除になったとのこと。

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 森駅には、約78分の遅れで到着…ここから1本後の「北斗15号」のスジに乗るような形になるので、長万部16時38分には間に合いそうだ(要するに長万部16時38分に乗ろうとすれば「北斗15号」で接続する)
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 森のあたりからは、噴火湾を右に見ることになる。
 「北斗13号」は、森ー八雲ー長万部を通常の速度で快走し…

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 長万部駅が近づくと、隣では地平で北海道新幹線工事が進められている。なお函館本線の長万部ー新函館北斗感は、新幹線が2030年に札幌まで延伸開業すると、函館本線・在来線の旅客列車まはJR北海道から切り捨てられることになるのだが、北海道等の自治体が第三戦クター鉄道への出資をいやがり、旅客鉄道そのものが廃止になるような情勢である。在来線鉄道そのものがなくなれば貨物列車も本州に向けて運航ができなくなり、これをどうするのか注目されている。

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 無事、長万部に到着!
 奥に見える緑の気動車が、函館本線山千、小樽行き普通列車である。
(つづくよ)




【再掲】薄めて排出はモラルハザードを招く

 8月24日から福島汚染水の希釈海洋投棄が強行された。またこれを受けて中国が日本の水産物輸入禁止措置をとるなどの大変なことが起こっている。汚染水(処理水)の安全性については、おそらく当面は「安全」なのであろう。昨日もお魚を「検査」してトリチウムを調べるなんてことをやっていたが、放出後翌日なので確実に検出もされない…ストロンチウム等が濃縮されるのはもっともっと後、そしてそれを誰が食べることになるのか、神様でもっても知ることはできない…

 だが、汚染物を基準値以下に薄めて排出したらOK!というのはモラルハザードである。そのあたりを2021年4月19日に薄めて排出はモラルハザードを招くと記事にしたものを再掲したい。

 福島原発事故の汚染水を海洋放出する問題において、主にトリチウムの処理の問題についてある人がこんな提案をしている。曰く、海岸から数十キロ離れた漁場でない海域まで長いパイプを架設し、薄めた「処理水(トリチウム水)」をそこで放出、速やかに希釈して海洋中のトリチウム濃度と同等レベルにすれば良いということだそうな。
 トータルで約860兆ベクレル!(あるいは年間で22兆ベクレル)というトリチウム排出量も、太平洋の海水全体に含まれるトリチウム量を増加させるものではないとのことである。
 だがこうした考え方が適用される、適用して良いというのであれば、どんな毒物も「薄めて太平洋に流せば大丈夫!」ということになりはしないだろうか?様々な毒物、例えばPCBもサリンも、天然の海水中には存在しない。だが検出限界以下まで薄めることは、太平洋の水をもってすれば可能だ!だからそうした毒物も、こっそり太平洋に流せばOK!ということになる。
 しかし、どこかの企業なり国家なり、あるいは世界征服を目指す悪の組織⁉なりがPCBを太平洋に流したら、思いきり批難され、ボロクソに叩かれるだろう。罰則を受けるかどうか、そもそも公海上でそれをやったら、誰が罰するのかというのはまた別問題だが、それでも多くの人は海にPCBを流した奴を処罰しろと主張するに違いない。
 しかし福島の原発事故処理にあたっては、毒物を環境基準以下に薄め、さらに海で希釈してうやむやにしようとしている…これは一種のモラルハザードではないか!
 もちろん、トリチウムを水から集めて分離するのは非常に難しい(技術があることはあるらしいが)ので、原発を運転していれば普段からトリチウム水が出ている。その「環境基準」が日本では6千ベクレル/ℓ以下ということになっている。「処理水」は1500ベクレル/ℓ以下で流す…だが、その「処理水」は実は「汚染水」で、トリチウム以外の核種、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素129などが基準値を超えて含まれている…そうしてものを一緒くたに「薄めて排出」することなぞ、二重にモラルハザードである!東電を甘やかしてはイケナイのだ!

 ところでPCBを薄めて流すには、どのくらいの水(海水)が必要か?
 PCBに関する環境法令基準等によれば、PCBの排水基準が0.003㎎/ℓである。3㎎排出するのに1000ℓ、1㎥の水で薄めなければならない。3g処理するなら1,000㎥、10m×10m×10m、質量で千トンの水が必要だ。PCB3グラムを不法投棄する悪の組織は、まず千トンの水を貯えるタンクなりプールなりを作らなければならない。
 そして水質環境基準は「検出されないこと」定量下限は0.005㎎/ℓ…排出基準の1/6である…だから排出した水は、直ちに6千トンの水で希釈されなければならない。1円玉3枚分、たった3g処分するのにこれだけ余分に水が必要だ!これは大変なので、悪の組織はPCBをそのままポチョンと太平洋に捨てるだろう、3gだし(悪の組織だったら数十キロあっても直接不法投棄するわ!)
 ちなみにPCBは2001年ストックホルム条約により、2028年までPCBを全廃することが決定され、日本においてはPCB廃棄物適正処理の特別措置法によって2027年3月までにPCBを全て廃棄・処理することになっている。高濃度のPCB廃棄物、変圧器や安定機、コンデンサや汚染物は、国の監督のもと運営される中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)の全国5か所のPCB廃棄物処理施設で、地域や品目によって異なるが2026年3月までに、PCBが5000㎎/㎏以下の低濃度PCB廃棄物については、JESCO 以外の認可事業者の処理施設で2027年3月まで処分しなければならない。JESCOの事業には期限があり、それが終了して以降、高濃度PCB廃棄物は実質的に処理できなくなるので、こっそり処理する「悪の組織」が生まれる可能性アリ⁉

おまけ…なんでPCBなんかを例にだしたかというと、1972年(PCB生産中止)までに製造された鋼橋の塗料にPCBが含まれているものがあり、塗り替え塗装時にはがした塗膜がもろに「PCB廃棄物」となるため、ドラム缶に詰めて厳重に保管・管理しなければならなかった…そんなドラム缶が高速道路の橋の下にこっそり保管されていたのである。ただしPCBの処分技術が開発され、またPCB含有量が0.5㎎/㎏以下のものは低濃度PCB廃棄物として扱わないという運用がなされるようになったため、そういった廃棄物も順次、処分されている。ただし塗膜には鉛等の他の有害物質が含まれているため、基本的に有害物質として適切に処分する必要がある。薄めて流したらダメだからね!

9・3三里塚支援集会のお知らせ

 三里塚支援集会のお知らせ。
20230903 三里塚集会_0001
9:3耕す者に権利あり
農地を奪うな
農地を返せ!
三里塚支援集会

日時 2023年9月3日(日)
  午後2時~4時30分
会場 エルおおさか 5階視聴覚室
資料代 1000円

講演「市東孝雄さんの農地闘争の現状について」
〈講師〉一瀬敬一郎弁護士(三里塚反対同盟顧問弁護団)

〈三里塚から〉
萩原富夫さん(三里塚反対同盟)
市東さんと共に、無農薬・有機野菜の産直運動を進めている

主催:三里塚関西実行委員会
ブログ


ハラスメントのお勉強!

 先日19日、運動体におけるハラスメント問題集会に参加してきた。講師の加藤伊都子さんの話がなかなか良かったので、パワーポイントレジュメや手元のメモをもとに、内容を箇条書きで書き出してみる。
・ハラスメントには様々なものがある。パワーハラスメント(パワハラ)、セクシャルハラスメント(セクハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)等々、ソジハラ(性的指向、性自認に関連したハラスメント)というのもある。
・職場で起こるパワハラ、行為類型において過大な要求(業務上明らかに不要なこと、遂行不可能なことの強制)や過少な要求(能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じること、仕事を与えないこと)はリストラ目的で行われる場合がある。
・職場で私的なことに過度に立ち入ること…結婚しないの、彼氏いるのとか聞く…も個の侵害となり、パワハラになる。
セクハラについて、本人が「セクハラ」と考えたら、それは「セクハラ」である…実はこれは「革命的転換」だった。本人がいやがることは、してはいけません!
・モラルハラスメントについて、モラハラはコミュニケーションを破壊する「暴力」。怒鳴る等がなければ周囲には全く見えない場合があるが、被害者を混乱に陥れ、精神に深いダメージを与える場合がある。
・ジェンダーハラスメントとは、性別に対する固定観念、役割分担意識に基づいた嫌がらせ、差別。女性にお茶くみや食事の用意といった役割を期待し、押し付ける。転勤を昇進の条件にしたり、世帯主手当の支給のような間接差別も、ジェンダーハラスメントにあたる。
・エイジハラスメントとは、相手を攻撃する際の理由として年齢を持ち出すもの。「だから若いのは…(ダメ)」「高齢者には…(気を遣う)」等。世代を一括りにして決めつけたり、年齢に応じて呼称を変えたりもあたる。ネガティブなイメージを年齢・世代と結び付けて云々したり、年齢・世代に関してステレオタイプな決めつけをするなどは、冗談のつもりでもハラスメントとなる可能性がある。
・職場におけるハラスメントを考えるうえで、勤務時間外の「懇親会」や社員寮、通勤中などであっても実質職場の延長と考えられるものは「職場」に該当する。
・「優越的な関係を背景とした言動」とは、抵抗や拒絶をすることができない蓋然性が高い関係を背景として行われるもの。上司から部下に対してのみならず、先輩・後輩間や同僚間、部下から上司に対しても様々な優位性を背景に行われるものも含まれる。
・「就業環境が害される」とは、社会一般の労働者が、就業する上で看過できない程度の支障が生じたと感じるような言動であるか、すなわち「みんながそう感じるか」が基準となるが、「嫌だ」という気持ちは人によって違っている。
・言動の頻度や継続性は考慮されるが、強い苦痛を与える言動の場合は1回でも就業環境を害する場合があるとされる。1回でも、いやだと言われればやめる…これが鉄則。
・ハラスメントがある職場は、コンプライアンス体制が未整備だったり、尊法意識が欠如していたりと問題があったりする。セクハラがあるところに、パワハラが出てきて、やがて「不正」があったと暴露につながることも多い。
・職場以外で行われるハラスメント…「運動体」だけでなく数多くある…町内会、PTA,ボランティア団体、芸能人・政治家などの後援会、ママ友グループやDV被害者支援グループなど。どうやってハラスメントをキャッチしていくか課題である。
・職場以外で起こるハラスメントの共通点は、加害者が逆に被害者意識を持つ(不満や苛立ちなど)、企業のような明確な上司・部下関係とは異なる、関係者のキャラクターに負う部分が多いこと、構成員の人数が少なく、範囲が狭い。新人が入らない、役員が変わらないなどの低い流動性、風通しの悪さなど。
・そのほか、ほとんどの団体、グループには事案が起こった時のガイドラインがなく、相談体制や第三者委員会の設置についての規定もない。代表者が加害者の場合、グループの事情が被害者の心情よりも優先されがちになる。双方が自分が被害者であり、加害者は相手だと主張することも珍しくない。加害者に加害の自覚がない上に、被害を認定する機関もないために、被害者救済は実現されない…よって加害者は基本的に無傷で、病むのは被害者の側、多くの場合は被害者の側が孤立あるいは関係からの離脱を経験することになる。
・こういったときに加害者に謝罪をさせようとしても「ああそうですか、ごめんなさい」といった”感じの悪い謝罪”しか出てこない。
・ハラスメントの舞台となる運動体のそれ以外の特徴として、主な構成員の数が少ない。資金が潤沢でなく、持ち出しの活動が多い。無償労働や労働時間外の働きになる活動への参加が求められる。創設時の伝説や情熱が求められる。最終的な決定が実務に携わらない古参によることが多いなど、暗黙のルールがある。このような非合理なルールについて、異議を唱えることが難しい。こういった非民主的な側面は、めったに表には出ない。ハラスメント等に耐えられなくて去ったメンバーは、離職後非難されがちとなる。こういったいずれかの要素を構成員が入れ替わっても繰り返す、ハラスメント団体はハラスメントを繰り返すことになる。
・ハラスメントをしないための基本的姿勢は、とにかく「いやだ」と言われたら1回でやめること。力関係が存在する場で、弱い側が強い側の言動に恐怖、不快、抑圧を感じたら、たとえ力がある側にそのような”つもり”がなかったとしておハラスメントになり得る。力の弱い側から不快を表明されたときは、力のある側はその意見を受け入れ、無理強いをしたり、否定をしたりしないことが重要。力のある側は、自分が特権的立場にいることを自覚して、相手に威圧感を与えているかもしれないこと、相手が自由に話していないかもしれないことなどを意識する必要がある。
・ハラスメントの被害を受けない…ということは選べないので、対処方法としては「早めに逃げる」こと。ハラッサーを改心させることより、自分の心身の回復と健康を優先させ、傷を小さくする。
こちらが納得する謝罪を求めても難しいときがある(当人が加害を認めていない)。むしろ相手が了解しやすい金銭解決で終わらせるほうが良い。
・グループにハラスメント体質がある場合は、新しいグループに移るほうがよいが、その
グループでないと目的が果たせない場合は、繰り返して被害に遭わないように、相手を選び、相手の知り合いとは距離を置く。
加害者(パワハラ行為者)の特徴…
「パワハラ上司を科学する」(津野香奈実 ちくま新書)より抜粋…おススメの本
パワハラ上司を科学する【電子書籍】[ 津野香奈美 ]
パワハラ上司を科学する【電子書籍】[ 津野香奈美 ]
自分の加害行為を認める加害者は極めて少ない
自尊心の不安定な高さ、感情知能の低さ
自分の言動が他者にどのように影響するかの認識の甘さ、
他者に対する期待水準の高さ
低い協調性、低い正直さ・謙虚さ。高い外向性と、パワハラ行為との間に優位な関連が見られる。
被害者に比して、外向性が高く、社交的なので、上層部から評価されやすい傾向にある。同様に周囲の人間はパワハラ行為者の(ex「指導のつもりだった」等)の言い分が通りやすい。

・副業の退職強要が意味することは、「仕事に就く」「仕事をやめる」は本人が決めること。他の人間がそれを決めるのは境界の侵犯、権利の侵害。
・なぜそのような判断が成り立つのか?その人の人生にとってどうするのがよいかを、その人以上に知っている、わかっているとする立場とは?無自覚な特権意識である。
・女性差別(ジェンダーハラスメント)…編集会議等で女性の意見が尊重されない。
・セックスワーク差別…「そんな仕事をしているから精神的におかしくなっている」
・セクハラとなるような質問「どんなサービスをしているのか?」「何という店で働いているのか」
SNSで悪評をたてる:かつての所属グループの評判を悪用(女性が事件にまきこまれたときの定番)
・知り合いによるSNSの内容を信じた応答、火消しに回ることの困難さ(伊藤詩織さん、木村花さん、りゅうちぇるさんと同じ)ほとんど不可能
・人間関係を壊されたこと、名誉感情を傷つけられたこと、嘘を否定することの困難さ等で自尊感情、自己肯定感を棄損される。

ここからは、会場からの質疑応答的な内容
・運動体内のハラスメントは、アナキズム運動、フリーセックス、私的所有の否定と関係ないか…多分関係があるだろう。大学紛争時の男尊女卑関係が、ひきつぎひきつぎされてきた。
・最近起こったDJ SODAさんの問題は、未整理だけれど悪いのは秋元康(「会いに行ける」アイドルのコンセプト…安室奈美恵や浜崎あゆみ路線では起こらない)
・これまでは「被害者」に注目が集まってきたが、香川照之の事件以降、加害者が問題でしょう!という流れになってきている。
・教師をしているが「日本人としての自覚を養い」などと職務命令をしてくることは、レイシズムであるばかりでなく、ハラスメントではないか?
・ハラスメントを許さない!と厳しくやっていると、周りにだれもいなくなってしまう。範囲はどこまでか?どうしょうもない人は、どこにでもいる。10あるうちの9を捨てて、1とつながっていればよい。どの部分ともつながれなければ、離れる。誹謗中傷はしない。
・どうやってハラスメントにアプローチするか?自尊心を高めるしかないが、自尊心を教えられたことのない人にはわからない。

・最後「運動体が大事」であるなら、ハラスメント(体質)を変えればいい!

いろいろと大切な学びがあったように思う…こういった「研修」を各運動体、団体が受けることで、「運動体におけるハラスメント」をふせぐことができると思った次第である。
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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