たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

2023年06月

ウクライナ戦争と現代世界(その3)

 その2の続き。ここでトイレ休憩とカンパのお願い…
 その後、質疑応答になるのだが、その前に会場から4名ほど追加で発言があった…問題提起というところか。
 渋谷さんは、ウクライナの徹底抗戦を断固支持すると表明した後、国家の”指揮権”についての話をされた。ワグネルの”反乱”も、民間軍事会社がロシア国家の指揮権に入るかどうかの”回答”であった。国家の指揮権下で、どうゆうふうに左派が運動していくか、ウクライナ社会運動の左翼はその中で非常にうまく運動をしていると説く。ロシア革命時、ウクライナのマフノ軍は対独パルチザン戦争でドイツ軍や白軍を追い出しはしたが、後に赤軍がマフノを解体して、指揮権をよこせと言って来た。スペイン内戦時にはPOUM(トロツキスト組織)が、スターリン主義から、統一指揮下に入れ、入らなければファシストの手先と見なすとされた。チトーのパルチザン、中国の抗日戦争で根拠地を広げることも、指揮権の問題につながる。日本からウクライナの支持・支援をしていくなかでウクライナの指揮権下でたたかう左派にどうやってつながるかが課題であると説いた。
 埴生さんは、党派ではなく個人としての発言であると前置き後、左翼内のプーチン・ロシアびいきにはうんざりしている。レーニンの民族論や、民族自決権論を学習しなおすべきだ。プーチン=スターリンは、ロシア正教の権威も使って、ロシア帝国の再来を考えているのではと述べた。そして左翼がなぜこのような基本的な間違いを犯しているか?それは公正や倫理ということを等閑視しているからだ。ウクライナの抵抗をあれこれあげつらっているのは、ヘイト左翼(ヘサヨ)である。性暴力被害者へのセカンドレイプに等しい。ウクライナの”親露派”が宗主国の軍隊を引き入れている、彼らはマジョリティだ。世界は力と力のぶつかり合いだけだと考えているのでは?左翼における公正さや倫理の向上が求められていると説いた。
 小林哲夫さんからは、2020年代の大学生や高校生の社会運動についての紹介があった。ウクライナ戦争にあたっては、高校生の街頭募金活動の動きがはやく、かつてのエリート校ではなく、普通の高校生が目立った。また大学では党派の紐づけではない社会科学、現代思想系サークルが残っており、学生は本に飢えていること、生活が苦しいので、生活改善を求める「だめライフ愛好会」があちこちで立ち上がっている…2015年の「SEALs」から8年、1960年から8年のアナロジーではないか?もし若い人から半世紀前の運動について聞かれたら、教えてあげて下さいとのことであった。
 津野さんは、関西の左翼は義理人情の世界である。また日本共産党は、ソ連・中国は覇権主義だと考えているため、まとまる。ロシアがウクライナを攻めたのは国内問題からという見解を示した。

 ここからようやく質疑応答になるが、まずNATO,西側からの武器供与についてどう見るか、ウクライナの反転攻勢が始まったとされているが、うまくいっていない…わざと供与する武器を少なくして戦争を長引かせ、より「武器商人」側が儲けるのでは?という質問がなされた。4名のスピーカーもその質問が出ることは想定内であり、4人とも「武器供与するとは言えない」とはっきりしていた。1916年3月、アイルランドで「イースター蜂起」が起こった。ドイツからの武器供与があった一方、アイルランドはイギリス側であったが、レーニンはこの蜂起を支持した。被抑圧民族が命をかけて闘っている。自己決定権を認めるのであれば、暴力であれ、非暴力であれ、やり方を決めるのはウクライナの人々だ。米欧の援助が「小出し」であるから、ウクライナの犠牲が増えている面もある。ドイツ、緑の党は武器供与の急先鋒だ。その一方で、日本には憲法9条があって、ブルジョワジーの手足をしばっている。そのしばりを解きたい連中が、武器輸出をしたがっている。だから日本は武器供与そしてはならない、消防車や救急車を送ればよい。日本から武器を送るのは、相手を軽んずることにもなる…とのことであった。(ベトナム戦争時に反戦の側から、ソ連や中国はベトナムに武器を送るな!という運動はなかっただろう。日本でも第四インターは「ベトコン(ママ)に武器を送ろう」などと言ってたそうな)
 その後、質問というよりは意見で、日本の軍事費増大について「丸腰ではいけない」という意見が出る一方、今のロシアはかつての日本と一緒だったという意見が出る。日本人民が戦争責任をあいまいにしてきたから、これが言えるかということが問われている。
 宮古島出身の方から、琉球弧へのミサイル配備について非常に危機感を持つ、外交によって戦争を回避するというが、どうゆう外交なのかという質問があった。
 これは、沖縄については非軍事化、台湾については現状維持を目指す「人民の外交政策」になるだろう。東中国海を平和の海に、沖縄の自決権と台湾の自決権を目指すということになるのだが、“ヤマト”の闘いを抜きにしてはいえない。中国、台湾、韓国、朝鮮の民衆との連帯、そこから外交へということになるとのことであった。
 ルネサンス研究所の方から、ウクライナが武器を取って戦うことを支持するが、そこには様々な政治勢力がいる。どこの政治勢力を支持するかが重要であるが、ところが”国家”や”民族”が主語になっている。民族ではなく、住民の自決(オートノミー)を支持したい、という旨の発言があった。
 これについては「ウクライナ社会運動」にカンパを送る運動をしている、100人ぐらいの団体だが、戦後復興のことまで考えているということであった。

 時間が来たのでシンポジウムは終了、マルクス主義にとって民族問題はアキレス腱であることが主催者およびスピーカーの中から出た…おつかれさまでした。

ウクライナ戦争と現代世界(その2)

 前回の続き…
③高原浩之さん
 ウクライナの戦争を「代理戦争」としたり、ウクライナへの反侵略・祖国防衛を支持することを躊躇するのは、米・NATOが軍事援助と、ソ連崩壊を「社会主義の崩壊」とする認識があるからだ。しかしウクライナは独立性・主体性がある。軍事援助を祖国防衛戦争に利用している。第二次大戦でも、中国の抗日戦争やユーゴの対独パルチザンは、援助は受け米英帝国主義と連合しながらも、独立自主であった。またソ連崩壊は帝国主義(官僚制国家資本主義)の崩壊であり、現在のロシアは復活した帝国主義(資源中心の独占資本主義)である。そこから覇権主義、ウクライナ侵略・併合と旧ソ連圏の奪還に突き進んでいる。またすべてがアメリカ帝国主義が主導している時代は終わり、反米闘争が全てという時代ではない。
 20世紀は帝国主義の時代で、覇権がイギリスからアメリカに移行している。その覇権に後発帝国主義として発展した中国が挑戦している。一方全ての社会主義革命が破綻してブルジョワ革命に終わり、官僚制国家資本主義が出現した(スターリン主義)他の多くの国々では、植民地独立のヘゲモニーをブルジョワ階級が握り、開発独裁が出現した。そのため20世紀はブルジョワ革命と資本主義化の時代で終わった。
 「南」で「内在的」に成長・発展、これが客体的な基礎となって、21世紀が社会主義革命の時代となる。資本主義の発展は、労働者階級を増大・成長させ、被抑圧少数民族を覚醒させ、その闘争を発展させる(韓国・台湾やASEANの民主化闘争)帝国主義・覇権主義に対して、制動し反対する方向に向かう。反覇権闘争、南北の逆転、地殻変動が起こる。グローバルサウスが世界を動かすようになる。中国が後発帝国主義としてアメリカの覇権に挑戦する(②の橋本さんの「熟柿戦略」とは違う)が、インドが帝国主義として発展しつつあり、米中が対立して疲弊した後に、覇権がころがってくるだろう。
 派遣があれば版覇権がある。南においてブルジョワジーからプロレタリアートにヘゲモニーを移すことだ。米中日の戦争への動きに対し、台湾・沖縄人民の自決権を認めること、”領土”の減少はあるが、日中両国の人民が連帯して自国の帝国主義・覇権主義に反対する国際主義、各々が台湾と沖縄の自決権を承認することが要となるだろう…とのことであった。
④横山茂彦さん
 2022年7月「情況」休刊号等で行った共産同首都圏委員会との論争から、米帝とNATOの圧迫がロシアを追い詰め、プーチンをして侵略せしめたという主張は、プーチンの開戦責任を免罪するものだ。ここで現代ロシアと旧日本帝国主義を比較してみると、日中戦争・太平洋戦争とウクライナ戦争の共通性が見えてくる。傀儡国家(満州国、クリミアやドンバスの政権)をつくり、侵略をしていく→国際的な圧力、包囲網→さらなる戦争へとのめりこむ(日本の対中国侵略戦争と、ロシアのウクライナ侵略を比較)「ワグネル」は自分たちの利権を持っているし、関東軍もアヘンの利権を持っていた。旧日帝もロシアも「民族自決」を大義名分にしている、五族協和と、大ロシア主義(ロシア、ウクライナ、ベラルーシが三位一体の一つの民族)だ。
 問題提起として、反戦平和主義(9条擁護)と自衛(民族解放)戦争容認の立場が、ウクライナ戦争を契機に顕在化(対立)しているのではないか。また戦争を終わらせることができるのは社会主義の実現のみ、という主張は歴史的に検証されたのか?社会主義万能論や世界革命論こそが、現在の帝間戦争論のような客観主義、待機主義、批評主義を生んでいるのではないか?中国の台湾統一(台湾有事)に対して、日本のプロレタリア人民が取るべき態度が問われている。日米安保の発動に反対し、中国帝国主義の台湾進攻にも反対する。台湾は先端半導体の生産を担っており、中国の狙いはそこだ。ロシアは手に入れることができない。中国と台湾が統一すれば、台湾の半導体に頼っている世界経済が止まる…とのことであった。(つづく)

 

ウクライナ戦争と現代世界(その1)

 6月26日、大阪・国労会館で行われた「6・25シンポジウム・ウクライナ戦争と現代社会」に参加してきたので、その報告である。これは新左な人たちが「ウクライナ戦争をどうとらえるか」ということで企画したものだが、基本的「この戦争はロシアのウクライナに対する侵略戦争であり、ウクライナの民族解放闘争である」という人たちの集まりである。従って「帝国主義戦争論」「代理戦争論」「どっちもどっち論」への批判でもある。それでも各党派、潮流、人によって意見や見解が異なることあるので、言いっぱなし、書きっぱなしにならないよう、シンポジウムで深めていこうという企画だそうな。
 13時半に集会開始、呼びかけ人代表の岩田吾郎さんがあいさつ。司会は西明良さん、松田耕典さん。
 スピーカーは、4名
①原隆さん(共産同 著書「反逆の序曲 蜂起する民主主義」)
②橋本利照さん(革共同再建協「未来」「展望」に執筆)
③高原浩之さん(元共産同赤軍派)
④横山茂彦(元「情況」編集長)
である。

 まず①原さんから、前日に起こったロシアの民間軍事会社、ワグネルの反乱について触れ、ワグネルとはワグナーのこと、ネオナチそのものの彼らはプーチンの私兵であると批判した後、この戦争はプーチンの「大ロシア主義」に基づく侵略戦争であり、ロシアの侵略に対するウクライナの闘いは、民族自決・独立をかけた「抵抗戦争」であると認識しなければいけないと説いた。そして「代理戦争」論や「帝国主義間戦争」論、「どっちもどっち」論は、侵略者と侵略を受けて抵抗する者、加害者と被害者の区別を曖昧にすることだと批判した。「代理戦争」論や「どっちもどっち」論が出てくる背景は、民族自決権を20世紀的なナショナリズムの文脈で短絡的に捉え、「反米レトリック」に呪縛されているからだと説明された。左翼の中のネオスターリニスト(彼はこういった規定をしている)には、ロシアとウクライナの支配ー被支配(隷属)の歴史を無視し、ロシア・ウクライナの民族問題を蔑ろにしている…1922年「レーニン最後の闘い」(反スターリンの闘い)が問われているとのことである。
 一方G7、日本はプーチンを増長させた責任がある。プーチンには2014年クリミア併合の”成功体験”がある。ドイツはノルドストリーム、ウクライナを経由しないロシアからの天然ガス輸入を倍増させたし、日本はサハリンのガス田の利権を手放していない…ということであった。
 続いて②橋本さん、プーチンが掲げる大ロシア主義、スラブ主義、ユーラシア主義の3つのイデオロギーと戦略の結節点として、ウクライナの国家と民族の抹殺、併合がロシアの戦争目的だ。だがウクライナ人民のゲリラ・パルチザン戦争が炸裂した。『未来』347号には「ウクライナ戦争テーゼ」として
1.プーチン・ロシアのウクライナに対する侵略戦争である。
2.ウクライナはロシアに対して被抑圧民族である。
3.共産主義者は被抑圧民族の自決権を支持する。
4.ウクライナ人民の政治形態、戦闘形態の選択を無条件に支持する。
と、明確に上げている。つづいて、ロシアと日本が、世界戦争の発火点になっていると説く。経済的没落と「地政学的」孤立状態にある(注:日本の孤立状態は、安倍政権下での外交で深まった。近隣諸国と友好関係を結べず、遠く離れたインドの取り込みも成功していない)…この没落と孤立を打破するため現状変更に打って出ているとしている。また米中が単独で覇権を握ることも不可能だ。こういった中、日米安保体制は、日本がアメリカの戦争に巻き込まれる装置から、日本の戦争にアメリカを巻き込む水路に変わり始めているそうな。
 一方、中国は穏歩前進「熟柿路線」を取っている。なぜなら人民解放軍が中国の外で戦争して勝ったことがないからだ。台湾では現政権も含め、中国からの独立を主張する者はほとんどいない。米・日が外から「台湾危機」や「台湾独立」支持などを煽り立てることが危機をつくりだしている。
 世界戦争・世界危機の焦点はプーチン・ロシアのウクライナ侵略と安倍・岸田の対中国軍事的包囲、戦争挑発にある、アジアを焦点とする新たな世界戦争を阻止するために、沖縄・日本はもちろん、中国・台湾・韓国・朝鮮をはじめとするアジアの民衆の決起が問われていると説いた。(つづくよ)

宮城秋乃さんの活動を支援しよう!

 昨日のブログ記事で少し紹介したが、「やんばるの森を守れ!アキノ隊員の活動をささえよう」のアピール文書を掲載する。
20230623資料裏アキノ隊員_0001


日本政府・沖縄防衛局は やんばるの米軍軍事廃棄物を 責任をもって撤去してください
~宮城アキノさんの活動に、ご支援お願いします~
6.23平和の集い実行委員会

 2021年7月、沖縄本島北部のやんばるの森がユネスコ世界自然遺産に登録されました。この森には日本の両生類、爬虫類の約6割が生息し、多種多様な生態系を育んでいます。 ヤンバルクイナなど希少な固有種、絶滅危惧種も多く生きています。
 一方この森は50年以上、米軍の北部演習場として使われてきました。一部は返還され、日本政府は「軍事廃棄物は撤去した」と公式には表明していますが、実態は全く異なります。
 蝶類研究家の宮城アキノさんは、北部演習場返還地に入り、徹底したフィールドワークで今も大量に残る軍事廃棄物の実態を暴いてきました。そして廃棄物の撤去を沖縄防衛局などの関係機関に求めてきました。しかしこれを嫌う政府・沖縄防衛局は警察を使い、アキノさんのフィールドワークを妨害し、公務執行妨害などの容疑で家宅捜索を行うなどの弾圧を続けています。
 しかし今、世界が動き始めました。アキノさんのフィールドワークをもとにした、やんばるの軍事廃棄物に関するレポートが、世界自然遺産の管理状態を監視する世界的なNGO、「World Heritage Watch」の年次報告に2022年、2023年続けて掲載されました。国際自然保護連合(IUCN)やユネスコも実態把握に動き始めました。
 やんばるの生き物たちは、今も続く米軍の訓練と軍事廃棄物で生息地を脅かされ続け、泣いています。生き物たちの声なき声を受け止めて、実態を告発し続けるアキノさんの活動を支援し、やんばるの軍事廃棄物撤去の声を全国で、世界で強めましょう。

宮城秋乃の活動にご支援ください!
ゆうちょ銀行
口座名義:ミヤギ アキノ
同行から送金される場合
記号:17030 番号:18520051
他金融機関から送金される場合
店名:七〇八(ナナゼロハチ)
普通預金 口座番号:1852005

 アキノ隊員のブログ記事をもう一度確認すると、警察に捜査されるなか、沖縄県警と沖縄防衛局が北部訓練場の跡地に残された、米軍軍事廃棄物を「現認」したそうだ。小さいけれど報道もなされた。単に警察や防衛局に”通報”するだけでは、彼らは日米地位協定に忖度して、有耶無耶にしてしまう。逮捕・投獄覚悟の行動が成果をあげている!
 また宮城さんは、口先で「自然は大切だ」とやんばるの自然遺産登録に賛成しながら、足下の米軍軍事廃棄物(こんなモンが残っている中で、堂々と自然遺産登録なんかできないだろう)には目を向けない、自然保護活動家や生物の研究者たちにもホント、怒っておられる。当然のことだ。

宮城秋乃さんの活動を支援しよう!

沖縄と共に戦争に反対する6・23平和の集い

 ようやくブログに上げる気力が出てきたので、6月23日の夜に行われた沖縄と共に戦争に反対する6・23平和の集いの報告を行う。
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 はじめに司会から「慰霊の日」ということで、1分間の黙とうが呼びかけられる。続いて、実行委員長、森口あおいさんから、「辺野古の基地建設もとまっていない」と格調高い主催者あいさつが行われた。
 続いて当日行われた「沖縄国際反戦集会」の映像が流される。あらかじめ現地で撮影してもらったものを、ネットで受け取ったものだ。この集会、本来は実行委員長の具志堅隆松さんがあいさつをするところから始まる予定だったのが、具志堅さんが急遽「ハンスト」を始めたので、具志堅さんは映らずじまいだった。
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 続いてメインの、前泊博盛さんのリモート講演「島々を戦場(いくさば)にさせない」が始まる。

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 いわゆる「逆さ地図」に第一列島線、第二列島線を入れたものを示され、安保関連三文書や日米地位協定の「固い話」をされるのかと思ったが、今日はさすがにオスプレイは飛んでいない、だが今日が「沖縄戦が終わった」日なのか?というところから話が始まった。
 牛島中将が”自決”した日は6月22日なのだが、戦後、関係者の証言などから23日だということになった。また彼が自決した後も戦闘は止まず(「悠久の大義に生きよ」として降伏を許さず、戦闘を続けさせたためである)犠牲はその後も出ている。日本が降伏したのは9月2日、沖縄の軍隊が降伏したのは、9月7日だ…そういった問題から入って…
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 軍は国家と国体を守る、軍は民を守らない、軍は民を盾にする…等の話になった。
 現代はハイブリッド戦争、台湾有事とは、台湾を盾にすることで中国を弱らせる、中国人同士を戦わせるものだと批判された。また、戦後の「沖縄売り渡し」「天皇メッセージ」についても話をされた。
日本にとって、沖縄は「消耗品」でしかないということだそうな。
 しかし日米安保があるからといって、相対的に米国の国力が衰退している以上、有事に米軍が日本を守ってくれるわけではない。岸田は有事に「アメリカに見捨てられる恐怖」と「アメリカの戦争に巻き込まれる恐怖」がある。
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 それゆえの「異次元の防衛費増強」や「安保関連3文書改定」である。国民も多くはこれを”支持”している。沖縄にいる「旅団」を増強して「師団」化することは改定3文書に入っているが、陸自のミサイル部隊は、戦争になれば絶滅は必至だ。実は「第3列島線(ハワイ)」があって、要するにアメリカやNATOを守るもの。宮古島の基地は地下化の構想がある。与那国島では当初、警備隊だけと言っていたのが、ミサイル部隊を置くことになり島民は「だまし討ちだ!」と怒っている…しかし、最後は金目で解決しようとしている云々…
 講演は40分程度を想定していたのであるが、なぜかいつまでたっても終わりそうにない!ので、なんとか話を終わってもらって質疑応答に入る。「天皇メッセージ」における天皇の責任(「象徴天皇だったから責任なないのでは?→マッカーサーの政策に「忖度」して天皇が答えたものらしい)や、4月に宮古島で起きた陸自ヘリの墜落の原因は(整備不良だろう、整備不良のヘリが飛んでいるとのこと)などである。
 10分間のトイレ休憩をはさんで「ミサイル基地いらない宮古島連絡会」共同代表の清水早子さんからリモートでメッセージをいただく。
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 清水さんは、沖縄戦で宮古島の武装解除は9月29日だったこと、沖縄の第15旅団が師団化されるが、これは現代の第32軍となる、非常に大きな意味を持つものだ。また宮古島は基地が開設されてミサイルが配備されるのに3年かかったが、石垣島ではすぐにミサイルが搬入されている。与那国島では公道を軍用車両が走り回っている。朝鮮のロケット発射予告を受けてPAC3が宮古島、石垣島に配備されたが、軍事訓練としての配備である。一方、5月31日に「Jアラート」が鳴っているにもかかわらず、台風でPAC3はたたまれ、建物の陰に退避していた。G7広島サミット反対闘争にも行ったが、これは戒厳令の訓練だったと、戦争に向かう宮古島、石垣島の様子を報告された。そして秋には全国行動を呼びかけているとのことでもあった。
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 清水さんの報告の後「やんばるの森を守れ!アキノ隊員の活動をささえよう」というアピール(別途上げます)…北部訓練場跡にに遺棄される米軍廃棄物の問題を、逮捕や起訴も辞さずに訴える宮城秋乃さんお活動を支援しようという呼びかけである。
 続いてリレートーク…というより、様々な団体さんからのアピールタイムである。
 岩国労働者反戦交流会からは、7月28日(金)エルおおさかでの岩国スタート集会のお知らせ、南西諸島の自衛隊配備に反対する大阪の会からは、昨年2回、宮古島や石垣島の集会に参加してきたことの報告。リブ・イン・ピースから7月1日(土)、鶴見区民センターで三上知恵監督講演会とスピンオフ作品の上映会のお知らせ、辺野古派遣サポート基金から、7月2日(日)淀川区民センターで行われる学習集会「辺野古ゲート前座り込み10年間の闘い」のお知らせがあった。
 集会も終わりに近づき、大阪でゴスペルを歌う会の活動紹介と、歌
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 普天間ゲート前でゴスペルが歌われていることにならい、大阪環状線福島駅向かい、ホテル阪神前で毎月第三木曜日の午後6時から行われている。「勝利をのぞみ」「沖縄を返せ」の2曲が披露された。

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 続いて、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動の小野さんによる歌と報告

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 辺野古の鮮やかなカヌーの映像なんかも披露されました。歌は激しかったですよ!
 最後に主催者からのまとめと、行動提起…参加者は140名、沖縄の新しい反戦運動、集会について述べ、日々の活動、行動に励むとともに、秋には沖縄の新しい反戦運動から県民大会等が予定されているので、それに応える集会等をやりたいとのことで、リモートや映像が多いものの盛沢山で有意義な集会は終了した。




 

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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
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