琉球新報より
米軍が下地島空港の訓練使用を通告 今月末 沖縄県、軍事目的で使用しない「屋良覚書」基づき自粛要請へ
米軍が今月末に沖縄県宮古島市の下地島空港を訓練で使用するため、同空港を管理する県に「空港使用届」を提出していることが17日、明らかになった。県によると、31日午後0時半~同1時半までの1時間、米軍普天間飛行場との間を行き来するとしている。米軍機の下地島空港使用は2006年以来で、訓練目的は初とみられる。下地島空港は「屋良覚書」で、軍事目的で使用しないと明確に示されており、県は使用の自粛を求める方針だ。
12日に行われた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)では、安保関連3文書も踏まえ、民間用を含む空港・港湾の柔軟な使用を自衛隊だけでなく米軍も含めた2国間協力に発展させることで一致。米軍はその翌13日に使用届を県に出した。恒常的に使用する端緒となる可能性がある。
一方、米軍は過去には主に給油目的などで下地島空港を使用した。06年、フィリピンでの軍事演習に向かう途中、給油などの目的で下地島空港にヘリコプターや空中給油機を着陸させ、県が抗議したこともある。
県はこれまで、米軍機の民間空港利用に関し、民間機の安全を確保するため緊急時以外の使用を自粛するよう求めてきた。県はこうした経緯を踏まえた上で、米側に使用自粛を口頭で申し入れる方向で調整している。 防衛省の青木健至報道官は17日の記者会見で「米側に対し、事実関係の詳細を確認している。米側に対し、安全面に最大限の配慮を求めるなど対応していく」と述べた。
(池田哲平、明真南斗)
でもって、夕方この訓練計画は取りやめとなったことが報道された。
【速報】米軍、下地島空港での訓練を取りやめ 海兵隊「沖縄県が認めなかった」
在沖米海兵隊が今月末に宮古島市の下地島空港を訓練で使用するため、同空港を管理する沖縄県に「空港使用届」を提出していた件で、在沖米海兵隊は18日夕、琉球新報の取材に対し、訓練を取りやめる考えを明らかにした。「人道支援、災害救援などのためのヘリコプター離着陸訓練を県が認めなかった」などと回答した。
米海兵隊はまた「下地島での訓練は計画にない」と回答した。
これに先立ち県の嘉数登知事公室長は同日午前、在沖米海兵隊政務外交部長のスティーブン・イースティン大佐に対し、緊急時以外の同空港使用自粛を口頭で要請した。
要請では「屋良覚書」などにより、民間航空以外の目的で同空港は使用しないことを確認していると強調。「民間航空機の円滑かつ安全な運行を確保する観点から、緊急やむを得ない場合を除いては米軍は使用すべきでないというのが県の一貫した考え」だとして理解を求めた。
米海兵隊は琉球新報の取材に対して訓練を取りやめる考えを示したが、現段階で県空港課に届出を取り下げるなどの連絡はない。(知念征尚)
【屋良覚書】自体、米軍施政下で計画された下地島空港が、米軍基地化しないためのものであるので、米軍だろうが自衛隊であろうが、それを守らず軍事使用することは許されない。だが米軍サマは「日米地位協定」という究極の武器をもっている(日本政府によって”与えられている”というおハナシもある?)ので、今回の様に唐突に米軍から「使いたい」と言われれ、きっぱり許可しなかった沖縄県の態度は充分評価したい。
いずれにしても、防衛省・自衛隊のみならず、米軍の動向も注視しておかなければならない。
琉球弧の軍事要塞化を許すな!沖縄戦を繰り返すな!
