ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2ヶ月、この間様々な議論が行われてきた。これを整理整頓する時間も能力もありはしないが、最低限のことだけは書いておきたい。
まず何より、この戦争の原因はロシアのウクライナ侵略であり、主権国家であるウクライナの領土・領域に対し無慈悲な攻撃を続けるロシアが戦争をやめない限り、この戦争は終わらない。
そしてそれに抵抗するウクライナ人民の戦い・闘いは100%正義である!
ということをおさえておこう。それをふまえれば「(戦争を終わらせるために)ウクライナは早く停戦・降伏せよ(したほうがいい)」というのは、非常にナンセンスな議論である。
しかし、一人でも多くの命を守るため、殺さないため、停戦を早くしなければならないというのもまた正である。
またウクライナに「戦え」「戦争を蹴族せよ」と主張するのであれば(ホントの左翼であれば「戦争を継続せよ」というより、「戦争を継続するか否かは、ウクライナ人民が決定することだ!」というものだが)ウクライナに対する、アメリカ・NATO側の武器供与を認めなければならない(認めよう)ということにもなる。
この戦争は、一方の側に立つと表明してしまえば、そちらの軍産複合体、それにつらなる国家どもの帝国主義的拡大を認めることにズルズルとつながっていく、だから怖いのだ。
供与する武器が、歩兵の携行する対戦車砲とその弾丸ぐらいならともかく、戦車のような重火器やミサイルシステムにまでエスカレーションしていくに違いない。そしてウクライナ人、ロシア人ともども民間人も含めた大量の犠牲者が出る…その陰で、米・英・仏・独をはじめとする帝国主義国の軍需産業が利益を上げ、それら帝国主義国家のロシア・ウクライナ方面への侵略が進むのだ。
日本帝国主義は、憲法9条の平和主義や「武器輸出3原則」などに守られて?直接殺傷する武器を供与しているわけではない。しかし既に自衛隊の「防弾チョッキ」は供与され、またPKO法に基づいて自衛隊機が支援物資を運送するという名目で、ポーランドに派兵されようとしている。
簡単に、ウクライナに戦争を継続せよなどと、日本の人民が言ってはイケナイのである。
それにしても…2000年代初頭の米帝によるアフガニスタン侵略戦争や、イラク侵略戦争においては、アフガニスタンのタリバン政権やイラクのフセイン政権に対し「戦いを継続せよ」とか「降伏(停戦)せよ」なととは誰も言わなかった。また彼らが戦争を続けても、武器を彼らのために供与しようとする国はなかったであろう(イラクに対してはこっそり供与していた国があるかもしれないが…)今回の戦争の、階級的位置づけが違う!といってしまえばそれまでなのだが、だからこそウクライナに「戦争を続けよ」などと無責任に強いることは、左翼としては絶対にやってはイケナイことなのである。
まず何より、この戦争の原因はロシアのウクライナ侵略であり、主権国家であるウクライナの領土・領域に対し無慈悲な攻撃を続けるロシアが戦争をやめない限り、この戦争は終わらない。
そしてそれに抵抗するウクライナ人民の戦い・闘いは100%正義である!
ということをおさえておこう。それをふまえれば「(戦争を終わらせるために)ウクライナは早く停戦・降伏せよ(したほうがいい)」というのは、非常にナンセンスな議論である。
しかし、一人でも多くの命を守るため、殺さないため、停戦を早くしなければならないというのもまた正である。
またウクライナに「戦え」「戦争を蹴族せよ」と主張するのであれば(ホントの左翼であれば「戦争を継続せよ」というより、「戦争を継続するか否かは、ウクライナ人民が決定することだ!」というものだが)ウクライナに対する、アメリカ・NATO側の武器供与を認めなければならない(認めよう)ということにもなる。
この戦争は、一方の側に立つと表明してしまえば、そちらの軍産複合体、それにつらなる国家どもの帝国主義的拡大を認めることにズルズルとつながっていく、だから怖いのだ。
供与する武器が、歩兵の携行する対戦車砲とその弾丸ぐらいならともかく、戦車のような重火器やミサイルシステムにまでエスカレーションしていくに違いない。そしてウクライナ人、ロシア人ともども民間人も含めた大量の犠牲者が出る…その陰で、米・英・仏・独をはじめとする帝国主義国の軍需産業が利益を上げ、それら帝国主義国家のロシア・ウクライナ方面への侵略が進むのだ。
日本帝国主義は、憲法9条の平和主義や「武器輸出3原則」などに守られて?直接殺傷する武器を供与しているわけではない。しかし既に自衛隊の「防弾チョッキ」は供与され、またPKO法に基づいて自衛隊機が支援物資を運送するという名目で、ポーランドに派兵されようとしている。
簡単に、ウクライナに戦争を継続せよなどと、日本の人民が言ってはイケナイのである。
それにしても…2000年代初頭の米帝によるアフガニスタン侵略戦争や、イラク侵略戦争においては、アフガニスタンのタリバン政権やイラクのフセイン政権に対し「戦いを継続せよ」とか「降伏(停戦)せよ」なととは誰も言わなかった。また彼らが戦争を続けても、武器を彼らのために供与しようとする国はなかったであろう(イラクに対してはこっそり供与していた国があるかもしれないが…)今回の戦争の、階級的位置づけが違う!といってしまえばそれまでなのだが、だからこそウクライナに「戦争を続けよ」などと無責任に強いることは、左翼としては絶対にやってはイケナイことなのである。