たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

2020年10月

人新世の「資本論」(その1)

話題の「資本論」本その2は、「人新世の『資本論』」(斎藤幸平 2020年9月)である。
人新世の「資本論」 (集英社新書) [ 斎藤 幸平 ]
人新世の「資本論」 (集英社新書) [ 斎藤 幸平 ]
 人類の経済活動が地球に与える影響があまりに大きいことから、ノーベル化学賞受賞者であるバウル・クルッツェンは、地質学的に見て、地球は新しい年代に突入したとし、それを「人新世(じんしんせい)」(Anthropocene)と名付けた。斎藤氏は現在進行する「(経済活動に伴う)二酸化炭素排出による地球温暖化」を最大の危機と捉えている…が、「人類の経済活動で放出される二酸化炭素による地球温暖化」なる環境問題は実はハッタリであるのに、斎藤氏はなんら疑問をもたないまま「温暖化の脅威」を語るから世話はない。四○○万年前の「鮮新世」という古い話を持ち出さなくても「ミノア温暖期」「ローマ温暖期」「中世温暖期」という1000年周期ぐらいでに今よりも暖かい時代があったのだが、人類は大丈夫だった…産業革命期が小氷期で「寒すぎた」のだ。
 環境問題というのは「温暖化」そのものではなく、それ以外の過去の地球になかった要因、森林破壊や農地の酷使、廃棄物による汚染、都市化、水環境の破壊などがグローバルな影響を与えていることだ。これが二酸化炭素増大に伴う温暖化→その影響という「ドグマ」に惑わされて、きちんと認識されていないのだが、このへんを押さえておいたうえで、第一章 気候変動と帝国的生活様式 第二章 気候ケインズ主義の限界 を読むと、「温暖化による危機」アジり以外の点は、まさにその通り!としか言いようがないからしょうがない⁉
  帝国的生活様式とは、グローバル・サウス(グローバル化によって被害を受ける領域、人民を指す)からの資源やエネルギーの収奪に基づいた先進国のライフスタイルのことであり、グローバル・サウスの地域や社会集団からの収奪、代償の転嫁なしに帝国的生活様式は維持できないということ自体が問題である。これはグローバル資本主義の構造に依拠している。ウォーラーステインの言う「世界システム」論を拡張して言えば、資本主義は「中核」と「周辺」で構成されており、中核部は資源を周辺部(グローバル・サウス)から略奪し、同時に経済発展の背後にあるコストや負荷(環境問題)を周辺部に押し付けているのである。しかし、人類の経済活動が全地球を覆った「人新世」は、そのような収奪や転嫁を行う外部が消滅した時代である…資本の力では克服できない限界により、危機が始まるのだ(このへんは資本主義の終焉を主張する水野和夫氏と相通じるものがあるだろう)
 
 グリーン・ニューディールとは、再生可能エネルギーや電気自動車などを普及させるために大型の財政支出や公共投資を行うもので、安定した高賃金の雇用を生み出し、景気を刺激して投資を生み、持続可能な緑の経済への移行を加速させるものだ。しかしグリーン技術は、その生産過程まで目を向けると決してグリーンなものではない。例えば電気自動車の生産、その原料の採掘でも石油燃料は使用されるし、増大する電力消費量を補うため、ますます大量の「太陽光パネル」や「風力発電」(これらも当然、石油燃料を大量に使用しないと作ることは出来ない)の設置が必要となり、資源が採掘される。経済成長を求める限り、環境問題の根本的解決は難しい。 そこで筆者は「脱成長」を提案する…ではその中身をどうするかを、第三章 資本主義システムでの脱成長を撃つ で展開する。
  開発経済の分野では、南北問題の解決には経済成長ことが鍵であるとされているが、そのモデルは行き詰まりつつある。生産や分配をどのように組織し、社会的リソースをどのように配置するかで、社会の繁栄は大きく変わるからだ。公正な社会が求められている。グローバルな公正さという観点で見ると、資本主義はまったく機能していない。
  公正とか、平等を軸に考えた時、未来の形はどうなるのか筆者は俯瞰する。横軸に平等さ、縦軸に権力の強さを示した図14(p113)に示している。①気候ファシズム…現状維持、資本主義と経済成長にしがみついた新自由主義社会の究極で社会 ②野蛮状態…①によって環境が破壊され、99%の反乱が「勝利」するものの「万人の万人に対する闘争」に逆戻りしてしまう(別名は「『北斗の拳』状態)?)③気候毛沢東主義…②を避けるため、トップダウン的な環境対策を強権的に行う、自由市場や自由民主主義の理念は捨てられる(かつてはこれを「環境ファシズム」という言い方をしていた…若い人は誰も知らない「毛沢東主義」をここで出してきたのは、これがかつて「資本主義」「帝国主義」への強烈なアンチテーゼとして存在していたことを“復活”させたのであろう)で、そうならないための④X…強い国家に依存せず、民主主義的な相互扶助を人々が自発的に取り組みながら環境問題に取り組む社会…である。
  ④を目指すにあたっての大前提「脱成長」は資本主義では成立しない。「脱成長資本主義」はあり得ないの…もっとラディカルな資本主義批判を摂取する必要がある。それが「コミュニズム」であり、カール・マルクスと脱成長を統合する必然性が浮かび上がるのだ!と筆者は説く。
 次章から、かなり刺激的な「マルクス論」が展開される(つづく)

弾圧体制下で大阪府を追及する!

 本日の大阪府知事への申し入れ行動…12時に大阪府庁前に行くと、名札をつけた職員が大勢お出迎え…申し入れ行動のために絶対に私たちを庁舎内にいれないというとんでもない構えをみせた。
南通用口付近には、警察官もたむろしている。弾圧要員だ!
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 お昼休みの時間帯に普段なら職員が昼食や休憩のため出入りし賑わう通用口も、完全に通行を制限されている…職員たちはどこから出入りして昼食をとっているのだろう?管理職にこんなやりたい放題させていいのか!そればかりか、情報公開請求であらかじめ約束していた人まで中に入れない…最終的に入れてもらえるのであるが、その人も大変立腹していた…そこまで徹底していたのである。
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 怒りのコールをたたきつけると、警察官がやってきて歩道に置いた横断幕が通行の妨害になる、どけろ!と介入してきた。何の法律に基づくのか!と問いただしても、〇時〇分、第一回目の指導!とか言ってくる。弾圧してくる気マンマンなのは明らかなので、横断幕は路上に置かず、持つことにした。
 大阪府側は凝りもせず広報広聴課が「私たちが窓口です」と言うのみ。こちらは広報広聴課を窓口とした通常交渉のさなか、府の職員がミナミへの休業要請に対し「(責任を持つ)担当部署はない」「責任は吉村大阪府知事にある」とはっきり明言したのであるから、知事と直接話をする必要があるのだ!知事がいないのであれば(当然のごとく、「大阪市解体(都構想)」の宣伝のため留守)知事室の担当、秘書課の責任者が出てきて受け取るのが筋である。だが秘書課はこの場所に出てきてない。そのへんの電話でのやりとりも、十分に暴露しておいた。
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 やり取りをしている間、府職員側が私たちの側に寄って来て威圧する…と同時に、また警察が介入してきた。私たちはなんら暴力も、威圧的な態度もとっていない…持っているのは要請書1枚だけだ!警察は介入するな!警察帰れのコールで撃退する。
 府側はしきりに別館の会議室を用意したので、そこで話は聞くとの一点張り、私たちは「それでは秘書課をだすのか?」「話を聞いたら秘書課を呼ぶのか?」と聞いてもきちんと返事をしない…これではお話にならない。別館の会議室に案内するのも、ひたすら私たちを知事室に近づけない(会議室が無いのであれば、知事は留守なので知事室が空いているハズだ!)ための悪あがきである。それは吉村知事に言われたことなのか?それともあなたがたの「忖度」なのか?
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 わざわざご丁寧に「庁舎管理規則」なるものを貼りだしている(ここは庁舎ではない、路上だ!)前回、私たちに「退去」を叫び続けた、青い作業着を着た職員が、まるでお経か念仏を唱えるように、この庁舎管理規則を読み上げだして”威圧”したつもりになってるのには、笑ってしまった(次回から「念仏禁止!」な)
 全く持って「ブルシット・ジョブ」である。こんな仕事に何の意味があるのか?トップダウンで物事を決められ、会見は知事がやって、手柄は知事が独り占め。そして都合の悪いことは、全部職員にしりぬぐいをさせる…そんなことで、人々が望むコロナ対策なぞ出来るのか⁉
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 ミナミの街では、この瞬間も店がつぶれ、人々が路頭に迷っている…コロナ対応の失敗は人を殺すのだ!病気で人が死に、経済で人が死ぬ!お前たちは人殺しだ!とさんざん罵倒したら、さすがに相手側も私たちをキッと睨み返した…まだまだ人としての良心は残っているのだろう。そこに府の職員が人らしい職場を取り戻し、「ブルシット・ジョブ」から抜け出す希望があるのだが(公安警察は、そんなことはやらない…彼らは完全に「ブルシット・ジョブ」から抜け出すことは出来ない)
 府側の言い分として「ミナミの休業要請」を決定したのは「コロナ災害対策会議」であり、健康保険部は資料を作成しただけにすぎない…だから担当部署ではないと言う。では最終的に意思決定したのは誰なのか?と聞くと、会議に参加した健康保険部、危機管理部、広報広聴、そして知事であると言った。少なくとも、どこか1つの担当部署との交渉事ではあり得ず、担当部署のトップ(部長・室長クラス)と吉村知事に直接話をしにいかねばならない案件である。
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 こういった事を明らかにしながら、私たちは最後に先日提出しようとした要望書(日付等若干修正している)を読み上げ、広報広聴課に手渡した。そして11月7日(土)まで、次の交渉日時を決めて連絡すること、交渉には知事室・秘書課を参加させること(それのない回答は受け入れない)、交渉時に警察を呼ばないことを申し入れたのである。

 11月は交渉を貫徹し、ミナミへの休業要請に対し吉村知事の撤回・謝罪と補償を勝ち取ろう!


武器としての「資本論」

 最近、話題になっている「資本論」本について…
 「武器としての『資本論』」(白井聡 東洋経済新報社 2020年4月)は、資本論の解説、あるいは入門書としての体裁をとっている。私は資本論の入門書とかはほとんど読んだことがないので、この本が他のものと比較して良いのかそうでないのかは分からず、読んでみたら「まあこんなモンか」という感想しかない。もっとも「入門書」だからその後…資本論を読んでみる、あるいはマスクス主義を学習する…につながればいいので、そのへんは読者に委ねられる。もちろん入門・解説だから資本論第一巻の範囲で、第二巻、第三巻には触れない。また今日の資本主義の基軸である金融資本(G-G´)についてはさわりしか触れられない。

武器としての「資本論」 [ 白井 聡 ]
武器としての「資本論」 [ 白井 聡 ]
 本書では資本論の王道・商品とは何か?というところから始まり、その解説にページが割かれる。白井氏は

 この「商品による商品の生産」が登場して初めて、物質代謝の「大半」が商品によって扱われ
るようになったと言える。そしてこの「大半」の度合いが際限なく高まり続けるのが、資本主義社会特有の傾向であり、宿命なのです。(p45)

と説く。なんでも商品化してしまうのが、資本主義社会なのだ。もっとも私的に言えば、資本制、資本主義的生産様式が主流の社会では、資本が「剰余価値」を求めるために動き、そのための手っ取り早い方法が「商品生産」なんですよ!ということなんだが。
 「剰余価値」についての説明は本書の7講「すべては資本の増殖のために」で展開されているが、人は「賃金」以上に価値を生産しているというざっくりした話ではなく、必要労働は4時間なのだが、実際は8時間働いていますよ!という説明のほうがよいのではないか?私にはそっちのほうが分かりやすかった。
 「本源的蓄積」…資本主義の「始まり」が暴力的に、血塗られて始まっていること…がちゃんと第11講「引きはがされる私たち」(実際はそれより前のページから)で展開されているのが良い。(だから映画「マルクス・エンゲルス」は、官憲が元の入会地に“侵入”した農民を取り締まるべく襲い掛かり、容赦なくメッタ打ちにするシーンから始まるのだ)そして白井氏は近年の新自由主義拡大の中で、

 このようにしていったんは安定化された労働者の地位をグニャグニャにして再びはじまりの労働者に戻すことです。言い換えれば、労働者が置かれてきた社会環境・権益から、労働者を引きはがすことにほかなりません。その意味でこの過程は、歴史上のではなく、現在進行中の本源的蓄積です。(p215)
 
と説く。新自由主義政策とは、ある意味「本源的蓄積」と同様の暴力性をもって進められているのである。
 そこで必要なのが「階級闘争」である。ただし、旧来の階級闘争の戦線は総崩れになっている。第13講「はじまったものは必ず終わる」で、「共産党宣言」に始まるマルクスの階級闘争論が展開されているが「収奪者が収奪される」…隣の資本家をぶん殴ればいいというわけではない(「収奪者を収奪」といのは、生産手段なんかを労働者階級が分捕ることなので、資本家を「ぶん殴る」ことではないのだが…)構造を変えましょう!資本主義には必ず「終わり」があるのだから!ということである。
 最終の第14講「「こんなものが食えるか!」と言えますか」において、ソ連初期のマルクス主義法学者、エフゲーニ・バシュカー二フの話は興味深い。封建時代において、例えば領主(政治権力に年貢をおさめるという収奪方法は、政治的行為でもあるし、経済的行為でもあった。だが資本制社会では収奪が行われても、それは「等価交換」であり、収奪は行われていない。国家権力がや法がストレートに収奪をしているわけではなく、「等価交換」がちゃんと行われているか規制しているだけである。
 バシューニカスはここを捉えて、「政治的社会と経済的社会が分離し、別物になることが、資本制社会の特徴である」と指摘しています。このようにして近代の国家権力の、前近代それとの根本的な違いを精密に分析して、描き出したのです。
 ではこの状態からコミュニズムを実現するためには、何をしなければならないのか。またコミュニズムが実現されたとは、どんな世の中なのか。
 バシューニカスの結論は、「等価交換の廃棄」でした。
 ここでのポイントは、「ブルジョワ階級の絶滅」ではないということです。(p265)
 まぁ、「資本家を滅ぼすこと」が階級闘争の目的ではないということだが、バシューニカスがスターリンに弾圧・処刑されてしまい、こういったラディカルな法学がソ連から消えてしまった。
それはともかく、白井氏は「資本論」の中に等価交換を錯乱する契機がどこかにあるのではないか?と探す…「労働力の等価交換」と言っても、どこまでが必要な労働なのか、等価の価値は上下する、白井氏は

 何を必要不可欠だとみなし、何を別に必要ではないとみなすのか、曖昧な言い方になりますが、それは文化的に決定されると言うべきでしょう。(p269)

と述べ、イギリス料理がまずい話(産業革命以降、まずくなったそうだ)、ニュージーランドでも20年前は羊ばかり食べていたのが、今は味のないブロイラーを食べている(羊肉や牛肉は輸出に回されて高くなったそうだ)ことを引きながら、「それはいやだ」と言えるかどうか、そこが階級闘争の原点になると説く!たんに「美味い物を食いたい!」というところから階級闘争を始めよう!ということでなく(そうゆうところもあるのだろうが)

 それゆえ、意思よりももっと基礎的な感性に遡る必要がある。どうしたらもう一度、人間の尊厳を取り戻すための闘争ができる主体を再建できるのか、そのためには、ベーシックな感性の部分からもう一度始めなければならない。(p280)
 
ということなんだそうな。

 この本を読んだら、資本論も読んで、感性を研ぎ澄まして、「階級闘争」やって人間の尊厳を取り戻そう!というアジテーションなのである!

再度、ミナミ休業要請に関する団体交渉要求するぞ!

 先日も書いた通り、19日に吉村大阪府知事に対し、ミナミへの休業要請に関する団体交渉を要求し、要求書を突きつけに行ったら市職員やガードマンに妨害されてにっちもさっちもいかなかった件について。
 28日、13時から再提出行動を行うよ!

 12時に大阪府庁前!13時から提出行動
 …いちおう、府庁側にも行くことは伝えてある。

ここに、19日に提出しようとした要求書を掲載しておく…

大阪府知事 吉村洋文様
新型コロナ感染源をミナミ地区に特定したデータの撤回・謝罪・経済損害賠償を求める団体交渉申し入れ書
2020年10月19日
コロナ生活補償を求める大阪行動
連絡先:080-4239-7360

 私たちは新型コロナ被害により仕事や家を失った労働者・市民・野宿関係者や、感染被害に脅かされた病院労働者です。感染拡大後の最初の家賃支払日であった2020年3月31日から、大阪府・大阪市に対して、生活補償や医療支援を求めて10数回に渡る団体交渉を続けてきました。
 全分野に渡る新型コロナの生活・経済被害の中でも、大阪で最も深刻で、行政の責任が明確なのは、ミナミの休業要請地域です。今春から小池都知事が「夜の仕事」という新たな言葉で東京・歌舞伎町が感染源だと名指しし、それを真似した吉村府知事と松井大阪市長は「ミナミなどのナイトクラブ・バー・ライブハウスが感染源。近寄らないように」と繰り返しました。しかし、当時から感染経路が不明な患者の方が多数でした。
 さらに7月16日からはミナミ地区だけにPCR検査場を設置し、従業員を集中検査しました。しかし①集中検査すれば患者が多く出るのは当然であること。②クラスターの発生していた病院・介護施設・学校では検査を行わず、最も人が密集した満員電車は放置したこと。これらから、感染源をミナミ地区だけに押しつけようとした恣意的な行政判断であることは明らかです。
 その理由は、東京と同じく人々がナイトクラブ等に偏見と差別心を持ちやすい状況があり、それを府知事らが煽って人々を分断させること。②そこで働く人々は圧倒的に小規模店が多く、団結しにくく、声を上げにくいこと。③即ちコロナ被害と経済補償を自己責任の問題にし、行政が補償をしなくて済むことです。そしてパチンコ店に始まる感染源押しつけを急いだ理由は、11月1日に大阪都構想の投票を何としても実現するため、「対策しているフリ」をしながら「市中感染はしていない」ように社会に対して演出するためではないでしょうか。
 7月28日の府の対策会議では、ミナミを感染源にすることに対し、データの恣意的利用ではないかと出席者からも疑問が出されました。それを押し切って8月6日から、吉村知事は何の根拠も無く長堀橋~東心斎橋の一角を指定して休業要請を出しました。
 しかしこの結果、ミナミ・特に休業要請地域は大不況に陥りました。客足ゼロの日が続き、家賃も経営費も従業員の給料も払えない。閉店・倒産する店舗が続出し、街ごと壊滅するのではないかとすら言われています。企業は「ミナミに行くな」と社員に通達・監視し、ミナミ地区が犯罪地区のような扱いをされ、働く人々の精神的な被害も計り知れません。休業要請に対する行政の補償は「1日2万円のみ」。それも淀屋橋の本庁ではなく南港のATCまで行かねばもらえない有様です。「足しにならない」「バカにしている」という声が多数報道されています。
 しかも、補償開始日に本庁の人間も場所がATCだ知らない有様でした。つまり①コロナ対策は全ては府知事のトップダウンに合わせて急ごしらえされ、②感染も対策も全て客と店の自己責任にされ、③ミナミの休業要請地区は営業と名誉の両面で壊滅的な打撃を与えられらたということです。これは行政の責任です。
 それを問うため、私たちは10月1日、大阪府健康医療部保険医療室と団体交渉を持ちました。「ミナミ滞在歴の患者が急増」と答えたため、まず反論しました。そして「ミナミへの風評被害に謝罪と実状に応じた補償を行うこと」という要求に対しては、回答無しでした。「ミナミへの感染源特定とそれへの謝罪・補償は誰が責任者なのか」と何度聞いても答えず逃げ続け、最後に「大阪府」と答えたたので、「それは吉村府知事ですか」と聞くと「そうです」と健康医療部は答えました。つまり現場職員は答える力も決定権もなく、それは吉村府知事にしかできないことを府自身が明らかにしたのです。このシステムと政策を、府知事自身が変えない限り、ミナミだけでなくあらゆる人・分野への生活補償はできません。感染拡大の防止もできません。利権政策優先でやる気がないのです。
 以上の経緯をもって、私たちは吉村府知事に直接団体交渉を申し入れます。府知事自身が決めて発表したことが生んだ莫大な被害は、府知事自身にしか撤回・謝罪・補償はできません。私たちは憲法で補償された請願権と団体交渉権を行使します。これを無視することはできません。府知事は最高責任者としての責任を果たしてください。知事室や広報課や健康医療部の職員ではなく、直接府知事との団交を求めます。
1:感染源をミナミに特定したことを速やかに撤回・謝罪・実状に応じた大規模な経済補償(賠償)を行うこと。
2:過ちを繰り返す府知事独断のコロナ対策を中止し、全市民当事者が参加できる会議を行いそこで決めること。
3:以上について吉村府知事と私達が直接団体交渉する日時と場所を、10月27日までに文書で回答すること。
 以上、要求します。私たちは10月28日に大阪府庁に回答を受け取りに行きます。直接団交を求めるあらゆる社会的キャンペーンを行うと共に、無視や逃げを行うほど行動を強化し、社会の怒りも増す事を伝えておきます。

また吉村や府庁側が「逃げる」可能性もあるので、みんなで押しかけて圧力をかけよう!多くの皆さんに結集を呼び掛けるぞ!

藤子・F・不二雄ミュージアム

 9・27三里塚全国総決起集会に行ったついでに、川崎市川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムに行って来た。今年は「ドラえもん」が学年誌で連載を開始して50年なのだよ。
 新宿から小田急で、登戸駅へ、ここはJR南武線との乗り換え駅でもある。
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 間違えてJR南武線側の改札を出たため、ドラえもん色いっぱいの改札を通過せず…

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 メインのドラえもん像も、自動改札機越しに撮ることになった…あんたがアンキパン食ってどうする⁉

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 ミュージアムには市バスの直行バスが出てるぞ!

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 「エスパー魔美」デザインのピンクのバスで、到着!
 なお、ミュージアムは入場料1,000円なのだが、事前予約的にローソンチケットで購入しておかなかればならない。ローソンチケット以外でのチケットの取り扱いはなく、またミュージアムでもチケットは売っていないので、ご注意を!
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 壁の中の展示…F先生。

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 原画と、ドラえもんが引き出しから出てくるところ。後ろの川と住宅が映りこんでいる…
 ま、とりあえず中に入って、展示物を拝もう。
 基本的に、「ドラえもん」関係の資料や原画が多い…映画もやってるからか、壁には「のび太の恐竜」関係の原画が張られている。あとドラえもんの色が青いのは、学年誌の文字が赤、バックが黄色という配色だったので、残ったのが青色だったから…ということだそうな。
 F先生の部屋なんかも展示されているぞ。
 企画展は「ゲラゲラ笑える話」×「ゾッとする怖い話」…いろんなおなじみの話の原画。
 2階に上がって、素直に展示物を見て「みんなのひろば」に出てきてしまったので、噂のきれいなジャイアンが出てくる「きこりの泉」を見ることが出来ず、残念!
 Fシアターで、短い映画を観る…「ドラえもん」誕生(連載開始)のエピソードで、単行本の「0巻」にも収録されているのだが、F先生、かなりせっぱつまって「ドラえもん」のキャラを完成させたそうだ。
ドラえもん 0巻 (てんとう虫コミックス(少年)) [ 藤子・F・ 不二雄 ]
ドラえもん 0巻 (てんとう虫コミックス(少年)) [ 藤子・F・ 不二雄 ]
 シアターを出て、外に…
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 コンデジの電池が悪くなったので、ここからはスマホ撮影…F先生とキャラたちの像。いやぁ~癒されますな。

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 ”ゴルゴン”によって石にされた!ドラえもん…

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 3階に上る…パ―マンが昼寝している。

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 のび太君が通う学校に裏山があるように?ミュージアムには裏山があって、一体整備されている。F先生、このあたりの川崎市生田に住んでいたそうなので、この「裏山」がのび太君の住む町に自然に現れたのだろう。
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 のび太の恐竜

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 どこでもドアは、必要アイテム!

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 平日の昼であるにもかかわらず、小さな子どもを連れた方がそこそこ来ているので、これを撮るのは大変待たなければならないのだ。

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 ドラミちゃん。

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 コロ助が座ってるよ。

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 オバQが出てきた…
 3階にはミュージアムカフェがある…ちょうどお腹が空いてきたので、ちょっと高いが何か食っていこう!
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 ということで、アンキパンビーフシチューを食すことに…あっジャイアンシチューは売ってないからね。
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 1階まで降りて、ショップをブラブラしてから外に出る…青い「ドラえもん」バスがやって来た。

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 岡本太郎美術館なんかもあるのですね。
 天気もいいのでブラブラ歩いて、JR宿河原駅まで行ったよ。
 ではでは(^^)
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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