本日24日、ロシア軍がウクライナに侵攻を開始した!Y!ニュース朝日新聞
ウクライナ各地にロシアがミサイル攻撃 地上部隊も主要都市に迫る
ウクライナのあちこちにロシア軍が進出し、空港や軍事施設を破壊している。民間人の死傷者もでているようだ。これは独立国ウクライナに対するロシアの公然たる侵略行為である!絶対に許してはならない!満腔の怒りをこめて弾劾する!
今年に入り、ロシア軍がウクライナ国境に集結し、今にも戦争が起こりそうな情勢になっていた。ウクライナは2014年の政変により親欧米政権となったのだが、親ロシアの立場を取る人々が反発、親ロシア派が多いクリミア半島やウクライナ南東部の地域が「独立」を宣言し、クリミアは独立後、ロシアと「併合」した。東部では戦闘が続き、停戦のための「ミンスク合意」が結ばれたのであるが、2月22日にロシア・プーチン大統領は一方的に東部の親ロシア派支配地域の独立国を「承認」し、これらの地域の住民を保護するための軍の派遣を指示したのである。
プーチンによる一方的な独立承認および住民保護名目の軍派遣は、明らかに「ミンスク合意」違反となるわけだが、ウクライナ側に合意の違反があったかどうかは分からない。またロシアは親欧米になったウクライナがNATOに加盟し、ウクライナにNATO軍が派遣され、ミサイルが配備されることは国防上の脅威になるため反対していた。しかしそれに対抗するため、一方的に軍を派兵し相手国を蹂躙することは侵略行為であり、断じて許すことはできない。もちろんそれをもって、アメリカやNATOの拡大戦略に戦争責任がないわけではない。
それにしてもロシアの軍事行動は何を目標にしているのだろうか?単に承認した独立国の住民保護、防衛であればその独立国だけ占領し、攻めてくるウクライナ軍と国境で戦闘すればよい。しかしウクライナ全般を攻撃しているということは、ウクライナ政府を早急に屈服させ、少なくともNATOに加盟しない政権を樹立することなのだろうか?ロシアは国連安全保障理事会で拒否権を持つ国だから、国連が介入することはまず不可能であり、米国やNATOもウクライナはNATO加盟国ではないので、軍を派兵するわけにはいかない。だから「政府転覆」を目指すことは可能だろうが、ウクライナの政府に近い所に親ロシアの基盤がない限り、キエフを占領しても親ロシア政権が誕生するわけではない。仮にそうしたとしてもウクライナ人民の抵抗が続く…そうすればベトナム戦争や、旧ソ連のアフガニスタン戦争と同じような泥沼にはまってしまうだろう。かといって中途半端なところで侵攻をやめれば、軍備が破壊された反ロシアのウクライナがNATOに加盟することは火を見るより明らかで、これではロシアの戦争目的が達せられない。
また国連やNATOが直接軍事行動ができないとしても、米国や欧州の資本主義・帝国主義国はこのウクライナ危機をも梃子に、自らの勢力圏拡大、ロシアや中央アジアの抑え込みのための策動を続けるであろう。ロシアを追い込むための「経済制裁」もそういった形で利用・発動される。危機対応のための派兵や同盟強化も行われるだろう。
日本を含めた世界の人びとは、ロシアの侵略戦争や帝国主義側の勢力圏化、戦争策動に乗ることなく、ウクライナの人民。民衆の立場に立ち、連帯してこの戦争に抵抗し、反対する義務がある。そしてそれはウクライナから、はたまた戦争当事者であるロシア、そして欧米や日本からの革命でもって答えることなのである。
ウクライナ各地にロシアがミサイル攻撃 地上部隊も主要都市に迫る
ウクライナのあちこちにロシア軍が進出し、空港や軍事施設を破壊している。民間人の死傷者もでているようだ。これは独立国ウクライナに対するロシアの公然たる侵略行為である!絶対に許してはならない!満腔の怒りをこめて弾劾する!
今年に入り、ロシア軍がウクライナ国境に集結し、今にも戦争が起こりそうな情勢になっていた。ウクライナは2014年の政変により親欧米政権となったのだが、親ロシアの立場を取る人々が反発、親ロシア派が多いクリミア半島やウクライナ南東部の地域が「独立」を宣言し、クリミアは独立後、ロシアと「併合」した。東部では戦闘が続き、停戦のための「ミンスク合意」が結ばれたのであるが、2月22日にロシア・プーチン大統領は一方的に東部の親ロシア派支配地域の独立国を「承認」し、これらの地域の住民を保護するための軍の派遣を指示したのである。
プーチンによる一方的な独立承認および住民保護名目の軍派遣は、明らかに「ミンスク合意」違反となるわけだが、ウクライナ側に合意の違反があったかどうかは分からない。またロシアは親欧米になったウクライナがNATOに加盟し、ウクライナにNATO軍が派遣され、ミサイルが配備されることは国防上の脅威になるため反対していた。しかしそれに対抗するため、一方的に軍を派兵し相手国を蹂躙することは侵略行為であり、断じて許すことはできない。もちろんそれをもって、アメリカやNATOの拡大戦略に戦争責任がないわけではない。
それにしてもロシアの軍事行動は何を目標にしているのだろうか?単に承認した独立国の住民保護、防衛であればその独立国だけ占領し、攻めてくるウクライナ軍と国境で戦闘すればよい。しかしウクライナ全般を攻撃しているということは、ウクライナ政府を早急に屈服させ、少なくともNATOに加盟しない政権を樹立することなのだろうか?ロシアは国連安全保障理事会で拒否権を持つ国だから、国連が介入することはまず不可能であり、米国やNATOもウクライナはNATO加盟国ではないので、軍を派兵するわけにはいかない。だから「政府転覆」を目指すことは可能だろうが、ウクライナの政府に近い所に親ロシアの基盤がない限り、キエフを占領しても親ロシア政権が誕生するわけではない。仮にそうしたとしてもウクライナ人民の抵抗が続く…そうすればベトナム戦争や、旧ソ連のアフガニスタン戦争と同じような泥沼にはまってしまうだろう。かといって中途半端なところで侵攻をやめれば、軍備が破壊された反ロシアのウクライナがNATOに加盟することは火を見るより明らかで、これではロシアの戦争目的が達せられない。
また国連やNATOが直接軍事行動ができないとしても、米国や欧州の資本主義・帝国主義国はこのウクライナ危機をも梃子に、自らの勢力圏拡大、ロシアや中央アジアの抑え込みのための策動を続けるであろう。ロシアを追い込むための「経済制裁」もそういった形で利用・発動される。危機対応のための派兵や同盟強化も行われるだろう。
日本を含めた世界の人びとは、ロシアの侵略戦争や帝国主義側の勢力圏化、戦争策動に乗ることなく、ウクライナの人民。民衆の立場に立ち、連帯してこの戦争に抵抗し、反対する義務がある。そしてそれはウクライナから、はたまた戦争当事者であるロシア、そして欧米や日本からの革命でもって答えることなのである。