著者の原稿が大幅に書き換えられたことを訴えた裁判、第二回公判と支援集会のお知らせ。

宝島裁判第二回公判(改)_0001
宝島社裁判 傍聴を! 絶版と謝罪を求める
第二回公判 2月16日(水) 10:30~
大阪地裁 807号法廷  第二回公判(終了後、支援集会あり)
 
支援総決起集会 
2月11日(木)エルおおさか 南館71号室 18:00~21:00

この裁判は、元原稿が改ざんされたという問題もさることながら、女性差別、職業差別を問う裁判でもあります!

 2021年2月10日に宝島新書から出版された「大阪ミナミの貧困女子」は、「コロナ禍で値崩れした女性を買って応援しよう」という差別的な内容の本です、中国やセクシャルマイノリティへの偏見に基づく内容も散見されます。
 もともとはコロナ禍で苦境にあえぐミナミの女性キャスト、従業員の苦境を訴え、政治による解決を求めるとともに、ミナミの街の活性化に役立てばという出版の企画が、著者である村上薫さんに持ち込まれたものです。しかし宝島社の「売れればなんでもよい」という方針の下で、原稿は大幅に書き換えられ、差別的な内容の本になってしまいました。
 これは宝島社や担当した男性編集者が、夜の飲食業や風俗業で働く女性に対し「どうでもいい存在」「軽く扱っていい存在」「意見を聞く必要のない存在」であると考えていたからに他なりません。これは明らかに差別です。
 その差別が、女性のライターである村上さんにも降りかかってきたのです。だから原稿が改ざんされ、セクハラ・パワハラを受けました!もう一人の女性ライターは、精神の不調に追い込まれました。村上さんが原稿改ざんや差別的な内容に抗議し、出版から下りることを申し出ると「損害賠償一千万円がかかる」と脅してきたのです。
 そして男性編集者が取材し、書いた原稿を「女性目線で書いた」とあたかも女性ライターが書いたようにウソをついて出版を強行したのです。
 私たちはこの差別・偏見にまみれた本を絶版に追い込むとともに、二度と出版社による原稿改ざんや、それを通すためのハラスメントが起こる事がないようにするため、宝島社を裁判で訴えた村上さんを全面的に支持・支援します!裁判の傍聴および支援を、よろしくお願いします。

キュア相談所 代表:野瀬 博之
裁判カンパのお願い 大阪商工信用金庫 阿倍野支店 店番002 口座番号0398845
          ソウダンショキュア ダイヒョウ ノセ
          ※「宝島裁判カンパ」と明記下さい
支援集会のお知らせ 
  3月6日(日) 15:00~18:00 「宝島裁判を支援する会」ライブつどい Cohibar 
        出演/パギやん/西川直希/すどうみやこ/他
 3月20日(日) 14:00~ 「村上さん支援市民の会」 淀川区民センター

結集よろしくお願いします!
(注:以前は「宝島社ヘイト裁判」と銘打ってましたが、「ヘイト」という言葉を使うことが宝島社からの名誉棄損その他で訴えられるリスクがあるとの弁護士の指摘により、「宝島社裁判」としております…とのこと)