昨日の報告のつづき…
2016年決算ベースで大阪市の財源は8,602億円あるのだが、都構想ではその66%にあたる5,664億円は大阪府の財源になる。法人市町村民税や固定資産税などの基幹的な税金はいったん大阪府に召し上げられ、国からの地方交付税は大阪府に直接渡される。その中から各特別区に財政調整交付金として渡されるわけだが、その割り振り等は大阪府が決める。東京都と違い、特別区出身の大阪府議は3割しかおらず、なぜ大阪府が特別区の面倒を見ないといけないのかということも含め、財政調整交付金の分配は確実にもめる。予算をめぐり特別区同士が延々と血みどろの争いを繰り広げ、結果としてこれまで以上の行政改革や予算削減が進められていくことになる。もともと「二重行政」などほとんど存在しておらず、府市で類似している行政サービスの「改革効果額」は4千万円程度、逆に都構想のイニシャルコストは240億円だから、元を取るのに600年かかる計算だ。またランニングコストも30億円はかかる。
2016年決算ベースで大阪市の財源は8,602億円あるのだが、都構想ではその66%にあたる5,664億円は大阪府の財源になる。法人市町村民税や固定資産税などの基幹的な税金はいったん大阪府に召し上げられ、国からの地方交付税は大阪府に直接渡される。その中から各特別区に財政調整交付金として渡されるわけだが、その割り振り等は大阪府が決める。東京都と違い、特別区出身の大阪府議は3割しかおらず、なぜ大阪府が特別区の面倒を見ないといけないのかということも含め、財政調整交付金の分配は確実にもめる。予算をめぐり特別区同士が延々と血みどろの争いを繰り広げ、結果としてこれまで以上の行政改革や予算削減が進められていくことになる。もともと「二重行政」などほとんど存在しておらず、府市で類似している行政サービスの「改革効果額」は4千万円程度、逆に都構想のイニシャルコストは240億円だから、元を取るのに600年かかる計算だ。またランニングコストも30億円はかかる。
「大阪の成長を止めるな!」というが、2001年度を100とした域内生産指数の推移を見ると、大阪はそれほど成長していない。国内全体の総生産の伸びに比べても低く、兵庫や京都のほうが成長している。インバウンド一本足打法ではどうにもならない。一方、大阪都構想で、大阪市が持つ都市計画(特に港湾関係)や産業政策などの権限は全て大阪府に奪われる。大阪市の財源と権限を大阪府が持つから、大阪府民として得をするというわけではない。大阪府が今行おうとしているのは主にベイエリアの開発だからだ。大阪市の昼夜人口比率は東京23区より高い、日本一の“母都市”である。大阪市が衰退すれば、大阪市に稼ぎに来ている周辺都市(兵庫や京都、奈良なども含む)の収入も減り、関西が衰退することになる、都構想にはオール関西で反対しないといけない。そして前回の住民投票や市長選挙をみれば、大阪市には維新の鉄板支持者が6~70万人はいることが分かる、反対派が勝つためには投票率を上げること、正しい情報をわかりやすく市民に伝え、投票所に足を運んでもらうしかないと述べられた。
時間がないので膨大な資料の細かな説明はほとんど行わず、終了した。その後カンパアピールの後、休憩し質疑応答に入る。なぜ市長や府知事はこの政策をするのか?という質問が出たが、森さんは「行政目的は、ない」と述べられた。維新というのは、都構想をやるために作った政党であり、これが存在目的だからで、「どんな街になるか分からへんけれど、とりあえず大阪市をつぶす。政党の政治権力を高めるために、大阪の自治体がぐちゃぐちゃにされている」と喝破された。また大阪市に流入して3~4年で出て行くような人が多いところほど、都構想に賛成する人が多く、古くから人が住んでいる、大阪に愛着がある人、誇りに思っている人が多いところは反対が多いのだそうな。京都市や神戸市、さらにはニューヨークやロンドンで自分の住んでいる市をつぶす住民投票なんて成り立たない、ありえないことだ。
質疑応答の後、連帯アピール。連帯ユニオン関西生コン支部の西山さんが、10月8日に「大阪第二弾圧事件」の威力業務妨害罪についての判決があり、座り込み集会を裁判所前の公園で行うので参加して欲しい旨の報告があった。前枚方市議で、住民自治を考える会の手塚隆寛さんからは、枚方における維新市政の問題について報告された。また、元大阪市長の平松邦夫さんから本集会にメッセージが寄せられており、読んでおいて欲しいとのことであった。最後に三野英二さんから集会のまとめとデモ案内があったが、まとめとして都構想、新自由主義政策に対し守りに入らない、奪われたものを取り返すたたかいをしよう!と言う呼びかけなのであろうが、要領を得ないダラダラとしたものであった…主催者関連の「あいさつ」に長々時間をかけるのであれば、講演会のほうを充実させるべきだろう。集会参加は140人、カンパは36,776円とのことであった。
質疑応答の後、連帯アピール。連帯ユニオン関西生コン支部の西山さんが、10月8日に「大阪第二弾圧事件」の威力業務妨害罪についての判決があり、座り込み集会を裁判所前の公園で行うので参加して欲しい旨の報告があった。前枚方市議で、住民自治を考える会の手塚隆寛さんからは、枚方における維新市政の問題について報告された。また、元大阪市長の平松邦夫さんから本集会にメッセージが寄せられており、読んでおいて欲しいとのことであった。最後に三野英二さんから集会のまとめとデモ案内があったが、まとめとして都構想、新自由主義政策に対し守りに入らない、奪われたものを取り返すたたかいをしよう!と言う呼びかけなのであろうが、要領を得ないダラダラとしたものであった…主催者関連の「あいさつ」に長々時間をかけるのであれば、講演会のほうを充実させるべきだろう。集会参加は140人、カンパは36,776円とのことであった。
集会後は、PLP会館からデモでありますっ!
デモ出発前に気勢をあげる…反戦タイガースさんの「六甲おろし」の替え歌…「都構想おろしに 颯爽と 市役所囲む デモ隊の~」
扇町通を西に、梅田方面に直接向かうコースである。
いつものように新御堂筋を北上し、左折して梅田OSビル前で解散する30分強のデモ行進を貫徹したぞ!
住民投票まであと1か月を切った。都構想を粉砕し、松井、吉村を辞めさせよう!維新政治を終わらせよう!