維新八策2021批判のつづきである。
3番目は「チャレンジのためのセーフティーネット」大胆な労働市場・社会保障制度改革があげられている。そして、
「チャレンジのためのセーフティネット」構築に向けて、給付付き税額控除またはベーシックインカムを基軸とした再分配の最適化・統合化を本格的に検討し、年金等を含めた社会保障全体の改革を推進します。
とある。ベーシックインカムはうまくつかえばセーフティネットになるだろうが、「維新」がやるのは全ての社会保障を切り捨てた上で、最低限の生活費「しか」払わない、生活保護以下のベーシックインカムである。大阪でどれだけ福祉が削られてきたか?医療が削られてきたか…コロナの感謝者死者が東京より多くなった大阪がそれを物語っているではないか。維新の「抜本的改革」に明るい未来はない!多くの人が「生活保護」から抜け出せないのは、就労して賃金をかせいだら生活保護費からそのぶん引かれたり、貯蓄ができないほど保護費が低いといった問題があるからだ。また病気等で働きたくても働けない人もいる…そういったところを見直さないで「就労意欲」をうたうのは、なんでも自己責任の「新自由主義」である。
なお、維新のベーシックインカム論は彼らのHP上でも日本大改革プランpdfとして大々的に掲げられているので、今後の研究・批判の課題になると思う。
労働市場全体の生産性と賃金水準の向上を実現…そこにベーシックインカムとかも位置付けながら、 解雇ルールを明確化するとともに、解雇紛争の金銭解決を可能にするなど労働契約の終了に関する規制改革を行い、労働市場の流動化・活性化を促進します。
とある。この論理で「規制改革」が進められ、非正規労働を増やしてきたのがこれまで20年の日本ではなかったか?大阪9区の足立康史はツイッターで「労働市場改革をやり過ぎたのではなく、足りなかった。何が足りなかったかと言えば、正社員の既得権に切り込めなかった。」と言っている。正規職が「既得権」だといって、みんあを非正規・不安定な職にしようとしている。これは「正規職をなくす」と竹中平蔵と言っていることが同じだ。
4番目は、多様性を支える教育・社会政策、将来世代への徹底投資と称したもの
3番目は「チャレンジのためのセーフティーネット」大胆な労働市場・社会保障制度改革があげられている。そして、
「チャレンジのためのセーフティネット」構築に向けて、給付付き税額控除またはベーシックインカムを基軸とした再分配の最適化・統合化を本格的に検討し、年金等を含めた社会保障全体の改革を推進します。
とある。ベーシックインカムはうまくつかえばセーフティネットになるだろうが、「維新」がやるのは全ての社会保障を切り捨てた上で、最低限の生活費「しか」払わない、生活保護以下のベーシックインカムである。大阪でどれだけ福祉が削られてきたか?医療が削られてきたか…コロナの感謝者死者が東京より多くなった大阪がそれを物語っているではないか。維新の「抜本的改革」に明るい未来はない!多くの人が「生活保護」から抜け出せないのは、就労して賃金をかせいだら生活保護費からそのぶん引かれたり、貯蓄ができないほど保護費が低いといった問題があるからだ。また病気等で働きたくても働けない人もいる…そういったところを見直さないで「就労意欲」をうたうのは、なんでも自己責任の「新自由主義」である。
なお、維新のベーシックインカム論は彼らのHP上でも日本大改革プランpdfとして大々的に掲げられているので、今後の研究・批判の課題になると思う。
労働市場全体の生産性と賃金水準の向上を実現…そこにベーシックインカムとかも位置付けながら、 解雇ルールを明確化するとともに、解雇紛争の金銭解決を可能にするなど労働契約の終了に関する規制改革を行い、労働市場の流動化・活性化を促進します。
とある。この論理で「規制改革」が進められ、非正規労働を増やしてきたのがこれまで20年の日本ではなかったか?大阪9区の足立康史はツイッターで「労働市場改革をやり過ぎたのではなく、足りなかった。何が足りなかったかと言えば、正社員の既得権に切り込めなかった。」と言っている。正規職が「既得権」だといって、みんあを非正規・不安定な職にしようとしている。これは「正規職をなくす」と竹中平蔵と言っていることが同じだ。
まさか、正社員を既得権益扱いをするなんてね。そんなに日本の正規雇用を破壊して、竹中平蔵を肥え太らせたいのかよ、維新の会は。結局は、この足立康史の発言が維新の本音なんですよ。日本から正規雇用を無くして、日本の労働者をパソナの総奴隷化するのが奴等の計画なんですから。 pic.twitter.com/pEGC5WSxtz
— 越後屋竜魔【野党共闘で政権交代】 (@NZ5mD5e4aTH4Cuf) September 28, 2021
4番目は、多様性を支える教育・社会政策、将来世代への徹底投資と称したもの
家庭の経済状況にかかわらず、等しく質の高い教育を受けることができるよう、義務教育の他、幼児教育、高校、大学など、教育の全過程について完全無償化を憲法上の原則として定め、給食の無償化と大学改革を併せて進めながら国に関連法の立法と恒久的な予算措置を義務付けます。
と書いてある。「教育の無償化」は、「身を切る改革」に加えて、最近の維新のメインスローガンになっている。ところで大阪市の松井市長は常々「大阪では私立高校は無償化している」と自慢しているが、所得制限とかがあって授業料が免除されるのは一部の世帯だけだ。そうでない世帯については公立高校のほうが負担はすくない。しかし大阪で歯公立高校の統合もすすんでいる。公立の学校への支援も少ない。
と書いてある。「教育の無償化」は、「身を切る改革」に加えて、最近の維新のメインスローガンになっている。ところで大阪市の松井市長は常々「大阪では私立高校は無償化している」と自慢しているが、所得制限とかがあって授業料が免除されるのは一部の世帯だけだ。そうでない世帯については公立高校のほうが負担はすくない。しかし大阪で歯公立高校の統合もすすんでいる。公立の学校への支援も少ない。
なお「教育無償化」は維新の掲げる「憲法改正」のお題目でもあるが、現行憲法でも人権・権利として手の「教育無償化」は可能である…逆に言うと「憲法を変えるまで、教区無償化なんかしない」と言っているに等しい。また注意して欲しいのは、朝鮮学校への無償化差別、補助金カットは大阪で堂々と行われている。これを正さない限り、多様性もへったくれもないだろう。
「選択的夫婦別姓」について、
同一戸籍・同一氏の原則を維持しながら、旧姓使用にも一般的な法的効力を与える選択的夫婦別姓制度を創設し、結婚後も旧姓を用いて社会経済活動が行える仕組みを整備します。
同一戸籍・同一氏の原則を維持しながら、旧姓使用にも一般的な法的効力を与える選択的夫婦別姓制度を創設し、結婚後も旧姓を用いて社会経済活動が行える仕組みを整備します。
とあるが、これは自民党内の別姓に消極的な人たちと同じ意見である。ところで国際的に本人確認で見止まられる「姓」は残念ながら、パスポートの姓、戸籍の姓であって、戸籍をいじらなければ実効的な「夫婦別姓」とはならないのだ。もっともこの「選択的夫婦別姓」問題は、戸籍制度の問題でもあり、なにがなんでもいじりたくないのは「保守反動」として当然なんだろうな。
つづくよ…