この日は、京都市役所前に集合。
9時45分を過ぎて、皆さん集まっています。
前段集会では、木原壯林さんがあいさつ…老朽原発の40年越え運転を認めさせなければ、13年後の2033年に、若狭から稼働している原発が無くなるそうだ。
何本もの長い旗竿に、脱原発と書いたいつもの赤旗が翻る…旗や幟が電線にひっかからないよう気をつけましょうとのこと。旗竿はアルミニウムや釣り竿転用のカーボンなので、感電するとひとたまりもない。(関電を批判して感電してはしゃれにもならん)
その長い旗竿を持って、デモに出発~河原町通りを南下、三条通りを東に、旧東海道を東に進むのだ。隣で旗竿持っているのは、京都市役所前座り込みで知り合った背の高いお方で「あと13年も闘わないといかんのか…もう83歳になる」と話しかけてきたので「私のおかんは82歳だから、大丈夫ですよ!」と答えておいた。
三条通りを始め、京都のまんなかあたりは電線も地中化されており、空がすっきりしている。だがこのへんも大昔は、京阪京津線が地上を走っていたのだ!裸電線(架線)に直流600vが流れているので、もし旗竿が触れたら確実に感電死するようなコースなのである。
コースは上り坂となる。
50分ぐらい歩いて、蹴上のバス停により、休憩タイム。トイレは地下鉄蹴上駅のものを使わせてもらう。その他、コンビニのトイレを借りたりしている。
日曜日で天気も良いので、沢山の人が参加…おおむね6~70人ぐらいはいるのではないか?このへんはまだ観光客も沿道に多く、デモは注目を集めている。
11時過ぎに、出発。
サミットを過ぎて、下ってゆく…沿道から手を振ってくれる方もいたぞ…日ノ岡というところは、昔は京津線の停留所があったのだが、そこにミネルヴァ書房の本社があるのですな。
隣の旗持ちの方が、このへんに右翼の大物が住んでいて、仕事で家に入ったが、岸信介や中曽根康弘など、歴代総理の写真が飾られていたと教えてくれた。
山科区に入り、JR東海道線をくぐる…「大石道(大石内蔵助由来?)」があったり、天智天皇陵があったり(天智ぐらいでようやく「天皇」の呼び方が定まるハズだ)と、山科も観光してみると面白そうだ。道路は2車線になって、デモ隊はなるべく左に寄るように指示された。車が追い越していくためである。
JRをくぐって、2車線ある府道から左に分岐して、旧街道の狭い道をゆくことになる。「老朽原発うごかすな!」デモコールは、「老朽原発動かすな!」「美浜3号機、高浜1号機を廃炉にしろ!」の外、「関西電力は原発マネーの説明をしろ!」的なものも…「電気代返せ!」「電気代で背広をつくるな!」というのもアリ。「ワイロより、ハイロ!」
商店なんかに、こうしたナスの風船をぶら下げているところが多い…山科なすというのがあるようだ。
旧東海道を示す「道しるべ」的なものがある。前を横切る道路は、JR・京阪山科駅に続く駅前通り。
山科駅前を過ぎて、こんなお寺さんと井戸があるよ!
で、すご~く中途半端なところで、一旦デモは解散…このへんが「府県境」であるらしい。ここから先、旧街道は国道1号線とかと合流してジャンクション構造となり、デモどころではないからだ。
参加者はここから京阪四宮駅、もしくは追分駅まで行って、帰るなり午後からのデモに参加することになる。時刻はだいたい、12時20分ぐらい。
とりあえず京阪の追分駅まで歩く。周辺には何もない、トイレすらない!…持ってきたコンビニパンをここで食す。
京津線で浜大津まで行き、京阪石坂線に乗り換えて膳所駅へ…
人が集まってきます。14時に再開!また木原壯林さんのあいさつ。他、ここから滋賀の市民団体がリレーデモを支えることになる。今日の膳所駅から関電滋賀支社へのデモコースも、滋賀の団体が月に1回やっているコースだそうな。また、大阪・豊中から大型バイクに乗って駆けつけた方もアピールされた。
駅前のロータリーを出発して、すぐに京阪膳所駅の踏切を渡る。架線に旗竿が触れないよう、注意!(さっきも書きましたが、確実に感電死します)
膳所駅前の商店街を抜けて、西武百貨店前へ…この西武百貨店、8月31日に閉店してしまい、大津市は百貨店のない県庁所在地となったそうな。そこを右に曲がって、デモ隊は歩道を歩くことになる。
関電の滋賀支店が見えてきたぞ!
関電前で、シュプレヒコールを叩きつける!「老朽原発動かすな!」「高浜1号機、美浜3号機を廃炉にしろ!」「ワイロよりハイロ!」「電気代返せ!」等々…
関電のところで左に曲がり、県立体育館の横を通って…
琵琶湖岸でゴール!お疲れ様でした…述べの参加者は、130名だそうな。この後、湖岸で集合写真を撮影。
おまけ…この後、プラプラ歩いて浜大津、三井寺駅方面に戻り、疎水のところで撮影…運よく「びわこ号」ラッピング車両に遭遇したのである。
ではでは…