たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

2020年08月

老朽原発うごかすな!大集会のお知らせ

 集会のお知らせ。9月6日(日)老朽原発うごかすな!大集会inおおさか
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9月6日(日)開会 午後1時 午後2時30分からデモ
うつぼ公園(大阪地下鉄四つ橋線・中央線 本町駅下車)
主催:「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会 
ブログ
高浜1号機、2号機、美浜3号機は45年、44年、43年超えの危険な老朽原発です。40年ルールを守れ!

1万人大集会を実現しよう!
 福島原発事故から9年が経ちましたが、未だに事故収束は見えず、トリチウムなどの放射性物質を含む大量の汚染水が太平洋に垂れ流されようとしています。原発は、事故確率の高さ、事故被害の深刻さ、事故処理の困難さ、使用済み核燃料の処分の困難さなど、現在科学技術で制御できる装置でないことは明らかです。その原発が老朽化すれば、危険度が急増することは多くが指摘するところです。
 それでも、関西電力と政府は、運転開始後45年、44年、43年超えになる老朽原発・高浜1号、2号機、美浜3号機の再稼働を画策し(早ければ10月と言われています)、全国の原発の60年運転に先鞭をつけようとしています。許してはなりません。
 老朽原発の運転を画策する関電と政府の野望を打ち砕くために、「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」の開催が、多様な個人、団体によって呼びかけられました。9月6日(日)、1万人規模の結集を目指しています。
 原発の40年超え運転と新設を阻止すれば、最悪でも、2033年には若狭から、2049年には全国から稼働する原発が無くなります。
 今、原発安全対策費の高騰、原発依存の電力会社からの顧客離れなどで、原発は経営的にも困窮しています。一方、原子力規制委は、原発の「特重施設」が期限までに完成しなければ、原発を停止させると決定しました。また、高額の原発マネーの関電幹部への還流によって脱原発・反原発の声はさらに大きくなっています。この状況の中で、広島高裁は伊方原発3号機運転禁止の仮処分を決定しました。したがって、今は老朽原発廃炉、原発全廃に向かって大きく前進する絶好のチャンスです。
 「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」の大成功によって、老朽原発廃炉を勝ち取り、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

安倍辞めた!次は吉村・松井が辞めろ!

 28日、大阪府議会で「大阪都構想」協定書案の採決が行われる…ということで「コロナ生活補償を求める大阪行動」他の抗議行動に参加した。
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 12時前に、府庁通用門前に集る…朝は雲が出ているのだが、やっぱり暑い!「全交」の人たちが、ちょっと離れたところで街宣開始!今日の抗議行動は13時からということなのだが、全交の人たちは今日も熱心だ。18日も午前から街宣やっていた。
 私たちは「府議会傍聴」をメインに考えていたので、集まってからとりあえず府庁舎の中に入る。傍聴希望者は1階の廊下に到着順にならび、開会を待つ。感染症対策ということで、入場は52人に制限されているが、重要な議題なのでそこそこ人は集まっている、感心は高い(だから「都構想」に向けた住民説明会を、感染症対策の名目で開催しないというのはおかしいし、それができないのであれば住民投票はするべきではないのだ)。
 府の職員の案内で3階の傍聴席まで急な階段を上る。体が弱ってたり、障碍ののある人には苦行だろう(障碍者には前もって連絡しておけば、なんらかの配慮はあるらしい)。狭い入り口で入場許可のプレートをもらい、荷物をロッカーに預けるまでは大阪市と同じだが、府は簡易の金属探知機まで持ち出してボディーチェックをしているものものしさ。傍聴席のスペースも、市と比べて狭く、ガードマンや府職員が周辺をガチガチ固めるもの苦しさがあった。
 入口や場内には「傍聴席で騒がしくするなど、議事の妨害となる行為をされた場合は、議長が退場を命令し、警察等に引き渡す場合がありますので、あらかじめご注意してください」なる文言がある…議長が退場を命ずるはともかく、警察までたよるか自治体⁉
 ほどなく議会が始まる。議長がなにやら言った後で、「討論」開始。維新の横山ひでゆき議員による都構想協定賛成の立場による演説。「都構想」で大阪の未来や成長を語るのに、維新も共産党もないのだそうな。拍手が凄くて、まるでアンコールを求めるような「翼賛拍手」だったのが気持ち悪い。次は公明党の宮家ふみあき議員による賛成意見表明…公明党の議員は市議会でもそうであったが、いかに自分達が要求してこれこれの条件をつけさせた!という「自画自賛」演説ばっかり(自分の自慢ばっかりするヤツは、どこでも嫌われるぞ!)で、これまた全然面白くない。両議院のしゃべりはおよそ各5分ほど。このあたりで「コロナを無視する都構想ヤメロ!」とかのヤジがいろいろと出る。ここで討議は打ち切り…会派の都合によるのだろうが、「反対」の立場に立つ意見表明は無し!これで議論が尽くされたと言えるのか?「議論はつくされていないぞ!」というヤジもあった。
 投票は記名投票で行われる。議長が「議場閉鎖」を宣言して、青白の投票札が各議員に配られる。賛成は白票、反対は青票を投じるのだ。札を配り終えたら、書記の点呼に呼応して、1番から順次投票開始…。どんどんと白票が投じられる。なぜか共産党の石川たえ議員が呼ばれた時に拍手が起こる?
 13時半ぐらいには投票が終了。立会人のもと、票が確認され、賛成71票、反対15票の圧倒的多数で、都構想協定書案は”可決”された。かなりの自民党府議が賛成にまわったのであろう。
 ここで議題は全て終了し、議長が閉会を予告した時に、あちこちから「コロナを無視した都構想ヤメロ!」「コロナを無視した吉村ヤメロ!」等々、様々なヤジコールが飛ぶ。騒然となった…とまではいかないが、あちこちヤジが飛んだ。維新応援団とみられる人からも「黙れ」とか「吉村知事ガンバレ」なるヤジが飛ぶ…傍聴人は静かに!という”規制”を乗り越え、一定ヤジが出ることは、議会内で圧倒的に”賛成”が占めたとしても、無視するわけにはいかないだろう。
 傍聴を終えて庁舎の外へ…南東側角で、都構想反対のアピール集会に合流。ここは先ほどの全交グループ他、平松元大阪市長らに依拠するな保守系の「大阪・市民交流会」が主催?しているもの。社民党大椿ゆうこ氏や、「新選組」大石あきこ氏も来てたぞ。
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 で、集会やってるあいだに「安倍、辞任表明!」なるニュースが入って来た!私の携帯にも、Y!ニュース共同通信で入って来ていた…ここにいる人たちに共有され、みんな素直に喜んだが、次の辞任は、吉村・松井だということを考えたに違いない。
 「都構想反対」を始めとした個別課題を闘うひとたちにとって、安倍辞任表明はひとつの”通過点”にしかすぎない。解決しないといけない問題が、山ほどあるのだ。加えて、安倍は勝手に「しんどいから辞任」するだけであって、モリカケサクラや、様々な”悪政”について責任をとって辞めるわけではない。ただ、コロナ対策の不備を我々に着かれたくないという”保身”ゆえに辞めているのだから、我々の一定”勝利”でもあるのだが、「水に落ちた犬」はおおいに打たないとイケナイ。
 加えて、安倍政権の8年間で、破壊された社会(これはもう”通常道徳”の分野まで含む根深いものだ…間違っても責任ととらない、謝罪もしない、言い訳して、開き直る、平気でウソをつく…これは子どもの教育にとってもよくないぞ!)を立て直さないといけないのだ。ホント、安倍が辞めて済むことではない。
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 とはいえ、これはすごく良くできてるな(^^)/// カッパ松井&イソジン吉村!

 この集会後、大阪府警前に赴き、7月17日弾圧で逮捕・拘留されているAさんを釈放しろ!という抗議行動がを15時から開始。警官がわらわらと出て来るが、撃退したぞ。
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 とにかく、なにもしていないAさんが逮捕され、自由を奪われているのに対し、悪事の限りをつくし(少なくとも真面目な公務員が一人、自殺している!)た安倍やその仲間たちが責任もとらずのうのうと暮らしている世の中こそ、間違っとる!
 ちなみに当該はほしゃくもされず、起訴されるようだ。本当に許せない!

 安倍政治の尻ぬぐいは大変だが、明日、緊急に「梅田解放区」をHEP前で19時から行う…民主主義は今からはじめないといけない。コロナ後の社会は、私たちがつくらないといけない。

都構想に反対してプールを守ろう!

 ツイッター経由で大阪都構想がらみのこんな記事を見つけた。Y!ニュースよみうりテレビより
大阪都構想 市議会で制度案審議 市民プールの経費削減めぐり松井市長と都構想反対派の議論白熱
 議会での審議が続く大阪都構想の制度案。26日の市議会で議論が白熱したのは、市民が手軽に利用できる「ある施設」をめぐってだった。
 大阪市議会都市経済委員会。 
 自民党の前田和彦市議「しっかり財政シミュレーションをですね、作り直さないといけないと私は思うんですね」
 松井一郎市長「十分財政シミュレーションが成り立つということを申し上げている訳です」

 都構想反対派と松井市長の間で、論戦が繰り広げられたこの日の大阪市議会。その焦点となったのは…。
 市営プール。大阪市では市民の健康増進のため、24すべての区にプールを整備していて、利用料金は多くが1回700円。平日でも沢山の市民で賑わっている。
おばあさん「週4回ぐらい。ここしか運動しませんでしょ、年寄は」
おばあさん「他のスポーツもしていますけど、やっぱりこれが一番自由にできる。いつでもこれるっていうのが一番いい」

 しかし、維持費などとして年間21億円もの費用がかかっていて、大阪市は都構想により特別区に再編される際、経費を12億円削減し、半額以下の9億円にするとしている。
 経費をどうやって半額以下にするのか。施設の廃止を前提としたものではないのか。議会では、都構想反対派から厳しい追及が…。
 前田市議「施設を廃止しない限り、生み出すことが非常に困難な数字が入っている。さらには住人サービスを維持するということを(都構想の)協定書でうたっている訳ですけども、この財政シミュレーションの効果額を算定すると、とても今の施設が維持されるなんて到底思えないわけです」
 松井市長「とにかく市民サービス施設、統廃合することなく、生み出せないと決めつけて仰っております。確かに運営方法は色々変えていかないといけないが、少し知恵を出すことで、財政効果というのは、経費は抑えることが可能だと思っている」

 前田市議「大阪市のそれぞれの部局が知恵をしぼって、(維持費は)もはや下げれないと言っている」
 松井市長「特別区長が各区の全ての事業、そういうものの中において、様々なプラス効果も、特別区長の知恵で生み出せることもあると思います。市民利用施設の運営一つをとって、シミュレーション自体が成り立たないということにはならない」
 議論は平行線をたどり、この日の議会では市営プールが今後どうなるのか、はっきりとした答えは出なかった。

 ほぉ~大阪市には区にひとつ、プールがあるのか?ということで、OPAS施設情報提供サービス 水泳で調べてみた。なるほど、25施設もある。料金はたいてい大人1回700円と高いが、子どもや高齢者は350円だ。回数券や定期券のシステムもある。
 ちなみに私は大昔、名古屋に住んでいたころ、精神病退治ということもあって近所のスポーツセンターで水泳を始めた。当時から温水プールは1回500円で、調べてみると今も500円じゃないか!(高齢者は100円!名古屋市えら~い)…その後、転勤をくり返したが、どうゆうわけか近所に温水プールがあるところに住むことが多かったので、休みの日には泳ぎまくっていたのだ。ということで、私はプールにはうるさいからね。今住んでるところは、そんなものは、ない。

 記事にあるように、大阪都構想をやって経費を半額以下にするということは、料金の値上げや一部施設の廃止なんなが目論まれているだろう。まして財政シュミレーションでコロナの影響をまったく考えていないのだから、特別区の財政は確実に悪化する…おカネがかかって、全ての人が利用するわけではないプールなんぞは真っ先に廃止の対象だろう。

 ということで、都構想廃止反対のスローガンは、大阪市のプールを守ろう!で決まりだな。

大阪市議会傍聴闘争

 大阪市を解体する「大阪都構想」の特別区設置協定書を承認するための臨時議会が、大阪市で始まった。8月21日(金)と24日(月)には主要会派による代表質問が行われたので、21日は直接議会に赴き、24日はインターネットで公開されている動画をリモートで傍聴してみた。
 ちなみに今の市議会の定数は83人、うち大阪維新の会大阪市会議員団(維新)は40人、自由民主党・市民クラブ大阪市議会議員団(自民)は19人、公明党大阪市会議員団(公明)は18人、日本共産党・市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団(共産)は6人という勢力で、圧倒的に維新が力を持っているのが現実だ。また代表質問は21日が維新と自民、24日が公明と共産という順番であり、それぞれ持ち時間は1時間ぐらい(公明と共産は若干短い)、議会は14時から休憩も含め2時間程度である。
 議会を直接傍聴するには、当日13時頃に市役所の屋上階に行けば、市の職員が案内してくれる。ただし新型コロナウィルス対策で現在は傍聴人数が18人に制限されており、それを上回れば抽選となる。抽選から外れても市役所1階ロビーにおいてモニター(リモートと同じ画面が映る)で傍聴が可能だ。
 さて都構想の協定書に対して、維新と公明は賛成の立場から、自民と共産は反対の立場からそれぞれ質問がなされた。公明の質問は、いかに協定書に自分達が要求したこまかな事象が書かれているか自画自賛したあげく、市長にちゃんと実行するよう促すという、面白くもなんともないものであるが、維新、自民、共産の質問とそれに対する松井大阪市長の答弁は、いかに大阪都構想が「都構想」ありきのイデオロギーが先行したシロモノかということが分かるものであった。
 代表質問では維新、自民、共産の三会派とも、「新型コロナウィルスに関連する経済的な影響が盛り込まれておらず、自治体として財政的に成り立つのか不安だという声があるが、こうした声に対する市長の所見は。」(維新 藤田あきら議員の質問)という内容の質問があった。それに対し市長は、新型コロナによる経済の落ち込み、税収の減少は全国の自治体に共通した問題であり、国は地方自治体が経済的にやっていけるよう、地方交付税などの財政措置を講ずる必要があるなどと答弁した。これは3会派が同じような質問をしているため、あらかじめ官僚と相談して作り上げられた答弁である。(松井市長は自民、共産が反対意見を述べた時に、自分の考えをべらべらとしゃべり、言いたいことを原稿読まずに答弁できる)なんということだろうか?新型コロナ禍で都構想をやって財政危機になっても、“一般論”として国からの交付税があるから大丈夫だとのたまったのである。経済の落ち込み、税収の減少が確実ならば、10億円もかけて住民投票を行い、その他新庁舎の整備…協定書では経費を節減するため、一部庁舎を整備しないで特別区から離れた現市庁舎内で一部の特別区業務をやらせるそうだが…などの組織いじりをやる経費…これらを松井市長は「無駄」ではなく、「大阪が成長するための投資」だと主張している…が自治体経営にマイナスに働く可能性がある。そうした可能性を考慮して、都構想のみならず他の様々な事業について、実施するか否かを決めないとイケナイのに、最初から「国の交付税」ありきなのだ。
 普段の「維新政治」はなんでも自己責任で、ろくにコロナ禍による生活補償すら行わないくせに、自分たちの構想については国におんぶにだっこである。「身を切る改革」と言いながら、政務調査費の扱いもデタラメで、不祥事も多い維新の「二重基準」がここでもになっている。
 「国におんぶにだっこ」は、協定書に対する総務大臣意見書の評価にも表れている。自民の北乃妙子議員は7月28日付けで出された意見書に「“特段の意見”がないとは、何に対して“特段の意見”がないと述べられたものか」「総務大臣(総務省)が、特別区が基礎自治体として十分機能することを保障したのか」「総務大臣は特別区の財政が成り立つということまでも認めたのか、財政シミュレーションも認めたということなのか」と続けて質問した。松井市長としては、総務省の“特段の意見”がないのは、財政も含めすべてOKという見解である。それに対し北野議員は、財政効果は総務省の意見の対象ではないことを挙げて「国は責任をもってくれませんよ」とクギをさしている。
 また財政シミュレーションには大阪メトロから年間70億円もの効果額が盛り込まれているのだが、新型コロナの影響で大阪メトロも収益が悪化している。自民、北野議員も、共産の山中智子議員もこれについて指摘しているが、松井市長は山中議員の質問に対し、これまた新型コロナでどこの鉄道も収益が悪化している、コロナの影響がなくなれば収益は戻るなどとはぐらかしを行った。
 ここ数年、大阪府と大阪市の首長や議会で維新がトップをとり、多数を制しているおかげで、都構想の前提となる「二重行政」を解消する、施設の廃止・統合や民営化、独法化など様々な政策が取られた(これを「バーチャル都構想」という)。北野議員は「市長が言われる、大阪の成長を阻害している、現在も存在している『二重行政』とは何なのか」と質問したところ、松井市長はもうないと答弁した後、“バーチャル都構想”状態が解消すれば、二重行政は復活すると述べた。一度統合、廃止した組織がゾンビのように復活するのだろうか?
 維新の藤田議員は質問の最後に「大阪が目指す将来像について、政治家でしか語れないビジョンをしっかり住民の皆様に伝えていただきたい」と質問したことに対し、松井市長は「一極集中を是正し云々…」などと述べた。結局、都構想はその名のとおり「東京並み」を目指す、東京みたいになりたい!ということなのか?おなじようなスローガンは90年代からず~っと語られてきて、ずっと失敗している。そして少子高齢化、人口減少が青木らかになり、新型コロナ後の新しい社会が模索されている中で、いまだにそんな過去の構想の延長上に「大阪の成長」を目指すのかとウンザリした。

コロナ禍で住民投票を強行する維新を打倒し、大阪都構想を粉砕しよう!

北上田毅さんリモート講演会&デモ

 昨日、福島区民センターで行われたSTOP!辺野古新基地建設!大阪アクション6周年集会に参加してきた。メインは沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんである。(参考:北上田さんのブログチョイさんの沖縄日記
 開場は600人ぐらい入るホールなのだが、このご時世なのでソーシャルディスタンスをとって椅子がバラバラと並べられているだけだ。
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 オンラインの調子が悪いのか、それともつなぎ方が悪いのか、向うの北上田さんの声ははっきり聞こえるのだが、こちらからの音声が届かないらしい。
 それでも事前に用意されたパワーポイントの資料を基に、講演が始まった。ざっくり、設計変更承認手続きと、公示・縦覧そして期間中の意見書提出についての説明がある。その後、設計変更の概要と問題点だ。
 地盤改良工事は、サンドコンパクションパイル(SCP)工法、サンドドレーン(SD)工法とも、砂杭を海底に打ち込むのだが、それに伴い海底が14mも盛り上がる。また工期短縮のため、C1護岸構築時に護岸が完成していないにもかかわらず、水深42mから水深7mの部分まで先行盛土を行う。この盛土は締固めができないので、ケーソンが設置できるかどうかも分からない。いずれにしても砂や土砂がバンバン漏れ出すことになるから、海洋汚染は避けられず、大浦湾が死に絶えてしまう。
 また大規模な海洋土木工事に必要な特殊作業船は日本に数隻しか存在しないにもかかわらず、工事を進めるために長期間辺野古にしばりつけておかなければならない…そんなことは可能か?
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 また、本体工事は9年3ヶ月とされているが、実際は15年ぐらいかかるだろうし、工費も9,300憶円ではすまないだろう。まして総工費の2割が「警備費」なんだそうな…そんな無茶苦茶な話はない。
 軟弱地盤にしても、防衛局は「海面下70m以深は『非常に硬い』粘土層であるとしているが、ちゃんと調査がなされていないし、地質調査データも恣意的に扱われている。そして、地質学・土木工学の専門家チーム(辺野古調査団)が分析したところ、円弧すべり作用耐力が1.0を超える⇒護岸が崩壊する恐れがあることも示されている。仮に護岸が完成したとしても、供用開始後も地盤沈下が続き、滑走路をジャッキアップ!しながら補修しつづけなければならない。
 耐震設計が中小規模の地震を想定した「レベル1」で行われているが、国内主要空港は大規模地震に対応した「レベル2」で行われている。また設計供用期間も50年と短い。これは国土交通省の要領にも違反しているものだ。
 そして先ほども書いたが、敷砂投入、砂杭打設、浚渫、先行盛土といった工事が「環境への影響が当初計画と同程度か、それ以下」などということはあり得ない。
 埋立土砂は、これまでの沖縄島北部地方だけでなく、宮城島・糸満などの南部の石灰石鉱山、さらには石垣島・宮古島・南大東島からも搬入される予定となっている。(沖縄南部からの土運搬は、通常は二束三文の岩ズリをとんでもない高額で購入していることから、利権がらみの話であろう)また、地盤改良工事は394万㎥もの大量の海砂を必要とするが、これは沖縄県内の海砂採取量は150~180万㎥の2年分以上となる。海砂採取による環境破壊も深刻である。
 2月、3月に大浦湾でジュゴンの鳴き声が確認された…本来ならば、工事を停止して徹底的に調査をしなければならないのに、埋め立てが続けられている。またサンゴについても、移植では保全できないし、仮に移植するとしても工事開始に2年半以上かけて行う必要がある…ということだ。
 設計変更の審査中も、辺野古側の土砂投入や外周護岸のかさ上げ、工事用仮設道路などの工事は続けられる。また、辺野古ダム上にベルトコンベアを設置したり、美謝川の切替工事は、名護市と協議した上で工事が可能になるとのこと。
 いずれにしても、防衛局の変更計画は破綻が明らかである。当面、変更申請書に対して、沖縄県内・全国から意見書を集中させよう!ということである。意見書には「利害関係者」が提出できるとあるが(公有水面埋立法に従って便宜上そう書いてある)、ジュゴン保護とか環境問題、税金の使われ方など、全ての人が利害関係者として意見書を提出することが出来るのだ。
 辺野古の環境アセスの時は、全国から3,000件以上の意見書が提出されたそうだ(私も提出した…ちなみに私の過去のブログ記事には、5,825通の意見書が提出されたとあるが?)それを上回る数の意見書を提出しよう!とのことである。
 一通り、講演が終わって質疑応答となる。こちらの音声が向うに届かないので、2~3件まとめて質問を出してもらい、携帯電話で北上田さんにお伝えするという方法をとった。毎日新聞が掲載した集会宣伝の記事を見て参加したという、北上田さんの高校の後輩であるという方も質問された。
 その後、各団体、個人からのアピールを終え、集会は終了…参加者は80名、リモートで参加されたのが20名ということであった。
 さて、会場の片づけを終えると、デモでありますっ!
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 隣の公園で隊列を整える…まだまだ暑いし、高齢者も多いので、参加者はここでぐっと減る。前の道を東に向かって、国道2号を目指す。

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 道路を横断して、左側通行となる…辺野古新基地建設反対!沖縄の民意を、無視するな!等のコールが響く。

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 国道2号に出て、野田阪神前から東に向かい、大阪環状線の高架をくぐる。コールばかりでなく、
各人のアピールも行われる。基地建設に使うカネを、コロナ対策にまわせというのもある。

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 いつも中の島からデモ出発して解散する西梅田公園のある阪神高速の高架下でまた右側通行になる…ここから西梅田方面に入る。

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 四ツ橋筋を渡って、もうすぐ新地のスエヒロ本店前…ここで今日は解散!新地は日曜日だからか、人が少なかった。
 皆様おつかれさまでした!
 
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
ではでは(^^)

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