大阪ではこの間、カジノを含むIRの是非を問う住民投票条例をつくるための請願署名が取り組まれている。署名を集める運動期間は2022年3月25日から5月25日まで、実施主体はカジノの是非は府民が決める住民投票を求める会である。
 一昨日、運動期間が終了し(一部地域は地方選挙の関係で運動期間が若干伸びている)署名数の集約が行われた。その数は157,716筆(5月26日)である。法定数の107.5%だそうな…
 これを報道するMBSニュース(Y!ニュースより)
大阪IR“誘致是非問う住民投票”に賛同する署名が『必要数に達した』市民団体が発表
 大阪府・大阪市が誘致を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)について、誘致の是非を問う住民投票に賛同する署名が必要数に達したと市民団体が発表しました。
 大阪府と市が誘致を進めるIRをめぐっては、大阪府の市民団体が5月25日までの2か月間、住民投票を求める署名活動を行っていました。
 住民投票条例の制定には有権者数の50分の1に当たる署名が必要ですが、市民団体によりますと、それを上回る約15万7000人分の署名が集まったということです。
 (住民投票もとめる会 山川義保事務局長)
 「カジノ問題を正しく捉えて、自分たちが決めるということに対しての大阪府民としての強い意志があるということを感じます」
 市民団体は6月6日までに選挙管理委員会に署名を提出するとしていて、署名が有効だと認められれば、知事に住民投票条例の制定を請求することができます。

おお、我らが山川さんがテレビに映ってるぞ!
 実は私はこの運動にあまり関われていなかった…というか、いそがしくてそれどころでは…という感じであったのだが、5月1日に中之島メーデの時に署名を集めていたところに行ったら「受任者」になってくれとのこと…家族でも近所でも少しでも多く集めて欲しいということであったから、「受任者」になることにした。
 5月は先日のヘルニア手術の予定も入っており、余計に動くことが出来なかったにもかかわらず、ご近所さんや駅前でちょこちょこ署名を集め、60筆を達成したことは報告しておく。

 そして迎えた署名集約の結果は、上記のとおりである。SNSでいろんな人やグループの署名活動の様子が流れてきたこともあって、最後の最後まで、一人ひとりが出来ることをやって集まった署名であることが分かった。本当に、皆さま、「おつかれさまです」「ありがとう」と言いたいものである。

 6月初めに署名は選挙管理委員会に提出され、有効と認められれば大阪府知事に条例制定を求める請願をするのだそうな。もちろん、府知事が条例制定案を府議会に提出しても、維新が過半数を占める府議会で否決される公算は大きい…しかし「住民投票」を求める署名をした人は、カジノ・IRに賛成の人もいる。条例制定の否決は、そういった人の民意も無視する、民主主義の破壊である。これを許してはならない!
 だから大阪府庁を取り囲むような、条例制定を求める大衆運動、街頭行動は今後取り組んでいく必要がある。この世論の盛り上がりは、たとえ条例制定がなく住民投票が実施されなかったとしても、国のIR計画の認可に影響を与えるのだ、参議院選挙があるので6月以降、カジノについての運動を継続するのは難しいかもしれないが、あきらめてはいけない!
 そしてもし住民投票条例が出来れば、次は住民投票でカジノの計画を葬り去る番である!

 府民の力でIR計画を止めよう!維新政治を打倒しよう!