たたかうあるみさんのブログMKⅡ

み~んなそろって、闘争勝利!でもやっぱりメットは、白でしょ⁉ということにしておこう。

容量がいっぱいになった「たたかうあるみさんのブログ」を移動して、2020年7月に新たに開設した、共産趣味鉄道ヲタブログ⁉…旅行、萌え系ネタ⁉もあります。

木戸衛一講演会のお知らせ

 集会のお知らせ。
私たちが変える木戸衛一集会20240317
 木戸衛一講演会  3/24
私たちが変える社会は世界は
ヨーロッパ・ドイツから見たニッポン

講師 木戸衛一さん
大阪大学招へい教授
「きど・えいいち」1957年千葉県生まれ。大阪大学招へい教授。ドイツ現代政治、平和研究。著書に『ベルリン過去・現在・未来』(編著、三一書房、1998年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党 反貧困・反戦』(耕文社、2015年)、『若者が変えるドイツの政治』(あけび書房、2022年)、『希望の共産党』(共著、あけび書房、2023年)など。

日時 2024年3月24日(日)
 午後1時半開場 午後2時開会
 午後4時半終了予定
会場 PLP会館5階大会議室
 〒530-0041
 大阪府大阪市北区天神橋3丁目9-27
資料代 500円

主催 3・24講演集会実行委員会
連絡先 080-1453-8950(黒石)

3・24講演集会への賛同のお願い
 自民党の政治資金パーティーによる裏金作りに対する怒りの声が高まっています。安倍派などの現職国会議員や会計責任者らが起訴されましたが、これで済むような話ではありません。ことの本質は、自民党に流れ込んだ巨額の企業献金が政治を動かす金権政治の問題であり、一握りの大企業や富裕層の利益を優先するために、物価高にあえぐ圧倒多数の人々にさらなる犠牲を押し付ける弱肉強食の政治の問題です。
 1月1日に発生した能登半島地震では、政府の復旧対策の遅れによって被害が拡大していることが指摘されていますが、「20年後に消滅する地域に多額の税金を投入すべきか」(山本一郎、作家・個人投資家)というとんでもない主張が登場しています。株価ばかりを重視して、地方を切り捨て、弱者を切り捨てる新自由主義の政治が、政権に復帰した自民党の下で大手を振ってまかり通ってきました。
 その一方で、5年間で総額43兆円の大軍拡や完成の見込みのない辺野古新基地の埋め立て工事、そらには大阪万博の強行など、民意を無視した政策に税金が湯水のように使われています。こうした政治の流れを変えることはできるのか。3月24日の講演集会では、長年にわたってドイツ現代政治を研究し、平和運動に携わってこられた木戸衛一さんを講師にお招きして、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
 ドイツでは2021年に政権交代が起きました。そのとき大きな力を発揮したのが若者たちの積極的な政治参加でした。「過去の克服」に熱心に取り組み、「戦後デモクラシーの模範性」と目されていたドイツですが、昨年10月以降は、「イスラエルへの無制限の連帯」が世論を覆いつくし、ガザにおけるジェノサイドを事実上黙認している状況です。アメリカやヨーロッパでは大きな政治変動が起こっています。そのただ中にあって、市民一人一人のための政治を取り戻す一助になればとの思いから、この講演集会を企画しました。みなさまの御賛同と御参加を心よりお願い申し上げます。

2024年2月
3・24講演集会実行委員会

ガザとは何か(中編1)

 昨日の記事のつづき
 パレスチナ分割後の「ユダヤ人国家」でも、ユダヤ人の割合は6割…完全な「ユダヤ人国家」をつくるためには、アラブ人を追い出さなければならない!と「民族浄化」が始まる…・これが「ナクバ(大いなる災厄)」の原因である。1948年4月9日、デイル・ヤ―シーンで起こった100人以上の集団虐殺は有名であるが、パレスチナの各地でデイル・ヤ―シーンを上回る規模のものを含め、多数の集団虐殺が起きている。そんなことが起これば、そこに住んでいる人は逃げださざるを得ない。それがパレスチナ難民の始まりだ。
 ところで1948年12月10日に国連総会で採択された「世界人権宣言」の第十三条第二項には「すべての人は、自国その他の国をも立ち去り、及び自国に帰る権利を有する」と書かれている。さらに翌日に採択された総会決議194号には「イスラエル建国によって難民となったパレスチナ人は、即刻自分たちの故郷に帰る権利がある、帰還を希望しない難民に対しては、イスラエルは彼らが自分たちの故郷に残してきた財産を舗装するように、と述べられています。(p61)」パレスチナ難民は、自分たちの故郷に帰る権利があるということだ。だが75年たっても、孫、ひ孫の代になっても、帰ることができていないのである。
 イスラエルの占領をのがれたガザは、当時8万人の住民がいたが、19万人もの難民がやってきた。現在、ガザは面積約360平方キロメートルのところに、人口230万人。人口密度は1平方キロあたり6300人ぐらいと、八尾市や藤沢市ぐらいになる。ただ難民キャンプやその周辺では、人口密度は1平方キロあたり20万人ちかくになる。(ガザには農地とかもある)そうしたところに、今イスラエルは爆撃をしているのである。
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 [ 岡 真理 ]
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 [ 岡 真理 ]
 イスラエルの民族浄化作戦により、難民となったパレスチナ人、その解放を目指すため、1957年、アラファト議長率いる民族解放組織ファタハが生まれる。1967年の第三次中東戦争で、イスラエルは東エルサレム、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、エジプトのシナイ半島とシリアのゴラン高原を占領、歴史的パレスチナの全土をイスラエルが占領したことをきっかけに、マルクス・レーニン主義を掲げるPFLP(パレスチナ解放人民戦線)やDFLP(パレスチナ解放民主戦線)といった、武装解放組織が立ちあがる。それでも違法なイスラエルの占領に対し、国際社会は何ら実行的な手を打たない中、1987年に第一次インティファーダが起こる。この時、ガザで結成されたのが、イスラーム主義を掲げる民族解放組織「イスラーム抵抗運動(略称ハマース)」である。
 1993年、オスロ合意がイスラエルとパレスチナ解放機構との間で結ばれ、相互承認とイスラエルの占領地(ヨルダン川西岸とガザ地区)からの撤退、パレスチナの暫定自治と、5年後の「最終的地位」確認と公正で永続的な包括的和平への合意がなされた。だがイスラエルは占領地での入植を続ける…93年の合意からの7年間で、入植者の数はそれまでの1.5倍になっている。イスラエルはパレスチナ自治政府に占領の下請けをやらせ、イスラエルに対する抗議も自治政府が取り締まる…「世界が「和平プロセス」と呼んでいたオスロ合意からの七年間のいうのは、占領下のパレスチナ人にとっては、占領からの解放の夢”独立国家”の夢が指の間から砂がこぼれ落ちるおうに日々遠ざかっていく、そうゆう絶望のプロセスでした(p73)」
 その絶望が2000年、第二次インティファーダとして爆発する。ハマースだけでなく、PFLPもファタハの戦闘員も自爆攻撃などを行った。2005年にイスラエルはガザから全入植地を撤退させ、イスラエル軍もガザから撤退した。ただし入植者は西岸に入植し、ガザはイスラエルによって封鎖されることになる。
 2006年、パレスチナ立法評議会選挙が行われる「EUの監視団なども来て近年稀にみる民主的な選挙であったとお墨付きを与えられましたが、その選挙でハマースが勝利を収めます。(p74)」ハマースは当初自分たちだけで組閣しようとしたが、ハマースをテロ組織と見なすアメリカやイスラエルはそれを認めようとしないため、ファタハのメンバーも含めて統一政府をつくろうとした。ところが「アメリカやEU諸国は、ファタハのメンバーに軍事訓練を施し、アメリカは、当時のガザ地区のファタハの治安部門の責任者だったムハンマド・ダハラーンという人物に兵站(武器や食料)を提供し、ハマースに対してクーデターを画策させます。(p75)」かつてチリのアジェンデ政権に対してやったことと同じことをしようとして、ガザは内戦状態になるが、その結果ハマースが勝利したのである。う~ん、やっぱり「ハマス政権」も結果的にアメリカが作った「反米政権」というわけだ!
とはいえその結果、パレスチナはガザのハマース政権と、西岸のファタハ政権の二重政権となり、「テロ組織」ハマースを政権与党として選んだパレスチナ人への報復として、2007年からガザの完全封鎖が始まる。「それ以前からハマース締め付けのために、ガザは封鎖されていたのですが、ここにおいて全面的な封鎖となります。人間の出入域、物資の搬入・搬出、全てをイスラエルが管理する。南の国境を管理しているのは、イスラエルと同盟しているエジプトですが、イスラエルの指示の下にあります。集団懲罰は、国際法違反です。p76」
 2014年には、統一政府を実現しようとしう動きもあったのだが、イスラエルの入植者3人がハマースによって殺害された(ハマースは否定)という口実で始まった「五十一日間戦争」によってそれもつぶされてしまう…ここまでが、昨年10月7日に起こった攻撃の前段である(つづくよ)

ガザとは何か(前編)

 岡真理、早稲田大学教授の緊急講義(10・20京都大学 10・23早稲田大学)をまとめて出版されたもの。
「ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義」大和書房 2023年12月31日
ガザとは何か20240314
 
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 [ 岡 真理 ]
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 [ 岡 真理 ]
 パレスチナ問題は、きわめて単純明快な政治問題である。シオニストが「国連決議」をもとに、パレスチナ人が住んでいるところに無理やり「イスラエル」という国をつくり、パレスチナ人を追い出した…のみならず、イスラエルを「成立」させるために、パレスチナ人を排除。抹殺しているということだ。
 岡真理先生は、この問題をドレフェス事件に象徴される反ユダヤ主義、ユダヤ人差別から、それを解消するためシオニズム(ユダヤ人のみの国をつくろうという運動)がでてきたこと、ただしそれはユダヤ人、ユダヤ教徒の主流ではなかった…から始める。反ユダヤ主義は20世紀にナチスのホロコーストとして結実するが、ナチスが打倒され、強制収容所、絶滅収容所が”解放”されても問題は解決しなかった。ヨーロッパに行き場のないユダヤ人難民が25万人も出現したのである。ユダヤ人が収容されている間に、元居た家に別のキリスト教徒が住んでいた、あるいはホロコーストを生きのびたのに、故郷の村で集団虐殺されたなどということが起こっており、ヨーロッパでユダヤ人差別が全然克服されていなかったからである。そういったときに「シオニズム」を利用してユダヤ人をパレスチナの地に「追い出そう」というのが、パレスチナ分割案の始まりである。
 もともとシオニズムを推進したのは、同化ユダヤ人で非宗教的な人たちだったので、新たなユダヤ人国家を作ろうというときはどこかの「帝国(の軍事力)」を頼るという発想になる。シオニズムの提唱者ヘルツルは「帝国に援助を乞います。イタリアはリビアの辺りはどうか提案し、イギリスは当時の英領ウガンダを提供すると言ったりしました。なぜイタリアやイギリスに、リビアやウガンダを勝手にヨーロッパのユダヤ人に提供する権利があるのか。まさに植民市主義です。シオニストのユダヤ人もそれを当然と考えていました。(p50)」…そう、パレスチナにヨーロッパのユダヤ人の国をつくろう!というのは、植民地主義なのである。「つまり当時のヨーロッパ人が持つ、アラブ人、ムスリム、アジア人などに対するレイシズムと、ヨーロッパ人、西洋白人が軍事力の行使によって彼らの土地に自分たちの国を持つのは当然だとする植民地主義の精神を、シオニストたちもまた、当然のこととして共有していたということです。(p52)」
 パレスチナ分割案が出た当時のパレスチナの人口は120万人ほど、ユダヤ人が60万人と1/3程度、ユダヤ人がそれまで購入して所有していたの土地は、全体のわずか6%ほどであった。分割案ではユダヤ人人口の多いところをユダヤ国家に組み込んではいたが、それでも数パーセントしか土地を持っていないユダヤ人に、歴史的パレスチナの地の半部以上を与えるというとんでもないものだ。それでも国連は分割案を総会にかける前に、アドホック委員会、特別委員会にその内容を検討させている。その結論は
・分割案は国連憲章違反であり、国際法にも違反している可能性があるので、国際司法裁判所に図るべきである。
・経済的に、ユダヤ国家はよいが、アラブ国家は持続不可能になる。
・ヨーロッパのユダヤ人問題は、関係当事国が速やかに解決すべき問題で、ホロコーストとは何ら関係のないパレスチナの地に国を作って解決しようとしうのは、政治的に不正(unjust) 分割案は採択されたとしても機能しない(unpractical)

 とまぁこんな結果だった。ところが分割案は特別委員会で可決され、総会にかけられる。アメリカとソ連の多数派工作によって1947年11月29日に可決されるわけだ。岡先生は書いていないが、ソ連がパレスチナ分割案を推し進めたのは、植民地解放闘争に対するスターリン主義の”裏切り”でもあるし、ソ連国内のユダヤ人差別を自ら克服するのではなく、パレスチナの地に”追い出す”ことで解決しようという誤りもおかしているのである。それはそうとして決議から76年がたった今、まさにアドホック委員会の結論こそが正しかったということが現れているのである。
 しかし、パレスチナ分割によって生まれる「ユダヤ人国家」に住むユダヤ人は60%程度で、のこりはアラブ人である。後にイスラエルの初代首相になるシオニズムの指導者「ペングリオンは「たとえユダヤ国家ができたとしても、ユダヤ人の人口が六割では、安定的かつ強力なユダヤ国家にはならない」と言いました。言い換えれば、安定した強力なユダヤ国家にするためには、ユダヤ国家の領土にいるアラブ人を可能な限り排除しろということです。つまり、民族浄化の教唆です。(p57)」
 つづくよ… 
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あるみさんとは

あるみさん

左翼、時々テツ!ちょっぴり萌え系…白系共産趣味ブログであったが、どうも本人のスピリットは赤か黒らしい。闘争・集会ネタが主。主戦場は沖縄・辺野古。
 もとネタは、鉄道むすめのメットキャラ「金沢あるみ」さん。フィギュアを手に入れ、メットを白く塗ったりして遊んでいた。「あるみさん」つながりで「すのこタン。」も要チェック!
 「侵略!イカ娘」からはまったのは「ガールズ&パンツァー」…梅田解放区の隠れ「ガルパンおじさん」でもあるが、今は「はたらく細胞」の「血小板ちゃん」にハマり(おいおい)人間が朝の6時に起きれるか!という謎のコンセプトで生きている。

メールは、nishihansenあっとyahoo.co.jpまで(あっとを@に変更して下さい)
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