先週の金曜日、NHKで「チコちゃんに叱られる」を見ていると、お菜が「なぜ近くばかり見ると近視になるか?」であった。”所説あります”では胡麻化されないネタなので、注視していると…
大昔のアップデートされていない知識では、近くばかり見るとピントを合わせるために水晶体が分厚くなり、それが元にもどらなくなって近視になる!とされていたのだが、それは「仮性近視」である。水晶体はちゃんともとの厚さに戻るらしい。そうではなく、近くばかり見ていると、目玉のほううがピントを合わせるために少し伸びる、そして一旦伸びると、元にはもどらない…これが近視なのだそうな。
もう一度書きます…目玉が奥に伸びる→奥に伸びた目玉は、絶対に戻らない→っ得のピントが合わなで、近視に…というわけだ。

上の図で、ちょっとだけ目玉が横方向に長くのびるわけですね。そうすると、遠方の像が網膜上で結像せず、ぼやけて見えるのだ。
ちなみに「ドラえもん」では何回か未来ののび太にタイムマシンで会うというシーンがあるが、のび太の近眼が直っている…しかし、目玉の伸びは戻らないので、近視が直るということはない。彼はレーシック手術でも受けたのであろう。(ドラえもんの「ひみつ道具」では治せないのか?22世紀も近視は治せない)
さて、10年ほど前に右目の網膜に孔が空く「黄斑部円孔」というのが判明して、手術をしたわけだが、近視が強いひとほどこれにかかりやすい!ということは教えてもらっていた。(参考:網膜に孔の空くお話)では、なぜ近視だと円孔が空きやすくなるのか?それは眼球が伸びてすでに網膜が引っ張られている状態にあるからだと納得がいったわけである。はぁ~
ちなみに「黄斑部円孔」で検索すると、いろいろひっかかってくる…例えば「株式会社三和化学研究所」という製薬会社のサイトに20。黄斑円孔・黄斑前膜というのがある。それにょれば
大昔のアップデートされていない知識では、近くばかり見るとピントを合わせるために水晶体が分厚くなり、それが元にもどらなくなって近視になる!とされていたのだが、それは「仮性近視」である。水晶体はちゃんともとの厚さに戻るらしい。そうではなく、近くばかり見ていると、目玉のほううがピントを合わせるために少し伸びる、そして一旦伸びると、元にはもどらない…これが近視なのだそうな。
もう一度書きます…目玉が奥に伸びる→奥に伸びた目玉は、絶対に戻らない→っ得のピントが合わなで、近視に…というわけだ。

上の図で、ちょっとだけ目玉が横方向に長くのびるわけですね。そうすると、遠方の像が網膜上で結像せず、ぼやけて見えるのだ。
ちなみに「ドラえもん」では何回か未来ののび太にタイムマシンで会うというシーンがあるが、のび太の近眼が直っている…しかし、目玉の伸びは戻らないので、近視が直るということはない。彼はレーシック手術でも受けたのであろう。(ドラえもんの「ひみつ道具」では治せないのか?22世紀も近視は治せない)
さて、10年ほど前に右目の網膜に孔が空く「黄斑部円孔」というのが判明して、手術をしたわけだが、近視が強いひとほどこれにかかりやすい!ということは教えてもらっていた。(参考:網膜に孔の空くお話)では、なぜ近視だと円孔が空きやすくなるのか?それは眼球が伸びてすでに網膜が引っ張られている状態にあるからだと納得がいったわけである。はぁ~
ちなみに「黄斑部円孔」で検索すると、いろいろひっかかってくる…例えば「株式会社三和化学研究所」という製薬会社のサイトに20。黄斑円孔・黄斑前膜というのがある。それにょれば
硝子体の表面は硝子体皮質という膜で覆われていて、網膜の内側はこの硝子体皮質と接しています。そして硝子体は、歳とともに少しずつ液体(水分)に変化し、体積が縮小していきます。このとき硝子体皮質は網膜から剥がれ、その間にできる隙間は水分に置きかわります。この現象を「後部硝子体剥離はくり」といいます。これは50~60歳以降の人ならだれにでも起こる自然な現象で、問題となるほどの症状は現れません。
ところが硝子体皮質と網膜の癒着が強すぎ、うまく剥がれてくれないことがあります。そのようなケースでは、硝子体収縮の影響が網膜に及んで、さまざまな病気が起きてきます。黄斑円孔や黄斑前膜も、それによって引き起こされるものです。
加齢によって硝子体が縮むときに癒着が強いと、網膜の一部を引っ張ってしまい、孔が空いたりするのだそうな。ここにも
この病気は硝子体の収縮が関係して起きるので、後部硝子体剥離が起こる60代をピークに、その前後の年齢層の人に多発します。とくに、硝子体の液化が進みやすい近視の人や女性に多い傾向があります。
とある。なるほど、液化が進むのか!目玉が伸びているので引っ張られるわけではない…ようだ。
とにかく私は近視が強いので、40代で黄斑部円孔になって

こんなふうに孔が空き、それをおさえるため硝子体をいじってガスを注入し、網膜を抑える(ガスをためるため、3日ぐらいうつぶせになって暮らさないといけない!)…手術は成功して網膜はくっついたが、ステージ4に進行して何年かたった時期だったからか、視細胞(錐体細胞)は復活せず、視力はおちたまんま。おまけに硝子体手術をやると白内障が進行しやすくなるので、白内障手術も3年ほど前にやる羽目になった。当然、視力は戻らず、眼鏡もあっていないままである。パソコンやスマホ作業はけっこうしんどい。
ということで、近視の強い皆様!加齢による黄斑円孔には気を付けるのだぞ!
症状的には、華麗性黄斑変性と同じように、視野の中心部がぼやけたり、ゆがんだりすることだから、見え方がおかしければ、眼科で検査を受けよう!
加齢によって硝子体が縮むときに癒着が強いと、網膜の一部を引っ張ってしまい、孔が空いたりするのだそうな。ここにも
この病気は硝子体の収縮が関係して起きるので、後部硝子体剥離が起こる60代をピークに、その前後の年齢層の人に多発します。とくに、硝子体の液化が進みやすい近視の人や女性に多い傾向があります。
とある。なるほど、液化が進むのか!目玉が伸びているので引っ張られるわけではない…ようだ。
とにかく私は近視が強いので、40代で黄斑部円孔になって

こんなふうに孔が空き、それをおさえるため硝子体をいじってガスを注入し、網膜を抑える(ガスをためるため、3日ぐらいうつぶせになって暮らさないといけない!)…手術は成功して網膜はくっついたが、ステージ4に進行して何年かたった時期だったからか、視細胞(錐体細胞)は復活せず、視力はおちたまんま。おまけに硝子体手術をやると白内障が進行しやすくなるので、白内障手術も3年ほど前にやる羽目になった。当然、視力は戻らず、眼鏡もあっていないままである。パソコンやスマホ作業はけっこうしんどい。
ということで、近視の強い皆様!加齢による黄斑円孔には気を付けるのだぞ!
症状的には、華麗性黄斑変性と同じように、視野の中心部がぼやけたり、ゆがんだりすることだから、見え方がおかしければ、眼科で検査を受けよう!